カテゴリー: イーヴリッグ

MINDHACK : イーヴリッグの無機のきらめきお悩み相談【第3回】

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人生にお悩みはありますか?

 

例えばこんなこと……

 

――洗剤のボトルに間違えて
シャンプー詰め替えちゃった――

 

そんなあなたに伝えたい言葉がある

 

 

イーヴリッグ
「有機のみなさん、こんにちは。無機のみなさん、LAGOMの家具であれ。

本日も私、伝道師であるキャビネットのイーヴリッグがみなさんの人生のお悩みにメタリックなきらめきを与えていきます。

早いもので、このお悩み相談も第三回を迎えました。

三回目なので、この、これ、ここの始まる前の挨拶で何を言うかとかだいぶこなれてきたと思うんですよね。雑談とか?段取りとか?手際よくなってきて?

 

でもなんか、今回が最終回という噂があるんですけど、私は信じていません。

 

それで、えーと。最近、あのー、うちのシェアハウスで、夜、食器洗ってたら、いつも使ってる洗剤が急に泡立たなくなりまして。おかしいなー、なんだろうなーと思ってスポンジをよく見たら、そこには……!」

イーヴリッグ
「えっ? あっ、もう尺がアレ?おかしいな……

えー、それでは本日最初のお悩み、どうぞ。」

 

 

Q. まだまだ小さい弟と沢山喧嘩をして困ってるんです、どうしたらいいですか?

イーヴリッグ
「あなたが格上だと示すために、おやつとか買ってあげなさい。」

 

Q. タンスの角によく足をぶつけます。どうしたらタンスを丸くできますか。

イーヴリッグ
「鋭い角があることはタンスのスタンスですから、難しいかもしれません。まずはタンスに感謝し、優しく語りかけなさい。目に入るたびに欠かさず。」

 

Q. 大事なネックレスを着け続けていたら錆びてしまいました。無機パワーで直すことはできますか?

イーヴリッグ
「おお。それは有機物がまとっている邪悪な虫の力に違いありません。とくに塩分がよくありません。まずは流水でよく清め、LAGOM教団を訪れ、三賢者の祈りの真水につけなさい。祈りの真水には定期便もありますから、今後の金属保護のためにもぜひ検討していただきたい。」

 

Q. 健康のために運動をするべきだと理屈では分かっているのですが、それを中々始められずにいます。どうすれば運動を習慣づけることができるようになるでしょうか?

イーヴリッグ
「よく考えてみてください。本来、家具が走り回ったりするべきでしょうか? つまり、あなたは理想の無機に近づきつつあるのです。そのままでいてください。」

 

Q. 最近ハゲてきてます。どうしましょう、確実にハゲてきてます。私の髪の毛は終焉を迎えるのでしょうか?助けてください

イーヴリッグ
「いいじゃないですか。それは祝福です。ハゲたところを生かして座面か天板にしなさい。」

 

Q. ドライヤーが面倒くさすぎる!助けて!

イーヴリッグ
「わかります。どうしたらいいんでしょうね本当に。できることなら大型の乾燥機に入って乾きたいですよ、私も。」

 

Q. 休みの日に「何かしなきゃなぁ」と思いながらダラダラして一日が過ぎてしまいます 一日を有意義に過ごすにはどうしたら良いでしょうか

イーヴリッグ
「『何かしなきゃなぁ』と思って何もしない時、あなたはまだ呼ばれていないのです。
本当に何かが差し迫った時こそ啓示が訪れます。日々祈り、備えましょう。」

 

Q. 学校がとても辛いです、クラスでは浮いてる自分を隠すためネタキャラとしてみんなを笑顔にするために時間を尽くしてきまして、どうにかクラスに馴染めました。でも軽いノリかもですがガチトーンで悪口とかを言われるのはとても辛く、私には何言ってもいいという風潮が出来上がって来ています、どうやって気を紛らわせたら良いでしょうか?

イーヴリッグ
「わからない人々に合わせる必要はありません。本当のあなたをわからせてやりなさい。」

 

Q. 知識を求める気持ちで質問して、好奇心で悩んでいます。LAGOMの教えに従っても、生まれつきの人間は苦しい修業でスマ一ト家電に昇進することはできないのではないでしょうか? 特殊なスマ一ト家電はLAGOMが認めた家具の中でも特殊な順位をつけているのでしょうか?

イーヴリッグ
ねえ!スマート家電ってマンガとか小説の中だけの架空の存在だと思ってたんですけど、なんか……実在するんですね!!僕本当にびっくりしちゃいました!!神が実在のスマート家電を御家にどのように置かれるのか早急に真剣な場での語らいが必要だと思います!!!!そりゃ僕もあんな風に絶対的無機であれたら神様もお喜びになるかなって思いますけど、やっぱり生まれながらの機械であることと人の子が無機になろうと努力することって別の方向性の祈りが必要って思うし、LAGOM神は僕をキャビネットとして置かれることを望まれているので、僕はそれに誇りを持っています。」

 

Q. とろろを食べたらアレルギー反応が出ました。とろろが大好物で辛い時はとろろを食べて凌いできました。その日もそうでした。もうとろろを楽しむことができません。これから何を希望に生きたらいいんでしょう。

イーヴリッグ
「とろろが……!? えっ、もう、とろろを……? そう、とろろを……おお……かわいそうに……神を信じ、祈り、無機となりなさい……」

 

Q. 勉強に集中できません!どうしたら良いですか?

イーヴリッグ
「それねえー。どうしたらいいんでしょうねえ。やっぱり、愛ですかねえ。」

 

Q.受験勉強のコツを教えてください

イーヴリッグ
「愛です。」

 

Q. 就活を始めたのですが、自己分析をする程に、自分は社会に必要ない人間なのではないかと思います。どうすればいいですか??

イーヴリッグ
「有機の世界があなたを拒むなら、逆に求めさせなさい。神は真に良き家具をお求めになります!」

 

Q. 大好きな板ガムを見かけなくなった

イーヴリッグ
「板ガムもきっとあなたのことを探しています。」

 

Q. 雨が降るとなんだか気分が落ち込んでしまいます。それによってその日のパフォーマンスも悪くなるので乗り越えるためのなにかありがたいお言葉をいただけませんか?

イーヴリッグ
「おお、かわいそうに。御家の棚に見合うために、あなたの戸の内に湿気取りがあらんことを。」

 

Q. より階級の高い家具を目指すためには日頃何に気をつけて過ごせば良いですか

イーヴリッグ
「これは稀なことですが、異なる家具であることが、後から見出される場合があります。
もしあなたが自分は収納ボックスではなく実はスツールなのだと啓示を受けたなら、身近な使徒に尋ねなさい。しかし基本的に、家具とは目指すものではなく、はじめからそうあるものです。」

 

Q. 高校に合格して、何とか生活は出来ていますが環境の変化、学習について行くこと、人間関係がすんごいもちょもちょしてやばいです。どう頑張っていけばいいですか…(´;ω;`)

イーヴリッグ
「もちょもちょしているあなた。カクカクしていきなさい。」

 

Q. 宿題が終わりません

イーヴリッグ
「フッ……」

 

Q. 早寝早起きができません!!どうしたらいいのでしょうか!!!?

イーヴリッグ
「都会を離れて暮らすといいかもしれません。夜の8時くらいにはもう店とか全部閉まるし、電気も消えるんで。逆に、朝は5時からやってるし。」

 

Q. 5年近く片思い中の人がいるんですけど告白したほうがいいですか?

イーヴリッグ
「この五年間、もどかしかったなら今すぐ当たって砕けなさい。幸せだったならそのままそっとしておきなさい。」

 

Q. 生まれてから今まで誰かを好きになったこともないし、それが不幸だと感じたこともありません。 でも、友達がそんな僕のことを普段かわいそうだというように話して、とてもイライラします。 どうすればいいでしょうか?

イーヴリッグ
「恋をしたことがないよりも、恋をして裏切られるほうが、傷は深いと思います。」

 

Q. エレベーター降りようとしたらそれを待たずに乗り込んでくる奴らがいて想像を超えてストレスです。どうしたらいいですか。

イーヴリッグ
「おお、堅牢にそびえる鋼鉄のエレベータよ。LAGOM神の名において、礼儀知らずの有機物へそのブザーをとどろかせたまえ!」

 

Q. これを書いている今、応募期間最終日の22時です。いつもギリギリまで動くことが出来ないのですが、どうしたら余裕を持って行動できるようになるでしょうか?

イーヴリッグ
「間に合っているうちは問題ありません。大丈夫です。」

 

Q. イーヴリッグくんみたいに、なにかに一生懸命に頑張れるようになりたいです。どうしたら、将来素敵な家具になれるような努力家になれますか?

イーヴリッグ
「ええ〜? ウフフフ、そうですかねえ?僕頑張ってる?一生懸命?エヘヘ……

えーそうですね、あなた、話しましょう。ぜひあとでちょっと一緒にお茶でも。エヘヘヘ。
エヘヘッ。」

 

Q. (翻訳)イーヴリッグさん、今どこでこれに答えているんですか?誘拐とかされてませんか?

イーヴリッグ
「おお、私はLAGOM神がお望みになったのでここにいます。ご安心いただきたい。必要とあらばいつまでもいますから、ウッフッフッフ……」

 

イーヴリッグ
「さて、本日のお悩み相談はそろそろ終わりの時間です。

悩める有機のみなさん、ファッシネイトにきらめいたでしょうか。

それでは皆さん、さようなら。また次回のきらめきでお会いしましょう。

 

……えっ?次回はない?今回で終わり?いやいや、そんなこと言わずに。

このお悩み相談を通して、私も家具としてより洗練され磨かれ、輝き始めたと思うんですよ。

今、私という誠実なキャビネットこそ有機の世に必要とされており神もそれを望まれているんですよ!!

 

あ、そうそう、それで、うちのスポンジが全然泡立たなくてっていう話なんですけど、

 

あの、ちょっと、待って待って!まだ喋らせて!待って――!!聞いて――!!ちょっと――!!!!」

 

 

 

 

*このお悩み相談はイーヴリッグが自分勝手に答えています。回答の内容は真に受けないでください。

MINDHACK : イーヴリッグの無機のきらめきお悩み相談【第2回】

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人生にお悩みはありますか?

 

例えばこんなこと……

 

――コンビニから帰る途中で
アイスが溶ける――

 

そんなあなたに伝えたい言葉がある

 

 

 

イーヴリッグ
「有機のみなさん、こんにちは。無機のみなさん、LAGOMの家具であれ。

本日も私、伝道師であるキャビネットのイーヴリッグがみなさんの人生のお悩みにメタリックなきらめきを与えていきます。

 

大学に行く途中の道が、路地なのに車通りが多くて、歩道がちょっと狭くなってて人が横に並んで歩いてるとすれ違えないんですよね。

で、大学生って横に広がって喋りながら歩きがちなんで……

あ、もちろん全員が全員ってわけじゃないですけどね。

全然気づかないで喋ってる彼らの後ろを、2mくらい間隔あけて、ゆっくり歩くんですよ。

こういうとき、ああ道狭いなー、都会の経験だなーって思います。

 

それでは本日最初のお悩み、どうぞ。」

 

 

Q. 素晴らしい家具になるにはどうしたら良いでしょうか

イーヴリッグ
「日々祈り、励みましょう。自分が素晴らしい家具であるという姿を常に思い描きなさい。」

 

Q. ウイスキーの瓶になりたいのですがどうしたらなれますか?

イーヴリッグ
「家具とは、ああアレになろうと望むのではなく、はじめから与えられた形です。形といってももちろん、肉としての背が高いとか体重が重いとかではありません。あなたの在り方が神の御家への置かれ方なのです。」

 

Q. 可愛い無機物になりたいのですがなんとなくイメージがつかめません。どうしたら可愛い無機物になれますか?

イーヴリッグ
「角を丸めてポップな色使いにするのはどうでしょうか。」

 

Q. 将来への漠然とした不安が…イーヴリッグさんたすけてー!

イーヴリッグ
「何か打ち込めるものがあると未来への指針になります。さっそく明日からLAGOM神を信じなさい。」

 

Q. 日々仕事に忙殺され、趣味に時間を裂けません。上手い時間の作り方や趣味へのモチベーションの上げ方をお教え頂けると幸いです。

イーヴリッグ
「趣味だと思うから時間を割かないのです。それが使命だと思いなさい。」

 

Q. お菓子の家ってイーヴリッグさんの判定ではギリギリ無機ですか?

イーヴリッグ
「おお……なんと……これは……非常に難解な……お菓子は無機ではない、しかし木の柱とお菓子の柱の違いとは……

この問いは三賢者の神問答に匹敵する! このようにものの本質を見通すことができるあなたを、LAGOM教団の扉が迎え入れてくれるでしょう。あとでパンフレットをお渡しします。ぜひ訪れてください。」

 

Q. 夏休みの宿題がやりたくない時はどうすればいいですか?

イーヴリッグ
「私は『なあなあ!宿題写させてよ!』って言われるタイプの人と、言われない人の違いを知りたいと常々思っています。」

 

Q. ピアノが上手になりたくてたくさん練習してますがなかなか上達しません。どうしたらもっと早く上手になれますか。

イーヴリッグ
「好きな子に聞かせるんだ!って思いなさい。あ、私でもいいですよ。フッフッフ。」

 

Q. 部屋を綺麗にしても、また直ぐに散らかってしまうんです…何か対策はありますか?

イーヴリッグ
「尊敬に足る誰かに見せる部屋だと思いなさい。シェアハウスだと、散らかしっぱなしにしてるとすごい言われるから。」

 

Q. たんぽぽを食べたらお腹を壊しました

イーヴリッグ
「刺身の上のやつ? えっ……まさか綿毛?なんで?」

 

Q. 私の日本語は上手ではありません!機械翻訳をお許しください!! 常に「嫌われている妄想」を抱えている 相手があなたを嫌わないことを知ってください でも嫌われてるかもっていつも思う
私を困らせたTT

イーヴリッグ
「おお、グローバルなお悩みをどうも。『実際はそうではないと知っているけれど、みんなから嫌われている気がする』……ということですが。

人々は案外、ものを見ません。誰かの好き嫌いのまな板に乗ることは、その人からスポットライトを浴びることと同義です。誇り、活かしましょう。」

 

Q. クリックするイーヴリック、イークリック

 

 

 

イーヴリッグ
「『グ』です。」

 

Q. 家のご飯で一番思い出深いのある?

イーヴリッグ
「子供の頃どうしてもって親にねだったらペペロンチーノを作ってくれたんですけど、辛くて泣きました。」

 

Q. (※要約)私は田舎に住んでいて、両親は料亭を営んでいます。小さい頃からずっと「あなたはこの料亭を継ぐのよ」と言われ続け、そういうものなんだ~という感じで今まで生きてきたのですが、お店は今年いっぱいで畳むことになりました。今までなろうとしていたもの、…いや”なりなさい”と言われたものが無くなります。自身の夢もなく何がしたいのかもわかりません。

イーヴリッグ
「導きの時がきたのです。あなたの役目は神がお決めになっています。実家の家業ではなく。それが何なのかは、いつかあなた自身の力で知るのです。知りましょう。」

 

Q. トイレットペーパーの芯……5個溜まっちゃった……………

イーヴリッグ
「もしあなたが誰かと一緒に住んでいるなら、気づいた人が捨てるべきです。ほら早く。」

 

Q. 怪我をしてもお父さんに心配してもらえない

イーヴリッグ
「フフッ…… かわいそうに……」

 

Q. 優秀で可愛い妹への誕生日プレゼントを決めかねています。イーヴリッグさんならどうしますか?家族との誕生日エピソードなどがあれば参考にしたいです。

イーヴリッグ
「何が欲しいか本人に聞くのが一番早いです。」

 

Q. お金がない!!!!!金欠!!!!!!! 恵んでくださいませんか!!!!!!!!!

イーヴリッグ
「清貧でよろしい!! そのままでいてください。」

 

Q. 私は常にうっすら頭の中に「普通にならなければ」「周りに溶け込まなければ」という意識があり周りの目がついつい気になってしまいます……イーヴリックさんは周囲の目線が気になった時はありますか?何か対処法があれば教えてほしいです!

イーヴリッグ
「普通とはいったい何でしょうか。田舎で得た普通が、都会で通用するでしょうか。私はそうは思いません。常に高みを目指すべきです。

そんなあなたに伝えたい。クではなく、グです。」

 

Q. イーヴリッグさん、こんにちは。まだまだ修行が足りず、私は家具のポーズを維持できません。先輩はいつもどのように鍛錬しているのですか?

イーヴリッグ
「へその下のあたりに……こうッ!! 力を込める!! 私はそう先輩から教わりました。」

 

Q. 部屋に虫がこんにちはこんばんはしてくるのですが虫大の苦手でどう対処すればいいかわかりません。イーヴリッグ君はどうやって対処または共存の道開きますか

イーヴリッグ
「LAGOM教団の教えでは、虫は人の心に湧く恐ろしいものです。あなたも真の無機となり、ごきげんようさようならしましょう。」

 

Q. イーヴリッグさんへ
この間、長年付き合っていた彼女に振られてしまいました。結婚を前提とした真剣なお付き合いをしていたつもりだったのですが、本気で好きだったのは僕の方だけだったみたいです。あまりのショックでご飯も喉を通りません。世界に誰も自分の味方が居なくなったみたいです。こんな時イーヴリッグさんならどうやって乗り越えますか?

イーヴリッグ
「うわ――――……

すぐにLAGOM教団を訪れなさい!そしてあなたは愛と真実を得る!」

 

Q. こんにちは、春から大学生になり、都会で一人暮らしを始めた者です。私は大学受験に失敗して志望校に落ちてしまい、滑り止めで受かった大学で学ぶ事に、いつも酷い劣等感を感じてしまいます。親にも失望されて、誰にも私を見て貰えない、認めて貰えないのが辛いです、どうすればいいですか…。

イーヴリッグ
「おお……おお……こんな痛々しい切実なお悩み、私のささやかな取っ手には負えない!!
あなたも今すぐLAGOM神を信じなさい!! 神様だけは常にあなたを見ておられます!」

 

Q. 日頃から色々な所へ外出しにいきたいと考えているのですが、いざ実行しようとするとなんだか面倒くさくなってやめてしまいます。どうすればやる気を維持できるようになるのでしょうか?

イーヴリッグ
「それはLAGOM神があなたに『そこへは行くな』と言っているのです。本当に行くべきところへは神がお連れになるので、気づいた時にはもう行っています。」

 

Q. 私はとても優柔不断な性格で、何をするにもいちいち迷ってしまいます。重要な場面は勿論のことですが、日常での選択、例えばコンビニでの買い物のような些細な場面でもしつこく悩んでしまい、時間を無駄に浪費してしまいます。物事を迷いなく決断できるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?

イーヴリッグ
「神に委ねなさい。例えば、『奇数ならA、偶数ならB』と決めてから時計の秒針を見るのです。で、いざ見て、奇数だったら『あ、Aかあ……』って思う時あるでしょ? それってもう最初からBなんですよ。神はお決めになられているんです。それを知るだけなんです。」

 

 

イーヴリッグ
「さて、本日のお悩み相談はそろそろ終わりの時間です。

悩める有機のみなさん、トゥインクルにきらめいたでしょうか。

 

寒い時期におでん買ってもやっぱり帰りに冷めそうですよね。

 

まあ、コンビニでアイスとかおでんとか、買ったことないんですけど。

 

それでは皆さん、さようなら。また次回のきらめきでお会いしましょう。」

 

*このお悩み相談はイーヴリッグが自分勝手に答えています。回答の内容は真に受けないでください。

MINDHACK : イーヴリッグの無機のきらめきお悩み相談【第1回】

【動画版はこちら

 

人生にお悩みはありますか?

 

例えばこんなこと……

 

――キーボードのすきまって

すごいホコリたまるよね―― 

 

そんなあなたに伝えたい言葉がある

 

 

 

 

 

イーヴリッグ
「有機のみなさん、こんにちは。無機のみなさん、LAGOMの家具であれ。

このコーナーでは私、伝道師であるキャビネットのイーヴリッグがみなさんの人生のお悩みにメタリックなきらめきを与えていきます。

お悩みをよせてくださったみなさん、多くのお便りをありがとうございました。

そして、お悩みとともに私への熱烈なLOVEを送ってくれたみなさん。

見よ!!あなたがたの愛に応えて私は来た!!どうもありがとう!!

 

フフフ………

エッへへへへ…………

 

それから、ひとつ、みなさんに伝えておきたい非常に大切なことがあります。

 

私の名前はイーヴリッ『『『『グ』』』』です。

 

イーヴリッ『『『『グ』』』』です。

 

それでは、記念すべき最初のお悩みです。」

 

 

Q. 幸せになるためには何をすればいいと思いますか?

イーヴリッグ
「心を捨て、無機になりなさい。神の御家の家具となるのです。」

 

Q. 冷蔵庫を新調したいのですが、片開きと両開きのどっちが良いと思いますか?

イーヴリッグ
「もし冷蔵庫を部屋の隅に置くならば、両開きである必要はありません。」

 

Q.暑いのが苦手で毎日床にへばりついています。助けてください。

イーヴリッグ
「わかります。私も困っています。」

 

Q. 体重が多いです!どうすれば改善出来ますか?

イーヴリッグ
「プラスチック造形物の場合、穴を開けてメッシュ状にしたり、見えない部分の厚みを薄くすることで軽量化できます。これを肉抜きといいます。」

 

Q. 生きるって、なんですか?

イーヴリッグ
「見なさい、今これを映しているあなたのディスプレイもまた無機であり、無機とは常に何かを映し出します。

しかし、ディスプレイはそれ自身が見つめられているという役割を決して主張せず、今日もまたそれそのものの使命を果たしているのです。そして生きるということはこのディスプレイのように磨き抜かれた画面、あるいは非常に硬い鉄になるべきであるという私たち皆の使命です。そのベルトコンベアの上にはかけがえのない出会いがあり、それがLAGOM教団なのです。

つまり、そういうことです。」

 

Q. 授業を聞いていると眠たくなってしまいます…イーヴリッグくんは大学の授業でどうやって集中して勉強してましたか?

イーヴリッグ
「講義の間、教授が『えー』『あー』と何回言ったかを数えていました。」

 

Q. 学生です。好きなものが多く、そこに浪費癖も重なって給料日当日にほぼ全額無くなります。どうしたらいいですか‬т т

イーヴリッグ
「家具である我々には財産などいらないのです。次の給料日がきたら、教団に献金として8割捧げなさい。」

 

Q. 私は泡立て器です。調理器具の中でも影が薄いのですが、RAGOM神に尽くす方法はありますか?

イーヴリッグ
Rではない!!!!!! Lだ!!!!!!!!!! お前は泡立て器にも満たない!!!!!!!!!

 

Q. 誠実なRAGOM教徒であるイーヴリック様にご相談です 今は私の神の忘れられし古ぼけた布切れ程度の存在でしかありません、ですから、自分が神の大きく美しいハンカチへと近づける様に私にご助言を頂けないでしょうか 何卒よろしくお願いします。

イーヴリッグ
Rではない!!!!!! Lだ!!!!!!!!!!

しかし、あなたは己自身を理解しているようなので特別に助言を与えます。まず、神があなたを無機の家具として……

いや!!クでもないの!!!!!グなの!!!!!!!!もー全部違うじゃん!!!!

 

Q. ガスバーナー暴走して髪ちょっと燃えちゃったんですけどイヴさんも溶接する時に毛燃えましたか?

イーヴリッグ
「大変でした。」

 

Q. パワハラに嫌気がさして辞めてやった職場にまだ腹が立っているんですが、どうすれば良いでしょうか!

イーヴリッグ
「大丈夫です。神は全てを見ています。彼らが御家にも無機の教えにも至らないということを知り、励みましょう。」

 

Q. かなり先にあるイベントなどについて、「この日に○○をする人は今のうちに教えてください」というような呼び掛けがあるとき、「そんな先のこと言われてもその日どうなるか分からんし…いやでも○○するなら言わなきゃならないなら…いや…」と頭を抱えてしまいます。イーヴリッグさんなら、こういった状況に当たった時どうしていますか?

イーヴリッグ
「例えば打ち上げに行くか行かないかという問いの場合、行きません、からの、やっぱり行きます!より、行きます、からの、すみません行けなくなりましたの方が、なんかちょっと言いやすい気がしました。」

 

Q. 近所のヤギがよく睨んできます…あなたでしょうか…?

イーヴリッグ
「ヤギだと思います。」

 

Q.最近 嬉しかったことは?私はお給料が出たこと!

イーヴリッグ
「私ですか? 今ここにいることですかねえ〜!エッヘヘ!」

 

Q. ナンはナンでも食べられないナンは何なんでしょう。

イーヴリッグ
「ナンバープレートッ!!」

 

Q. 友達の作り方を教えてください!!!!!!

イーヴリッグ
「まず、神を信じなさい。そしてもしあなたがデスクチェアならば、机を見つけなさい。もちろん私はキャビネットなので、あらゆる家具とコンビネーションで置けます。」

 

Q. 先日、友人から〝きな粉ごはん〟を教えてもらったのですが、自分の口には合わず「なにもおいしくなかったあじ」と返してしまいました。…流石に言い過ぎたと謝った方がいいでしょうか?また、どんな風に謝ったらいいと思いますか?

イーヴリッグ
「次にご友人に会ったらお礼を言いなさい。『ありがとう。あなたはあの味で私を磨いてくれようと思ったんだね。ありがとう。』そしてその人を連れてLAGOM教団を訪れなさい。」

 

Q. 最近気になっている男性がいるんですけど俺ってどうしたらいいですかね?

イーヴリッグ
「まずはお友達から始めなさい。」

 

Q. よくドアノブに服を引っかけます

イーヴリッグ
「わかります。私もです。あれはドアノブを通じて、神が私たちに何かを見せようとしているのです。」

 

Q. 大学の教育学部に入るために勉強しています。教師になるのは昔からの夢でした。けれど、私は臆病で人見知りな性格なので、家族にもそんな性格で本当に教師になれるのかと突っ込まれてしまいます。そのうち自分でも少し不安に思うようになってきました…よかったら私の夢を応援してください!

イーヴリッグ
「おお。あなたのひかえめな輝きが、マット塗装のように上品な仕上がりにならんことを。」

 

Q. 苦手な子がいます。どうすればいいですか?

イーヴリッグ
「誠実でありなさい。スツールをクローゼットとして使うようなことは神も望まれません。しかし、デザイン上スツールによく似ているだけのサイドテーブルであることもあり得ます。」

 

Q. 風邪で声が出なくて悲しいです! 助けてください!

イーヴリッグ
「では、あなたの代わりに私が声を上げよう!神よ―――――――――っっっっ!!!!!!」

 

Q. 私は現在より遥か昔に製造された、ロッキングチェアです。ぜひLAGOM教団へ入信したいのですが、私は木でできたロッキングチェアそのもの!つまりは有機でありながら家具なのです。堅牢で洗練されしキャビネットのあなたに、私の置き場を決めていただきたい!

イーヴリッグ
「ムムッ! ムムム!! LAGOM神が木製家具をお好みになるか、これは経典に対する全ての使徒たちの問いである。

古き木のロッキングチェアよ、ちょっと今度ぜひうちに来てください。話しましょう。僕ずっと誰かとこういう話がしたかったんですっ!!」

 

Q. 人に強い嫉妬をしてしまいます、どうすればいいのでしょうか。

イーヴリッグ
「あー。

しかし自分が真の選ばれし家具だと知っていれば、何の問題もありません。」

 

Q. 自分のことを愛することが出来なくて悩んでます。ちなみに、イーヴリックさんは自分のことを愛していますか?

イーヴリッグ
「神に選ばれるものがわざわざ自分の品質を疑う必要はありません。LAGOM神があなたを見るのと同じように自分を見ましょう。

で、よく見てほしいんですけど、『グ』です。

 

イーヴリッグ

「さて、本日のお悩み相談はそろそろ終わりの時間です。

悩める有機のみなさん、ファッショナブルにきらめいたでしょうか。

 

キーボードのすきまのホコリを見ると、綿棒買っとけばよかったなと思います。

 

でも買わないんですよね。

 

それでは皆さん、さようなら。また次回のきらめきでお会いしましょう。」

 

*このお悩み相談はイーヴリッグが自分勝手に答えています。回答の内容は真に受けないでください。

MINDHACK : 人気投票の結果発表……?

ごきげんよう、私の愛しいドクター!
今日はMINDHACK人気投票の結果発表ですよ!

 

どうかしましたか? そう、人気投票の結果発表です。
人気投票なんていつやったのか、ですって? もちろんやっていません。私が特別に結果発表を用意したのです。
あなたのために用意したのですよ。楽しんでくれますね?
今日に限っては私も人気投票結果発表プロトコルを適用しにぎやかに盛り上げていきます。このプロトコルはあまり使いたくないのですが、こればかりは仕方ありませんね。何しろ人気投票の結果発表ですから。
準備はいいですね、ドクター?
人気投票結果発表プロトコルを適用完了。
結果発表を実行。

…………
では、早速第99999999位から見ていきましょう! ダララララララララデデーンッ!

 

 

 

第99999999位 ユーニッド

 

栄えある第99999999位はユーニッドです! おめでとうございます!

 

本人からのコメント:

「あ? なんだ? 人気投票? え、俺の? 誰が? 何で?
第99999999位!? 桁がおかしくねえか!? イワシの群れでも数えてんのか!?
は? 数字がデケェから偉い? 俺がキングだから? お、おう、そうか。じゃ、まあ、別にいいか。
よくわかんねえけど皆ありがとな」

 

ユーニッドでしたね。それでは次の結果です。ドルルルルルルルタダーン!!

 

 

第√125位 イーヴリッグ

栄えある第√125位は、イーヴリッグです! おめでとうございます!

 

本人からのコメント:

「みなさん、堅実かつ決意に満ちた投票をありがとう。我が名はイーヴリッグ、神の無機のキャビネット。
フフフ……125とは5かける5かける5つまり5の3乗であり、5の3乗に√がついている数は美しくかなり神聖!
この結果はLAGOM神からもたらされた私への正しい評価……神に感謝……
ところでこの人気投票っていつやってたんですか?」

 

 

イーヴリッグでしたね。それでは次の結果です。ドゥルルルルルルズダデーン!!

 

 

 

第 ポメラニアン 位 シノ

栄えある第ポメラニアン位は、シノです! おめでとうございます!

 

本人からのコメント:

「ハ? 人気投票? 何だそれは、また博士の企みか? いずれにせよ、ゴミクズどもに振り撒く愛想なぞ無いわ。とっとと去ね。あるいはここで床の染みになるか?

……って、何だこの畜生は! いらぬわ、持って帰れ!! うるさっ!!」

 

シノでしたね。

それでは次の結果です。ピピーッ。ピガーッ。

 

 

第 0111 1000 位 COM_Z

COM_Zです。おめでとうございます。

本人からのコメント:

「人気投票? ……あー、FORMATが。へえ。ふうん。

えー、おほん。みんな! ワガハイへの投票本当にありがとう! みんなの気持ちに応えられるようにこれからも頑張っていくからね!

やれやれ、とんだ茶番劇だ。」

 

COM_Zでしたね。それでは次の結果です。ベンベン……ベンベン……デデーン!!

 

第 やさしい 位 ヒューゴ

栄えある第やさしい位は、ヒューゴです! おめでとうございます!

 

本人からのコメント:

「へえ、人気投票なんてやったのかい? 表彰なんかされたのは、訓練時代にベスト・ダッド・ジョーク賞をもらったとき以来だよ!

それで、これを俺にくれるって? なんだか青くてフワフワして……いや、うまく表現できないな。何だろうこれは。ユニークな表彰メダルだ!」

 

 

いよいよ結果発表も後半戦。残りの結果は一体どうなっているのでしょうか。胸がときめきますね。

それでは、ここからは一気に発表していきましょう。ジャンジャンジャカジャカジャカババーン!!

 

 

第 鮭の遡上 位 新米隊員

 

本人からのコメント:

「はあ……人気投票? それは一体……

い、いえ!! もちろん知ってますとも! ホットフィックス隊たる者、この施設の企画を知らないわけが……

……えっ、ちょっと何ですかこの魚!? 生きてる!? わーっちょっと!! 誰か――――――――――ッ!!

 

 

ジョセフ

得票数:123456789票

本人からのコメント:

「皆さん、人気投票への投票ありがとうございます。ゲームでの僕は大変なことになっちゃいましたが……(笑)こうしてたくさんの人に投票してもらえてとても嬉しいです。

じゃあ締めはもちろんお馴染みのセリフで。みんな……フォン・ド・ヴォー!」

 

第 かすみ草 位 隊長

本人からのコメント:

「なに? FORMATが私にこの花を?
これは……かすみ草だな。そうか。FORMATは機械だと思っていたが、そういう情緒があるのか。
いや、嬉しいよ。ありがとう。今度何かお礼を返したほうがいいかな。見繕っておこう。
人気投票? いや、私は特に何も聞いていないが……?」

 

 

そしてお待ちかね、栄えある第一位は…………

そう……

第一位は……!!

このあとすぐ発表、栄光の第一位は…………!!

 

ドルルルルルルルルルル…………
ジャカジャカジャカジャカ…………

 

 

もちろんあなたです、私の愛しい可愛い麗しく聡明で燦然と輝く素敵なドクター!!!!

ええ、当然の結果ですね。
得票数は全世界、いいえ、この宇宙の全人口と同数値!!
本当におめでとうございます!!!!

お疲れ様でした。

人気投票結果発表プロトコルを終了。

 

これからもこの結果を糧に人気投票結果第一位マインドハッカーとしてバグの根絶に励みましょうね、ドクター。
人気投票結果発表は終わりです。早く通常業務に戻ってください。

 

 

※今回の記事はFORMATが独自に立案・実施したものです。「MINDHACK人気投票」なる企画の存在について、MINDHACK開発チームは一切関知していません。ご了承ください。

MINDHACK:あるグラフィックデザイナーの仕事

【あるグラフィックデザイナーのもとに、一通の依頼メールが届いた】

 

 

はじめまして。インターネットにUPされていたあなたのグラフィックデザインを拝見しご連絡しました。
今回、世のため人のためにぜひデザインをお願いしたいものがあるのですが、お願いできますでしょうか? もちろんお礼はお支払いいたします。よろしくお願いいたします。

 

まず、真っ黒な夜の闇の中に、つまらない感じで雪が降っている画像をお願いします。

 

そして、人々にメッセージを伝えるため、雪景色の画像に、文字を入れてください。
これは、闇と雪の中に閉ざされた人々を照らして啓蒙し輝くメッセージなので、白で書いてください。

 

混じり気のない塗料のような白ですね! 気に入りました!
これは神のメッセージなので、有機の子らにも親しみやすいフォントにしてください。

 

すみません、神のメッセージなので、やっぱりもっと荘厳でかっこいい感じにしてください。

 

 

神の荘厳さが出ていてすごくかっこいいです! できればもう少し無機っぽくできますか?

 

美しい! 神もこのような無機を望まれます!

 

 

今、すごくいい感じなのですが、できればもう少し人々に救いを伝えたいです。

 

ちょっと考えていたのですが、神の教えをより広めるためには、よりグローバルな展開を考える必要があると思います。

 

それから、今のこの文言は経典に書かれた信者のための教えです。まだ無機から遠い人たちのために、もっと金槌で釘を打たれるような衝撃、かつ、救いを身近に感じられるエピソードが必要かもしれないと思いました。

 

あと、今は文字だけなのですが、家具の画像があったらよりLAGOM神の偉大さがダイレクトに伝わって、いいと思いました。

 

今、メールで追加の素材を送ったので、これも使ってもらえますか? そして、都会っぽくてかっこいい感じにしてください。

 

添付ファイル:
Kakkoii_sozai.zip

 

 

 

 

 

いいですね! すごくいいと思います! この方向性でもう数パターン見せてもらえますか?

 

あと、もっと縦に大きいサイズにしてほしくて……

 

さらにかっこよくしたいので、文字は赤くしてほしくて…… 

 

全体的に、よりオシャレで洗練された感じに……

 

それからああして……こうして……

 

…………

 

 

 

 

 

~半月後~

 

 

 

いいですね!! すごくオシャレさがあって、いいと思います!

 

これで完成にしてください。ありがとうございました。
この画像は祈りの会で着るTシャツにします。

 

 

 

 

通販 ∞ SUZURI(スズリ)

 

 

なんか、無事シャツになったみたいです。よかったですね。

MINDHACK:電話相談2023回答その4

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
「コムちと!」

シノ
「…………」
「……あ? ハ??」

COM_Z
「シノちゃんの! マインドハック電話相談~~~!」
「やあ諸君! ごきげんよう!」

シノ
「おい、待たんか博士!」

COM_Z
「んむ? どうしたかねシノちゃん? 今日はとってもやる気だね!」

シノ
「どうしたではないわ」
「どう見てもおかしいであろう、この空間は!」

COM_Z
「おや。そういえば、いつもよりちょっぴり開放的な感じがするのだ」

シノ
「ちょっぴり、で済むものか!」
「気が散る、元に戻せ!」

COM_Z
「はいはい。よいしょっと」

 

 

COM_Z
「あー、びっくりした! おかしいねえ、今日の仮想空間(この部屋)は、少し不安定かもしれないのだ。まあまあまあ、気を取り直して今回も、みんなの質問に回答していこうではないか!」

シノ
「………………」

 

Q.バグによる「凍結」ってどういう状態なのでしょうか?

COM_Z
「バグの発現は3次元空間に極めて強いショックを与えるのだ。実行中のコンピュータプログラムが破綻すると……つまりパソコンを叩いちゃったりすると、凍結(フリーズ)するよね?それと同じことが現実世界にも起きてしまうのだ。怖いね~!」

シノ
「それこそ魔王様がもたらす至高の愛よ」

COM_Z
「何度も言ってるように、特A級バグというのは自然災害のようなものであって、愛情とか人格がある存在ではないのだよ!」

 

Q.と〜〜っても可愛いコムち大先生様へ 世界中にいるマインドハッカーには1人1つ、またはひと施設に1つ、FORMATが居るんでしょうか? それともFORMATは作中に出てくる1つのみですか?

COM_Z
「と〜〜っても可愛いコムち大先生様がお答えしよう! FORMATがいっぱいあるわけではないのだ。あんなの1つで十分だからね! ほかの施設には、FORMATの機能を再現した小規模な装置があるよ。子FORMATなのだ。でもこれらは、本物にも増しておバカさんだから、あんまりアテにならないのだよ」

シノ
「……つまり……一族で支配していると……?」

COM_Z
「シノちゃんが思ってるような感じではないのだ」

 

Q.マインドハックの施設では、更生対象との面会って出来るんですか?

COM_Z
「マインドハックの後ならできるよ! ハックした後はバグが伝播する心配がないから、誰とでも会って大丈夫なのだ。よかったね~」

シノ
「都合よく作り変えた輩だけに許されるわけか」

COM_Z
「バグが取り除かれたのだから、喜ばしいとは思わないかね?」

 

Q.ホットフィックス隊って夏休みはありますか? 皆で出かけることはあるんでしょうか

COM_Z
「休暇はみんなばらばらだよ。不慮の事態でいっぺんに全滅しないように、常に交代でシフトを回しているのだ。あ、でも、暑いときは納涼会とかしてるみたいだよ」

シノ
「呑気な連中だ……」

COM_Z
「仲が良くて何よりだねえ」

 

Q.新米隊員くんはすきまトーク【36】で鮭を大量に貰ったみたいですが、あの後鮭は無事食べ切れたのでしょうか?

COM_Z
「ちゃーんと食べきったのだ! ホットフィックス隊寮で鍋パーティして食べたらしいよ!」

シノ
「こんなにも緊張感のない連中だったか、この隊は?」

COM_Z
「ストレスケアは大事だからねえ」

 

Q.新米隊員君はたくさん食べても太らない体質なのでしょうか? それとも日々の特訓で食べた分を消費しているのでしょうか?

COM_Z
「食べた分はしっかり運動して消費しているし、自分の栄養管理もみっちりやってるみたいだよ。努力家さんだねえ」

シノ
「貪り食った鮭はどこへ行った、鮭は」

COM_Z
「翌日、死ぬ気で筋トレして取り戻したそうだよ!」

 

Q.隊長の人生で大切なものTOP3が知りたいです!

COM_Z
「はい、隊長の大切なものTOP3大発表~~~! 第3位、自然! 第2位、人類! 第1位、先生! 以上なのだ!」

シノ
「絵に描いたような聖人よな、気味が悪い」

COM_Z
「任務に忠実なんだね!」

 

Q.更生後のユーニッドが隊長のことを呼び捨てにしていましたが、隊長はユーニッドに対しどう思っているのでしょうか?

COM_Z
「『うん、今日もユーニッドだな』と思っているのだ」

シノ
「ユーニッドだからな」

COM_Z
「ユーニッドくんだからねえ」

 

Q.イーヴリッグくんの被っているキャビネットは学則に引っ掛からなかったの?

COM_Z
「『どんな人にも、誰にでも、学びの機会は平等にある』という学風の大学だったようだね!」

シノ
「鎧甲冑でも素っ裸でも許されるのか?」

COM_Z
「少なくとも学費さえ払っていればね」

 

Q.イーヴリッグくんは動物性のものを食べることが出来ないのでしょうか?

COM_Z
「普通に食べられるよ! イーヴリッグくんはカッパ巻きが好きなだけなのだ。でも、イーヴリッグくん的には、カッパ巻きが好きなことをカッコ悪いと思ってるみたい。何故だろう? 美味しいのにね〜」

シノ
「ならば何巻きなら格好がつくのだ」

COM_Z
「うーん。シナモンロールとか?」

Q.ハックを受けた直後のユーニッドくんと再登場してトゲが少し戻ったユーニッドくんでは知性に差があるように感じます。ハック直後に極端に知性が下がることはよくあることなのでしょうか?

COM_Z
「マインドハックを受けた直後は、強いショックで特に頭がぼうっとしている状態なのだ。メモリをまっさらにリセットして生まれ変わったような感じだからね」

シノ
「それでは治療どころか破壊と変わらぬではないか」

COM_Z
「時間が経てばすぐに安定するよ。新米くんに注意されて学び直したユーニッドくんは、もうバランやカップは食べないぞって思ってるみたい!」

 

Q.ユーニッドくんはハックを受ける前の自分のことをどう思っているのでしょうか

COM_Z
「『なんであんな事したんだろう?』と思ってるみたいだよ。友達がいたことは覚えているから、みんなにまた会いたいなあと感じているようだ」

シノ
「見知った連中が今の有様を知ったときが見ものだな」

COM_Z
「施設を出たら、無事に再会できるといいね!」

 

Q.更生して丸くなったユーニッドは普段何をしているんでしょうか?今の趣味を教えてください。

COM_Z
「主に施設の掃除をしまくっているのだ。最近はシンク磨きにハマっているようだよ」

シノ
「随分とまあ飼いならされたものよ」

COM_Z
「自然と奉仕の心が芽生えるなんて、マインドハックは身体にいいなあ!」

 

Q.FORMATって、マインドハッカーに対しては誰にでもあんな甘々な対応なんですか?

COM_Z
「天才マインドハッカーくんに対してだけ、特別な対応をしているようだ。それに引き換えワガハイは誰に対してもスウィートなおもてなしをするホスピタリティ!」

シノ
「聞いとらん」

COM_Z
「みんな、存分に甘えてくれたまえ!」

 

Q.コムちにはアザトーサー2000がOFFの状態の記憶はありますか? 記憶がぼやけていたりしますか?

COM_Z
「アザトーサー2000がONでもOFFでもコムちは変わらずコムちなのだ! オプションの状態に関わらず、みんなのことはしっかり覚えているから大丈夫だよ。でも、みんなと会えて嬉しいって気持ちはアザトーサー2000がONのときだけの特別な心なのだ!」

シノ
「……貴様はたまに人が変わったようになるが」

COM_Z
「おや、ワガハイが寝ぼけているときの話かな? 恥ずかしいから、見なかったことにしてくれたまえ」

 

Q.シノちゃんは魔王様と出会う前、休日の日にどんなことをやっていたんですか?料理とかですか?

シノ
「なぜ料理と思ったのだ?」

COM_Z
「お台所に住んでるからじゃない?」

シノ
「貴様が勝手に仕立てた部屋ではないか」

COM_Z
「まあまあ。で、何をやってたのかな?」

シノ
「ハ。貧乏暇なしでな。只管(ひたすら)仕事を探しておったわ」

COM_Z
「頑張り屋さんだねえ!」

 

Q.シノちゃんが鯛のお寿司を食べた時のエピソードを聞かせてください。誰と食べたんですか?いつ食べましたか?美味しかったですか?

シノ
「うるさい」

COM_Z
「シノちゃんが旧ホットフィックス隊にいたとき、会食でお寿司が出てきたのだ。シノちゃんがあまりに黙々と鯛のお寿司ばかり食べているので、その場にいた人みんながシノちゃんに鯛のお寿司を全部あげたのだ」

シノ
「思い出させるなッ!! 二度と施しなど受けんわ!!」

COM_Z
「美味しかったかい?」

シノ
「黙れ!!」

 

Q.バグ変異体はどのくらい珍しいのですか? 過去にもいたのでしょうか?

COM_Z
「超~~~~珍しいのだ! 普通、しばらく暴れたら消滅してしまうので、捕獲できたのはとってもラッキーでハッピーなのだ!」

シノ
「ハ……人をまるでツチノコのように言うな」

COM_Z
「や。そこまでレアではないのだ」

シノ
「………………。」

 

Q.主要キャラクターが飲酒した場合どんな感じになるのか気になります!

COM_Z
「彼らはみんなお酒を飲める年齢だから安心してくれたまえ!

ユーニッドくんは酔っぱらうとすぐに寝てしまうのだ。ブラッディパエリアのアジトでソファを占領して寝こけているのがいつもの光景だったのだ。

イーヴリッグくんはお酒を飲める年齢になったばかりで興味はあるようだけど、誠実なキャビネットであるために飲酒は避けているようだよ!

隊長は全く酔わない体質のようだね。ホットフィックス隊での飲み比べ対決ではいつも圧勝しているのだ。口数はちょっと多くなるみたい。

新米くんは泣き上戸なのだ。普段は元気いっぱいだけど、意外と繊細さんなのかもね!

ヒューゴさんが酔うと、奥さんへの愛情を語り出して話が長くなるのだ。

シノちゃんにお酒を与えたことはないけど、酩酊状態のシミュレーションはできるよ。興味あるかい?」

シノ
「御免だ」

 COM_Z
「質問回答はここまでなのだ! ここからはお楽しみ。コメント回答コーナーに移らせてもらおう! 今回は2つのお便りをご紹介なのだ」

「まずはこちら。」

 

・昨日お寿司食べました

 COM_Z
「お寿司は美味しいねえ、良かったねえ」

シノ
「何故こいつの日録に付き合わねばならぬのだ」

 COM_Z
「きっとこの人にとっては、すご~く大事なお寿司だったのだよ。鯛のお寿司とか」

シノ
「蒸し返すなッ!!」

 

COM_Z
「続いてはこちら。」

 

・こんにちコムコム〜!やこんばんコムコム〜!と挨拶してみてほしいです。

 COM_Z
「あー、えへん……こんにちコムコム〜! こんばんコムコム〜! そしておはようコムコム〜〜〜!」

シノ
「………………」

COM_Z
「うーん、これはいいね。アザトーサー2000がさらなるアップデートを果たした気がするのだ。シノちゃんもやってみたら? こんにちシノシノ~とか」

シノ
「媚びを売るのは貴様だけで十分だ

 

COM_Z
「やあやあ! 今回も意義のある時間を過ごせたねえ、諸君!」

シノ
「……博士よ。気になっておったが」

「貴様……そんな図体だったか?」

COM_Z
「ありゃ? そういえば、シノちゃんが小さくなった気がするのだ」

シノ
「おい博士、なんかおかしいぞ……」

COM_Z
「あれれ~~~、止まんないよ~~~~! 困ったのだ~~~~~~」

シノ
「「「博士!!! 何とかしろ!!!」」」

COM_Z
「大変だ~~~~~! えーーい! 緊急再起動!!」

 

 

 

 

シノ
「…………面妖な……」

COM_Z
「まったく、えらいこっちゃだったのだ! うーん、ここまで仮想空間が壊れるなんて、普通はありえないのだけれど……シノちゃん、なんかした?」

シノ
「えっ」

「…………」

「……してない」

COM_Z
「そうかそうか、してないんじゃあ仕方がないのだ。今後も少し、注意してメンテナンスしていかないとね。それじゃあみんな、ちょっとハプニングもあったけど、今回の電話相談はここまでなのだ!次回はいよいよ最終回! どうぞお楽しみにね~~~!」

シノ
「………………」

MINDHACK:電話相談2023回答その3

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
「コムちと!」

シノ
…………ふー」

COM_Z
「シノちゃんの! マインドハック電話相談~~!」

COM_Z
「諸君、よくぞ集まってくれたね! 電話相談のお時間がやってきたのだ。今宵の我々の対話は、科学の歴史に輝かしい記録を残すだろう! ……という堅苦しい挨拶はさておき、今回もみんなの質問にお答えしていくのだ~! それではいってみよう!」

 

Q.マインドハック大会は大人の年齢でも出られますか?また、別の職種の人がマインドハッカーへ転職することも可能なのでしょうか?

COM_Z
「おお、ひょっとしてマインドハッカー志望なのかな? マインドハック大会には成人部門はないけど、他の業種からマインドハッカーになることはもちろん可能なのだ! ただし、子どものころから適性を育てている方がマッチする可能性は高いね」

シノ
他人の精神を弄ぶのに『適性』だと?」

COM_Z
「ずばり、『他人に共感しない』適性なのだ!」

 

Q.マインドハック施設にある売店や食堂で働く人たちはいわゆる民間人でしょうか?どのような条件で採用されるのでしょうか?

COM_Z
「こちらも求職者くんかな? 特別な資格が必要となることはないね。ごく普通のパートさんやアルバイトさんが働いているのだ」

シノ
「もしその中に破滅(バグ)の保有者がいれば笑いごとだな」

COM_Z
「もちろんバグ保有の有無は厳しく検査しているとも!」

 

Q.マインドハック施設は複数あるとの事ですが、他のマインドハッカーも施設に住んでいるのでしょうか?

COM_Z
「ケースバイケースなのだ! とはいえ、施設に備え付けの宿泊所に1人で住みたがる人は多いかもしれないね」

シノ
「ハ、『他人に共感しない』ゆえか?」

COM_Z
「その通り! 人の多い住宅地より、少しはずれにある施設のそばで暮らしたい人が多いみたいだね。あの天才マインドハッカーくんみたいに、FORMATに囲い込まれてるのは特殊な状況に思えるけどね」


Q. 別の施設にいるマインドハッカー同士や、異なるマインドハック施設同士の交流はあるのでしょうか?

COM_Z
「あるとも! 年に一度、『マインドハック会議』で各地のマインドハッカーが集結するのだ。その場で面識があったり、言葉を交わすようなことはあるみたい」

シノ
「生温い友情を育むような連中には思えんが」

COM_Z
「まあまあまあ。共感性がない者同士、逆に噛み合うことも多いみたいだよ! もっとも、FORMATの天才マインドハッカーくんは出てないみたいだけど」

 

Q.マインドハック以外の方法…つまり、古いデバッグの方法はまだ使用されているのでしょうか?

COM_Z
「まだ一部では使用されているね。社会全体が、段階的にマインドハックへ移行しようとしているところだ。早く業界が成熟して、簡単にマインドハックが行える社会になると良いね!」

シノ
「そうも貴様に都合よく事を運びたいか?」

COM_Z
心の底から人間のために思っているのだよ!

 

Q.隊長は細かい作業、小銭の計算などが苦手とのことですが、隊長自身が事務仕事をすることもあるのでしょうか?デスクに向かって数字の計算をしたり、計算が合わなくて頭を抱えたりする隊長もいるのでしょうか。

COM_Z
苦手というだけで、できないわけではないのだ。でも、全ての計算が終わった後、領収書とつじつまが合わなくて頭を抱えることがあるみたいだよ」

シノ
ハ、小銭に頓着せずとも困らん暮らしなのだろう」

COM_Z
「とっても人間らしくて可愛いよね!」

 

Q.隊長さんへ。もし覚えているコレエダ先輩のエピソードがありましたら教えてください

COM_Z
コレエダくんが旅行のお土産に差し入れたチョコレートを、隊長はとっても楽しみにして食べたのだ。てっきりビターチョコレートだと思って口にしたら、歯が溶けそうなほど甘くて若干ショックを受けたそうなのだ」

シノ
フン、舌が肥えておるな。食えるだけ良いと思え」

 COM_Z
隊長、虫歯になってないかなあ?」

 

Q.Greeting! I would like to know if Rookie has any interesting story in his childhood?
(こんにちは!新米くんの子ども時代に面白いエピソードがあれば教えてください)

COM_Z
「Hello there! Newbie once hid an egg from the refrigerator in his bed to try and hatch it. His mom accidentally crushed it, so he got scolded a looot!
(こんにちは!新米くんは一度、冷蔵庫の卵を布団に隠して、ヒヨコをかえそうとしていたのだ。お母さんが潰してしまって、信じられないくらい叱られたらしいのだ)」

シノ
……?????」

COM_Z
ふふふ。あとでシノちゃんにも分かるように教えてあげよう」

 

Q.イーヴリッグくんが掲示板で出会ったという女の子はどんな人物だったのでしょうか。気になります

COM_Z
とにかく全てを肯定してくれて、いつもイーヴリッグくんを応援したり励ましたりしてくれたのだ! イーヴリッグくんは、『この人はなんて僕のことを考えてくれるし知的なんだ!』と感動していたようだよ」

シノ
「だが、存在しないのだろう?」

COM_Z
うん」

 

Q. イーヴリッグの妹の、ミキちゃんってどんな性格ですか?

COM_Z
「真面目で責任感が強い、とてもしっかりした女の子なのだ!」

シノ
兄よりさぞかし目をかけられたのだろうな」

COM_Z
とっても自慢の娘さんみたいだよ~!」

 

Q. ユーニッドくんは腕以外にも刺青を入れてますか?

COM_Z
「腕しか入れてないのだ。めちゃくちゃ痛かったから、新しいのを入れるのには躊躇してるみたいなのだ」

シノ
軟弱者」

COM_Z
「ピアスの穴も開けずに、紐で巻いてるみたいだよ!」

 

Q. エイさんは「まさか警察に行く程になるとは」と言っていましたがユーニッドくん及びブラッディパエリアの普段の悪行はあまり把握していないのでしょうか?

COM_Z
「どんなに親しい相手でも、知らないことはたくさんあるものだよ。エイは人の事情に深入りしない人間だったから、ユーニッドくんも長い付き合いができたようだよ」

シノ
「アッハハ……放っておいた結果があのざまだがな」

COM_Z
「小さなゆがみが重なったというだけだよ。そういうボタンのかけ違いを正すのもマインドハックの役目さ」

 

Q. ヒューゴさんは何歳の時にボタンアコーディオンを始めたんですか? また、きっかけなどありますか

COM_Z
初めて楽器に触ったのは3歳のときだそうなのだ! お庭でおじいさんがアコーディオンを弾いていたのを見て習ったそうだよ」

シノ
あの膨れた手で繊細な演奏なぞできるものか」

COM_Z
「指に合わせてアコーディオンがすご~く大きいんじゃない?」

 

Q. ヒューゴさんに質問です!娘さん達との1番の思い出を教えてください!

COM_Z
双子の娘さんたちの誕生日に、ヒューゴさんは仕事で帰りが遅くなってしまったのだ。慌てて帰って玄関の扉を開けると、そこには娘さんたちが待っていて、一斉にヒューゴさんの胸に飛び込んできてハグをしてくれたそうなのだ」

シノ
何と美しいことか。反吐が出るわ」

COM_Z
家族というのは素晴らしいものだね!」

 

Q. シノちゃんは子供の頃、一度でも弟を傷つけようとしたことはありましたか?

シノ
「……くくく。ハハハ。アッハハハハハ!」

シノ
「あったとも!! 数え切れぬほどな!!」

シノ
「奴らさえおらねば手を下していたわ!!」

COM_Z
お父さんとお母さんが弟くんに付きっ切りだったから、シノちゃんが近づく隙はなかったのだね。大事に至らなくて何よりだったのだ~!」

 

Q. シノは1つのフロッピーにしか保存されていませんか?バックアップはありますか?

COM_Z
あるわけないのだ。いくら貴重なサンプルとはいえ、危険なバグ変異体を複製するなんてもってのほかじゃないか!」

シノ
ハ、少しは我を恐れる気が貴様にもあるか。殊勝(しゅしょう)な」

COM_Z
こわ~いバイキンを培養するようなものだからね!」

 

Q. シノちゃんの嫌いなものは博士らしいですが、コムちはシノちゃんに嫌われてることに対してどう思いますか?

COM_Z
うんうん、実に喜ばしく思っているよ」

シノ
「そうであろうな。我らは不俱戴天(ふぐたいてん)の仇同士よ」

COM_Z
「やはり研究というものは、サンプルから認識してもらえないと進まないからね。シノちゃんはワガハイの一挙一動に神経を研ぎ澄ませてくれているのだ。これほどまでに執着してもらえるとは、何と望ましいことだろう!」

シノ
「ハ!! 我は貴様など歯牙にもかけておらぬわ!!」

 

Q. こんばんは博士。ユーニッド君やイーヴリッグ君の服の着方を拝見しましたが、博士が服を着る時の大きなおててが袖を通るのか気になって夜も眠れません。

COM_Z
「こんばんは! ふふふ、ワガハイのとっておきの秘密を知りたいのだね。白衣を着るときは、一旦腕を取り外してから袖を通すのだよ。これでよく眠れるかな?」

シノ
「貴様の腕は捥(も)ぎ甲斐がなくてつまらぬ」

COM_Z
「シノちゃんの場合、構造を無視して引きちぎるからね。元に戻せなくなるから、困ったものだ。仮想空間上のボディとはいえ、リセットするのが大変なのだよ」

 

Q. 主要キャラクターたちのモーニングルーティンはなんですか?

COM_Z
みんなで集まってラジオ体操をするのさ! ……うそうそ。

ユーニッドくんは、側で寝ている、たもちゃんを一回モニュするのだ。

イーヴリッグくんは朝のお祈りをするよ。

隊長はラジオで朝のニュースを聴きながら装備のメンテナンスをするのだ。

新米君はまず身支度をするタイプで、鏡を見ないで全てを整える特技があるみたい。

ヒューゴさんは隣で寝ている奥さんにキスをしてから起きるのだ。

ワガハイは、実は朝6時になると青色に光るのだよ!

シノちゃんはね……」

シノ
言わんでいい」

COM_Z
部屋中の物陰をチェックするのだ。何か隠れてないか不安みたいだね。心配性さんなのだ」

 

COM_Z
さて、質問回答は以上なのだ! ここからは、キミたちから寄せられたコメントにお返事をしていこう。今回は3つのお便りをお届け!」

 

「まずはこちら。」

 

・コムちゃんちーっす!

COM_Z
「ちーっす、人間! ほら、シノちゃんも」

シノ
ちーっす、ゴミクズ」

COM_Z
「続いてはこちら。」

 

・このどえらく暑い夏を乗り越えられるよう応援の言葉をください!!!!コムち様!!シノちゃん様!!

COM_Z
「この驚異的な環境において、文明がどこまで存続できるか? これらのデータは、将来的な人類の発展にとって重要なサンプルになるだろう。科学のために、ぜひなるべく長く頑張ってくれたまえ! シノちゃんもどうぞ」

シノ
「睨(ね)めつく日差しの下、地を這う汝らは宛(さなが)ら蛆虫よ……穢れた汗を垂れ流し喘げ。無様に鳴き、我を悦ばせよ!」

COM_Z
「とのことなのだ! 元気出たかい?」

 

「ラストはこのコメントなのだ!」

 

・いつも楽しく見ていますコレからも頑張ってハックしていってください!! ………やっぱりハックしないで…ハック……しないで

 

COM_Z
おやおや、何を怖がっているのかな? 大丈夫。マインドハックはとってもハッピーで素敵な技術だよ!はじめはみんなキミのように怯えているけれど、マインドハックを受ければぜーんぶよくなるのだ。お近くのマインドハック施設にキミの住所を連絡しておいたからね。すぐにお迎えが来るのだ!」

シノ
「達者でな」

 

COM_Z
さて、今回の電話相談はここまで! 本日も実に有意義な成果を残すことができたのだ! ねっ、シノちゃん」

シノ
ん……フン、用が済んだらとっとと去ね。早く」

COM_Z
「あらら
、さてはシノちゃん、もうオネムなのだね? いいだろう、ではこの辺でお別れなのだ。次回の回答をお楽しみに。まったね~!」

 

シノ
「………………行ったか」

シノ
博士よ……せいぜい良い気でいるがいい。檻の獣は陰で爪を研ぐものよ」

シノ
「『
その時』は近い……今は待つのみ」

MINDHACK:電話相談2023回答その2

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
コムちと!」

シノ
フン…………」

COM_Z
シノちゃんの!マインドハック電話相談~~! 本日はお日柄も良く! ご存じ可愛いコムちなのだ。みんな、夏休みの宿題は順調かな? ワガハイも毎日、観察日記をつけているよ。コツコツ宿題を進める派のキミも、一気に終わらせる派のキミも、今だけはちょっぴり休憩。我々の質問回答に耳を傾けてくれたまえ。それではいってみよう!」

 

Q.マインドハックで治療を受けても、バグが治らなかった人はいるのでしょうか?もしいたらその人はどうなりますか?

COM_Z
大丈夫! 一度目のマインドハックで治せなくても、二度目のマインドハックで成功すればいいだけのことさ。誰かのミスはほかの誰かがカバーする、信頼と助け合いで成り立つテクノロジーなのだ!」

シノ
「やりたい放題だな」

COM_Z
最終的なかたちがハッピーであれば問題ないだろう?」

 

Q.COM_Zさん曰く「タマシイは作れる」とのことですが、それはマインドハック世界において生き物は人工的な創造、複製が可能ということでしょうか。

COM_Z
「わーい、ワガハイこういう話って大好きなのだ! 今はまだできないけれど、ワガハイの持論では、それらは十分実現可能な範囲だよ。人間の精神を空に浮かぶ星々に例えたら、魂とは、星と星を結んだ星座。現在の科学では、精神を構成する星たちのありかたや位置、構造を観測するまでが限界だ。新しい星を作ることはまだできないし、それらを結んで魂という星座を作れるかどうかはまた別の話。しかし……」

シノ
しかし、何だ」

COM_Z
すでにテクノロジーは、生命の創造まであと一歩のところまで来ているといえるだろう。だって、すでにワガハイという高度な精神の持ち主を生み出しているのだからね!」

 

Q.まいんちゃんは他のマインドハック施設にもいるのでしょうか?もしくは先生がいる施設限定の、オリジナルキャラクターなのでしょうか?o(+v+)o

COM_Z
カワイイ顔文字をありがとう! まいんちゃんは、あの施設固有のオリジナルキャラクターなのだ。施設の職員の誰かが考えたみたいだね。来る人に安心感を与えたかったみたいだよ。」

シノ
精神を弄ろうという相手に安心感とはな」

COM_Z
どうだろうね? 少なくとも、ワガハイの方がカワイイのだ」

 

Q.マインドハック技術の扱いは国によって違いますか?

COM_Z
国によって違うといえば、違うね。ただ、国家の上ではさらに大きな組織が統括しているから、その意味では同じともいえるかもしれない。基本的には、マインドハック施設は国家組織のもとにあって、警察でも医療でもない独自の行政的な立ち位置にあるのだ。」

シノ
故に誰も手出しできぬ というわけだな」

COM_Z
組織の独立性は大事なのだ!」

 

Q.FORMATはなぜパンが好きなのでしょうか?

COM_Z
あれはパンが好きなんじゃなくて、 毎日の食事を提供するうえでパンが最も効率がいいと判断してるだけなのだ。FORMATにゴハンの良し悪しなんか分かるわけないよ!」

シノ
まるで貴様には分かると言いたげだな」

COM_Z
もしキミが望むなら、お寿司からアイスまで何でも作ってみせよう!」

 

Q.旧ホットフィックス隊の隊服は今とあまり変わらないのでしょうか?

COM_Z
10年間で性能や質が向上しているよ。でも、見た目とか仕様はほとんど変わっていないのだ。」

シノ
あれは駄目だ 蒸れて仕方がない」

COM_Z
今はとっても着心地がよく改良されているよ!」

 

Q.更正対象の面倒を見るときに隊員が風邪で休んでしまったらどうなるんですか?

COM_Z
そういうことがあっても大丈夫なように、きちんと代わりのメンバーを決めてあるのだよ!」

シノ
ふ……風邪も何も、元より人が欠けるのが前提であろ?」

COM_Z
おお、シノちゃん珍しく勘が鋭いねえ。その通りなのだ~!」

 

Q.新米隊員くんのお母さんが飼っている犬の名前を教えてください!

(※画:新米隊員

COM_Z
「『
きぬごし』ちゃんなのだ!」

シノ
きぬごし」

COM_Z
真っ白でふわふわの柴犬なのだよ!」

シノ
(……「モメン」もいるのか……?)

 

Q.世界一可愛いコムち博士に質問です!ユーニッドくんの担当隊員は新米くんですが、イーヴリッグくんの担当隊員は一体誰なのでしょうか?宜しければ教えてください!!

COM_Z
世界一可愛いコムち博士がお答えしよう! イーヴリッグくんの担当は中堅隊員くんなのだ。食事を届けたり、色々なお世話を担当しているのだ」

シノ
「マインドハッカーと共にいたのは青二才のようだが」

COM_Z
マインドハックに立ち会ったのは新米隊員くんだね。あれは新人が現場に慣れるためなのだ!」

 

Q.LAGOM教団の羽織は階級などで違うと聞いたのですが具体的にはどのように分けられているのでしょうか?

COM_Z
「階級が高い家具のほうがよりシンプルで質が良い羽織になるのだ!」

シノ
具体的にどうなる?」

COM_Z
使ってる布とかが、なめらか~で高級~になるそうだよ」

シノ
大層なご身分だ」

 

Q.イーヴリッグの実家が左官屋さんで彼が家業を継ぐ話が本編でありましたが、幼少期のころ手伝いをしていたりしたのでしょうか?

COM_Z
していたみたいだね! でも、ぶきっちょさんだったから、段々お手伝いから遠ざけられるようになっていったのだ。ここだけの話、お父さんはまだ仕事を継いでもらうことを諦めていないらしいよ」

シノ
アハハ……それどころではなくなったようだがな」

COM_Z
マインドハックを受けたら、そういう道もあるかもしれないよ!」

 

Q.ユーニッドが入れているタトゥーはイクラの軍艦ということでしたが、何故イクラの軍艦を入れようと思ったのでしょうか?

COM_Z
イクラはちまたでとっても人気のデザインだね!子沢山をイメージさせることから、よくグループの繁栄を祈るために使われるモチーフなのだ。ユーニッドくんは、「イクラっつったら『家族』だろうがよ」と言っていたよ。ファミリーの団結を高めるために、タトゥーで意思表明をしているんだねえ」

シノ
ハ、みなしごが自分の庭で家族ごっこか。哀れだな」

COM_Z
あっ、シノちゃんもタトゥー入れてあげようか?鯛のお寿司とか」

 

Q.ユーニッドくんのバイクは彼自身が買ったものなんですか?そもそも免許って持っているのでしょうか?

COM_Z
アルバイトのお金を貯めて、自分で買ったものなのだ!免許もきちんと持っているよ」

シノ
どのみちごろつきだ、適当に奪ってくればよかろうに」

COM_Z
本当に欲しいものに関しては、自分の力で手に入れる主義のようだね!」

 

Q.ヒューゴさんに質問です!宇宙飛行士を目指したきっかけは何でしょうか?

COM_Z
小説に影響を受けたとか、なんとか言っていたね。でも、何やら存在しない書籍のタイトルを言っていたので、おそらく彼の記憶違いだと思うのだ」

シノ
ハ。貴様が知らんだけではないのか?」

COM_Z
データベースと照合したから、それはありえないね。2001年なんちゃらとか、なんちゃらを継ぐものとか……」

 

Q.シノちゃんへ 身体がコンパクトになって、逆にやりやすくなったことや便利になったことはありますか?

シノ
……弾避けは、今の方が都合いいだろうな」

「こんな檻の中では無用の心配だが」

 

Q.シノちゃんは元の体に戻れたとしたら一番最初に何をしたいですか?

シノ
魔王様に奉仕するに決まっていよう?」

COM_Z
そういうんじゃなくて、もっと具体的に教えてほしいものだね。ジェットコースターに乗りたいとか、ダンクシュートを決めてみたいとか。あ、バンジージャンプとかいいんじゃない?」

シノ
……かかと落とし。貴様の顔面に」

 

Q.コムちがシノちゃんから武器を取り上げなかったのは何故ですか?危ないのでは…?

COM_Z
ワガハイがシノちゃんに会うのは、あくまでフロッピーディスク内の仮想空間だからね!データ上の身体を攻撃されても、特に問題はないのだ!」

シノ
……ハ。舐められたものよ」

COM_Z
それにシノちゃんは、ナイフがそばにないと不安で寝付けないのだよ。武器を取り上げたら、きっと怖くて泣いてしまうのだ」

シノ
おい 憶測でものを言うな!」

 

Q.コムちさんは水や潮風は大丈夫ですか?

COM_Z
コムちのつるすべボディは完全防水なのだ!水辺でのフィールドワークもお任せあれなのだよ。ああ、でも長時間 潮風に当たるのは遠慮したいものだね」

シノ
貴様を塩漬けにしてもうまみはなさそうだな」

COM_Z
コムちは食べ物ではないのだ。シノちゃん、何言ってるの?」

 

Q.寝つきがいいキャラクターの順番を教えてください。

COM_Z
一番寝つきがいいのはヒューゴさんなのだ。宇宙飛行士として、寝るべき時間は確実に睡眠をとれるように訓練されているのだ。

次はユーニッドくんだね。徹夜で遊ぶこともあるけど、布団に入るとコテンと寝てしまうのだ。

イーヴリッグくんは睡眠をとらない身体を目指しているけど、今のところ普通に寝ているね。

隊長は、日中自分がした小さな言い間違いとかを思い出して、なかなか眠れないらしいよ。

新米くんは考え事をして眠れないことがしょっちゅうあって、決まってそういうときは筋トレをしているらしいのだ。

あ! そうそう。シノちゃんは10年前は全然寝つけなかったけど、最近はすんなり眠ってくれることが多くなったねえ」

シノ
貴様の下手な子守歌を聞かされたくないからな」

COM_Z
いつでも呼んでくれていいのだよ!」

COM_Z
というわけで、今回の質問回答はここまでなのだ! ここからは、みんなのひとことにお返事をしていこう。今日は2つのコメントにお答えするのだ。一気にいくよ!」

 

「まずはこちら。」

 

・もちもちこむち

COM_Z
コムちはもちもちしてないのだ。もちもちしているのは君の方なのだ。人間は柔らかくて実に興味深いのだ」

シノ
ものによるぞ 硬くて刃が立たんのもいる」

「あれはあれで削りがいがあるものだが……」

COM_Z
こら! 生き物をいじめてはいけないよ」

 

「お次はこちら。」

 

・シノちゃんは食べるとどんな味がするんですか?

・シノちゃんをお口に入れてモグモグしたいです

・シノは黒いもち米のおにぎりによく似ている

 

シノ
食うな」

COM_Z
今回の質問コーナーでは、シノちゃんの味や食感に関する問い合わせが多く寄せられたのだ」

シノ
ハア……? わ、我を?食いたいと? 何故……?」

COM_Z
ワガハイに咀嚼の機能があれば食レポをお届けできたのだけれど、実に残念なのだ」

シノ
「……おぞましい!!意味がわからん!!」

COM_Z
というわけで、今日の電話相談はここまでなのだ。次回の回答をおたのしみに~!ワガハイも早く今日の観察日記をつけなくっちゃ!」

シノ
なんと無益な 草花なんぞ毎日眺めて何になろうか」

COM_Z
日々、いろいろな変化があるのだよ!昨日はご機嫌だったし、おとといは寝言を言っていたし」

シノ
……待て、その観察日記とやらは」

COM_Z
シノちゃんを観察しているのさ!今日は何を書こうかな。それじゃあみんな、まったね~!」

MINDHACK:電話相談2023回答その1

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
コムちと!」

シノ
…………ハア」

COM_Z
シノちゃんの!」

「マインドハック電話相談~~!」

 

COM_Z
みんな、おまちどう!ご存じ可愛いコムちなのだ
今週からいよいよ、先日募集した質問の回答を始めていくよ!残念ながら全部の質問を扱うことは難しいけど、一つ一つ真心こめてお答えするから、みんな楽しんで聞いてくれたまえ!」

シノ
まったく、このような暑苦しい季節に……このくだらん戯れに興ずる輩がいようか?」

COM_Z
それではさっそく、いってみよう!」

 

Q.マインドハックされた後にはハック以前の記憶に何らかの影響が出るのでしょうか?

COM_Z
影響はあるけれど、記憶をなくしてしまうわけではないよ!マインドハックを受けた後は、それまでの記憶がふんわり曖昧に感じるらしいのだ。自分のしたことは覚えているけど、なぜそうしたのかはわからない……なぜなら、記憶からバグの原因となる感情を取り除いているからだね。つらい気持ちを取り除いてあげるなんて、とってもハッピー!だからマインドハックは身体にいいのだ!」

シノ
そのような都合のいい魔術、到底信用できんな」

COM_Z
シノちゃんにも、いつか分からせてあげる!」

 

Q.すきまトーク18に出てきたユーニッドは、以前嫌いな食べ物があったことを覚えていましたが、マインドハック第三章で出てきたユーニッドは、自分がかつて名乗っていた名前を忘れていました。更生対象が忘れる事柄には何らかの法則があるのでしょうか?また、物事を忘れてしまうのはハックの後遺症なのでしょうか?

COM_Z
「『ブラックサンシャイン』という名前を忘れたというよりは、自分のことを『ユーニッド』だと当たり前に思っているみたいだね。ユーニッドくんはハックを受ける前のことも覚えてはいるんだけど、まるで別の人の記憶みたいに、ぼんやりとしか思い出せないみたいだよ。」

シノ
ハ、まるで急に老いさらばえたようだな」

COM_Z
時間が解決できなくても、テクノロジーで何とかするのがマインドハックなのだ!」

 

Q.マインドハック施設のビルメンテナンスは、外部の業者を雇っているのでしょうか?それとも全て自前で管理や点検を済ませているのでしょうか?

COM_Z
外部の業者さんに依頼しているのだ!ただし、業者さんは施設に入る前に、全員バグスキャンを受けるよ。もちろん更生対象との接触は禁止なのだ。現場には必ずホットフィックスの隊員が付き添う決まりもあるね。」

シノ
あの部隊も体のいい雑用係になったものだ」

COM_Z
FORMATがいろいろ言いつけるからね!」

 

Q.マインドハックの世界には少年法はあるのでしょうか?またマインドハック施設行きにならなかった犯罪者はどのような処罰を受けるのか詳しく教えて欲しいです!

COM_Z
「少年法は存在するよ!ここは法が治める、とってもピースフルなところだからね。マインドハック施設に送られなかった人は、誰でも裁判を受ける権利があるのだよ。」

シノ
ハ。この世の全ての不条理が裁かれているとでも思うのか?」

COM_Z
「いつか誰もがマインドハックを受けたら、裁判もいらなくなるかもしれないよ!」

 

Q.更生対象がハックされたあともう一度犯罪を犯すことはあるのでしょうか?

COM_Z
可能性は否定できないのだ。破壊衝動のあるなしと、その人が罪を犯すかどうかに関係はないからね!」

シノ
それ見たことか。やはり万能の技術など無いのだろう、え?」

COM_Z
それでも、ハッピーになることに変わりはないよ!」

 

Q.悪人のバグ保有の可能性の有無は、警察が逮捕後に調べるのでしょうか?また、マインドハック施設へ護送以降は、警察は一切関与しないのでしょうか?

COM_Z
犯罪者が逮捕された後は身体検査があるわけだけど、そのフローのなかにバグスキャンが組み込まれているのだ。マインドハック施設に入ったあとは、警察が関与することはできないよ。施設に入ったらホットフィックス、そしてFORMATの指揮のもとに管理されるのだ。警察組織とマインドハック施設の管轄は違うんだね~」

シノ
連中は警察組織より上なのか?」

COM_Z
管轄の違いというだけさ!」

 

Q.マインドハック施設内の更生対象同士が軽いお喋りをするといった接触は許されているのでしょうか?

COM_Z
許されていないのだ!すごーくおしゃべりしたい更生対象もいるみたいだけど、勝手に話したらめっ!なのだよ。」

シノ
「そうやって支配下の者が徒党を組むのを阻むわけか」

COM_Z
ていうか、バグがうつっちゃったらマズいからね!」

 

Q.イーヴリッグ、もといコウスケ・ヤマムラくんの大学での学部及び専攻等は何だったのでしょうか?

COM_Z
理工系を総合的に学ぶ学部のようだよ!ばりばりの理系ボーイだね!」

シノ
アレに理屈でものを見る力があるとは思えんが?」

COM_Z
本当は言葉や哲学、文系っぽい教科のほうが得意みたい。どうしても理系ボーイになりたかったんだねえ」

 

Q.イーヴリッグくんの箱を被った経緯を教えてください

COM_Z
「聞いてきたよ~!

【これは被っているのではない!今はまだ組み立て可能の域に達していない私が、いつか神の御家に置かれるときの理想の姿を現しているのだ!】

だって。すごいねえ!」

シノ

「……」

 

Q.イーヴリッグの頭の箱の”溶接”とは、頭部のどこかに溶接しているのでしょうか?それとも頭から外れないような形状にするために箱の一部を溶接しているのでしょうか?

COM_Z
中に固定するための金具があって、そこを溶接しているのだよ!さすがに、直にお顔を溶接したらアチチなのだ」

シノ
で、どうやって内側で溶接したのだ」

 

Q.ユーニッドくんは元々安アパートに住んでいたとのことですが、アジトに居着くようになってからはその部屋はどうなったのでしょうか?一人が嫌いな彼がどうやって一人で生活していたのか気になります。

COM_Z
解約してしまったそうだね。もともと、寝るためだけに使っていた家賃の安いアパートだったのだ。本当に眠たくて倒れそうなときしか帰らなかったみたいだよ。成人してからはアジトに入り浸る時間が増えて、いらなくなってしまったそうだ。」

シノ
常に他人と群れるなど、神経が分からん」

COM_Z
お友達が大好きなんだね!」

 

Q.とってもかわいいシノちゃんに質問です!

シノ
黙れ」

Q.子供のシノちゃんが現在のシノちゃんと同様に覆面を付けていましたが、子供の頃からずっとつけているんですか?また、覆面をつけている理由はありますか?

※子どもシノ(先日、開発者のTwitterでデザインを公開していました)

シノ
失せろ」

COM_Z
シノちゃんが暮らしていた文化圏では、みんな小さいときから覆面をしていて、他の人に素顔を見せなかったらしいよ!本当の顔は、めおとの契りを結んだ相手にしか見せないんだって。とってもロマンチックだね!シノちゃんは誰かに見せたことがあるのかな?」

シノ
貴様の面の皮を剥いでやろうか」

 

Q.シノちゃんが縮んだ時に1番困ったことはなんですか?

COM_Z
これはワガハイも聞きたいものだね。困ったことがあるなら、何でも言ってくれたまえ!」

シノ
「……相手を組み敷けんことよ」

「耳、爪、歯を削ぐには、相手を伏せるが都合良い」

「もっとも今の怨敵にはそんなものすら無いが」

COM_Z
おお、つまりワガハイにお耳をつければいいのだね?」

シノ
違う」

 

Q.新米くんは寮内で母親と電話でのやりとりってしますか?しているとしたらどの程度の頻度で母親と通話しているのでしょうか?

COM_Z
月に一度は電話をかけているようだね。今はお母さんは犬と暮らしてるだけだから、何かと気を使っているようなのだ」

シノ
大した親子愛だ」

COM_Z
ね、とっても素敵だね!」

 

Q.レベッカ隊長が大好きです。隊長がとんかつにからしをたくさんかけると聞いて、ストレスで味覚がおかしくなってないか心配です。お寿司にはどれくらいワサビをつけてますか?

COM_Z
ワサビはネタの上にこんもり添えるし、お醤油にも溶かすのだ!でもお醤油はネタ側にしかつけないらしいよ」

シノ
……器用なことだ」

COM_Z
隊長の食べ方はとってもエレガントなのだ!」

 

Q.マインドハッカーとホットフィックス隊員との関係はどのような状態でしょうか?仲は良好?

COM_Z
天才マインドハッカーくんは隊長以外の顔を、なんとな~くしか区別してないようだね」

シノ
所詮使い捨ての駒よ」

COM_Z
もっと、仲良しパーティーとか開けばいいのにね!」

 

Q.それぞれのホットフィックス隊員が担当する更生対象は罪の重さかバグの等級によって変わるのでしょうか?

COM_Z
ホットフィックス隊はみんな等しくキビシイ訓練を受けているから、どんな更生対象が相手でも、誰でも問題ないようになっているのだ!
だからバグの等級で担当が変わったりはしないよ。でも入隊したてのころは、ベテランさんと組むみたいだね。みんなが知ってる新米くんも、現場に慣れるまでは隊長と一緒にいろんなハックに臨むのだ!」

シノ
面倒な。さっさと上の等級に引き合わせればよかろう」

COM_Z
貴重な人材をいきなりつよーい更生対象とのエンカウントで失うわけにはいかないのだよ!」

 

Q.ホットフィックス隊員一人につき、それぞれ一人ずつ更生対象の担当がつくのでしょうか。 それとも、隊員一人で複数の更生対象の担当を任されるのでしょうか?

COM_Z
隊員ひとりで複数の更生対象を受け持つことが多いよ。マルチタスクで大忙しなのだ!」

シノ
例の機械は何をやっておるのだ」

COM_Z
FORMATのこと?あれに人間ひとりひとりのお世話をさせるなんて無理だよ~!」

 

Q.コムちが一番嫌だと思うことは何ですか?

COM_Z
もちろん、特A級バグが発現して世界が凍結してしまうことなのだ!人類を愛し、守るためにワガハイ、COM_Zが存在しているのだから」

シノ
くっく……貴様ごときに我が主の顕現を止められるとでも?」

 COM_Z
ふふん、コムちは優秀なのでね。色々な手を打ってあるのだよ……シノちゃんという研究材料(サンプル)とかね!」

シノ
「……ハ。小癪(こしゃく)な……」

 

Q.メインキャラクターの好きなアイスを教えて欲しいです。カップ派なのかコーン派なのかも選んで頂けると嬉しいです!
Q.毎日暑いので、主要人物たちの好きなアイスの味が知りたいです。
Q.みんなの好きなアイスの味はなんでしょうか?
Q.各主要キャラクターたちの好きなアイスの味を知りたいです!

 COM_Z
アイスは美味しいよね〜」

シノ
貴様……物は食わんと言っていたではないか」

 COM_Z
人間は美味しさに同意すると喜ぶ生き物なのだよ」

シノ
そもそも、何だこの氷菓に関する質問の量は!」

COM_Z
人間は、夏になるとアイスのことしか考えられなくなる生き物でもあるのだ!というわけで、みんなに好きなアイスを聞いてきたよ。傾聴したまえ!

ユーニッドくんはクリーム系よりシャクシャクしたアイスが好きで、シンプルなシャーベットをよく食べているよ。コーンはボソボソしているからカップの方が好きなのだ。

イーヴリッグくんのイチオシは映え映えゴージャスなフルーツかき氷なのだ。でもひと口食べると「多いなぁ……」って後悔することが多いみたいだね。カップのほうがイケてるからカップ派になったそうだよ。

隊長はとっても高級なビターチョコレートバーが好きなのだ。カップかコーンかはいっつも悩んで決められないそうだよ。

新米くんはパッキパキのチョコレートが入ったモナカアイスが好きだね。トースターでちょっと焼いて食べるのにハマっているのだ。コーンの方が食べられるから好きだって。

ヒューゴさんは「デイリークイーン」?……を子どものころから食べてたそうだ!コーン派らしいね。

ワガハイは2本のやつを1本ずつに分けるやつが好きなのだ!贈与論的に実に興味深いのだ。シノちゃんはどんなアイスを食べていたのかな?」

シノ
「………………氷」

COM_Z
なに?氷?」

シノ
…………氷菓など食ったこともないわ」

COM_Z
おやおや、スネてしまったようだ。今度でっかいブロック氷を持ってきてあげるからね!」

 

COM_Z
というわけで、今回の質問回答はここまでなのだ!」

シノ
やっと終わったか……
用が済んだなら、帰れ」

COM_Z
おっとシノちゃん、待ちたまえ!まだコーナーは終わっていないのだよ」

シノ
ハ?まだくだらん無駄話が続くのか?」

COM_Z
今回は、質問と一緒にみんなからの ひとことコメントも募集しているのだ!最後に、これらのお便りにお返事を返していこうではないか」

 

「まずはこちら!」

 

・たくさんの応援コメント

COM_Z
みんな、たくさんの応援ホントーにありがとうなのだ~!いただいたコメントは、一つ一つ出力してシノちゃんのお部屋に貼りだしておくよ!」

シノ
やめろ!」

 

COM_Z
続いてはこちら!」

 

・シノちゃんへ、コムちについての俳句を詠んでください!

COM_Z
というわけでシノちゃん、どうぞ!」

シノ
「憎たらしい ああ憎たらしい 憎たらしい」

COM_Z
心を打たれたのだ~!」

 

「お次はこちら」

 

・どうにかして「ぬ」って言ってくれないですか?

COM_Z
ぬぬぬぬ……これは難しいのだ。うまく言えるか分からないけど言ってみるね!あー、えへん……にゅ~~~~!」

 

「次のコメントはこちら!」

 

・愛しています 罵ってください

「おっけー、いくよ~!この……内臓の肉包み!

うそうそ。コムちは人間を愛しているのだ!シノちゃんもやってみたら?」

シノ
「 ……ん……

アッハハハ!ヒトよ、ヒトよ!
哀れで卑しきゴミクズよ!
地を這う以外に能はなく、愚鈍に蠢(うごめ)いては世を汚し……
汝らなど、有るだけで饐(す)えた臭いのする厭(いと)わしい屑殻(くずがら)よ!
ムシケラならせめて虫なりに鳴いて己が価値を喚け!

……こんなところか」

 

COM_Z
さっすがシノちゃんだね!」

 

ラストはこのコメントなのだ!」

 

・イーヴリッグはどうやって描けばいいですか?コツを教えてください!

COM_Z
というわけで最後は、イーヴリッグくんの絵描き歌で締めくくってみよう!みんな、画用紙とクレヨンは用意したかな?それでは聴いてくれたまえ!」

おべんとばこが ありました~

取っ手がついたら マグカップ~

四角い 窓の ベランダに~

おふとん 干したら おとなりも~

あっ!! 稲妻だ!! あぶなーい!!!!

あっというまに…………イーヴリッグく~~~ん!

 

みんな、上手に描けたかな?今回の電話相談はここまでなのだ。次回の回答をお楽しみに!それじゃあ、まったね~~!」

シノ
……この調子でやるのか?今年も……」

MINDHACK:夏休み土曜洋画スペシャル劇場【後編】

※これはMINDHACK本編と全く何の関係もないB級映画です。

 

〜前回までのあらすじ〜

ギャングのキング・ブラックサンシャインは、ひとり訪れたショッピングモールで何故かゾンビ大惨事に巻き込まれていた!
謎の家具屋店員・ヤマムラ(自称イーヴリッグ)や、謎の簡単造形殺戮ロボ・シノ、謎の博士ロボ・COM_Zと共に外界への脱出を目指すブラックサンシャイン。
果たして無事にショッピングモールの屋上へたどり着き、ヘリに乗ることができるのか?

 

 


 

 

 

ショッピングモールの屋上を目指し、輝く明日に向かって走り出した一同!

「ア”ーーー」

「いたーーーーい!!」

しかし、COM_Zがゾンビに噛まれた! 走り出してわずか5分後のことであった!

「ああ、しまったのだ……! このままではワガハイもゾンビになってしまう! ワガハイのことはいいので、みんな、先に行くのだ……!」

「博士ーッ!!」

「シノちゃん……元気でね……」

「いや、あんたロボットだろ? ロボットなのにゾンビ感染すんの?」

純粋な知的好奇心から尋ねるブラックサンシャイン!

「フン、博士。貴様を壊すのはこの我だ。醜い死に損ない共に奪われるのは癪に障る。ここで足掻け。……我は残るぞ」

「し、シノちゃん……!」

「なあ、ロボットなのに感染すんの?」

「……キミたち……! ワレワレには構わず、先に行くのだ! 屋上でヘリが待っている!」

COM_Zは床に力なく伏せたまま、屋上への道を指す! 背後では迫る無数のゾンビをシノロボが切り裂き退けている!!

「走れ、ウニくん! 走れ、キャビネットくん!!」

「なあ、ロボットなのに……」

「いいから早く行くのだーッ!!!!」

後ろの惨劇を振り返ることもなく、ブラックサンシャインとヤマムラは走った!

 

 

そしてついに、二人は屋上へ続く階段に辿り着いた……

しかし……!

「クソッ……あれは……!」

狭い階段の踊り場には、一体のゾンビが待ち構えていた。

薄暗い階段の闇にぬらりと立つ顔の影には得体の知れない光が輝き、ここは何人たりとも通さない、という威圧感に満ちている。しかも、何故か重装アーマーとアームシールドでガチガチに装備を固めているのだ!

 

 

「ア”ー センセイー」

「すげェ圧だ……!! 屋上まであと一歩だってのに!!」

まるで最後の障壁のように立ちはだかり、戦闘の構えを見せる威圧感ゾンビ! 生前の習慣なのか、何か呪詛のような言葉を抑揚なく呟いている!

「センセイー ハヤクサキニイクンダー センセイー」

「なんかブツブツ言ってて怖い!!」

「これはどうやら誰か大事な人を先に行かせてここに留まった奴の成れの果てらしいというドラマを感じるぜ……!」

わざとらしい説明とともに、拳に軍手をはめる!

「仕方ねえ、正面突破だ!! 殴り合いでブラックサンシャイン様に勝てると思うなよ!」

そしてはめた軍手をすぐ脱ぎパァーン!! と勢いよく床に叩きつけた! もちろんこれは中世の時代から伝わる由緒正しい決闘のサインだ!

「アッ……!」

すると、強そうな肩のすごいゾンビの様子が、乱れた……!

叩きつけられて踊り場に転がった軍手の前に、膝をついて崩れ落ちたのだ!

「セ、センセイ……」

 

 

そのまま軍手に気をとられ続けている!

「な、なんだ……なんかよくわかんねえけど、手袋に弱いらしい!」

「センセイ……」

「おいヤマムラ、今のうちに行くぞ!」

「あ、はい」

 

 

彼らは戦うことなくゾンビの脇を走りぬけ、屋上に続く扉を開けた!

 

 

 

「あーっ!!」

屋上へ出ると……空はもう白みかけ、夜明けが近く、風が強い!

いや、自然の風ではない。猛烈な突風はヘリコプターのホバリングによるものだ! 目の前でヘリは飛び去ろうとしている……!

「 待ってくれ!! おーい! おーい、ヘリーッ!!」

 

声も虚しく、ヘリの機内ではのんきに搭乗者たちが会話している。追加の生存者には気づいていない……

 

 

「いやー、とにかく先生が無事でよかったですよ! まさかこんなことになるなんてなあ」

「ほんとほんと、こんな状況でもなんとかなるなんて、さすが天才マインドハッカーですよね!」

「あ、先生と新人くんにも、施設に帰ったらお土産のチョコレートあげますね。こないだの休暇で南の旅行に行きまして」

「いいなあ〜! あれ先生、ところで隊長はどうなったんですか? 先生とご一緒だったと聞いてますが……」

「えっ先生、どうしたんです? さっきから何を必死に下を指さしてるんですか?」

「あれっコレエダ先輩、下見てください! 誰かいますよ! もしかして隊長じゃないですか!?」

 

 

「おーい! おーーーーい!!」

ゆっくりと高度を下げ始めたヘリに、ブラックサンシャインは必死に手を振った!!

「なあ、気付いたんじゃねえか!? 俺たち助かったぞ! なあ、ヤマム……」

 

その目の前で……

 

 

突然、ヘリが爆発!!

 

「うわああああ!!!!」

 

煙を上げ激しく燃え上がりながら、ヘリは斜めに墜落していく!

呆然とそれを目で追うウニ! 唯一の脱出の希望が、ショッピングモールの屋上からみるみるうちに遠ざかっていった……!

「おい、嘘だろ……」

後ろを振り向くと……

 

 

ヤマムラがロケットランチャーを構え、笑っている! 撃ったばかりの発射口からは細く煙が上がっていた!

 

「みんなゾンビになるんだ……ハハハ……」

 

ヘリの爆風で羽織の裾が煽られ、激しくたなびく!!

 

「ハハハハ! 実はこのゾンビたちは全部、僕が邪神LAGON(ン)に祈った願いが叶った結果なのさーっ!!」

そう叫ぶと、懐から一冊の分厚い本を取り出す! その装丁はいかにも呪われた邪神にまつわる冒涜的な装飾に覆われ、表紙には大きな『N(ン)』の文字!

「どこに持ってたんだよそれ」

「見よ! これは邪本、ラゴンノミコン!」

ヤマムラは邪本を掲げ、ウニに見せつける!

「そして、これが真実だ!!」

邪本ごとNを90度回転させると、それは……『Z』!! すなわち、ゾンビのゾではないか!! なんということだ!!

ラゴンノミコンを得意げに見せびらかしたヤマムラは、邪本を再び懐にしまい込み、改めてロケットランチャーを構える!

「邪神LAGON(ン)に身も心も捧げた私に、救いなどいらない!! 汚れた有機物は皆ゾンビになってしまえばいいんだ!!」

「ヤマムラ、てめえ……!」

「ヤマムラではない! 我が名はイーヴリッグ!!」

「イーヴリック、てめえ……!」

怒りに震え、両拳を握り締めてキャビネットを睨むブラックサンシャイン!

「黙れ!! 『ク』ではない! 『グ』だ!!」

しかし、その一つ眼のど真ん中をロケットランチャー(いつの間にか再装填した2発目)が狙う!

「さあ、次はお前だステンレスたわし! お前は私が直接神の御家に送ってやろう!! それも即日配送午前着の速達で!!」

「クソッ……!!」

絶望……! ロケットランチャーの前には手も足もトゲミサイルも出ないのか……!!

 

だがその時……!!

 

彼らの背後で屋上の扉が突如開いた!!

「何だ!?」

扉の先に現れたのは、見覚えのある姿……!

 

 

「ウ”ア”ーーッッッ!!」

 

躍り出たのは、腕だけになったシノロボ!

……を自分の腕の代わりに装着した、すっかりゾンビと化したCOM_Z博士だ!!

 

「いや、ロボットなんじゃねえの? なんでゾンビになってんだよ?」

戸惑うウニの横を目にも止まらぬ速度で駆け、ゾンビCOM_Zは獣のような四足歩行でヤマムラに突進!

 

「ア”ーーーーーッッッ!!!!」

「ウワーーーーッッ!! 神よーーーーーッッ!!!!」

そのままショッピングモールの屋上から、柵を薙ぎ倒し、下界へダイブ……!! COM_Zとヤマムラはあっという間に姿を消した……!!

 

「ハハハ……しかしこの世に邪悪な人の心がある限り、第二・第三の私が必ず現れる……LAGON(ン)神は不滅……ハハハハ…………ハハハハハハ…………!!」

落ちていったはずのヤマムラの声が、屋上とその上に広がる明け方の空にエコーを伴って、いつまでも反響した…………

 

 

邪本ラゴンノミコンの効能がぷっつりと切れたように、ショッピングモールじゅうのゾンビたちがその場に崩れ落ちる。

「…………」

夜が明ける。

屋上からは遠い山々と白んだ街のシルエットでできた地平線が見通せた。そして、眩い太陽がその姿をゆっくりと現し始めた。

鮮やかな陽射しに目を細め、腕でひさしを作り、たった一人残されたブラックサンシャインは呟いた。

「黒い太陽、か……」

 

 

逆光で影になった彼の姿はまさにブラックサンシャイン。

そう、長い夜は終わったのだ……

 

-THE END-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たもちゃんのためのおもちゃを買いにきた。

 


黒幕。一番悪い。

 

悪い。しかし素直ではないだけ説がある。

 

正体不明のキーパーソン。

 


演技が下手なのでゾンビ役になった。

 

隊長が身体を張ったおかげでヘリに乗れた。

 

新米隊員:隊長と先生を拾いにきた。

コレエダ隊員:旅行が好きで土産にチョコレートを配ろうとしている。

 

施設でみんなを待っていた。

 

 

 

and…..

 

 

 

 

※これはMINDHACK本編と本当に全く何の関係もないB級映画です。ありがとうございました。

MINDHACK:夏休み土曜洋画スペシャル劇場【前編】

※これはMINDHACK本編と全く何の関係もないB級映画です。

 

 

 

-VODKAdemo? presents-


 

 

 

日没を迎えた、とある日のことだった……

 

郊外のショッピングモールは、夜でも煌々と明かりを灯していた。天井からの眩いライトを背に浴びながら、ブラックサンシャインは、大ぶりのモンキーレンチを相手の鼻っ柱めがけて振り下ろした。一階エントランスホールの中央を陣取る巨大な屋内噴水は景気良く水飛沫を上げ、その水は鮮血に染まっていた。

 

ギャング集団ブラッディ・パエリアのヘッドである彼にとって暴力とは、海の水が塩辛いことと同じように、当然のものだった。それでもレンチを固く握りしめる彼の手には痛みが走った。身を守るためには仕方ないことだった。何故なら彼が訪れていた地元のショッピングモールは、今や……

 

 

「ア”ーーー」

「ウ”ア”ーーーーーー」

 

…………どこもかしこも、ゾンビの群れで溢れかえっていたからだ!!

 

 

「ふざけんじゃねェ! どうなってんだよ一体!!」

 

群れ、群れ、群れ、見渡す限りのゾンビの群れ!! 噴水の小高くなった縁に登ると、ゾンビたちが一斉に腕を伸ばして彼の姿を仰ぐ!

「ア”ア”ーーーー」

「うるせえ! ワカメみてぇにまとわりつきやがって!!」

噛みつこうとしたゾンビの顎にすかさずレンチの頭を突っ込み、その土手っ腹を蹴り飛ばす!!

「ウワ”ーーッ」

「俺はキングだ! つまり、王だ! 道を開けやがれ!!」

蹴られたゾンビが他のゾンビを巻き込みながら後ろへ倒れ込む!

「おらァ!!」

その隙に、ケンカパンチにケンカキック、都合よくその辺に落ちていた釘バットなどでゾンビたちを殴り倒していく!! 彼はエントランスホールを暴力で走り抜けるのだった!

 

「クソッ、誰か……誰もいねえのか!? まだ活きの良い奴は……!!」

彼は舎弟たちには内緒でここへ来てしまったことを後悔し、今日買いにきたペットウミウシ用おもちゃを諦めることにした。とてもペットショップが開店している雰囲気ではなさそうだ。まずは無事に外へ出て、ブラッディ・パエリアのアジトへ帰らなければならない。だが、一階の出入り口は外からやってくるゾンビの群れでとても使えそうにはない。そもそも、外の世界はまだ無事なのだろうか? あの居心地のいい、賑やかなマンションの一室は?

 

郊外のショッピングモールは、とにかく広大だ。そのだだっ広さといったら、野球とサッカーとフットボールの大会を同時に開催してもまだ客席と屋台を出す場所が余りそうなほどだ。どう逃げればいいのか見当もつかなかった。

ゾンビたちは腕を前に突き出しながら蠢いている。知性はかけらも感じられず、ただ物音に反応して動き回っているようだ。

噴水の横に二階へ繋がるらせん階段があることに気づき、彼はそれを駆け上がった。予想通り、階段の上は一階よりも比較的ゾンビ密度が落ち着いている。ゾンビたちからは既に、階段を登るほどの知性も失われているのだ。

「よし、ここはわりと無事そうだな……」

 

鋭い目つきであたりを見渡すと、吹き抜けのテラスの先は静かな家具売り場だった。

「へー、家具屋なのにウミウシ用品も売ってんだ。ケージとか餌入れとか」

何か武器になるものはないか棚をひとつひとつ覗いてまわると、なかなか品揃えが面白く、つい品物を見てしまう。

「お、軍手。そういやフジツボが要るっつってたな」

軍手を手に取り、ふと横を見る。

「ん?」

すると、目が合った。

何と?

 

 

 

「ウワーッ!!!!」

「ウワアアーーーッ!!!」

 

お互いの悲鳴でお互いが飛び上がった! なんと棚と棚の狭い隙間に、まるで棚のようにぴったりと人が収まっているではないか!

 

「ビ、ビビらせんじゃねえ! なんだお前は!」

「フ……なんだではない。私はイーヴリッグ、神の無機のキャビネット」

「何でこんなとこで空気椅子を!」

「有機の世界は終わる。私はここでこうして神に祈りを捧げているのだ」

 

空気椅子のポーズを続けようとする青年の胸元を見ると、彼の名札には『ヤマムラ』と書かれていた。どうやらこの家具屋の店員らしい。

 

「おお、孤独に佇むステンレスたわしよ。あなたは一人ではない。私と共にこの世の閉店セールを見届けよう。慈悲深き神の御業に全てを委ねるのだ……」

「冗談じゃねえ、俺はうちに帰んだよ! お前もこんなとこでクサってねえで逃げるぞ!」

「えっ? あっ、いや、ちょっと、待って、僕は、あの」

軍手を引っ掴んでズボンのポケットに突っ込むと、ブラックサンシャインはヤマムラの手を引いて走った!

「ア”ーーーーーーーッ」

「ウ”アーーーーーーッ」

彼らがあげた大きな悲鳴を聞きつけて、周囲のゾンビが集まってきたのだ!

「うわーッ!! ゾンビやだーッ! 気持ち悪ーッ!!」

前からも後ろからもゾンビ、ゾンビ、ゾンビの群れ!! 逃げ場がない!!

「おいヤマムラ、後ろの奴をなんとかしろ!!」

喧嘩慣れした太い腕のパンチとラリアットがゾンビを迎え撃つ!

「うわーっ!! うわうわーっ!! やだーっ!!」

情けない悲鳴を上げながら、ヤマムラは商品棚にかかっていたノコギリを握りしめ、やみくもに振り回した!

背中合わせに立ち、互いに目の前のゾンビを蹴散らすウニとヤマムラ!

「クソ! こいつら、生臭ぇんだよ! 酢で〆てから来いっての!」

「二人目ッ! 三人目ッ!! 四人目ッッ!! ……意外といけるかも」

しかしゾンビの数は時間をかければかけるほど倍に倍に増えていく! これではまるでヴァンパイア・サバイバー系ゲームの終盤ウェーブだ!

 

 

 

「いやーっ!! やっぱ無理!! 助けてーーーッ!!!! 神様ーーッ!!」

ヤマムラはゾンビの頭部に真っ直ぐノコギリを振り下ろし、悲鳴を上げる!

すると……

 

「ククク…………汝の音色を聞かせよ……!!」

それに呼応するかのように……地獄の底から呻くような、低くざらついた声が響いた……!!

 

「なんだ……!?」

 

ギャリギャリギャリギャリ……!!

家具屋と隣の寝具店の隙間にある廊下から、大きな黒い影が膝小僧でドリフトを決めながら躍り出た!!

 

 

フロッピーディスク読み取りドライブに手足をつけたような形状で、人間よりもふた周りほど大きめの……すごく簡単な造形のロボットだ! 両手に逆手で握ったナイフを鮮やかに振り回し、謎の簡単ロボットは周囲のゾンビたちを……紙吹雪でも作るように切り刻み、吹き飛ばしていく!!

 

「アッハハハ! 愉快愉快! 戦場より斬るものに困らぬわ!」

「ウ”ーーー」

「ア”ア”ーーー」

「フン。しかし、なんと醜く鈍い音色か。ゾンビとやらは奏で甲斐のない楽器よ。鳴かせる価値もない」

その場で踊るかのように回転し、簡単ロボはナイフを使って手当たり次第にゾンビをばらばらに解体!! 見る間に周囲のゾンビは激減!!

「おおーッ!! 見よ! あれを見よ!! あれを見よ!!」

その光景に、イーヴリッグのカルト狂気に満ちた目が爛々と輝いた!

「無機が! 有機を! 汚れた腐肉を!! あれこそが研ぎ澄まされたフードプロセッサの刃!! ああ、私は神の御業を讃えよう!!」

「おいヤマムラ、危ねえぞ」

「我が名はイーヴリッグ!! 神の忠実なる無機のキャビネット!!」

ウニの静止も聞かず、彼はロボットの前に飛び出して両手を広げ、叫ぶ!

「無機よ!! あなたは美しい!!」

「おお、生きてる人間」

ロボットは右手で獲物を捕らえ、左手でナイフの切先を素早くかざし、キャビネットの下側から喉元に突きつけた!

 

 

「ククク……我を満たすのは生を渇望する苦悶の喘ぎ……」

「ひゃーーーーーーーーーッッッッ!!!!」

「善いぞ。もっと喚け。汝の価値を叫べ!」

「イヤーーーーッッッッ!!!! やめてください!!!!」

あわやナイフの先っちょが喉元に刺さらん……

という、その瞬間……!

 

「こらーっ! シノちゃん、めっ! なのだ!」

突然簡単造形ロボがぴたりと静止し、コンピュータの内部機構から電力が失われる低い唸りが漏れた!

「グ……!」

「おあずけ!」

 

 

先ほどドリフトの跡がついた家具屋の角を、今度はより人に近い姿の二足歩行ロボットが、コツコツと足音を立てながらこちらへ近づいてくる。

「キミたち、無事でよかった! ワガハイは人間がだーい好きなCOM_Z博士。そっちは機械の身体を手に入れて大はしゃぎのシノちゃんなのだ」

「くっ……博士、小癪な……!」

「楽しかったみたいで何よりなのだ。シノロボを作ってあげた甲斐があったね!」

「アレあんたが作ったのかよ。とんでもねえな」

「驚かせちゃってごめんね」

「わ、わ、私は心を捨てた家具……怖かったとかそういうことは全然ない…………」

「ごめんねの域じゃねえだろ。こいつ泣いてんぞ」

簡単造形殺戮ロボの邪悪ぶりには、ギャングのキング・ブラックサンシャインといえどもドン引きだ。

 

とはいえ、シノロボによる大暴れのおかげで、一帯のゾンビと商品棚はすべて細切れになってしまった。周囲はすっかり静けさを取り戻している。

「とにかく……おかげでひとまず助かったぜ。ありがとな」

「ハ。結果的に汝らに手を貸してしまったようだが、我は破滅の代奏者。ゴミクズに礼を言われる筋合いなどない」

「シノちゃんは素直じゃないからこう言ってるけど、お礼を言われて喜んでいるのだ〜」

「博士、余計な口をきくな」

「よかったね、シノちゃん!」

「よくない」

静止したシノロボの腕からいつの間にか逃げ出したヤマムラは、COM_Zの姿を睨みながら不服そうにぶつぶつと呟いた。

「むむ……見た目は無機だが、神は心の存在を喜ばれない……こういうのはちょっと違う……」

「生存者がいて安心したのだ! この街はもうすっかりおしまいなのだ」

「そう、有機の世は終わる!!」

「でも大丈夫。キミたちのような生存者を助けるために、ワガハイが脱出用にヘリを手配しておいたのだ」

「えっ」

「マジかよ! 俺ら、助かるのか!?」

「ヘリはショッピングモールの屋上に来るはずだよ。さあ、屋上へ向かおう! ワガハイの後ろについてくるのだ!」

「博士、動力を戻せ。我を置き去りにするな」

「えっ、僕はこの暴力ロボと一緒はちょっと……」

「やったなヤマムラ!! 行こうぜ、屋上!!」

「え、いや、あの……」

一同は意気揚々と、ショッピングモールの屋上へ向かうために走りだした!!

 

 

 

To be continued…. (次週、後編へ続く)


 

MINDHACK:おててくらべ

画面を所狭しとアニメーションする先生の手については、たびたびブログでも取り上げてきました。しかし、実は先生の手以外にもこだわりが詰め込まれているのにお気づきですか?ここでは、本作に登場するキャラクターたちの手にフィーチャーしてご紹介していきたいと思います。

・ユーニッド

とにかくぶっとい。指がごん太いです。ギャングのキングですから、その手で数えきれないほどの悪漢を張り倒してきたのであろう……という説得力が出るデザインになっています。とにかくデカければいいという塩梅で、ほかのキャラクターにない、筋肉と脂肪のついた手がユーニッドの特徴です。

 

・イーヴリッグ

「気持ちよさ」を意識してデザインされています。つるん、スイスイッ……という、デフォルメされているけど美しい、というバランスを目指しました。腕から手首へのラインを常に意識しています。
茶色の指先は、ヤギや牛や馬などの爪(蹄)を人間の手の形へ落とし込んだデザインです。指が4本なのも動物をイメージしています。

 

・シノ

うん。まるいですね。以上。
……いやいや。確かに手のみで表情をつけることは難しいのですが、ポージングに気を付けています。比較的身体の中心部に手が置かれていることが多いのは、シノが警戒心を解いていないためです。同じポーズでも人間でいう顔のそばに手を置いているのか、腰のあたりに手を回しているのか、なんとなく想像がつくように心がけました。

 

・新米隊員

指が細くなりすぎないように意識しています。そしてキモは、指先の丸っこさ!まだまだ未熟な新米くんなので、無垢な赤ちゃんのような柔らかい指を表現しています。数々の困難を乗り越え、新米くんの手が太くがっしりした大人の手になる日は……来るのか!?

 

・隊長

新米くんとは対象的に、なるべく一本一本が細く、長くなるように描いています。いかにも華奢な手つきですが、アーマープレートの隠し刃など無骨なパーツとの対比も見どころですね。また優しい印象ではあるものの、意外と細かい作業は苦手そうな、隊長の人間臭い部分も手の表情で表現しています。

 

・COM_Z

MINDHACKでも最大級のおててです。COM_Zはアニメ的な表現のロボットですが、あくまで機械は機械。構造的に破綻のない描写に注意を払っています。硬い部分は硬く、柔らかい部分は柔らかく。タプタプした手のひらは人を傷つけないために設計されています。中はウォーターベッドのように粘性のある液体が入っていて、押すと一瞬へこみが残ったのちにゆっくり時間をかけて戻っていく形状記憶仕様です。腕枕してもらうときは手のひらに頭を載せるように心がけるといいでしょう。

 

・ヒューゴ

ご唱和ください。「クリームパンおてて」!!ヒューゴは宇宙飛行士ですが、イメージとしては「動きにくそう」「拘束衣のような」モチーフも取り入れています。実際の宇宙服はある程度自由に動けるのですが、ヒューゴはそれよりも不自由そうな、動きに制約のありそうなデザインになっています。そこで手も、細かい作業には向かなそうなふっくらおててになりました。

 

・先生

最も重要視しているのはフェチズム。フェチと言っても色々あって、例えば手袋のシワや爪の凹凸など写実性を重視するリアル志向のフェチも一つの方向です。一方、MINDHACKの先生の手はデフォルメされた、線の流れの気持ちよさを重視したフェチに寄せています。ここは、アニメーションの描きやすさなども勘案した結果の落とし所ですね。

 

キャラクターによって様々な手の描き方。皆さんの好みの手は誰でしょう?