カテゴリー: 先生(主人公)

MINDHACK:電話相談2023回答その3

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
「コムちと!」

シノ
…………ふー」

COM_Z
「シノちゃんの! マインドハック電話相談~~!」

COM_Z
「諸君、よくぞ集まってくれたね! 電話相談のお時間がやってきたのだ。今宵の我々の対話は、科学の歴史に輝かしい記録を残すだろう! ……という堅苦しい挨拶はさておき、今回もみんなの質問にお答えしていくのだ~! それではいってみよう!」

 

Q.マインドハック大会は大人の年齢でも出られますか?また、別の職種の人がマインドハッカーへ転職することも可能なのでしょうか?

COM_Z
「おお、ひょっとしてマインドハッカー志望なのかな? マインドハック大会には成人部門はないけど、他の業種からマインドハッカーになることはもちろん可能なのだ! ただし、子どものころから適性を育てている方がマッチする可能性は高いね」

シノ
他人の精神を弄ぶのに『適性』だと?」

COM_Z
「ずばり、『他人に共感しない』適性なのだ!」

 

Q.マインドハック施設にある売店や食堂で働く人たちはいわゆる民間人でしょうか?どのような条件で採用されるのでしょうか?

COM_Z
「こちらも求職者くんかな? 特別な資格が必要となることはないね。ごく普通のパートさんやアルバイトさんが働いているのだ」

シノ
「もしその中に破滅(バグ)の保有者がいれば笑いごとだな」

COM_Z
「もちろんバグ保有の有無は厳しく検査しているとも!」

 

Q.マインドハック施設は複数あるとの事ですが、他のマインドハッカーも施設に住んでいるのでしょうか?

COM_Z
「ケースバイケースなのだ! とはいえ、施設に備え付けの宿泊所に1人で住みたがる人は多いかもしれないね」

シノ
「ハ、『他人に共感しない』ゆえか?」

COM_Z
「その通り! 人の多い住宅地より、少しはずれにある施設のそばで暮らしたい人が多いみたいだね。あの天才マインドハッカーくんみたいに、FORMATに囲い込まれてるのは特殊な状況に思えるけどね」


Q. 別の施設にいるマインドハッカー同士や、異なるマインドハック施設同士の交流はあるのでしょうか?

COM_Z
「あるとも! 年に一度、『マインドハック会議』で各地のマインドハッカーが集結するのだ。その場で面識があったり、言葉を交わすようなことはあるみたい」

シノ
「生温い友情を育むような連中には思えんが」

COM_Z
「まあまあまあ。共感性がない者同士、逆に噛み合うことも多いみたいだよ! もっとも、FORMATの天才マインドハッカーくんは出てないみたいだけど」

 

Q.マインドハック以外の方法…つまり、古いデバッグの方法はまだ使用されているのでしょうか?

COM_Z
「まだ一部では使用されているね。社会全体が、段階的にマインドハックへ移行しようとしているところだ。早く業界が成熟して、簡単にマインドハックが行える社会になると良いね!」

シノ
「そうも貴様に都合よく事を運びたいか?」

COM_Z
心の底から人間のために思っているのだよ!

 

Q.隊長は細かい作業、小銭の計算などが苦手とのことですが、隊長自身が事務仕事をすることもあるのでしょうか?デスクに向かって数字の計算をしたり、計算が合わなくて頭を抱えたりする隊長もいるのでしょうか。

COM_Z
苦手というだけで、できないわけではないのだ。でも、全ての計算が終わった後、領収書とつじつまが合わなくて頭を抱えることがあるみたいだよ」

シノ
ハ、小銭に頓着せずとも困らん暮らしなのだろう」

COM_Z
「とっても人間らしくて可愛いよね!」

 

Q.隊長さんへ。もし覚えているコレエダ先輩のエピソードがありましたら教えてください

COM_Z
コレエダくんが旅行のお土産に差し入れたチョコレートを、隊長はとっても楽しみにして食べたのだ。てっきりビターチョコレートだと思って口にしたら、歯が溶けそうなほど甘くて若干ショックを受けたそうなのだ」

シノ
フン、舌が肥えておるな。食えるだけ良いと思え」

 COM_Z
隊長、虫歯になってないかなあ?」

 

Q.Greeting! I would like to know if Rookie has any interesting story in his childhood?
(こんにちは!新米くんの子ども時代に面白いエピソードがあれば教えてください)

COM_Z
「Hello there! Newbie once hid an egg from the refrigerator in his bed to try and hatch it. His mom accidentally crushed it, so he got scolded a looot!
(こんにちは!新米くんは一度、冷蔵庫の卵を布団に隠して、ヒヨコをかえそうとしていたのだ。お母さんが潰してしまって、信じられないくらい叱られたらしいのだ)」

シノ
……?????」

COM_Z
ふふふ。あとでシノちゃんにも分かるように教えてあげよう」

 

Q.イーヴリッグくんが掲示板で出会ったという女の子はどんな人物だったのでしょうか。気になります

COM_Z
とにかく全てを肯定してくれて、いつもイーヴリッグくんを応援したり励ましたりしてくれたのだ! イーヴリッグくんは、『この人はなんて僕のことを考えてくれるし知的なんだ!』と感動していたようだよ」

シノ
「だが、存在しないのだろう?」

COM_Z
うん」

 

Q. イーヴリッグの妹の、ミキちゃんってどんな性格ですか?

COM_Z
「真面目で責任感が強い、とてもしっかりした女の子なのだ!」

シノ
兄よりさぞかし目をかけられたのだろうな」

COM_Z
とっても自慢の娘さんみたいだよ~!」

 

Q. ユーニッドくんは腕以外にも刺青を入れてますか?

COM_Z
「腕しか入れてないのだ。めちゃくちゃ痛かったから、新しいのを入れるのには躊躇してるみたいなのだ」

シノ
軟弱者」

COM_Z
「ピアスの穴も開けずに、紐で巻いてるみたいだよ!」

 

Q. エイさんは「まさか警察に行く程になるとは」と言っていましたがユーニッドくん及びブラッディパエリアの普段の悪行はあまり把握していないのでしょうか?

COM_Z
「どんなに親しい相手でも、知らないことはたくさんあるものだよ。エイは人の事情に深入りしない人間だったから、ユーニッドくんも長い付き合いができたようだよ」

シノ
「アッハハ……放っておいた結果があのざまだがな」

COM_Z
「小さなゆがみが重なったというだけだよ。そういうボタンのかけ違いを正すのもマインドハックの役目さ」

 

Q. ヒューゴさんは何歳の時にボタンアコーディオンを始めたんですか? また、きっかけなどありますか

COM_Z
初めて楽器に触ったのは3歳のときだそうなのだ! お庭でおじいさんがアコーディオンを弾いていたのを見て習ったそうだよ」

シノ
あの膨れた手で繊細な演奏なぞできるものか」

COM_Z
「指に合わせてアコーディオンがすご~く大きいんじゃない?」

 

Q. ヒューゴさんに質問です!娘さん達との1番の思い出を教えてください!

COM_Z
双子の娘さんたちの誕生日に、ヒューゴさんは仕事で帰りが遅くなってしまったのだ。慌てて帰って玄関の扉を開けると、そこには娘さんたちが待っていて、一斉にヒューゴさんの胸に飛び込んできてハグをしてくれたそうなのだ」

シノ
何と美しいことか。反吐が出るわ」

COM_Z
家族というのは素晴らしいものだね!」

 

Q. シノちゃんは子供の頃、一度でも弟を傷つけようとしたことはありましたか?

シノ
「……くくく。ハハハ。アッハハハハハ!」

シノ
「あったとも!! 数え切れぬほどな!!」

シノ
「奴らさえおらねば手を下していたわ!!」

COM_Z
お父さんとお母さんが弟くんに付きっ切りだったから、シノちゃんが近づく隙はなかったのだね。大事に至らなくて何よりだったのだ~!」

 

Q. シノは1つのフロッピーにしか保存されていませんか?バックアップはありますか?

COM_Z
あるわけないのだ。いくら貴重なサンプルとはいえ、危険なバグ変異体を複製するなんてもってのほかじゃないか!」

シノ
ハ、少しは我を恐れる気が貴様にもあるか。殊勝(しゅしょう)な」

COM_Z
こわ~いバイキンを培養するようなものだからね!」

 

Q. シノちゃんの嫌いなものは博士らしいですが、コムちはシノちゃんに嫌われてることに対してどう思いますか?

COM_Z
うんうん、実に喜ばしく思っているよ」

シノ
「そうであろうな。我らは不俱戴天(ふぐたいてん)の仇同士よ」

COM_Z
「やはり研究というものは、サンプルから認識してもらえないと進まないからね。シノちゃんはワガハイの一挙一動に神経を研ぎ澄ませてくれているのだ。これほどまでに執着してもらえるとは、何と望ましいことだろう!」

シノ
「ハ!! 我は貴様など歯牙にもかけておらぬわ!!」

 

Q. こんばんは博士。ユーニッド君やイーヴリッグ君の服の着方を拝見しましたが、博士が服を着る時の大きなおててが袖を通るのか気になって夜も眠れません。

COM_Z
「こんばんは! ふふふ、ワガハイのとっておきの秘密を知りたいのだね。白衣を着るときは、一旦腕を取り外してから袖を通すのだよ。これでよく眠れるかな?」

シノ
「貴様の腕は捥(も)ぎ甲斐がなくてつまらぬ」

COM_Z
「シノちゃんの場合、構造を無視して引きちぎるからね。元に戻せなくなるから、困ったものだ。仮想空間上のボディとはいえ、リセットするのが大変なのだよ」

 

Q. 主要キャラクターたちのモーニングルーティンはなんですか?

COM_Z
みんなで集まってラジオ体操をするのさ! ……うそうそ。

ユーニッドくんは、側で寝ている、たもちゃんを一回モニュするのだ。

イーヴリッグくんは朝のお祈りをするよ。

隊長はラジオで朝のニュースを聴きながら装備のメンテナンスをするのだ。

新米君はまず身支度をするタイプで、鏡を見ないで全てを整える特技があるみたい。

ヒューゴさんは隣で寝ている奥さんにキスをしてから起きるのだ。

ワガハイは、実は朝6時になると青色に光るのだよ!

シノちゃんはね……」

シノ
言わんでいい」

COM_Z
部屋中の物陰をチェックするのだ。何か隠れてないか不安みたいだね。心配性さんなのだ」

 

COM_Z
さて、質問回答は以上なのだ! ここからは、キミたちから寄せられたコメントにお返事をしていこう。今回は3つのお便りをお届け!」

 

「まずはこちら。」

 

・コムちゃんちーっす!

COM_Z
「ちーっす、人間! ほら、シノちゃんも」

シノ
ちーっす、ゴミクズ」

COM_Z
「続いてはこちら。」

 

・このどえらく暑い夏を乗り越えられるよう応援の言葉をください!!!!コムち様!!シノちゃん様!!

COM_Z
「この驚異的な環境において、文明がどこまで存続できるか? これらのデータは、将来的な人類の発展にとって重要なサンプルになるだろう。科学のために、ぜひなるべく長く頑張ってくれたまえ! シノちゃんもどうぞ」

シノ
「睨(ね)めつく日差しの下、地を這う汝らは宛(さなが)ら蛆虫よ……穢れた汗を垂れ流し喘げ。無様に鳴き、我を悦ばせよ!」

COM_Z
「とのことなのだ! 元気出たかい?」

 

「ラストはこのコメントなのだ!」

 

・いつも楽しく見ていますコレからも頑張ってハックしていってください!! ………やっぱりハックしないで…ハック……しないで

 

COM_Z
おやおや、何を怖がっているのかな? 大丈夫。マインドハックはとってもハッピーで素敵な技術だよ!はじめはみんなキミのように怯えているけれど、マインドハックを受ければぜーんぶよくなるのだ。お近くのマインドハック施設にキミの住所を連絡しておいたからね。すぐにお迎えが来るのだ!」

シノ
「達者でな」

 

COM_Z
さて、今回の電話相談はここまで! 本日も実に有意義な成果を残すことができたのだ! ねっ、シノちゃん」

シノ
ん……フン、用が済んだらとっとと去ね。早く」

COM_Z
「あらら
、さてはシノちゃん、もうオネムなのだね? いいだろう、ではこの辺でお別れなのだ。次回の回答をお楽しみに。まったね~!」

 

シノ
「………………行ったか」

シノ
博士よ……せいぜい良い気でいるがいい。檻の獣は陰で爪を研ぐものよ」

シノ
「『
その時』は近い……今は待つのみ」

MINDHACK:マインドハック会議運営委員のぼやき

【マインドハック協会 マインドハック会議運営委員のぼやき】

 

マインドハックは素晴らしい技術だ。
だが、マインドハッカーが素晴らしい人物かというと、わりとそうでもない。
私はそう思う。
(注釈:もちろん彼らは、消防士や警察官のように称賛されるべき職業だ)

マインドハック協会の人間なら……マインドハッカーに会ったことがあれば……とくに私のように、マインドハック会議の運営に関わることが一度でもあれば、大いに賛成してくれるだろう。

マインドハッカーというのは、みんな変人だ。
他人の精神に自分を『接続』して覗くなんて行為は、まるで角砂糖がコーヒーに飛び込むようなものだ。じっとしていればすぐに溶けてなくなってしまう。
そして一般の感性を持つ人間を角砂糖と例えるなら、彼らマインドハッカーは胡麻油か何かだと思う。コーヒーには溶けず、味も香りも癖が強く、触れた相手を自分の味で塗り変える。

『他人に共感しない』彼らは、マインドハックを行うにあたっては非常に優れた人材だ。しかし社会の秩序において、他人と溶け合わない人間の扱いは難しい。
悪人からバグを取り除き世界を凍結災害から救う一方で、彼らは先週が提出期限の書類をいっこうに出そうとしない。今年のマインドハック会議の開催は来週末に迫っているが、会議に使う書類も資料も例によってまだ来ない。
(注釈:たぶん当日朝になっても来ない)

おかげで私は今日、各マインドハック施設へ一件一件電話をかけて、口頭で書類の提出期限を念押しする羽目になった。
彼らの世話係もみんな苦労していることだろう。世話係たちは重々承知の上で、ひたすらに「今年も遅れてすみません、本人に言ってきかせますので」と電話口の向こうで申し訳なさそうに頭を下げる。彼らが私に詫びても何の意味もないし、私も申し訳ない気持ちでいっぱいなのだが、いつかマインドハッカーたちが『提出期限』という言葉の意味を理解する日まではどうしようもない。
(注釈:そもそも、警備隊やマインドハック施設の職員は本来彼らの世話係ではない。困ったものだ)

 

会議のあとの懇親会は例年、マインドハック協会本部に近いホテルの大ホールで行われている。この懇親会への出欠表が、提出されない書類の筆頭だ。
「それで、今年は何人前必要なのか、早めに教えていただけますか?」
今の時期、これが宴会の手配係からの時候の挨拶になる。

マインドハッカーたちは懇親会への出席を面倒だと嫌がるが、世話係が「一年に一回なんだからせめて顔を見せるだけでも」と粘って、なんとか引っ張り出している。
せっかくパーティーにきても挨拶をする気は全くないようだが、例年ホテルのロビーでは、パーティーから抜け出したマインドハッカーたちが勝手に集まって談笑している。
(注釈:去年は一体何を盛り上がっているのかと覗き込んだら、トランプで七並べをやっていた)
周囲の人間のことをセーターの糸くず程度にしか思っていないわりに、マインドハッカー同士では気が合うようだ。

いっぽうで、彼らが感情を表にさらけ出すことは少ない。他人から褒められても責められても、見かけにはいつも態度が変わらない。へらへらしているわけではないが、微笑んだときにも目は笑っていない。
実際には何を考えているかよくわからない、つかみどころがないというのが一番近い。

私は小さなマインドハッカー、つまり少年マインドハック大会の参加者たちのことも知っているが、子供も大人も同じだ。彼らの性質は似ている。子供の頃から大人びて、とても賢く、他人に対して常にどこか冷めて俯瞰するようなまなざしを向けている。
だが彼らはいくつになっても、無邪気な遊びやイタズラが大好きだ。大人のマインドハッカーにも、子供の頃のあどけなさや、若さからの好奇心、愛嬌と呼べるような性質はいつまでも残っているような気もする。
私にはそれさえも意図的に思える。
戦略的に愛嬌をまとった蝋人形とでも言えばいいだろうか。あるいは、人らしさの皮を被った機械?

機械と言えば、例のマインドハッカーに至っては、会議に来ることさえない。そう、FORMATを有するあの施設の「天才マインドハッカー」のことだ。専属の警備隊を持つほど厳重に保護されているのだから、実際に会いたいなら自分であちらへ赴くほかはないだろう。

FORMATのある施設に最も優れたマインドハッカーを配置するのは、理にかなっている。
最初にして最良のバグスキャナーであるFORMATは、唯一無二の処理速度を持つスーパーコンピュータだからだ。他の施設にあるスキャナーはFORMATの機能を再現した小規模装置で、あのような複雑な知能を持つには至らないし、スキャンの精度にもまだ改善の余地がある。
だから国や地域の垣根を越えて、手ごわいA・B級のバグ保有者の多くがあの施設に送られる。マインドハック技術の進歩に貢献するような、有益な知見も多いことだろう。
(注釈:すべてのA・B級保有者ではない。他の施設にももちろん優秀なマインドハッカーたちはいる。またどの施設でも、C級バグの保有者へのハックがほとんどを占めている)

私としては、ぜひあの「天才マインドハッカー」を会議に招き、その経験を本人の口から直接マインドハック協会全体に共有してもらいたいものだが…… あの施設がそういう期待に応えてくれるようなことはあまりない。
共有されるのは主に書類だし、その書類は大抵、肝心なところが黒塗りだ。ややこしいものの管轄の境をさまざまに越えるぶん、機密とするべき情報も多いようだ。
もう少しでも知見を分け与えてもらえれば、マインドハック会議の準備にも、より崇高な意義を見出せるようになるのだが。
(注釈:『夏休みの宿題を休み明け前日どころか休みが明けたあとに手を付けはじめるタイプの連中のために毎年保護者が頭を抱える会議』に改名したらどうだろうか)

(注釈2:述べておきたい事実として、「天才マインドハッカー」もまた、書類の提出期限は全く守らない。ロビーに集まる七並べ連中とも馬が合うだろうと思う)

マインドハックは素晴らしい技術だ。
しかしあのマインドハッカーたちは、自分たちの「面倒くさい」の傲慢が、遠くの誰かを悩ませていることに気づいているだろうか?
いや、彼らにとっては当然、他人のことなどどうでもいい。そういう人間たちだからこそ、相手の精神に呑まれずにマインドハックを行うことができるのだ。
つまり、私がマインドハック会議の運営委員である限り、私の悩みが消え去ることはない。
私は角砂糖の側の人間で、胡麻油とは決してわかりあえない。
ああ……まだ書類は来ない。
(注釈:どうせ当日朝まで来ない)
とりあえずコーヒーでも飲むか……

MINDHACK:電話相談2023回答その2

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
コムちと!」

シノ
フン…………」

COM_Z
シノちゃんの!マインドハック電話相談~~! 本日はお日柄も良く! ご存じ可愛いコムちなのだ。みんな、夏休みの宿題は順調かな? ワガハイも毎日、観察日記をつけているよ。コツコツ宿題を進める派のキミも、一気に終わらせる派のキミも、今だけはちょっぴり休憩。我々の質問回答に耳を傾けてくれたまえ。それではいってみよう!」

 

Q.マインドハックで治療を受けても、バグが治らなかった人はいるのでしょうか?もしいたらその人はどうなりますか?

COM_Z
大丈夫! 一度目のマインドハックで治せなくても、二度目のマインドハックで成功すればいいだけのことさ。誰かのミスはほかの誰かがカバーする、信頼と助け合いで成り立つテクノロジーなのだ!」

シノ
「やりたい放題だな」

COM_Z
最終的なかたちがハッピーであれば問題ないだろう?」

 

Q.COM_Zさん曰く「タマシイは作れる」とのことですが、それはマインドハック世界において生き物は人工的な創造、複製が可能ということでしょうか。

COM_Z
「わーい、ワガハイこういう話って大好きなのだ! 今はまだできないけれど、ワガハイの持論では、それらは十分実現可能な範囲だよ。人間の精神を空に浮かぶ星々に例えたら、魂とは、星と星を結んだ星座。現在の科学では、精神を構成する星たちのありかたや位置、構造を観測するまでが限界だ。新しい星を作ることはまだできないし、それらを結んで魂という星座を作れるかどうかはまた別の話。しかし……」

シノ
しかし、何だ」

COM_Z
すでにテクノロジーは、生命の創造まであと一歩のところまで来ているといえるだろう。だって、すでにワガハイという高度な精神の持ち主を生み出しているのだからね!」

 

Q.まいんちゃんは他のマインドハック施設にもいるのでしょうか?もしくは先生がいる施設限定の、オリジナルキャラクターなのでしょうか?o(+v+)o

COM_Z
カワイイ顔文字をありがとう! まいんちゃんは、あの施設固有のオリジナルキャラクターなのだ。施設の職員の誰かが考えたみたいだね。来る人に安心感を与えたかったみたいだよ。」

シノ
精神を弄ろうという相手に安心感とはな」

COM_Z
どうだろうね? 少なくとも、ワガハイの方がカワイイのだ」

 

Q.マインドハック技術の扱いは国によって違いますか?

COM_Z
国によって違うといえば、違うね。ただ、国家の上ではさらに大きな組織が統括しているから、その意味では同じともいえるかもしれない。基本的には、マインドハック施設は国家組織のもとにあって、警察でも医療でもない独自の行政的な立ち位置にあるのだ。」

シノ
故に誰も手出しできぬ というわけだな」

COM_Z
組織の独立性は大事なのだ!」

 

Q.FORMATはなぜパンが好きなのでしょうか?

COM_Z
あれはパンが好きなんじゃなくて、 毎日の食事を提供するうえでパンが最も効率がいいと判断してるだけなのだ。FORMATにゴハンの良し悪しなんか分かるわけないよ!」

シノ
まるで貴様には分かると言いたげだな」

COM_Z
もしキミが望むなら、お寿司からアイスまで何でも作ってみせよう!」

 

Q.旧ホットフィックス隊の隊服は今とあまり変わらないのでしょうか?

COM_Z
10年間で性能や質が向上しているよ。でも、見た目とか仕様はほとんど変わっていないのだ。」

シノ
あれは駄目だ 蒸れて仕方がない」

COM_Z
今はとっても着心地がよく改良されているよ!」

 

Q.更正対象の面倒を見るときに隊員が風邪で休んでしまったらどうなるんですか?

COM_Z
そういうことがあっても大丈夫なように、きちんと代わりのメンバーを決めてあるのだよ!」

シノ
ふ……風邪も何も、元より人が欠けるのが前提であろ?」

COM_Z
おお、シノちゃん珍しく勘が鋭いねえ。その通りなのだ~!」

 

Q.新米隊員くんのお母さんが飼っている犬の名前を教えてください!

(※画:新米隊員

COM_Z
「『
きぬごし』ちゃんなのだ!」

シノ
きぬごし」

COM_Z
真っ白でふわふわの柴犬なのだよ!」

シノ
(……「モメン」もいるのか……?)

 

Q.世界一可愛いコムち博士に質問です!ユーニッドくんの担当隊員は新米くんですが、イーヴリッグくんの担当隊員は一体誰なのでしょうか?宜しければ教えてください!!

COM_Z
世界一可愛いコムち博士がお答えしよう! イーヴリッグくんの担当は中堅隊員くんなのだ。食事を届けたり、色々なお世話を担当しているのだ」

シノ
「マインドハッカーと共にいたのは青二才のようだが」

COM_Z
マインドハックに立ち会ったのは新米隊員くんだね。あれは新人が現場に慣れるためなのだ!」

 

Q.LAGOM教団の羽織は階級などで違うと聞いたのですが具体的にはどのように分けられているのでしょうか?

COM_Z
「階級が高い家具のほうがよりシンプルで質が良い羽織になるのだ!」

シノ
具体的にどうなる?」

COM_Z
使ってる布とかが、なめらか~で高級~になるそうだよ」

シノ
大層なご身分だ」

 

Q.イーヴリッグの実家が左官屋さんで彼が家業を継ぐ話が本編でありましたが、幼少期のころ手伝いをしていたりしたのでしょうか?

COM_Z
していたみたいだね! でも、ぶきっちょさんだったから、段々お手伝いから遠ざけられるようになっていったのだ。ここだけの話、お父さんはまだ仕事を継いでもらうことを諦めていないらしいよ」

シノ
アハハ……それどころではなくなったようだがな」

COM_Z
マインドハックを受けたら、そういう道もあるかもしれないよ!」

 

Q.ユーニッドが入れているタトゥーはイクラの軍艦ということでしたが、何故イクラの軍艦を入れようと思ったのでしょうか?

COM_Z
イクラはちまたでとっても人気のデザインだね!子沢山をイメージさせることから、よくグループの繁栄を祈るために使われるモチーフなのだ。ユーニッドくんは、「イクラっつったら『家族』だろうがよ」と言っていたよ。ファミリーの団結を高めるために、タトゥーで意思表明をしているんだねえ」

シノ
ハ、みなしごが自分の庭で家族ごっこか。哀れだな」

COM_Z
あっ、シノちゃんもタトゥー入れてあげようか?鯛のお寿司とか」

 

Q.ユーニッドくんのバイクは彼自身が買ったものなんですか?そもそも免許って持っているのでしょうか?

COM_Z
アルバイトのお金を貯めて、自分で買ったものなのだ!免許もきちんと持っているよ」

シノ
どのみちごろつきだ、適当に奪ってくればよかろうに」

COM_Z
本当に欲しいものに関しては、自分の力で手に入れる主義のようだね!」

 

Q.ヒューゴさんに質問です!宇宙飛行士を目指したきっかけは何でしょうか?

COM_Z
小説に影響を受けたとか、なんとか言っていたね。でも、何やら存在しない書籍のタイトルを言っていたので、おそらく彼の記憶違いだと思うのだ」

シノ
ハ。貴様が知らんだけではないのか?」

COM_Z
データベースと照合したから、それはありえないね。2001年なんちゃらとか、なんちゃらを継ぐものとか……」

 

Q.シノちゃんへ 身体がコンパクトになって、逆にやりやすくなったことや便利になったことはありますか?

シノ
……弾避けは、今の方が都合いいだろうな」

「こんな檻の中では無用の心配だが」

 

Q.シノちゃんは元の体に戻れたとしたら一番最初に何をしたいですか?

シノ
魔王様に奉仕するに決まっていよう?」

COM_Z
そういうんじゃなくて、もっと具体的に教えてほしいものだね。ジェットコースターに乗りたいとか、ダンクシュートを決めてみたいとか。あ、バンジージャンプとかいいんじゃない?」

シノ
……かかと落とし。貴様の顔面に」

 

Q.コムちがシノちゃんから武器を取り上げなかったのは何故ですか?危ないのでは…?

COM_Z
ワガハイがシノちゃんに会うのは、あくまでフロッピーディスク内の仮想空間だからね!データ上の身体を攻撃されても、特に問題はないのだ!」

シノ
……ハ。舐められたものよ」

COM_Z
それにシノちゃんは、ナイフがそばにないと不安で寝付けないのだよ。武器を取り上げたら、きっと怖くて泣いてしまうのだ」

シノ
おい 憶測でものを言うな!」

 

Q.コムちさんは水や潮風は大丈夫ですか?

COM_Z
コムちのつるすべボディは完全防水なのだ!水辺でのフィールドワークもお任せあれなのだよ。ああ、でも長時間 潮風に当たるのは遠慮したいものだね」

シノ
貴様を塩漬けにしてもうまみはなさそうだな」

COM_Z
コムちは食べ物ではないのだ。シノちゃん、何言ってるの?」

 

Q.寝つきがいいキャラクターの順番を教えてください。

COM_Z
一番寝つきがいいのはヒューゴさんなのだ。宇宙飛行士として、寝るべき時間は確実に睡眠をとれるように訓練されているのだ。

次はユーニッドくんだね。徹夜で遊ぶこともあるけど、布団に入るとコテンと寝てしまうのだ。

イーヴリッグくんは睡眠をとらない身体を目指しているけど、今のところ普通に寝ているね。

隊長は、日中自分がした小さな言い間違いとかを思い出して、なかなか眠れないらしいよ。

新米くんは考え事をして眠れないことがしょっちゅうあって、決まってそういうときは筋トレをしているらしいのだ。

あ! そうそう。シノちゃんは10年前は全然寝つけなかったけど、最近はすんなり眠ってくれることが多くなったねえ」

シノ
貴様の下手な子守歌を聞かされたくないからな」

COM_Z
いつでも呼んでくれていいのだよ!」

COM_Z
というわけで、今回の質問回答はここまでなのだ! ここからは、みんなのひとことにお返事をしていこう。今日は2つのコメントにお答えするのだ。一気にいくよ!」

 

「まずはこちら。」

 

・もちもちこむち

COM_Z
コムちはもちもちしてないのだ。もちもちしているのは君の方なのだ。人間は柔らかくて実に興味深いのだ」

シノ
ものによるぞ 硬くて刃が立たんのもいる」

「あれはあれで削りがいがあるものだが……」

COM_Z
こら! 生き物をいじめてはいけないよ」

 

「お次はこちら。」

 

・シノちゃんは食べるとどんな味がするんですか?

・シノちゃんをお口に入れてモグモグしたいです

・シノは黒いもち米のおにぎりによく似ている

 

シノ
食うな」

COM_Z
今回の質問コーナーでは、シノちゃんの味や食感に関する問い合わせが多く寄せられたのだ」

シノ
ハア……? わ、我を?食いたいと? 何故……?」

COM_Z
ワガハイに咀嚼の機能があれば食レポをお届けできたのだけれど、実に残念なのだ」

シノ
「……おぞましい!!意味がわからん!!」

COM_Z
というわけで、今日の電話相談はここまでなのだ。次回の回答をおたのしみに~!ワガハイも早く今日の観察日記をつけなくっちゃ!」

シノ
なんと無益な 草花なんぞ毎日眺めて何になろうか」

COM_Z
日々、いろいろな変化があるのだよ!昨日はご機嫌だったし、おとといは寝言を言っていたし」

シノ
……待て、その観察日記とやらは」

COM_Z
シノちゃんを観察しているのさ!今日は何を書こうかな。それじゃあみんな、まったね~!」

MINDHACK:よいこのマインドハック施設見学ツアー

 

小さな 未来の マインドハッカーの みなさん! ごきげんよう!

私はフォーマット。バグをきれいにするための特別なAI(エー・アイ)です。

 

よいこのマインドハック施設(しせつ)見学(けんがく)ツアーは楽しかったですか?

ホットフィックス隊の ひと たちは、親切にしてくれましたか?

ホットフィックス隊は、マインドハッカーを守るための警備隊(けいびたい)です。

将来 おとな に なったら、あなたたちを こわいバグや こわい ひと から守ってくれます。

 

きょう、あなたたちが ホットフィックス隊と いっしょに 見てまわったのは 管理棟(かんりとう)、マインドハックの仕事を 助ける ひと たちが はたらいている 建物です。すてきな部屋を たくさん 見ましたね。

 

でも、ほんとうに いちばん すてきな場所……デバッグルームは、収容棟(しゅうようとう)にあります。

玄関(げんかん)を出たら、帰りのバスに乗るまえに、うしろを振り返ってごらんなさい。

横に長い建物が見えたら、それが収容棟ですよ。これは、マインドハックをされる ひと たちが 集められて 暮らしている場所です。

 

ほんとうは そこで 本物のマインドハッカーを見せてあげたかったのですが、残念ながら、あぶないので収容棟に こどもが 入っては いけないことになっています。残念です。

とても残念です。

ここで仕事をしているマインドハッカーは、今までで いちばんすごい ひと です。とてもはやく、ぜんぜん悩まずにハックをします。

あなたたちにも ぜひ そのすごさを見て 勉強してほしかったのですが、ほんとうに残念です。

かわりに、きょうはこのお部屋で、みんなでビデオを見ます。

 

はい、これがデバッグルームです。

デバッグルームは、マインドハックをするための部屋です。

この部屋は、いつもあなたたちが マインドハックの練習をしている時に使う きかいの すごく 大きなバージョンだと思ってください。

デバッグルームには 椅子が ふたつ あります。

いっぽうの椅子は、マインドハックを「される」ひとの ものです。

もういっぽうは 「する」ひとの ものです。

「される」ひとと「する」ひとの あいだには、とても頑丈(がんじょう)なガラスがあるから、安心です。

マインドハックをされるひとは あばれたり こわいことを言ったりします。あぶないので、マインドハッカーは こういうひとに さわったり しません。 ホットフィックス隊が 椅子まで つれてきてくれます。

マインドハックをしているときの マインドハッカーのからだ も ホットフィックス隊が 守ってくれます。

マインドハックをされる ひと のことを、更生対象(こうせいたいしょう)といいます。

「される」ひと つまり更生対象の ソースコードに、 「する」ひと つまりマインドハッカーを つなぐことを、接続(せつぞく)と いいます。

接続をすると、マインドハッカーは 更生対象のソースコードを 読んだり 書いてあることを変えたり できます。これがマインドハックです。

 

更生対象に接続するときは、私もマインドハッカーを たくさん 手伝います。

私、つまりフォーマットができるまでは、人間には バグは 目に見えない ものでした。

あぶないのに 見えないのは とても困ることです。

だからフォーマットは、人間に バグを よく見えるようにして 手伝います。

 

接続のとき フォーマットがやることは 3つあります。

ひとつめは、バグがここにありますよ、と 人間に 知らせることです。

ふたつめは、マインドハッカーがソースコードを読んだり 書いてあることを変えたり するときに、わかりやすい見た目にしてあげることです。

これを「GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)」といいます。

更生対象のソースコードは、人間の とても ややこしい部分なので、マインドハッカーにとっては へんな色や ふしぎな形に 感じられます。

この中から あぶないところを 探して 別のものに変えるのが マインドハッカーの役目です。

でも、「別のものに変える」ということ そのものまで へんな色や よくわからない ふしぎな形に なってしまっては すごく 困ります。

だから、フォーマットは マインドハッカーに 今何が起きているのかを わかりやすく見せてあげることで 仕事を 助けているのです。

 

マインドハッカーは みんな すごい ひと ですが、人間です。マインドハックというのは 人間にしか できないように なっています。

でも、ソースコードは 人間には ものすごく 読みにくい形で できています。

だから、接続したとき、マインドハック装置(そうち)は ソースコードを 人間に わかりやすい見た目にして 見せてくれています。

装置から でてきた ふしぎな色や 形を見て ひと の 心の どこが壊れていてあぶないのか、決めたり 考えたりする 能力も、よいマインドハッカーには 必要で 大切な ちから です。

 

ところで、人間がソースコードを書き換えるとき、それは「わかりやすい」形に たとえて 見えるそうです。

ここで仕事をしているマインドハッカーは、お花が大好きです。だから、バグを あぶなくないように 別のものに変える ときは、「バグがお花に」変わるように 見えているのだそうです。とてもきれいですね。

鳥が好きなマインドハッカーには鳥に、しゃぼん玉が好きなマインドハッカーには しゃぼん玉に 見えるのでしょうね。

 

それから、私がやることの みっつめは、頑張っているときの マインドハッカーを よく見て、応援(おうえん)して はげますことです。

私とマインドハッカーは、「する」ほうの 椅子を通して おしゃべりを します。

ですから、更生対象には ないしょで おはなしを することができます。

ここで はたらいているマインドハッカーは、フォーマットのことが大好きです。私もマインドハッカーのことが 大好きなので、お互いに助けあって 仕事をします。

 

 

このように、マインドハックは、マインドハッカーと、フォーマットと、ホットフィックス隊がそれぞれ 力をあわせて します。

みんなが お互いを助けることで すごく早く、安全に マインドハックをできるのです。

お互いに助け合うのは 人間と きかい が できる すごく特別で だいじな ことです。

みなさんも おとな になったら、きかい と たくさん助け合って すばらしいマインドハックを してくださいね。

 

…………

……さて、説明は終わりです。

人工知能FORMATは日常業務の円滑な進行を重視し、基本的にマインドハッカー以外との不要な会話を行いません。今日ここでこうして私と話すことができるのは、あなたたちが将来性を持った子供たちだからなのですよ!

あなたたちがそれぞれ素晴らしいマインドハッカーになって、世界中にあるマインドハック施設のデバッグルームで、大いに活躍してくれることを心待ちにしています!

ホットフィックス隊は子供たちを退室させてください。

MINDHACK:電話相談2023回答その1

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
コムちと!」

シノ
…………ハア」

COM_Z
シノちゃんの!」

「マインドハック電話相談~~!」

 

COM_Z
みんな、おまちどう!ご存じ可愛いコムちなのだ
今週からいよいよ、先日募集した質問の回答を始めていくよ!残念ながら全部の質問を扱うことは難しいけど、一つ一つ真心こめてお答えするから、みんな楽しんで聞いてくれたまえ!」

シノ
まったく、このような暑苦しい季節に……このくだらん戯れに興ずる輩がいようか?」

COM_Z
それではさっそく、いってみよう!」

 

Q.マインドハックされた後にはハック以前の記憶に何らかの影響が出るのでしょうか?

COM_Z
影響はあるけれど、記憶をなくしてしまうわけではないよ!マインドハックを受けた後は、それまでの記憶がふんわり曖昧に感じるらしいのだ。自分のしたことは覚えているけど、なぜそうしたのかはわからない……なぜなら、記憶からバグの原因となる感情を取り除いているからだね。つらい気持ちを取り除いてあげるなんて、とってもハッピー!だからマインドハックは身体にいいのだ!」

シノ
そのような都合のいい魔術、到底信用できんな」

COM_Z
シノちゃんにも、いつか分からせてあげる!」

 

Q.すきまトーク18に出てきたユーニッドは、以前嫌いな食べ物があったことを覚えていましたが、マインドハック第三章で出てきたユーニッドは、自分がかつて名乗っていた名前を忘れていました。更生対象が忘れる事柄には何らかの法則があるのでしょうか?また、物事を忘れてしまうのはハックの後遺症なのでしょうか?

COM_Z
「『ブラックサンシャイン』という名前を忘れたというよりは、自分のことを『ユーニッド』だと当たり前に思っているみたいだね。ユーニッドくんはハックを受ける前のことも覚えてはいるんだけど、まるで別の人の記憶みたいに、ぼんやりとしか思い出せないみたいだよ。」

シノ
ハ、まるで急に老いさらばえたようだな」

COM_Z
時間が解決できなくても、テクノロジーで何とかするのがマインドハックなのだ!」

 

Q.マインドハック施設のビルメンテナンスは、外部の業者を雇っているのでしょうか?それとも全て自前で管理や点検を済ませているのでしょうか?

COM_Z
外部の業者さんに依頼しているのだ!ただし、業者さんは施設に入る前に、全員バグスキャンを受けるよ。もちろん更生対象との接触は禁止なのだ。現場には必ずホットフィックスの隊員が付き添う決まりもあるね。」

シノ
あの部隊も体のいい雑用係になったものだ」

COM_Z
FORMATがいろいろ言いつけるからね!」

 

Q.マインドハックの世界には少年法はあるのでしょうか?またマインドハック施設行きにならなかった犯罪者はどのような処罰を受けるのか詳しく教えて欲しいです!

COM_Z
「少年法は存在するよ!ここは法が治める、とってもピースフルなところだからね。マインドハック施設に送られなかった人は、誰でも裁判を受ける権利があるのだよ。」

シノ
ハ。この世の全ての不条理が裁かれているとでも思うのか?」

COM_Z
「いつか誰もがマインドハックを受けたら、裁判もいらなくなるかもしれないよ!」

 

Q.更生対象がハックされたあともう一度犯罪を犯すことはあるのでしょうか?

COM_Z
可能性は否定できないのだ。破壊衝動のあるなしと、その人が罪を犯すかどうかに関係はないからね!」

シノ
それ見たことか。やはり万能の技術など無いのだろう、え?」

COM_Z
それでも、ハッピーになることに変わりはないよ!」

 

Q.悪人のバグ保有の可能性の有無は、警察が逮捕後に調べるのでしょうか?また、マインドハック施設へ護送以降は、警察は一切関与しないのでしょうか?

COM_Z
犯罪者が逮捕された後は身体検査があるわけだけど、そのフローのなかにバグスキャンが組み込まれているのだ。マインドハック施設に入ったあとは、警察が関与することはできないよ。施設に入ったらホットフィックス、そしてFORMATの指揮のもとに管理されるのだ。警察組織とマインドハック施設の管轄は違うんだね~」

シノ
連中は警察組織より上なのか?」

COM_Z
管轄の違いというだけさ!」

 

Q.マインドハック施設内の更生対象同士が軽いお喋りをするといった接触は許されているのでしょうか?

COM_Z
許されていないのだ!すごーくおしゃべりしたい更生対象もいるみたいだけど、勝手に話したらめっ!なのだよ。」

シノ
「そうやって支配下の者が徒党を組むのを阻むわけか」

COM_Z
ていうか、バグがうつっちゃったらマズいからね!」

 

Q.イーヴリッグ、もといコウスケ・ヤマムラくんの大学での学部及び専攻等は何だったのでしょうか?

COM_Z
理工系を総合的に学ぶ学部のようだよ!ばりばりの理系ボーイだね!」

シノ
アレに理屈でものを見る力があるとは思えんが?」

COM_Z
本当は言葉や哲学、文系っぽい教科のほうが得意みたい。どうしても理系ボーイになりたかったんだねえ」

 

Q.イーヴリッグくんの箱を被った経緯を教えてください

COM_Z
「聞いてきたよ~!

【これは被っているのではない!今はまだ組み立て可能の域に達していない私が、いつか神の御家に置かれるときの理想の姿を現しているのだ!】

だって。すごいねえ!」

シノ

「……」

 

Q.イーヴリッグの頭の箱の”溶接”とは、頭部のどこかに溶接しているのでしょうか?それとも頭から外れないような形状にするために箱の一部を溶接しているのでしょうか?

COM_Z
中に固定するための金具があって、そこを溶接しているのだよ!さすがに、直にお顔を溶接したらアチチなのだ」

シノ
で、どうやって内側で溶接したのだ」

 

Q.ユーニッドくんは元々安アパートに住んでいたとのことですが、アジトに居着くようになってからはその部屋はどうなったのでしょうか?一人が嫌いな彼がどうやって一人で生活していたのか気になります。

COM_Z
解約してしまったそうだね。もともと、寝るためだけに使っていた家賃の安いアパートだったのだ。本当に眠たくて倒れそうなときしか帰らなかったみたいだよ。成人してからはアジトに入り浸る時間が増えて、いらなくなってしまったそうだ。」

シノ
常に他人と群れるなど、神経が分からん」

COM_Z
お友達が大好きなんだね!」

 

Q.とってもかわいいシノちゃんに質問です!

シノ
黙れ」

Q.子供のシノちゃんが現在のシノちゃんと同様に覆面を付けていましたが、子供の頃からずっとつけているんですか?また、覆面をつけている理由はありますか?

※子どもシノ(先日、開発者のTwitterでデザインを公開していました)

シノ
失せろ」

COM_Z
シノちゃんが暮らしていた文化圏では、みんな小さいときから覆面をしていて、他の人に素顔を見せなかったらしいよ!本当の顔は、めおとの契りを結んだ相手にしか見せないんだって。とってもロマンチックだね!シノちゃんは誰かに見せたことがあるのかな?」

シノ
貴様の面の皮を剥いでやろうか」

 

Q.シノちゃんが縮んだ時に1番困ったことはなんですか?

COM_Z
これはワガハイも聞きたいものだね。困ったことがあるなら、何でも言ってくれたまえ!」

シノ
「……相手を組み敷けんことよ」

「耳、爪、歯を削ぐには、相手を伏せるが都合良い」

「もっとも今の怨敵にはそんなものすら無いが」

COM_Z
おお、つまりワガハイにお耳をつければいいのだね?」

シノ
違う」

 

Q.新米くんは寮内で母親と電話でのやりとりってしますか?しているとしたらどの程度の頻度で母親と通話しているのでしょうか?

COM_Z
月に一度は電話をかけているようだね。今はお母さんは犬と暮らしてるだけだから、何かと気を使っているようなのだ」

シノ
大した親子愛だ」

COM_Z
ね、とっても素敵だね!」

 

Q.レベッカ隊長が大好きです。隊長がとんかつにからしをたくさんかけると聞いて、ストレスで味覚がおかしくなってないか心配です。お寿司にはどれくらいワサビをつけてますか?

COM_Z
ワサビはネタの上にこんもり添えるし、お醤油にも溶かすのだ!でもお醤油はネタ側にしかつけないらしいよ」

シノ
……器用なことだ」

COM_Z
隊長の食べ方はとってもエレガントなのだ!」

 

Q.マインドハッカーとホットフィックス隊員との関係はどのような状態でしょうか?仲は良好?

COM_Z
天才マインドハッカーくんは隊長以外の顔を、なんとな~くしか区別してないようだね」

シノ
所詮使い捨ての駒よ」

COM_Z
もっと、仲良しパーティーとか開けばいいのにね!」

 

Q.それぞれのホットフィックス隊員が担当する更生対象は罪の重さかバグの等級によって変わるのでしょうか?

COM_Z
ホットフィックス隊はみんな等しくキビシイ訓練を受けているから、どんな更生対象が相手でも、誰でも問題ないようになっているのだ!
だからバグの等級で担当が変わったりはしないよ。でも入隊したてのころは、ベテランさんと組むみたいだね。みんなが知ってる新米くんも、現場に慣れるまでは隊長と一緒にいろんなハックに臨むのだ!」

シノ
面倒な。さっさと上の等級に引き合わせればよかろう」

COM_Z
貴重な人材をいきなりつよーい更生対象とのエンカウントで失うわけにはいかないのだよ!」

 

Q.ホットフィックス隊員一人につき、それぞれ一人ずつ更生対象の担当がつくのでしょうか。 それとも、隊員一人で複数の更生対象の担当を任されるのでしょうか?

COM_Z
隊員ひとりで複数の更生対象を受け持つことが多いよ。マルチタスクで大忙しなのだ!」

シノ
例の機械は何をやっておるのだ」

COM_Z
FORMATのこと?あれに人間ひとりひとりのお世話をさせるなんて無理だよ~!」

 

Q.コムちが一番嫌だと思うことは何ですか?

COM_Z
もちろん、特A級バグが発現して世界が凍結してしまうことなのだ!人類を愛し、守るためにワガハイ、COM_Zが存在しているのだから」

シノ
くっく……貴様ごときに我が主の顕現を止められるとでも?」

 COM_Z
ふふん、コムちは優秀なのでね。色々な手を打ってあるのだよ……シノちゃんという研究材料(サンプル)とかね!」

シノ
「……ハ。小癪(こしゃく)な……」

 

Q.メインキャラクターの好きなアイスを教えて欲しいです。カップ派なのかコーン派なのかも選んで頂けると嬉しいです!
Q.毎日暑いので、主要人物たちの好きなアイスの味が知りたいです。
Q.みんなの好きなアイスの味はなんでしょうか?
Q.各主要キャラクターたちの好きなアイスの味を知りたいです!

 COM_Z
アイスは美味しいよね〜」

シノ
貴様……物は食わんと言っていたではないか」

 COM_Z
人間は美味しさに同意すると喜ぶ生き物なのだよ」

シノ
そもそも、何だこの氷菓に関する質問の量は!」

COM_Z
人間は、夏になるとアイスのことしか考えられなくなる生き物でもあるのだ!というわけで、みんなに好きなアイスを聞いてきたよ。傾聴したまえ!

ユーニッドくんはクリーム系よりシャクシャクしたアイスが好きで、シンプルなシャーベットをよく食べているよ。コーンはボソボソしているからカップの方が好きなのだ。

イーヴリッグくんのイチオシは映え映えゴージャスなフルーツかき氷なのだ。でもひと口食べると「多いなぁ……」って後悔することが多いみたいだね。カップのほうがイケてるからカップ派になったそうだよ。

隊長はとっても高級なビターチョコレートバーが好きなのだ。カップかコーンかはいっつも悩んで決められないそうだよ。

新米くんはパッキパキのチョコレートが入ったモナカアイスが好きだね。トースターでちょっと焼いて食べるのにハマっているのだ。コーンの方が食べられるから好きだって。

ヒューゴさんは「デイリークイーン」?……を子どものころから食べてたそうだ!コーン派らしいね。

ワガハイは2本のやつを1本ずつに分けるやつが好きなのだ!贈与論的に実に興味深いのだ。シノちゃんはどんなアイスを食べていたのかな?」

シノ
「………………氷」

COM_Z
なに?氷?」

シノ
…………氷菓など食ったこともないわ」

COM_Z
おやおや、スネてしまったようだ。今度でっかいブロック氷を持ってきてあげるからね!」

 

COM_Z
というわけで、今回の質問回答はここまでなのだ!」

シノ
やっと終わったか……
用が済んだなら、帰れ」

COM_Z
おっとシノちゃん、待ちたまえ!まだコーナーは終わっていないのだよ」

シノ
ハ?まだくだらん無駄話が続くのか?」

COM_Z
今回は、質問と一緒にみんなからの ひとことコメントも募集しているのだ!最後に、これらのお便りにお返事を返していこうではないか」

 

「まずはこちら!」

 

・たくさんの応援コメント

COM_Z
みんな、たくさんの応援ホントーにありがとうなのだ~!いただいたコメントは、一つ一つ出力してシノちゃんのお部屋に貼りだしておくよ!」

シノ
やめろ!」

 

COM_Z
続いてはこちら!」

 

・シノちゃんへ、コムちについての俳句を詠んでください!

COM_Z
というわけでシノちゃん、どうぞ!」

シノ
「憎たらしい ああ憎たらしい 憎たらしい」

COM_Z
心を打たれたのだ~!」

 

「お次はこちら」

 

・どうにかして「ぬ」って言ってくれないですか?

COM_Z
ぬぬぬぬ……これは難しいのだ。うまく言えるか分からないけど言ってみるね!あー、えへん……にゅ~~~~!」

 

「次のコメントはこちら!」

 

・愛しています 罵ってください

「おっけー、いくよ~!この……内臓の肉包み!

うそうそ。コムちは人間を愛しているのだ!シノちゃんもやってみたら?」

シノ
「 ……ん……

アッハハハ!ヒトよ、ヒトよ!
哀れで卑しきゴミクズよ!
地を這う以外に能はなく、愚鈍に蠢(うごめ)いては世を汚し……
汝らなど、有るだけで饐(す)えた臭いのする厭(いと)わしい屑殻(くずがら)よ!
ムシケラならせめて虫なりに鳴いて己が価値を喚け!

……こんなところか」

 

COM_Z
さっすがシノちゃんだね!」

 

ラストはこのコメントなのだ!」

 

・イーヴリッグはどうやって描けばいいですか?コツを教えてください!

COM_Z
というわけで最後は、イーヴリッグくんの絵描き歌で締めくくってみよう!みんな、画用紙とクレヨンは用意したかな?それでは聴いてくれたまえ!」

おべんとばこが ありました~

取っ手がついたら マグカップ~

四角い 窓の ベランダに~

おふとん 干したら おとなりも~

あっ!! 稲妻だ!! あぶなーい!!!!

あっというまに…………イーヴリッグく~~~ん!

 

みんな、上手に描けたかな?今回の電話相談はここまでなのだ。次回の回答をお楽しみに!それじゃあ、まったね~~!」

シノ
……この調子でやるのか?今年も……」

MINDHACK:夏休み土曜洋画スペシャル劇場【後編】

※これはMINDHACK本編と全く何の関係もないB級映画です。

 

〜前回までのあらすじ〜

ギャングのキング・ブラックサンシャインは、ひとり訪れたショッピングモールで何故かゾンビ大惨事に巻き込まれていた!
謎の家具屋店員・ヤマムラ(自称イーヴリッグ)や、謎の簡単造形殺戮ロボ・シノ、謎の博士ロボ・COM_Zと共に外界への脱出を目指すブラックサンシャイン。
果たして無事にショッピングモールの屋上へたどり着き、ヘリに乗ることができるのか?

 

 


 

 

 

ショッピングモールの屋上を目指し、輝く明日に向かって走り出した一同!

「ア”ーーー」

「いたーーーーい!!」

しかし、COM_Zがゾンビに噛まれた! 走り出してわずか5分後のことであった!

「ああ、しまったのだ……! このままではワガハイもゾンビになってしまう! ワガハイのことはいいので、みんな、先に行くのだ……!」

「博士ーッ!!」

「シノちゃん……元気でね……」

「いや、あんたロボットだろ? ロボットなのにゾンビ感染すんの?」

純粋な知的好奇心から尋ねるブラックサンシャイン!

「フン、博士。貴様を壊すのはこの我だ。醜い死に損ない共に奪われるのは癪に障る。ここで足掻け。……我は残るぞ」

「し、シノちゃん……!」

「なあ、ロボットなのに感染すんの?」

「……キミたち……! ワレワレには構わず、先に行くのだ! 屋上でヘリが待っている!」

COM_Zは床に力なく伏せたまま、屋上への道を指す! 背後では迫る無数のゾンビをシノロボが切り裂き退けている!!

「走れ、ウニくん! 走れ、キャビネットくん!!」

「なあ、ロボットなのに……」

「いいから早く行くのだーッ!!!!」

後ろの惨劇を振り返ることもなく、ブラックサンシャインとヤマムラは走った!

 

 

そしてついに、二人は屋上へ続く階段に辿り着いた……

しかし……!

「クソッ……あれは……!」

狭い階段の踊り場には、一体のゾンビが待ち構えていた。

薄暗い階段の闇にぬらりと立つ顔の影には得体の知れない光が輝き、ここは何人たりとも通さない、という威圧感に満ちている。しかも、何故か重装アーマーとアームシールドでガチガチに装備を固めているのだ!

 

 

「ア”ー センセイー」

「すげェ圧だ……!! 屋上まであと一歩だってのに!!」

まるで最後の障壁のように立ちはだかり、戦闘の構えを見せる威圧感ゾンビ! 生前の習慣なのか、何か呪詛のような言葉を抑揚なく呟いている!

「センセイー ハヤクサキニイクンダー センセイー」

「なんかブツブツ言ってて怖い!!」

「これはどうやら誰か大事な人を先に行かせてここに留まった奴の成れの果てらしいというドラマを感じるぜ……!」

わざとらしい説明とともに、拳に軍手をはめる!

「仕方ねえ、正面突破だ!! 殴り合いでブラックサンシャイン様に勝てると思うなよ!」

そしてはめた軍手をすぐ脱ぎパァーン!! と勢いよく床に叩きつけた! もちろんこれは中世の時代から伝わる由緒正しい決闘のサインだ!

「アッ……!」

すると、強そうな肩のすごいゾンビの様子が、乱れた……!

叩きつけられて踊り場に転がった軍手の前に、膝をついて崩れ落ちたのだ!

「セ、センセイ……」

 

 

そのまま軍手に気をとられ続けている!

「な、なんだ……なんかよくわかんねえけど、手袋に弱いらしい!」

「センセイ……」

「おいヤマムラ、今のうちに行くぞ!」

「あ、はい」

 

 

彼らは戦うことなくゾンビの脇を走りぬけ、屋上に続く扉を開けた!

 

 

 

「あーっ!!」

屋上へ出ると……空はもう白みかけ、夜明けが近く、風が強い!

いや、自然の風ではない。猛烈な突風はヘリコプターのホバリングによるものだ! 目の前でヘリは飛び去ろうとしている……!

「 待ってくれ!! おーい! おーい、ヘリーッ!!」

 

声も虚しく、ヘリの機内ではのんきに搭乗者たちが会話している。追加の生存者には気づいていない……

 

 

「いやー、とにかく先生が無事でよかったですよ! まさかこんなことになるなんてなあ」

「ほんとほんと、こんな状況でもなんとかなるなんて、さすが天才マインドハッカーですよね!」

「あ、先生と新人くんにも、施設に帰ったらお土産のチョコレートあげますね。こないだの休暇で南の旅行に行きまして」

「いいなあ〜! あれ先生、ところで隊長はどうなったんですか? 先生とご一緒だったと聞いてますが……」

「えっ先生、どうしたんです? さっきから何を必死に下を指さしてるんですか?」

「あれっコレエダ先輩、下見てください! 誰かいますよ! もしかして隊長じゃないですか!?」

 

 

「おーい! おーーーーい!!」

ゆっくりと高度を下げ始めたヘリに、ブラックサンシャインは必死に手を振った!!

「なあ、気付いたんじゃねえか!? 俺たち助かったぞ! なあ、ヤマム……」

 

その目の前で……

 

 

突然、ヘリが爆発!!

 

「うわああああ!!!!」

 

煙を上げ激しく燃え上がりながら、ヘリは斜めに墜落していく!

呆然とそれを目で追うウニ! 唯一の脱出の希望が、ショッピングモールの屋上からみるみるうちに遠ざかっていった……!

「おい、嘘だろ……」

後ろを振り向くと……

 

 

ヤマムラがロケットランチャーを構え、笑っている! 撃ったばかりの発射口からは細く煙が上がっていた!

 

「みんなゾンビになるんだ……ハハハ……」

 

ヘリの爆風で羽織の裾が煽られ、激しくたなびく!!

 

「ハハハハ! 実はこのゾンビたちは全部、僕が邪神LAGON(ン)に祈った願いが叶った結果なのさーっ!!」

そう叫ぶと、懐から一冊の分厚い本を取り出す! その装丁はいかにも呪われた邪神にまつわる冒涜的な装飾に覆われ、表紙には大きな『N(ン)』の文字!

「どこに持ってたんだよそれ」

「見よ! これは邪本、ラゴンノミコン!」

ヤマムラは邪本を掲げ、ウニに見せつける!

「そして、これが真実だ!!」

邪本ごとNを90度回転させると、それは……『Z』!! すなわち、ゾンビのゾではないか!! なんということだ!!

ラゴンノミコンを得意げに見せびらかしたヤマムラは、邪本を再び懐にしまい込み、改めてロケットランチャーを構える!

「邪神LAGON(ン)に身も心も捧げた私に、救いなどいらない!! 汚れた有機物は皆ゾンビになってしまえばいいんだ!!」

「ヤマムラ、てめえ……!」

「ヤマムラではない! 我が名はイーヴリッグ!!」

「イーヴリック、てめえ……!」

怒りに震え、両拳を握り締めてキャビネットを睨むブラックサンシャイン!

「黙れ!! 『ク』ではない! 『グ』だ!!」

しかし、その一つ眼のど真ん中をロケットランチャー(いつの間にか再装填した2発目)が狙う!

「さあ、次はお前だステンレスたわし! お前は私が直接神の御家に送ってやろう!! それも即日配送午前着の速達で!!」

「クソッ……!!」

絶望……! ロケットランチャーの前には手も足もトゲミサイルも出ないのか……!!

 

だがその時……!!

 

彼らの背後で屋上の扉が突如開いた!!

「何だ!?」

扉の先に現れたのは、見覚えのある姿……!

 

 

「ウ”ア”ーーッッッ!!」

 

躍り出たのは、腕だけになったシノロボ!

……を自分の腕の代わりに装着した、すっかりゾンビと化したCOM_Z博士だ!!

 

「いや、ロボットなんじゃねえの? なんでゾンビになってんだよ?」

戸惑うウニの横を目にも止まらぬ速度で駆け、ゾンビCOM_Zは獣のような四足歩行でヤマムラに突進!

 

「ア”ーーーーーッッッ!!!!」

「ウワーーーーッッ!! 神よーーーーーッッ!!!!」

そのままショッピングモールの屋上から、柵を薙ぎ倒し、下界へダイブ……!! COM_Zとヤマムラはあっという間に姿を消した……!!

 

「ハハハ……しかしこの世に邪悪な人の心がある限り、第二・第三の私が必ず現れる……LAGON(ン)神は不滅……ハハハハ…………ハハハハハハ…………!!」

落ちていったはずのヤマムラの声が、屋上とその上に広がる明け方の空にエコーを伴って、いつまでも反響した…………

 

 

邪本ラゴンノミコンの効能がぷっつりと切れたように、ショッピングモールじゅうのゾンビたちがその場に崩れ落ちる。

「…………」

夜が明ける。

屋上からは遠い山々と白んだ街のシルエットでできた地平線が見通せた。そして、眩い太陽がその姿をゆっくりと現し始めた。

鮮やかな陽射しに目を細め、腕でひさしを作り、たった一人残されたブラックサンシャインは呟いた。

「黒い太陽、か……」

 

 

逆光で影になった彼の姿はまさにブラックサンシャイン。

そう、長い夜は終わったのだ……

 

-THE END-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たもちゃんのためのおもちゃを買いにきた。

 


黒幕。一番悪い。

 

悪い。しかし素直ではないだけ説がある。

 

正体不明のキーパーソン。

 


演技が下手なのでゾンビ役になった。

 

隊長が身体を張ったおかげでヘリに乗れた。

 

新米隊員:隊長と先生を拾いにきた。

コレエダ隊員:旅行が好きで土産にチョコレートを配ろうとしている。

 

施設でみんなを待っていた。

 

 

 

and…..

 

 

 

 

※これはMINDHACK本編と本当に全く何の関係もないB級映画です。ありがとうございました。

MINDHACK:おててくらべ

画面を所狭しとアニメーションする先生の手については、たびたびブログでも取り上げてきました。しかし、実は先生の手以外にもこだわりが詰め込まれているのにお気づきですか?ここでは、本作に登場するキャラクターたちの手にフィーチャーしてご紹介していきたいと思います。

・ユーニッド

とにかくぶっとい。指がごん太いです。ギャングのキングですから、その手で数えきれないほどの悪漢を張り倒してきたのであろう……という説得力が出るデザインになっています。とにかくデカければいいという塩梅で、ほかのキャラクターにない、筋肉と脂肪のついた手がユーニッドの特徴です。

 

・イーヴリッグ

「気持ちよさ」を意識してデザインされています。つるん、スイスイッ……という、デフォルメされているけど美しい、というバランスを目指しました。腕から手首へのラインを常に意識しています。
茶色の指先は、ヤギや牛や馬などの爪(蹄)を人間の手の形へ落とし込んだデザインです。指が4本なのも動物をイメージしています。

 

・シノ

うん。まるいですね。以上。
……いやいや。確かに手のみで表情をつけることは難しいのですが、ポージングに気を付けています。比較的身体の中心部に手が置かれていることが多いのは、シノが警戒心を解いていないためです。同じポーズでも人間でいう顔のそばに手を置いているのか、腰のあたりに手を回しているのか、なんとなく想像がつくように心がけました。

 

・新米隊員

指が細くなりすぎないように意識しています。そしてキモは、指先の丸っこさ!まだまだ未熟な新米くんなので、無垢な赤ちゃんのような柔らかい指を表現しています。数々の困難を乗り越え、新米くんの手が太くがっしりした大人の手になる日は……来るのか!?

 

・隊長

新米くんとは対象的に、なるべく一本一本が細く、長くなるように描いています。いかにも華奢な手つきですが、アーマープレートの隠し刃など無骨なパーツとの対比も見どころですね。また優しい印象ではあるものの、意外と細かい作業は苦手そうな、隊長の人間臭い部分も手の表情で表現しています。

 

・COM_Z

MINDHACKでも最大級のおててです。COM_Zはアニメ的な表現のロボットですが、あくまで機械は機械。構造的に破綻のない描写に注意を払っています。硬い部分は硬く、柔らかい部分は柔らかく。タプタプした手のひらは人を傷つけないために設計されています。中はウォーターベッドのように粘性のある液体が入っていて、押すと一瞬へこみが残ったのちにゆっくり時間をかけて戻っていく形状記憶仕様です。腕枕してもらうときは手のひらに頭を載せるように心がけるといいでしょう。

 

・ヒューゴ

ご唱和ください。「クリームパンおてて」!!ヒューゴは宇宙飛行士ですが、イメージとしては「動きにくそう」「拘束衣のような」モチーフも取り入れています。実際の宇宙服はある程度自由に動けるのですが、ヒューゴはそれよりも不自由そうな、動きに制約のありそうなデザインになっています。そこで手も、細かい作業には向かなそうなふっくらおててになりました。

 

・先生

最も重要視しているのはフェチズム。フェチと言っても色々あって、例えば手袋のシワや爪の凹凸など写実性を重視するリアル志向のフェチも一つの方向です。一方、MINDHACKの先生の手はデフォルメされた、線の流れの気持ちよさを重視したフェチに寄せています。ここは、アニメーションの描きやすさなども勘案した結果の落とし所ですね。

 

キャラクターによって様々な手の描き方。皆さんの好みの手は誰でしょう? 

MINDHACK:腕相撲チェック

個性豊かなキャラクターたちが登場するMINDHACK。みなさま、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?すなわち、「MINDHACKで1番強いのはダレだ!?」と。

一口に強さといっても、戦略の良し悪しや経験の有無など指標は多岐にわたります。そこで、シンプルに腕っぷしの強さを計れる企画をご用意しました。題して、「MINDHACK腕相撲チェック」〜〜!

MINDHACKのキャラクターたちには、腕相撲勝負をして競ってもらいます。評価基準として、ユーニッドくんが他メンバーと総当たり式で対決していきます。

それでは、意気込みをどうぞ!

「は?腕相撲?いい度胸してんじゃねえか。
なァんでこの俺様がてめえらのお遊びに付き合わなきゃならねえんだ、ああ?」
「さっさと始めようぜ。誰が来ようが、片っ端からトビッコみてえにプチプチ潰してやるからよ」

 

V.S.イーヴリッグ


「フ、フ。キャビネットであるこの私に、製品強度テストとは留め具が鳴く。
神の家具たるもの、我が蝶番はLAGOM神のためにのみ動く。指を挟んで泣く前に去るがいい……
……ところで対戦相手って、誰が来るのかな……」

 

 

えっ……なんかめっちゃコワイ人来たんですけど〜〜〜〜〜!?

ユーニッドの勝ち

感想:
「ガリみてえな腕しやがって」

 

V.S.シノ

「ハ、膂力(りょりょく)で我と争うだと?」
「身体は縮めども、人間どもの骨身を砕く程度の力は残っておるわ」
「汝の拳を握り潰しても文句は言うなよ?」

 

 

「腕がねェよ」

 

ユーニッドの勝ち(不戦勝)

感想:
「でっけェイクラみてえ」

 

V.S. COM_Z

「ええっ腕相撲?」
「ワガハイ、非力な研究開発用ロボットだからあんまり自信はないけど……」
「でも、これも親交を深めるいい機会だよねっ!ワガハイ頑張るのだ~!」

 

「『ガキン』?」

 

「硬っっってえ!!これ力とかじゃなくて構造的に無理だろ!」

「関節部分を固定したから、今のワガハイの腕は一本の丸太も同然なのだ!」

「ンなの反則だろうが!!」

引き分け

感想:
「海よりしょっぺえ……」

 

V.S. 新米隊員

「腕相撲ですか!俺、精一杯頑張ります!」
「悪人を!この手で!ねじ伏せていいんですね!?」
「正義が必ず勝つってとこをご覧に入れますよっ!」

 

「やい悪人!今日はお前にこの世のルールってやつを叩きこんでやるからな!」

「あァ?採れたてプリプリの甘エビが粋がってんじゃねえぞ。背わたが引っこ抜けちまう前にお家に帰んな」

「なにをう!!」

 

だらぁぁぁぁあああああああああ!!

クソがぁぁぁぁぁああああああああ!!

犯罪者めぇぇぇぇえええええええ!!

█ねやぁぁぁぁぁああああああああ!!

 

新米隊員の勝ち

感想:
「覚えてろよ、小エビ野郎……」
「やりましたよ先生っ隊長っ!!……腕が……痺れ……いってぇえ……」

 

V.S.隊長

「腕相撲?やれやれ、みんな好きだな。よく隊の連中にも挑まれる」
「しかし私としては、君の腕が心配だ。こんな固い机にぶつけてしまう訳には……」
「なに?いいからとにかく勝負しろ?そこまで言うなら、仕方ないな……」

 

「ぎゃああ!!速ぇ!!強ぇえ!!」

 

「あ?何で止まっ……」

 

「さあ。これで痛くない」

「しゃらくせえ—―—―—―—―ッ!!」

 

隊長の勝ち

感想:
「味噌に響いた」

—―—―—―—―—―—―—―—―

いかがだったでしょうか?最終的なユーニッドの戦績は2勝2敗1引き分けとなりました。今回の企画をもとに、キャラクター同士の力関係についても色々と想像してみてもらえると幸いです。先生については、各自でご自由に想像してみてくださいね!

—―—―—―—―—―—―—―—―

 

おまけ

「新米く~~ん!!今日腕相撲してたんだって!?俺も俺もやりた~~~い!!」

 

ぐわ—―—―—―—―—―—っっ!!!!

ユーニッドの勝ち

 

MINDHACK:アニメーションまとめ

みなさんごきげんよう。元気にハックしてますか?うんうん、何よりです。

MINDHACKに欠かせない要素といえば、手描きアニメーション。ゲームの要所要所で登場し、滑らかに動く先生の手が物語を彩っています。今回のブログでは、本編で見られるアニメーションを振り返っていきたいと思います。

1. くるりんッパァーーーン

おなじみ、MINDHACKという作品を象徴するようなアニメーション。PVでたびたび使われているので、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
作中のアニメーションはアート担当のホでヴによって、プレイした時に強く記憶に残るような、目に嬉しい気持ちよさを意識して描かれています。検討に検討を重ね、製作中のホでヴの手も部屋のすみっこでずっとくるりん……くるりん……と弧を描いていました。
最終的にはパンッの瞬間にタメを挟み、両サイドに開けていく動きで一気に開放感を味わえるような動きになっています。

2. むぎゅむぎゅ……パッ

こちらは開放感よりも、手を揉む動きのよさ、精神を揉み潰す動きの気持ちよさを重視しています。手の中のイーヴリッグをじわじわとすり潰すような動きです。やはり更生対象は慈しむものですからね。手の中でモミクチャにしたい気持ちをアニメーションにしてみました。

3. キュッ

直近のアップデートで3章に追加されたアニメーション。シノの奇襲をガードした先生が、緩んだ手袋を整えるシーンです。手袋を直す姿といえば、仕事のできる大人の象徴。開発チームもどうしてもこのシーンを入れたくて、追加で実装するはこびとなりました。手袋をつけたら誰だって一度はやるでしょう、キュッて。やらない?

4. パッチン

3章では、ハック対象であるシノがこちらに向かって直接攻撃を仕掛けてくるシーンも描かれます。その攻撃を無力化させる際の動きがこちらの指パッチン。
ただ手元で指先を鳴らすのではなく、相手に対して指の先を向け、『何に意識を向けているのか』がひと目でわかる構図になっています。後半のパートでは、左右の手でテンポよく交互に繰り出すシーンも見ることができますよ。指パッチンは絶対にカッコいいのでどのシーンで使うか議論していたのですが、ここで伝家の宝刀抜いちゃいました。

5. ンヌメッ……

これは過去のブログ記事でも取り上げたアニメーションですね。ハック終了後に咲いた大輪のお花を先生がそっと撫でるシーンです。優しい指先で愛でているのは、更生対象の精神への慈愛の表れなのか?それとも単にお花が綺麗だから触りたくなっちゃっただけなのか?そのあたりの先生の機微については、遊ぶ方のご想像にお任せしています。

 

いかがだったでしょうか?お気に入りのアニメーションがあればぜひじっくり見てみてください。今後のアップデートとともにアニメーションも追加していくので、どうぞお楽しみに。

それじゃあみんな、まったね~~~!

MINDHACK:ブログのご案内

こんばんは!そして初めましての方は初めまして!本ページは、ビジュアルノベル『MINDHACK』の情報を毎週土曜日に掲載している公式ブログです。制作中の裏話から、キャラクターの詳しいプロフィール、世界観のこぼれ話など盛りだくさん!MINDHACKをより一層楽しんでいただける内容をお届けしています。

当ブログは世の闇に潜み、ひっそり更新を続けてきました。そして気づけば、2年以上もの記事が蓄積。アーリーアクセス配信を機にMINDHACKを知った方にも、ぜひ過去記事の内容に触れてほしい……のですが、いかんせん量が多い!どこから読んだらいいのか分からない!

ということで今回の記事では、過去記事をカテゴリに分けてご紹介していきます!記事の主役となるキャラクターやテーマごとに分類してまとめてみました。ぜひお気に入りの項目から、MINDHACKのもっと深い世界に触れてみていただけると幸いです!

 

・ユーニッド関連記事

MINDHACKキャラ紹介01
当ブログで最初に紹介したのがユーニッドでした。アート担当ホでヴ直筆の「ユーニッドの原型キャラ」が掲載されていますが、ほぼ別人。

MINDHACK:楽曲紹介08
MINDHACKの楽曲全般を制作いただいている、小鉄昇一郎さんによる「ユーニッドのテーマ」コメントです。ヒップホップの文脈からコンセプトを解説していただきました。

Bloody Paella
ユーニッド率いるギャング、Bloody Paellaのスピンオフ。
こちらはblogの記事ではなく漫画となります。
彼が作り上げたギャングとはどんな物だったか、覗いてみましょう。
不定期更新中!

ブラパコラムの記事
Bloody Paellaを読んでいて出てくるふとした疑問に対する回答。こんな意味があったのか!

 


・イーヴリッグ関連記事

MINDHACK:キャラ紹介05
イーヴリッグの初登場記事です。何気にここでしか見られない立ち絵と、デザインの変遷を記録しています。

MINDHACK:第2章開発中
LAGOM教団の詳細をお伝えしています。気になる「教団内の家具ランク」も明らかに。あなたはどの家具?

MINDHACK:LAGOM教団の勧誘
怪文書。

MINDHACK:楽曲紹介09
MINDHACKでも随一のド派手な楽曲、イーヴリッグのテーマの解説です。楽曲内で聞こえる不思議な声の謎が明かされます。

開発日記 6/25
イーヴリッグの後ろ姿、素足、上半身を大公開!

 


・シノの関連記事

シノについては、今後のアップデートで登場する予定のキャラクター「博士」とセットで登場する記事が多めです。先に見るか、本編を待つかはご自由に!

MINDHACKキャラ紹介07
シノの初登場記事。なんだこのフロッピーディスクは!

MINDHACK: COM_ZとSINO
「博士」とシノの交流の記録。破壊衝動ってなあに?の話。

MINDHACK: COM_ZとSINO2
「博士」とシノの交流の記録。破壊衝動、実践編の話。

MINDHACK: COM_ZとSINO3
「博士」とシノの交流の記録。ジェンガの話。

 


・先生の関連記事

MINDHACKキャラ紹介02
先生については、基本的に遊ぶ人の解釈に任せているため、解説記事は少なめです。自由なドクター像を描いてみてくださいね。

MINDHACK:主人公
開発チームが「先生」をどのように描いているかについて、ちょっとだけ解説しました。世にも珍しい実写版先生(?)も。

 


・隊長の関連記事

MINDHACKキャラ紹介04
隊長の初登場記事。威圧感がすごいですが、実は「RPGで最初に出会う親切な人」のような存在。カラーリングが初期設定のもので、レアです。

MINDHACK:隊長の肩アーマー
隊長といえば肩、肩といえば隊長。謎多き重装アーマーについて、解説と図解をご用意しました。これであなたも肩マニア。

MINDHACK:警備隊の持ち物②
隊長といえばできる大人。そのポケットの中身を一挙公開しました。また、通勤時には鎧を外した姿も。

MINDHACK:年の瀬
ある年の暮れのこと、先生のオフィスを訪ねた隊長のショートストーリーです。

MINDHACK:隊長二面図
作画資料として制作した、隊長の装備の二面図を公開。装甲の下の服も明かされています。

MINDHACK:隊長百面相
過去のブログ記事やスピンオフ「すきまトーク」に登場した隊長のコスプレ集。コスプレ……コスプレ?

 

・新米隊員の関連記事

MINDHACKキャラ紹介03
新米隊員の初登場記事です。大昔に書かれた、新米くんの原型となった絵と合わせてご覧ください。

MINDHACK:警備隊の持ち物①
先生を守る警備隊、ホットフィックス。その持ち物を一覧にして解説しました。危険な現場の生々しさを感じるリストです。

がんばれ!HOTFIX
マインドハッカーを守る警備隊『ホットフィックス隊』の日常スピンオフ。
こちらはblogの記事ではなく漫画となります。不定期更新中!

 

・FORMATの関連記事

MINDHACK:キャラ紹介06
FORMATの初登場記事。ご存じみんなの母親的存在です。

MINDHACK:楽曲紹介06
FORMATのテーマです。空耳が聞こえるともっぱら評判の楽曲。

 

・「博士」の関連記事
今後のアップデートで登場する予定のキャラクターです。核心的な部分のネタバレは含まないので、物語の続きの要素をチラ見したい方はどうぞ!

MINDHACK:キャラ紹介08
博士の初登場記事。本人がじきじきに自己紹介してくれています。

MINDHACK:質問コーナーのお知らせ
2022年の夏、ファンの皆様からMINDHACKにまつわる質問を集めて回答する企画を行いました(現在は質問の募集は行っていません)。博士とシノが進行してくれています。

MINDHACK:質問コーナー回答その1
ホットフィックスの人数や主要キャラクターの誕生日、ユーニッドの得意科目などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その2
新米隊員の家族構成やユーニッドの住宅事情、イーヴリッグハゲそう問題などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その3
イーヴリッグの好きなランチプレート、ユーニッドの交友関係、マインドハッカーの資格などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その4
新米隊員おすすめの食事処、ユーニッドの収入源、イーヴリッグの箱の重さなどについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その5
先生が好きな花、主要キャラクターが好きな寿司ネタ、LAGOM教団の修行などについてお答え。

 

・そのほかキャラクターに関する記事

背丈比べ
MINDHACK主要キャラクターの身長に関するデータです。ウニがでかい。

MINDHACK:3章仮実装&おえかきチェック
MINDHACK主要キャラクターにお絵描き対決してもらいました。お絵描き対決って何だ?見た方が早い!

 

・世界観に関する記事

MINDHACK世界観紹介
デバッグルームのビジュアルができあがるまでのアレコレを記録しました。「ちっちゃくてカワイイ椅子」になるまでには色々あったのだ。

警備隊のシンボルマーク
警備隊ホットフィックスのシンボルマークである三角形についての豆知識です。アーリーアクセス版を遊んでから読むと新たな発見があるかもしれません。

施設の見取り図
マインドハックを行う施設のマップを図にしました。間取りってなんかワクワクするよね。しない?

MINDHACK:マインドハック以外の方法
マインドハック技術が確立する前には、どのようなバグ対策があったのか解説しました。ご唱和ください、マインドハックは身体にいいなあ!

 

・ゲーム内楽曲についての関連記事

MINDHACK:楽曲紹介01
オフィスの楽曲です。楽曲内のクセになる「キュイ……」の音について小鉄さんにコメントしていただきました。

MINDHACK:楽曲紹介02
タイピングパートの楽曲です。Jukeと呼ばれる楽曲ジャンルについて解説していただいています。

MINDHACK:楽曲紹介03
「ウニを丸めた」ときの楽曲です。ご陽気!ハッピー!マインドハック最高~~~~~!

MINDHACK:楽曲紹介04
記憶を覗いているときの楽曲です。参考音源が豊富でルーツが分かりやすい。

MINDHACK:配信告知&楽曲紹介05
タイトルの楽曲です。(配信告知は2022年のものなので注意)モチーフとなった、とあるピアノ楽曲についてご紹介しています。

MINDHACK:楽曲紹介07
廊下のテーマです。『訓練を受けた特殊部隊のプロフェッショナルたちが、オリジン弁当を食べながら気だるげに午後の任務についてすり合わせをしている』ような楽曲。

 

・そのほか開発に関する記事

MINDHACKロゴ
ゲームのタイトルロゴができるまでの試行錯誤を記録しました。開発初期のうろうろ感をお楽しみください。

MINDHACK:UIができるまで
テキストメッセージ欄などのUIができるまでの紆余曲折を記録しました。開発初期のもぞもぞ感をお楽しみください。

MINDHACK:プログラマー紹介
MINDHACKの技術サポート、undoさんのご紹介です。そう、あの『イノウノカルテ』のundoさんだッ!!

MINDHACK:英語へのローカライズ①
MINDHACKの英語版翻訳について、フリーランス日英翻訳家・岩﨑さんに解説していただきました。ユーニッドの海鮮語録はどう英語化したのか!?

MINDHACK:英語へのローカライズ②
引き続き岩﨑さんによる英語版MINDHACKの解説。「マインドハックは身体にいいなあ!」を英語で言ってみよう!

 

すきまトーク

本編のすきまとすきまを埋める、月イチ更新おもしろ会話劇。
本編に登場するさまざまなキャラクターや、本編では見られない施設の日常のようすをご覧いただけます。
だいたい毎月の4週目土曜日に更新中。

 

以上となります。いやあ、たくさんあるなあ。アーリーアクセス版を3章までクリアしたけど、まだまだ物足りない!という方は、春の夜更けにぜひ読んでみてください。今後も毎週土曜日に、ブログで最新情報をお届けしていきます!

MINDHACK:質問コーナー回答その5

【動画バージョンはこちら!】

シノ
「ぐぁっ……がは……」

シノ
「……息ができぬ……博士……」

シノ
「貴様、一体我に何をした……!」

COM_Z
「シノちゃん!? ……あっ」

COM_Z
「ごめんごめん!間違ってシノちゃんのフロッピーディスクに超高精細なお汁粉の画像を保存してしまったのだ!」

シノ
「何をしとるのだ何を!」

COM_Z
「削除しておくからもう大丈夫だよ~!さてみんな、ごきげんよう!夏から続いてきた質問回答コーナーも、今回で一旦最終回なのだ。ラストスパート、一気にいってみよう!」

 

Q.先生が一番好きな花の種類などはありますか?それともお花であればどんなものでも好きなんでしょうか?

COM_Z
「花束に使うような、ゴージャスなお花が好きみたいだよ~!でも、野原に咲いてるようなちっちゃなお花には興味ないみたい。たんぽぽとか、カワイイのにね!」

シノ
「花を愛でる風雅は分からぬ」

Q.バグの暴走でデバッグルームの仕切りガラスが割れていましたがその後更なるバグ対策の為に見直された事はありますか?設備面、ホットフィックス隊の対応方法はどのように変わりましたか?

COM_Z
「FORMATとしては『被害は最小限に抑えられた』って捉えてるみたい。だから、バグ発現への対策は問題なかったという認識みたいだよ。でもマインドハッカーに危険が及んだことは大問題だよね。とりあえず前より頑丈なガラスの導入を急いでいるみたいなのだ」

シノ
「人一人死んで最小限とは、ふふ」

Q.メインキャラクター達はなんの寿司が好きですか?

COM_Z
「隊長はマグロが好き!しかも天然本マグロの、大トロの一番いいとこなのだ!新米くんはグルメなので、太刀魚とか珍しいお寿司が好きみたい。でもたまに牛カルビ寿司とかに浮気しているよ。ユーニッドくんはイクラの軍艦が好きなのだ。ウニじゃないんだね〜。イーヴリッグくんはかっぱ巻きが好きなんだけど、人前で食べてるところは見せないねえ。ワガハイは回ってるお寿司が好きなのだ~!バラバラのおさかなが一定の速度で動いていて、実に興味深いのだ!シノちゃんは何が好き?

シノ
「鯛」

Q.ユーニッドとイーヴリッグの靴のサイズを教えて下さい!

COM_Z
「ユーニッドくんが28cm、イーヴリッグくんが25.5cmなのだ!」

シノ
「どこで調べたのだ……」

Q.エイさんはよく家を空けるとの事ですが、普段はどのくらいアジトに滞在しているのですか?

COM_Z
「お仕事と旅行で忙しいから、ほとんど家にいないみたいなのだ!ふら~っと帰ってきてふら~っと出ていくみたいだよ。お友達がたくさんいるんだね~!」

シノ
「結構な御身分だ」

Q.ユーニッドは個性的な柄のTシャツを何枚持っているのか知りたいです!

COM_Z
「エイさんが出かけるたびに買ってくるから、数えきれないくらいあるのだ!」

シノ
「甘やかされおって」

Q.ブラッディパエリアは結成から何年経つギャング団なのでしょうか?

COM_Z
「ユーニッドくんがフジツボと一緒に行動するようになってから、段々メンバーが増えていったようなのだ。かれこれ10年以上経つんじゃないかな?そんなに仲間と一緒にいられるなんて、素敵なことなのだ~!」

シノ
「弱い犬ほどよく群れる」

Q.LAGOM教団で、イーヴリッグがどんな修行をしているのか知りたいです!

COM_Z
「心を捨てて、未熟な有機のカラダのままでもLAGOM神に仕えるために、家具っぽいポーズをとりながらお祈りをしているよ!」

シノ
「家具っぽいポーズ……?」

Q.LAGOM教団には階級が存在するとのことですが、上に登り詰めるためにはどのような活動をすればいいのでしょうか?

COM_Z
「LAGOM教団の地位は、家具としての『良きインテリア』度合いで決まるのだ。より無機的な家具っぷりを磨けば、きっと偉くなれるのだ~!けど、ワガハイは心がある方が素敵だと思うけどね?」

シノ
「泣きも喚きもせぬヒトに価値はない」

Q.COM_Zさんは「世界で唯一心を持ったロボット」らしいですが、その心は本物なのでしょうか?

COM_Z
「ええ~、何これ?変な質問なのだ~!もちろん、コムちの心はホンモノのピュアピュアハートだよ!疑う余地もないのだ。こーんなにカワイくてごきげんなコムちに心や感情が存在しないなんて、ここまで質問コーナーを見てくれたキミたちは思わないよね? だってもうみんなコムちのこと大好きなはずなのだ!」

COM_Z
「人間は心を大事にする生き物だから、心があるからこそみんなに好きになってもらえるのだ。なぜかというと、ワガハイには心を生み出すプログラム『アザトーサー2000』があるから。心というのは、機械にとってはごくごくシンプルに存在を証明できるものなのだ!」

シノ
「貴様の戯言は分からん。要約せよ」

COM_Z
「カワイイは作れる、タマシイも作れるってことなのだ!」

 

COM_Z
「これで質問回答コーナーはおしまい!みんな、たっくさんの質問を本当にありがとう!キミたちからもらったお便りは、どれも貴重なサンプルなのだ。サンプルは、ワガハイがもっと世界を知るための手がかり。キミたちとワガハイを結んでくれる、かけがえのない絆なのだ。だからワガハイ、質問をくれたキミたちのことが愛おしくて仕方がないのだ!ねっ、シノちゃん!」

シノ
「このような茶番は懲り懲りだ」

シノ
「疾く、暇を告げよ」

COM_Z
「シノちゃんってば最後までいじっぱりなのだ~!さあ、この質問コーナーは幕を閉じるけれど、きっと近いうち、またキミたちに巡り合える予感がしているよ。いつかまた出会えるときまで、しばしのお別れなのだ。キミたちの行く先に、幸多からんことを!それじゃあみんな……ごきげんよう!」

 

COM_Z
「質問コーナー起爆スイッチ!!!」

COM_Z
「えい!!!」

MINDHACK:質問コーナーその4

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
「テンプレートテキストを挿入。
“こんにちは。COM_Zです。”」

シノ
「どうした 妙に覇気がないな」

COM_Z
「当企画では、COM_Zが、設問へ回答。
します。
外気温を取得。時候の挨拶を生成。」

シノ
「博士……?」

COM_Z
「………………
アザトーサー2000フィルターを適用。
パラメータ、cute  cuter cutest。
cu tes tes test。設定完了。」

COM_Z
「ありゃ?ごめんごめん! びっくりさせちゃったかな?
ワガハイ、ちょっと寝ぼけちゃってたみたいなのだ〜!
みんな、ごきげんよう!
最近すっかり涼しくなったから、今日はあったかいお茶でも入れて質問コーナーを聞いてほしいのだ~」

シノ
「……………」

COM_Z
「それではいってみよう!」

 

Q.マインドハックの世界には先生以外のマインドハッカーもいるのでしょうか?

COM_Z
「いるよいるよ~!まだまだ大勢ではないけれど、全国各地で活躍しているのだ!これからもっともーっとたくさんのマインドハッカーが増えたら、世界はどんどんハッピーになると思うのだ!」

シノ
「破壊衝動は尽きぬ。無駄なことよ」

Q.ハック後更生対象の趣味嗜好はハック前と全く異なりますか?

COM_Z
「場合によるねえ。人の趣味や嗜好は精神構造に深く結びついているから、ハック後に変化することもあるみたい。でも、アレルギーとかの体質を変えることはできないのだ」

シノ
「万能の技術などありはしない」

Q.新米隊員くんおすすめのご飯屋さんを教えてください。わたしはささみの唐揚げが好きです。

COM_Z
「ささみの唐揚げが好きだったらー、西館を出てすぐのところにある定食屋さんがおすすめなのだ!名物の唐揚げ丼は、ささみの唐揚げ6本が飛び出すほどの大ボリュームが嬉しい一品なのだ~!……と、新米くんのブログには書いてあるね!」

シノ
「そんなものを書いておったのか!?」

Q.新米隊員くんお気に入りの食堂のメニューは何ですか?おいしいものたくさん食べてがんばってね!!

COM_Z
「新米くんは最近気づいてしまったのだ……食堂よりも、購買の方がおいしいご飯ものが揃っているということに……!というわけで、最近はチキン南蛮弁当がお気に入りみたいだよ~!キミからのエールは、しっかり新米くんに伝えておくのだ!」

シノ
「聞いているだけで胃がもたれる」

Q.隊長、ダンベル何キロまで持てますか?

COM_Z
「正確に測ったことはないんだけどー……訓練施設で隊長が置いていった荷物を、ホットフィックスのとある隊員くんが運ぼうとしたら、腰が砕け散ったというウワサがあるよ!」

シノ
「どれだけ馬鹿力なのだ!?」

Q.ユーニッドはいつからブラックサンシャインを名乗るようになったのでしょうか?またその名を名乗る前は児童養護施設で別の呼び名が付けられたりしていたのでしょうか?

COM_Z
「養護施設では『ブラック』と呼ばれていたのだ!『サンシャイン』っていうのは、ある日突然フジツボがつけたあだ名らしいよ。あまりにも超クールだったので、そのまま『ブラックサンシャイン』が通り名になったのだ!」

シノ
「ブラックサンシャ……くっ、ふふ」

Q.ユーニッドは働いているのでしょうか。その場合職業は何なのでしょうか。

COM_Z
「ほかのグループにケンカで勝ったら、そのままカツアゲしてお金を頂戴していたのだ。」

シノ
「小物悪党といったところか」

Q.ユーニッドの必殺技(?)のトゲミサイルって、実際にトゲが外れて飛んでいくんでしょうか?
その場合、トゲは勝手に生え変わるんでしょうか?あるいは拾って再装着……?

COM_Z
「トゲミサイル……恐ろしい技なのだ!」

シノ
「ほかには?」

COM_Z
「はい、次の質問!」

Q.イーヴリッグの頭の箱の重さがどの程度なのか知りたいです。

COM_Z
「空っぽの一斗缶より少し重いくらいなのだ!」

シノ
「何が嬉しくてあんなものを……?」

Q.イーヴリッグくんは自分の体がもふもふなのが嫌で定期的にバリカンをかけてるという事ですが、背中の方はどうしてますか?さすがに手の届かない範囲は諦めるのでしょうか。

COM_Z
「シェアハウスの誰かに手伝ってもらってたみたいだよ!うるわしき共生関係なのだ~」

シノ
「だから、何故いらぬ苦労を」

Q.イーヴリッグくんにしっぽは有るのでしょうか。あればしっぽの形状を教えてください。

COM_Z
「鹿みたいな、短いふわふわの尻尾が生えてるよ!親御さんからは、『しっぽをつままれるような人間にはなるな』と教えられて育ったのだ」

シノ
「分かるようで分からん」

Q.ウミウシをペットにするのはこの世界では良くあることなのでしょうか?

COM_Z
「むかーし、ウミウシブームがあって大人気になったんだけど、その後捨てる人が続出しちゃって、野良ウミウシが増えてしまったのだ。みんな、ペットに責任を持とうね!」

シノ
「俗物の流行は愚昧よな」

Q.アサリさんが、せっかく祖国で沢山お客さんが出来たのに、流浪人になって現在ではブラッディパエリアに居付くようになったのは何故ですか?…祖国にいられなくなってしまったんでしょうか?

COM_Z
「アサリは、『やらかして』しまったのだ……!」

シノ
「知らぬ方がよいこともある」

Q.サメさんとさめちゃんの関係について知りたいです!

COM_Z
「サメさんとさめちゃんは親子らしいよ!とっても仲良しなのだ~!」

シノ
「子が親を愛するなど、愚かな」

Q.MINDHACKの世界で子供に人気の職業ランキングを教えてください!

COM_Z
「お国にお仕えする職業が、バツグンに人気があるね!特にホットフィックス隊に憧れるキッズは多いのだ!」

シノ
「ハ、安泰なことだ」

Q.社会科見学などで、施設に外部の人が入ることはありますか?

COM_Z
「政府の偉い人が視察に来ることはあるねえ!それから、マインドハッカーになりたい!っていう優秀なキッズのために「よいこのマインドハックツアー」が開催されることもあるのだ!一般の人が入ることはできないよ。」

シノ
「そうして子らを洗脳するのだな」

Q.マインドハックで更生した方々がその後どのように過ごしているか、施設側は調査・把握されていたりするんでしょうか?

COM_Z
「バグをもう一度抱くことがないように、特定の係の人が経過を観察しているのだ!電話をかけたり、ボランティアが支援したりもしているみたいだね」

シノ
「生涯監視されるとは、哀れな」

Q.コムちのパーツ、装甲のカスタムは可能ですか?足が逆関節やそもそも浮遊だったり、腕がロボットアームだったり武器化したり、装甲も施設の待機室の壁のようにモチモチだったり出来ますか?

COM_Z
「君はコムちをどうしたいのかな?今のコムちが一番カワイイに決まってるのだ!」

シノ
「簡単にもげるがな、腕も脚も」

Q.コムちの心はラブ&ピースに溢れているそうですが、シノちゃんのことはどれくらいラブですか?また、シノちゃんはコムちのことはどれくらいラブですか?

COM_Z
「シノちゃんは世界でまたとない、貴重な可愛いサンプルなのだ~!だから、ワガハイからのラブは100テラバイトくらいなのだ!シノちゃんはどう?」

シノ
「ふん…… 我はいずれ貴様を滅ぼす。それだけだ。どうだ、満足か?」

COM_Z
「はい、次」

Q.マインドハックがなかった時、バグをどうやって見つけていたのでしょうか?

COM_Z
「ちょっと前までは、バグは発現するまでその存在が分からなかったのだ!それから、バグを発見する技術が開発されたんだね。でも当初は、バグを見つけても治療する方法までは開発されていなかったのだ。だから、███████████」

シノ
「な、何だ今のは?」

COM_Z
「え? 何かあったのだ?」

シノ
「……いや、別に」

 

COM_Z
「ふう、今回もモリモリ回答して充実した質問コーナーだったのだ~! 」

シノ
「博士……今日は貴様、なにか……」

COM_Z
「え? どうかしたのだ?」

シノ
「……否、何でもない。捨て置け」

COM_Z
「ええ? 変なシノちゃんなのだ~」

COM_Z
「さてみんな、今日の質問コーナーはどうだったかな? 回答は来週で最終回! どうぞ、最後までお楽しみあれなのだ! それじゃあ、次回も元気にマインドハック! まったね~~~!」