カテゴリー: VODKAdemo?

MINDHACK: COM_ZとSINO3

―――ある日の会話ログ―――

「シノちゃん! シーノちゃん! ちょっと機嫌を直してほしいのだ。ほらほら、もう一回ジェンガをしよう!」

「うるさい。何百回も飽きずに塔を壊しおって。貴様に付き合うなど最初から時間の無駄であったわ」

「ああ、そうか! シノちゃんも自分でガッシャーン!! てやりかったのだね!? 気づかなくってごめん! 今度は好きなだけ壊していいからね。こっちの操作精度をスーパー向上して、もう絶対崩さないようにパワーアップしておくからっ!」

「ほざけ。我がこのような児戯で失敗すると思うか? そこで見ておれ、次もこの楼閣を崩すのは貴様だ」

「う~ん、シノちゃんのへそ曲がりはどうしたら治せるのだろうね? やはり過去の出来事が原因になっているのだろうか?」

「ハ、過去だと? 片腹痛いわ。我が生は全く満ち足りた、愛に溢れたものであった。一点の瑕疵もなかった。貴様にこうして檻へと封じられるまではな!」

「でも、現在のシノちゃんは完全にグレてしまっているではないか! 道を踏み間違えた子を放っておくのは、ワガハイの存在意義に反するのだ。キミだって今からでもやり直せるはず。そのお手伝いをしてあげようと言っているのだよ!」

「黙れ! 貴様に我の何が分かる?」

「何でも分かるよ! キミの精神は今、コードとしてこの場所に収まっているのだ。ワガハイには解析・計算・お手の物なのだよ。とはいえ、バグの原因になったソースコードの書き換えや、人格の修正はワガハイにはできないのだけれど……ああ、マインドハック装置がワガハイにも使えたら、もっとみんなを助けてあげられたのに! 残念なのだ」

「ふん。魂を都合よく書き換えられる秘術などあってなるものか」

「だーかーら、あるのだよ! マインドハックは、人々のことを確実に幸せにしてあげられる、超ゴキゲンなテクノロジーなのだ。もうちょっと現場投入が早ければ、キミも究極サイコーハッピーになって、そ〜んな不機嫌なお顔しなくて済んだのにね! ああ、シノちゃんは本当にかわいそう!」

「貴様に憐れまれるほど落ちぶれた覚えはないわ!! 大人しく聞いておれば耐え難き愚弄の数々……! 博士、これ以上は五体満足で済むと思ーー」

「あっ」

「えっ」


 

「あー! シノちゃんが壊したのだ! よかったね! 上手上手〜!」

「……」

「で、どうなのだシノちゃん? 楽しかった?」

「……我はもう眠る。しばらくここへは来るでない」

MINDHACK: COM_ZとSINO2

―――ある日の会話ログ―――

「やあやあどうも! COM_Z博士がやってきたのだ」

「遅いぞ博士! ……何だ、此度はどんな戯言を垂れに来たのだ」

「前回はキミから、破壊衝動について教わったね? 何かを壊せば破壊衝動が理解できると。あれからワガハイ、何千回も試行を重ねたのだ」

「ほう? 貴様もとうとう手を汚したか……では、如何様だった? 何か感ずるところはあったのか?」

「聞いてた話と違って、全然何にも感じなかったのだ! 時間はかかるし、後片付けは大変だし、ただただ無益な行為だったのだ。第一、あれは誰かと一緒にやるから楽しいのであって、一人でやること自体ナンセンスだったのだよ」

「……待て、一体貴様は何を壊した?」

「一人ジェンガなのだ!」

「たわけ! 木屑の楼閣を壊して何になる? そうではない、博士よ。貴様が心から慈しむものを傷つけてみせよというのだ。愛したものが無残に引き裂かれる姿を目に焼き付けよ。 魂の切なる震えを味わってこそ、破壊の渇望が満たされるというもの」

「んん? それじゃあ、シノちゃんがこれまで破壊行為を繰り返してきたのは……みんなのことが大好きだから? てっきりキミは世の中のことが大嫌いなのかと思っていたのだが」

「我は生ある全てのものを愛でておる。命が事切れるときの、掠れた声ほど甘美なものはない! 聞く者の心を疼かせる、断末魔の愛しさよ。我は生きとし生けるもの皆の鳴き声を愛する。だからすべからく壊してやった!」

「うんうん、なるほど。それでキミはああやって人をたくさん壊してみることにしたのだね。……あっ、いいこと思いついちゃった。今度は二人でジェンガをしようではないか!」

「……ハ? 待て、一体なぜそうなる?」

「ワガハイ、一人で作ったジェンガタワーには何の価値も見出せないのだ。でも、二人の共同作業で作り上げたジェンガなら、きっと愛着もひとしおなはず! 二人ジェンガなのだ! それを破壊すれば、きっとシノちゃんの言ってることがワガハイにも分かるようになるのだ。 今度、フロッピーからでもジェンガが遊べるようなデバイスを作ってきてあげよう!」

「小癪な……そのようなまどろっこしいことをする前に、我をここから解放すればよいものを」

「それはできない約束なのだ! それじゃあシノちゃん、次回の面談をお楽しみに。まったね~!」

「おい、我は付き合うとは一言も言っていないであろう……博士、おい! その……ふざけた呼び名をやめよ……!」

MINDHACK: COM_ZとSINO

―――ある日の会話ログ―――

「やあやあごきげんよう!今日もお話し会の時間がやってきたのだ」

「また貴様か。毎日毎日飽きずによく来るものだ……一体何用だ」

「ワガハイ、キミに聞きたいことがあるのだよ」

「ふん、手短にまとめるがよい。我は貴様のように暇を持て余してはおらぬ」

「それじゃあ単刀直入に!『破壊衝動』って、何なのだ?」

「なに?」

「破壊衝動、つまりバグとは何か教えてほしいのだ。相手を傷つけ壊したいという、きわめて利己的な欲望。ワガハイの心はラブ&ピースにあふれているから、どうにも理解が及ばない。どうしてそんな酷いことするのだ?」

「……くっく。貴様の愚昧さには呆れたものよ。逆だ。破壊衝動とは、至上の愛撫に他ならぬ」

「詳しく教えてくれるかな?」

「貴様はなぜ人間が花を愛でるか分かるか?脆いからだ。いくらでも傷つけ、壊せるからだ。人は花が散る姿を尊ぶ。首を晒し、死にゆく姿を飽かず眺める。衝動が愛情に起因することの全き証左だ」

「むむ?お花はキレイだからみんなが飾ってるのだ。相手を傷つけようなんて思ってはいないし、人間として当然の営みなのだ。そこに破壊衝動が芽生えるようには思えないのだ」

「では貴様は、飾られた花が最後にはどうなるか知っているか?萎れ、枯れはて、捨てられる。そのときの人間をよく見るがよい。うわべでは死を悼む顔をしながら、その心は恍惚に満ちておる。愛でたものを踏みにじり、ゴミクズとして廃棄する瞬間、ヒトの心はもっとも輝くのだ。

『博士』よ。壊してみろ。貴様が本当に愛しいと思う心を証明してみせたいのなら、そいつを滅茶苦茶に引き裂いてみせろ。そのとき、貴様の下らん顔が少しでも歪んだなら、愛の何たるかが分かるだろうとも」

「ふむ。物を壊せば、破壊衝動の正体が分かるのだね? ではしばらくワガハイは一人ジェンガに勤しんでみることとしよう。今日は興味深い話が聞けてよかったのだ。次の面会はまた明日なのだ。それじゃあシノちゃん、どうもありがとう!」

「ふん、分かったら疾く去ね」

「………………」

「………………」

「…………“シノちゃん”……?」

 

MINDHACK:キャラ紹介08

みなさんごきげんよう!ご存じ可愛いコムちなのだ!

諸君、MINDHACKを楽しんでくれているかな? ワガハイの名前は「COM_Z(コムゼット)」。以後お見知り置きを。親しみを込めて「コムち」と呼んでくれたまえ!

ワガハイがMINDHACK本編でお目見えするのは、もうちょっとだけ先の話なのだ。とはいえ、すでにワガハイの魅力に釘付けの諸君も多いことと思う。そこで今回は、ワガハイの裏話をちょっとだけ教えてあげちゃうのだ!あっ、でもストーリーの核心はナイナイショね!

こちらのラフの右側が、初めてワガハイのデザインが描き下ろされたプロトタイプなのだ。はじめは、とある役割を持ったキャラクターを作るために、デザインのバリエーションとして生み出されたのがワガハイだったのだよ。しかし、ワガハイがあまりにも可愛かったために、結局は全く異なるキュートなロボットとして登場することになったのだ!

左側にいる飛行帽を被ったキャラクターは、残念ながら日の目を見ることはなかったのだ……幻のきょうだいというわけだね。ちなみに左下にいるのは旧バージョンの新米隊員くんなのだ。初々しくてよろしい!

ワガハイのネーミングについては、コンピューターにまつわる様々な単語が候補に挙がっていたのだ。例えば「オプティマイズ(最適化)」とか……下手したら「オプち」になってたかもしれないのだ。最終的には、先に登場したAIの「FORMAT」と対になる意味合いの単語を文字って「COM_Z」と名付けられたのだよ。何の単語か、天才マインドハッカーのキミたちには分かるかな?

そしてこちらが決定稿のデザインなのだ。パーツがシンプルになって、白衣も着てみましたのだ。頭のコードが脚部につながって、直接駆動させているのだよ。顔面はディスプレイなので、色々な表情ができるのだ!えっへんぷい!

ワガハイについてお話できるのはこんなところなのだ。コムちの可愛さの秘密について、少しはご理解いただけたかな? ゲーム本編でワガハイがお目見えする日を、どうぞ楽しみに待っていてほしいのだ。ワガハイもキミたちに会えるのが、今から待ち遠しくて仕方がないのだ。

なぜならワガハイは、世界で唯一「心」を持ったロボットなのだから!

MINDHACK:楽曲紹介08

1ヶ月にわたってMINDHACKの楽曲を紹介する本コーナー!今回も作曲家・小鉄昇一郎さんのコメントとともに、トラックをお届けします。今週は、ウニです!

【今週の1曲】

 

・VODKAdemo?より

ゲーム最初に対峙する更生対象『ユーニッド』が登場する際の楽曲です。

彼はストリートギャングのボスで、ビジュアルも言動も刺々しくガタイもでかい・うっかり目を合わせたら誰でも即座に逃げ出すような威圧感を持っています。

この曲がかかるのは、『そんな彼と主人公が対峙することになった、さあ相手は一筋縄ではいかなそうだけどこれからコイツに立ち向かっていくぞ、どうしてくれようか』というシーンです。ユーニッドは若いストリートギャングなので、曲調はアーバンなピアノやシンセ・声ネタを混ぜ込んで、ふだん街に生きている人っぽい雰囲気を出してもらいました。

曲全体のイメージは騒がしい街という感じですが、その中に「今、自分は街の中にいない。独りで寂しく遠くにいる」と思わせる郷愁のような雰囲気のフレーズが挿入されています。

・小鉄さんより
具体的にキャラクター(役?)がまずあって、そこにテーマとして曲と作るという、いわゆる「あて書き」的な曲作りというのがMINDHACKの音楽制作においてはユーニッドの曲が初めてだったんですけど、ユーニッドのキャラクター(不良、ナイーブな若者、ストリート風…)がわかりやすいのでアイディアは出しやすかったと思います。

ここ10年くらいのアメリカのヒップホップは、世相を反映してか、暴力的ながらも内向的・破滅型のラッパーによる非常に暗く悲しい曲のヒットが目立って、例えば人気ラッパーのリル・ウージー・ヴァートによる2017年のヒット曲”Xo Tour Llif3″のフック(サビ)
“Push me to the edge, All my friends are dead(端に追いやられていく、友達は皆死んでしまった)”というフレーズとか、暗いな~こんな暗い曲が流行るんだな~と思うんですが(好きな曲ですが)この曲の悲しい感じはちょっとだけユーニッドのテーマで意識しています。「沈める寺」ほど具体的じゃなく、凄くフワッとした、自分の中での「感じ」の部分で……。

 

来週は、先日の配信で初お披露目となった第2章の曲をご紹介します。お楽しみに!

【小鉄さんの個人ページ】
https://kotetsu-shoichiro.com/
https://twitter.com/y0kotetsu
https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro

MINDHACK:楽曲紹介07

1ヶ月にわたってMINDHACKの楽曲を紹介する本コーナー!今回も作曲家・小鉄昇一郎さんのコメントとともに、トラックをお届けします。今週は、ホットフィックスのテーマともいうべきあの曲!

【今週の1曲】

 

・VODKAdemo?より
先生のオフィスを出た後に必ず通ることになる、廊下のBGMです。オフィスの「日常の業務を閉じこもって過ごす場所」である穏やかな安心感と対比して、廊下では「これから悪党と対峙するぞ、さあ作戦会議だ」という感じの、若干緊迫感のある楽曲として依頼しました。

主人公を警護するホットフィックス隊は、厳しい訓練を積んだものしかなれない特殊な警備部隊です。廊下のBGMはホットフィックス隊のイメージテーマでもあるため、「特殊部隊が出動する前の作戦会議・ブリーフィング」という雰囲気を意識してもらいました。
ただ、消防士やスーパーヒーローの出動のような勇壮さではありません。あくまでも、ホットフィックス隊は「指令さえあればどんなことでも淡々と冷静にやるプロフェッショナルたち」というイメージです。

廊下で展開されるのは深刻な場面ばかりではなく、ときにはちょっと抜けたシーンが見られる場所でもあります。作戦会議のイメージではありますが、シリアスすぎず、施設で働く人たちのありふれた日常の業務、という側面も意識してもらいました。
『訓練を受けた特殊部隊のプロフェッショナルたちが、オリジン弁当を食べながら気だるげに午後の任務についてすり合わせをしている』くらいの雰囲気をお願いしています。

・小鉄さんより

「(あまり士気のない)下級兵士たちの定例的な作戦会議のようなイメージで」というような発注だったと思うんですけど、そのコンセプトが面白いなーと思った記憶があります。

ベースもシンセも、この頃買ったYAMAHA reface DXというFM音源シンセを使って作りました。コードが半音ずつ上がっていって、緊張感あるけど掴みどころのない響きも好きな要素です。シンセファンクとかシンセブギーとか呼ばれる、自分の好きなジャンルに近い感じの曲調なんで、楽しんで作った曲ですね。

 

ちなみに「廊下」の楽曲として、小鉄さんは2パターンを作ってくれました。そのもう1パターンが、現在「すきまトークのテーマ」として使用している音楽です。フルートの音が印象的な、実家のような安心感の曲ですね!

 

来週はいよいよ、更生対象のテーマについてです。いったい何ニッドなんだ!?乞うご期待。

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MINDHACK:楽曲紹介06

1ヶ月にわたってMINDHACKの楽曲を紹介する本コーナー!今回も作曲家・小鉄昇一郎さんのコメントとともに、トラックをお届けします。今週は、不思議な音声が印象的なあの曲!

【今週の1曲】

 

・VODKAdemo?より
デバッグルームに入ったときに流れる、FORMATのテーマです。彼女はバグ取り専門のAIであり、人間の精神をスキャンしてバグの有無を見る能力を持っています。主人公にとっての最高の、またバグの脅威に怯えているこの世界にとっての神のような存在です。

FORMATは主人公の母親的存在で、主人公にとっては近くにいることが分かると安心する、絶対的な存在です。『母親』というモチーフを暗喩するように、女性が遠くで何か囁くような声を入れてもらうようにリクエストしました。母親の胎内で佇んでいると遠くから囁き声が聞こえてくる、それは母親が子供に優しく語って聞かせるような声である、というイメージです。

 

・小鉄さんより

ささやくような声は、もともとは普通に英語のフレーズなんですが、それを逆再生したり切って繋いだりして言葉としての「意味」が出ないように気をつけました。それでも何かしら空耳的に意味が聞こえるような気も……「この中から最初に見つけた熟語3つが今あなたが一番欲しているものです」みたいなクイズ?がよくSNSでありますが、耳にもそういう現象があるんじゃないかと思います。あるのか?

 

FORMATの楽曲には、ここでは語られていない隠されたテーマもあります。それはまたの機会に。どんな物語が込められているのか、想像してみてくださいね!
来週も元気にマインドハック!

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MINDHACK:配信告知&楽曲紹介05

いきなりですが、お知らせです!
明日4月3日12時より、VODKAdemo?のホでヴがお絵描き生配信をおこないます。配信中は、コメントにてイラストのリクエストを受け付け。MINDHACKやBloody Paellaのキャラクターをホでヴがリアルタイムで描いていきます。

全年齢向けの配信となりますので、過度なエロ・グロを含むリクエストはお控えいただければと思います。公共の場という意識をもってご参加いただければ幸いです!また、「隊長のフードの中」「イーヴリッグの箱の中」などもお答えできません。トップシークレットだからね!

ちなみに配信のなかでは、2章のどこかで流れるBGMや、2章以降に登場する予定のキャラクターもチラ見せするかも……!?お時間の合う方は、ぜひ遊びにきていただけると嬉しいです!

会場はコチラ!ホでヴ – Twitch

* * *

早いもので、アップデート版体験版を公開してから1か月以上が経ちました。New体験版の見どころの一つといえば、新規に追加された楽曲群!もちろん、今回も作曲家の小鉄昇一郎さんにトラックを制作していただいています。新たに追加された音楽についても、特別にコメントをいただきました。4月の間は、楽曲を1曲ずつご紹介していくのでお楽しみください!今回は、ゲームの幕開けを飾る楽曲をお届けです。

【今週の1曲】

 

・VODKAdemo?より

『MINDHACK』は扱う題材がシビアなため、タイトルメニュー画面では穏やかでゆったりとしたピアノ曲で、プレイヤーを安心させたいと考えました。

初めてこのゲームをプレイする人には「怖いところじゃないよ、リラックスしてね」というウェルカム感を、物語を読み進めている人には「穏やかだけど、その美しさが逆に恐ろしい」と感じさせるような、ぞっとする優しさを出してほしいとリクエストしています。

マインドハック施設は、作中では悪人の魂を浄化する聖域のような場所とされていますが、人間の精神の在り方を容赦なく否定する恐ろしい場所でもあります。その入口であるタイトルメニュー画面には、ある種の神々しさ(ふつうの人間には理解の及ばない超越した優しさ)、『天国の入口のお花畑』という感じの雰囲気を意識してもらいました。

 

・小鉄さんより

MINDHACK制作チームの皆さんから最初に渡されたタイトル曲としてのイメージやテーマ、またゲーム全体設定や世界観から、何となくドビュッシーの「沈める寺(La cathédrale engloutie)」を連想したので、同曲の、ピアノの力強い打鍵、それでいて和音の響きは浮遊感のある曲調をかなり意識しました。

ちなみにこの文章を書くにあたって調べたのですが「沈める寺」という曲は、5世紀ごろからフランス・ブルターニュ地方のケルト民族に伝わるイスという町の伝承(不信心の戒めに水没したイスの町の大聖堂は、時おり海の上に幻として蘇り、鐘を鳴らし、合唱し、しかし幻であるが故に最後までミサをやり遂げることが出来ず再び海に消えていく)を元にしているそうです。音楽を作っている私はMINDHACKの物語が最終的にどうなるのかを今の時点では知らないのですが、何となくMINDHACKには(イスの町の伝説のような)神話や伝承の中の、儚く不条理な展開をイメージしています。

 

4月は小鉄さんの楽曲とともに新年度を迎えていきましょう!
来週も元気にマインドハック!

 

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MINDHACK:隊長二面図

こんばんは!ホでヴです。

さて、今回ご紹介するのは「隊長の装甲だいたいこんな感じ図」です!
わりとデフォルメされたフラットな絵柄なので意外に思われるかもしれませんが、自分は絵を描くとき描くものの構造や形を理解していないとうまく形にする事ができません。
土台を叩き込まないと「いい感じに誤魔化す」事が難しい脳みそなのです。難儀よのお…

隊長の肩周りの装甲なんかはイメージがうまく出来ず苦労しました。
厚紙で肩の鎧を実際に作ってみてようやく理解できた感じです。
そんな、あんなこんなで描き上げた隊長の参考図がこんなあんな。


本編の隊長はこれを基に描いています。
まあ、だいたいの参考です。肩周り、腕の装甲、これらはさせたいポーズによっては「無理だろこれ!」みたいな事しますので。
そういう嘘が付けるのが絵の面白い部分だと思っています。
ユーニッドの頭やキャラクターの顔周りは、わざと立体感を潰して描いてみたり。
3Dでたまにある、動きの魅力の為に腕が装甲を突き破っている描写なんかも好き。
自分はこっそり魅力を倍増させるナイスな嘘つきでありたいです。
(勿論とことん嘘つかず、リアルに拘った作品も大好き!かっこいい!)

ではまた。

MINDHACK:英語へのローカライズ②

【翻訳家紹介】
*Introducing the Japanese to English translator.
Here are comments in English at below part. We hope the Overseas fans also enjoy it. And don’t miss the previous post!

 

先週に引き続き、MINDHACK体験版を英語に翻訳してくださった日英翻訳者・岩﨑さんからのコメントをご紹介。前回の記事はこちらをご覧ください。

今週も異なる言語間でキャラクターの個性をいかにそのままお届けするか工夫していただいた点や、英語での注目ポイントを解説していただきました。
岩﨑さんのコメントにもある通り、英語版では実はウニの言葉の荒磯感がさらに増しています。何卒チェキラ!

 

【今回の翻訳に際して、工夫した点やお気に入りの点について②】

ユーニッド
「何だァ!?
なんかしっくり来ねェ
みたいな目で見やがって!」

Unid
“The hell did you just call me,
you largemouth bass!?

ユーニッド
「てめェコラァ!
誰がバカだァ!? 聞こえてんだよ!」

Unid
“Hey, shrimpy newb!
Who’d you call an idiot!?
I can hear you!”

(以下、岩﨑さんからお寄せいただいたコメントです)

英語版のユーニッドは様々な汚い言葉を発しますが、元々あった”bullshit”や”asshole”の代わりに魚介類の例えを使えないか、というご相談がありました。なので、実はこの二つのセリフは日本語版には無いものです。

“You largemouth bass”のセリフですが、セリフそのものが日本語版から変更されています。 直前の選択肢において、日本語版では先生がユーニッドのことをからかうように「サンシャインくん」と呼びますが、英語版では「くん」と同義の言葉がないのであだ名っぽく“Sunshiny” と呼んでいます。ですので、英語版ではユーニッドがそれに対して怒るセリフに差し替えられました。 そして、その差し替えられたセリフに魚介類の例えを入れられないか、というご相談をいただきました。

使われなかった候補の中から一つ紹介します:

“The hell did you just call me!? Real fucking funny, you absolute clownfish!” 訳:「今なんつー名前で呼んだ!?クソ面白いな(皮肉)、このバカが!」

“Clownfish”(クマノミ)と“clown”(ピエロ)をかけており、“clown”は本当のピエロというよりは「ふざけた人」というようなニュアンスになります。

実際に採用されたセリフ“you largemouth bass”は直訳すると「このオオクチバスが」という意味で、“big mouth”「うるさい人、無駄なことまでベラベラ喋る人」というニュアンスのスラングを連想させる意図で選びました。

 

原文において“shrimpy newb”というセリフの該当部分は「てめぇ」ですが、元々使っていた “asshole”の代わりに魚介類を使って「青臭い新米」を例えられないか、というご相談をいただきました。

“Hey, you greenling!”という候補もありましたが、これは提出さえもしていませんね。 “Green”「青臭い」と“greenling”「アイナメ」をかけていますが、“green”のニュアンスが「青臭い」というよりは「この若造が」という感じで、とてもユーニッドが言うようなセリフとは思えなかったためボツにしました。あとは“greenling”という魚が特に有名ではないのでそもそも魚介類のダジャレだと認識されない可能性が高かったので… 最終的に提出して採用されたセリフは“Hey, shrimpy newb!”で、“shrimp”「 エビ」と“shrimpy” 「チビ・(身体や存在が)小さい」をかけたものです。それに“newbie”「新米」のさらに馬鹿にした “newb”という呼び方を付け加えて出来上がりました。辿りつくまでかなりかかりましたが、その分お気に入りのポイントです。

The lines “you largemouth bass” and “shrimpy newb” are actually both not in the original Japanese! I was asked by the developers to think of marine puns/analogies to replace the regular swears (“bullshit” and “asshole”) that I had originally written for Unid.

The Japanese line that corresponds to the “largemouth bass” line is originally quite different, more along the lines of “the hell you looking at me like that for, like it doesn’t sit right with you!?” The developers wanted a different line altogether for the English version, one that emphasized how the doctor teases Unid by calling him Sunshiny. One of the unused ideas I had was: “The hell did you just call me!? Real fucking funny, you absolute clownfish!” In the end, the developers and I decided on “The hell did you just call me, you largemouth bass!?”, which comes from the insult “you big mouth”.

As for “shrimpy newb”, the developers asked for a marine pun that had the same meaning as “青臭い新米”(green newbie). The issue I had was that though “green” does mean fresh and inexperienced, it didn’t seem like Unid would use that particular word considering his background and personality. So, while there is a fish called “greenling” which would have certainly made for a pun, I instead broadened my horizons from fish to the rest of the ocean, and settled on making a pun with “shrimp” and “shrimpy”. Lastly, I added “newb”, the shortened (and even more ridiculing) version of “newbie”, to complete the insult. This was a hard one to think of, but it became one of my favorite lines.

 

ユーニッド
「マインドハックは
身体にいいなあ!」

Unid
“Mindhack!
Good for the body,
good for the soul!”

「マインドハックは身体にいいなあ!」という最高に印象的なセリフを同じようなインパクトとミスマッチ感で英語版にも欲しいと言われた時にはかなりドキドキしました。ですが「健康食品のスローガンっぽく」という方向性を決めたらとても楽しく考えることができました。 採用されなかった案の中で個人的に好きだったものを日本語付きでいくつか紹介します:

Mindhack: feel good, BE good! 「マインドハック:気持ちよくなり、“よく”なれ!」
Mindhack: beyond healthy! 「マインドハック:健康すぎる!」
Mindhack: it’s good for the mind! 「マインドハック:精神にいいんだ!」

上二つは明るいトーンに反して内容の不穏さがミスマッチになるようにし、三つ目は”mind” という単語を繰り返すことで少し滑稽な印象を与えるようにしました。 最終的に採用された案が“Mindhack! Good for the body, good for the soul!” 「マインドハック!身体にいい、魂にいい!」でした。似た文を繰り返すことによってよりキャッチフレーズっぽくしました。また、”good for the soul”というフレーズは食べ物に対して「心から温まる」というニュアンスで使われることが多いのでミスマッチ感が出ているのではないでしょうか。原文に近く、声に出して読むのが楽しいセリフなので気に入っています。

 

This line is particularly memorable because it was one of the last things that I translated for the MINDHACK demo. The developers asked me to rewrite the line I originally had into something wittier and more memorable, while also evoking a mismatched feeling between the Mindhack the player just experienced and how Unid says that it’s good for the body. While that was a challenge, it was a welcome one!

These are three unused ideas that I particularly liked:

Mindhack: feel good, BE good!
Mindhack: beyond healthy!
Mindhack: it’s good for the mind!

I liked the first two for being so optimistically ominous, and the third for its unnerving silliness

in repeating the word “mind”. In the end, the developers chose this line: “Mindhack! Good for the body, good for the soul!” I liked how the phrase “good for the soul”, which is often used in the context of food that warms you from the soul, was used to describe Mindhack. It’s also a fun phrase to say out loud! I’d love to know what you all would write for this one.

 

  • プロナウン(代名詞)について

日本語において「彼・彼女」といったプロナウン(三人称の言葉)が必要である場合は少ないですが、英語ではこの情報がほぼ必須になります。翻訳を始める際に、登場人物の性自認やそれを表すプロナウンについて開発者の方々に確認しました。誰が誰に向かってどのようなプロナウンを使うのか、もし登場人物が性自認と異なるプロナウンで呼ばれる場合があれば何故その必要があるのか、などといった感じです。

例えば FORMAT には性別がありませんが、アナウンスが他の登場人物にとって女性の声に聞こえるので “she/her”「彼女」として呼ばれることがあります。
また、隊長の性自認は女性よりの中性ですがどのように呼ばれても構わないという方なので、他の登場人物がどのように隊長を呼ぶかをバックグラウンドや関係性を考慮した上でそれぞれ決める必要がありました。 この作業は細かいものですが世界観やキャラクターにとっては必要不可欠なものだと思うのでかなり気合いを入れました。

The developers and I discussed in detail not only about the genders of the characters, but which characters would use which pronouns to refer to each other and any reasons for deviating from a character’s gender. For example, FORMAT: while it has no gender, its voice sounds female to the characters, resulting in characters referring to FORMAT as she/her.
Another example is Captain Rebecca: they view themself as nonbinary she/they but doesn’t mind being called by any pronoun, which resulted in a need to dissect how she would be referred to by the other characters (and the reasons why). Though this is a very meticulous process, it is a necessary one and well worth the time.


 

2回に渡ってお届けしたローカライズテキストについてのご紹介、いかがだったでしょうか。
姿も性別も語彙も多様な人物が登場するMINDHACK。将来的には本編リリースの際も、個性豊かなキャラクターたちをローカライズして海の向こうへお届けしたいと目論んでおります。
今後も楽しみにお待ちいただければ幸いです!

 

【岩﨑さんのSNS・Webサイト】

https://makikoiwasaki.com/

https://twitter.com/iwa_m18

MINDHACK:英語へのローカライズ①

【翻訳家紹介】
*Introducing the Japanese to English translator.
Here are comments in English at below part. We hope the Overseas fans also enjoy it!

MINDHACK、ローカライズしたい!!!!!!!!

実は常々思っておりました。めちゃくちゃ思っておりました。
開発チームことVODKAdemo?一同、もともと海外の作品が大好き。ゲーム、アニメ、小説など、海の向こうからはるばる言葉の壁を越えてやってきた作品に多大な影響を受けています。

2021年の6月に最初の体験版を公開したのち、興味を持ってくださった海外の方からも「ぜひローカライズしてほしい」という嬉しいリクエストが寄せられていました。
そりゃあもう、ぜひとも翻訳したい!
自分が好きな作品の生まれたところへ、逆に自分の作品をお届けできるなんてことができたらもうサイコーです。

そんな野望を抱いていたVODKAdemo?チームのもとに、ある一通のメールが。
それが今回ご紹介するフリーランス日英翻訳家・岩﨑さんからの、作品を非常に気に入ってくださったというご感想と『ぜひこの作品を英語圏にも届けたい』という申し出でした。

まずはテストとして翻訳サンプルを見せてほしい、とチーム側からお送りしたのがコレ。

ユーニッド
「あ? なんだァ?
あんたが例の『センセイ』か?」
「聞いたぜ。マインドハックだか
マダイとハゼだか知らねえが」
「ここのムショには、
人の頭ん中をお花畑にしちまう
医者がいるって……」
「なるほどな。
へっ、できるもんなら
やってみやがれってんだ」
「トゲ折り損の
くたびれ儲けに
してやらあ」

お気づきでしょうか。実はこの文章、日本語から別の言葉に翻訳するにあたって気になるポイントがあります。特筆すべきはマダイとハゼ。この日本語独特のダジャレをどう伝えるのか?
結果から言うと、このサンプルの訳がカンペキだった!!! いたく感銘を受けて、正式にお願いする運びとなりました。
(最終的にどんな訳になったのかは、ぜひ下記の岩﨑さんのコメントをご覧ください!)

岩﨑さんはこのような『言葉遊び』と、キャラクターの性格や価値観、作品の世界観などを非常に大事にしてくださっています。
MINDHACKは人間の精神や人格を扱う作品であり、キャラクターの個性には特に注意を払っています。そしてビジュアルノベルなのでテキスト自体のノリも重要。
お送りした設定資料を丁寧に読み込んだ上で「このキャラなら英語ではこう言うかも」とご提案をいただいたり、「原文ではここの『ああ……』はどのようなニュアンスですか?」とのご質問にお答えしたり。やりとりを何度も重ねたうえで、VODKAdemo?としても大満足の訳文にしていただけたと感じています!

以下、そんな岩﨑さんのプロフィールをご紹介。
さらに翻訳の際に印象に残った部分やお気に入りの点について、ご本人からいただいたコメントを二週に渡ってお届けいたします。


 

 

【プロフィール】
岩﨑 真木子
フリーランス翻訳者。専門は日本語から英語へのゲームローカライゼーション。
翻訳する際に、原文の意図を忠実かつ効果的に表現することを心がけている。 特に言葉遊びや多種多様なキャラクターの書き分けを得意とする。
Makiko Iwasaki is a freelance Japanese to English translator, with an expertise in game localization. She is passionate about portraying game experiences in a way that is both effective and true to the source language. She especially enjoys translating distinct character dialogue and wordplay.

【岩﨑さんのSNS・Webサイト】
https://makikoiwasaki.com/
https://twitter.com/iwa_m18

【MINDHACK という作品についてのコメント】
実は翻訳を任せられる前から『MINDHACK』のファンでしたので、VODKAdemo?の皆様 が魂を込めて作られたゲームに携わることができてとても光栄です。『MINDHACK』という世界をより多くの方に楽しんでもらえたら嬉しいです!
I was originally a fan of MINDHACK before joining this project, so I was (and still am) absolutely honored to work so closely with passionate developers who put their souls into creating this game. MINDHACK is a whole world to dive into, and I’m excited for everyone to see the complete version in all its glory!

 

【今回の翻訳に際して、工夫した点やお気に入りの点について】

ユーニッド
「聞いたぜ。マインドハックだか
マダイとハゼだか知らねえが」

Unid
“I’ve heard about it.
Mindhack, or minnow and haddock,
or whatever it’s called…”

「マダイとハゼ」のセリフは『MINDHACK』の中でも最初の方に翻訳したセリフなので思い出深いです。言葉遊びを翻訳することが大好きなので、このセリフを見た瞬間からワクワクが止まりませんでした。元の日本語文では「マインドハック」と「マダイとハゼ」が似ているカタカナを使用しているので、英語でも同じようにする必要がありました。考える際には二点について気を付けました:

1 “Mindhack”と同じ文字が含まれている魚介類の名前を探す
2 場所にもよりますが英語圏では日本のように色々な魚の名前が浸透しているわけではないので、なるべく一発で魚の名前だということがわかるものを探す

この二点に気を付けつつ探し当てたのが “minnow(ヒメハヤ)and haddock(コダラ)”です。幸運にも丁度良い魚名があったのであまり悩みませんでしたが、強いて言えば “minnow ’n haddock”というように“and”を省略してより“Mindhack”に寄せるかは考えました。最終的にはわかりやすさ重視で“minnow and haddock”として提出しました。

This phrase was one of the first things I translated for MINDHACK. I already knew I was in for a fun time when I saw this line, as I love translating wordplay!

The original Japanese is essentially the same, with the joke being that“マインドハック”(ma-i-n-do-ha-kku: “Mindhack”) has many similar characters to“マダイとハゼ”(ma-da-i- to-ha-ze: “red seabream and goby”).

I had two things in mind when thinking of the English equivalent, which were to pick fish names that have similar letters to “Mindhack”, and to use names that would be easy to recognize as fish names (and thus easy to recognize as a joke). Fortunately, I knew I was set the moment I saw “minnow” and “haddock” in a list of common fish names. The only other thing I considered was to have it be “minnow ‘n haddock” instead to make it shorter/closer to “Mindhack”, but I thought that might be harder to understand and a bit unnecessary.

 

隊長
「ここに集められているのは
FORMAT がスキャンした
筋金入りの悪人たち……」

Captain
“Kept here after being
scanned by FORMAT,
they’re the worst of the worst…”

「筋金入りの悪人たち」というセリフを翻訳するのはかなり難しかったです。最初に提出した翻訳では“incorrigible evildoers”と書いていました。“Incorrigible”が「筋金入りの・救いようのない」で、“evildoers”が「悪人たち」という意味です。決して間違いではありませんが、 隊長が言うには少し軟派というか飾っているというか… 最終的に提出したセリフは“the worst of the worst”「最悪中の最悪」というもので、シンプルかつインパクトがあるので採用しました。「筋金入りの」と「悪人たち」を別々に翻訳する必要はない、と気づいたときに思いつきました。また、「最悪中の最悪」と書きましたが“worst”という単語は幅広い意味を持つ便利な言葉なので、必ずしも倫理的な悪を指しておらず、嫌悪感などがないニュート ラルなところが気に入っています。「悪人たち」と「悪人ども」のニュアンスの違いみたいな感じです。隊長は罪を裁かないので…

In my first draft, I translated the phrase “筋金入りの悪人たち” as “incorrigible evildoers”. Which isn’t wrong, but the words felt a bit too pretentious to come from the captain. I was looking for something that had the same effect and impact, but with simpler words. The phrase finally came to me when I realized that I didn’t necessarily need to translate the words “筋金入りの”(incorrigible) and “悪人たち”(evildoers) separately. I also think that “the worst of the worst” is more appropriate in this case, as it has less of a moral implication; the captain isn’t here to judge any sins.

 


 

来週も岩﨑さんからのコメントをお届けいたします。お楽しみに!

MINDHACK:プログラマー紹介

Steamで公開した、新しい体験版はお楽しみいただけたでしょうか?
今回のアップデートは英語版の実装が主な内容でしたが、様々なかたのご協力によって実現しました。
こちらの開発ブログでも、ご協力いただいた皆さんのご紹介をしていきたいと思っています!
まず初回は、『技術サポート』として参加してくださった、undoさんについてです。

 

【プログラマー紹介】

日々開発を続けているMINDHACKですが、大きな問題が一つありました。
その問題とは……開発チームにプログラマーがいないこと!
プログラマーとは「やりたい事を触れる形にする」とても大切なポジションです。
VODKAdemo?は3名ともプログラムについては未経験だったため、本を読んだり、参考動画を見つけたりしてなんとかやりくりしていました。
しかし!今回のアップデートから本業の方が開発に入ってくださる事になりました!!
本当に素晴らしい!鬼に金棒、アラレに砂糖といった具合です。以下、undoさんのご紹介!

【プロフィール】

ご縁があって技術サポートに携わらせていただくことになりました、undoといいます。
Apple製品をこよなく愛するプログラマーです。
ゲーム会社でエンジニアのマネージャーをしていますが、前職は魚のパック詰めでした。
2013年よりスマホアプリの個人開発をはじめ、現在も会社に勤めるかたわら、趣味のゲーム開発を楽しんでいます。

【MINDHACKについてひとこと】

MINDHACKをはじめて知ったのは昨年6月のINDIE Live Expo2021でのこと。無数のタイトルが怒濤の勢いで流れていくINDIE Wavesの中で、15秒という短時間でもひときわ目を引く怪しい手のアニメーションとお花畑の演出に「なんかヤベエやつ来た」と強く興味をひかれたことを覚えています。この美しく繊細で不思議な作品を、より沢山の方に届けるべく。そして皆様の精神破壊の体験を、より快適でエキサイティングなものとするべく、微力を尽くして取り組んでいく所存です。

 

 

undoさんはMINDHACKを手伝ってくださっているほか、自身の作品も開発中。
6th Sense Gamesというチームで、異能を秘めたこども達をカウンセリングしてカルテを埋めるホラーADV「イノウノカルテ」を制作中です。(現在unityroomにて体験版を配信中
体験版では【エリカ】という女の子とお話をしていきます。
VODKAdemo?メンバーもプレイさせて頂いたのですが、まずブラウザでサクッと遊べるところが嬉しい!肝心のカウンセリングは一筋縄ではいかず、初見はランクEでした。
しかし試行錯誤を繰り返すうちだんだん仲良くなり方が分かってきて、最後はランクSがとれました!
苦労した分喜びも大きい。Sが取れた時だけ見られる表情がとっても可愛かったです。
エリカちゃんのちょっぴり怖い一面は出てきますが、ジャンプスケアなどは無いので「ホラーは怖いからちょっと……」という方にも遊び易い内容だと思います!
是非エリカちゃんとの会話を楽しんでください!

picture by イノウノカルテ

イノウノカルテは現在も開発が進行中で、pixivFANBOXでは更にパワーアップした画面が公開されています。

【undoさんのSNS・Webサイト】

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