カテゴリー: MINDHACK

MINDHACK : ハックの日2026

先週の記事では、毎年8月9日に公開している「ハックの日」記念イラストを振り返りました。

そして今年。2026年からは新たな試みとして、外部のイラストレーターさんにスーツイラストをご制作いただいています。今年のイラストをご担当いただいたのは、クリエイターのこむぎさん! これまでにもセールイラストやグッズイラストをご制作いただき、MINDHACKを長らく支えてくださっている作家さんです。

そんなこむぎさんに描いていただいた今年のハックの日記念イラストがこちら!

か、カッコいい~~~~~~! どこかの階段で撮影された、CDのジャケットのようなスタイリッシュな1枚。キャラクターごとのポージングにも個性があって、MINDHACKらしさを活かしつつゲームでは見られない姿を表現していただきました。こむぎさん、素敵なイラストをありがとうございました!

 

2026年スーツデザイン資料

こむぎさんにご依頼する際、開発チームのスタッフ・ササンがデザインしたスーツのイラストを参考としてお渡ししました。ここでは、秘蔵資料を特別に一挙公開!

 

ユーニッド

画像内コメント:
「ネクタイにはたもちゃん型のピン、胸にはホタテ柄のハンカチが添えてあります
禁酒法時代のマフィアのイメージです」

補足情報:
ハットにピアス、シューズにいたるまで抜け目ないファッションを見せてくれるユーニッド。一番派手で、ギャングらしい衣装にしようと決めていました。地球でいえばシカゴにアジトがありそうな、危険な香りの漂う着こなしです。しかしオシャレにこだわりのあるユーニッドも、実はフォーマルウェアには慣れない様子。スーツの似合うあの人にアドバイスをもらいながら、スタイルを決めてくれたみたいですよ。

 

イーヴリッグ

画像内コメント:
「いわゆるリクルートスーツっぽい
『おしゃれで都会的なスーツが着たかったけど大学の入学式で着たやつしか持ち合わせがなかった』イメージ」

補足情報:
リクルートスーツとは、日本の学生が就職活動に合わせて身にまとう独特のスーツですね。イーヴリッグはスタイルがいいのでおしゃれをさせたくなるのですが、彼らしさを強調するならちょっと不器用さを強調したくもあり……。今年は「ゲーム内のイーヴリッグが本当にスーツを着るなら、どんなシチュエーションだろう?」と考えてデザインしました。

 


 

シノ

画像内コメント:
「ジャケットを羽織っています(?)」

補足情報:
私は一頭身のキャラクターが頭からスーツジャケットを羽織っている姿が本当に好きなのですが、一向に自分のイラスト以外で同じシチュエーションを見つけられていません。なぜですか? ジェスターハットみたいなシルエットで可愛くないですか……? ということで、本編での残忍さをあえてまったく失ったキュートな着こなしをしてもらいました。何気に目の色もゲームとは違う銀色です。

 

COM_Z

画像内コメント:
「燕尾服を着ています
胸にはタンポポのコサージュをつけています」

補足情報:
「COM_Zは絶対に燕尾服と蝶ネクタイ!!」と決めていました。カワイイロボットにふさわしいドレッシーなスタイルですね。実は毎年迷っていたのが、COM_Zのボトムスファッション。両脚が特殊な構造なので過去のイラストではボトムスを履いていないデザインになっていました。今年は思い切って、ファッションに合わせて下半身パーツを取り替えてみることに。結果としてこれまで以上にファッショナブルになってくれました!

 


 

 

新米隊員

画像内コメント:
「細身の黒スーツに細い黒ネクタイ」

補足情報:
新米隊員は若手としてのフレッシュさを大切にしたいと考え、毎年モダンなスーツにしています。今年のファッションも、スーツの歴史から見るとかなり現代的なスタイル。映画をきっかけに流行した細身の仕立てが特徴的です。描き方によっては「日本の喪服」っぽく見えてしまう難しいファッションではあるのですが……こむぎさんのイラストでは、見事にカッコよく着こなしてくれました!

 

隊長

画像内コメント:
(なし)

補足情報:
画像の中にコメントがありませんが、これはブログ掲載用に修正したもの。こむぎさんにお渡しした実際の資料には、思いっきり「とある映画」をモデルにしたことが書かれています……(笑)例の、「高級テイラーの英国紳士が実は凄腕スパイだった !」というアレですね。ササンの独断でモチーフにチョイスしました。こむぎさんのイラストではさらにアタッシュケースが追加され、言い逃れができない仕上がりになっています!


 

ヒューゴ

画像内コメント:
「フロックコートを着ています」

補足情報:
ヒューゴはもとの宇宙服の上からスーツを着ているというトンデモファッション。そのため、大柄なシルエットでも格好良く決まるスーツスタイルを模索しました。モデルになったのは、20世紀のアメリカの大統領です。恰幅のいい体型に合わせた風格ある着こなしがとても素敵で、参考にさせてもらいました。こむぎさんのイラストではさらにお腹のたっぷり感がUP! 思わず抱きつきたくなってしまうお父さんですね。

 


 

MINDHACKキャラクターズそれぞれのスーツスタイル、楽しんでいただけましたか?

来年のハックの日ではどんなイラストが飛び出してくるのか、ぜひ楽しみにしていてくださいね! それでは。

MINDHACK : ハックの日振り返り

君は「ハックの日」を知っているか!?

こんにちは。サブシナリオ・広報担当のササンです。

MINDHACKはひそかに毎年、8月9日をハックの日としてお祝いしています。

日本語で「8と9」が「Hack」の語呂合わせになるためですね。

公式Xでは例年、テーマに沿ったイラストを投稿してきました。

ここでは、過去のイラストを振り返ってみましょう!

 

2022年

「ハックの日」をお祝いするテーマで初めて描かれたイラストです。そもそもの発端としては、「いつもは先生を支える側や対峙する側にいるキャラクターたちに、先生のコスプレをしてもらおう!」というアイデアがありました。

よく見るとみんな特徴的な白手袋をしていますね。くわえてスーツも着ています(MINDHACKの主人公である先生はよ~く見るとスーツを着ているんです! ハック時アニメーションの袖口にご注目)。全員お揃いのスーツでもよかったのですが、せっかくなので少しずつ個性をつけました。この試みが以降のデザインへと繋がります。

オマケ情報として、このころのササンは「ゲーム内で使われている無彩色以外をイラストに使わない」という縛りで絵を描いていました。本編と異なる色を使うと世界観を壊してしまうのではないか……と心配していたんですね。しかし、徐々に新しい色を使うことに挑戦するようになり、その変化が翌年に表れることとなります。

 

2023年

前年とは打って変わってカラフルなイラストに。2022年にトライした「キャラクターごとの個性を表したスーツを着せる」というテーマをブラッシュアップしました。結果的にハックの日は「みんなで先生のコスプレをする日」から「キャラクターに好き放題スーツを着させてもいい日」として進化を遂げることに。

この年からさらにスーツに関する勉強を深め、時代や役割の異なるさまざまな仕立てを描くようになりました。お気に入りはちょっと昭和っぽい着こなしのユーニッドです。ピアスも自前で毎年いろいろ用意してくれてるみたいですよ。

 

2024年

さらにグラフィカルな方向に進化したデザイン。ちょうどこのころ主線のないカッコいい映画ポスターを見ていたので、同じ方向を目指して制作しました。みんな特殊組織のエージェントのようなクールな仕上がりに! しかし同時に、シルエット部分の多い表現になったのでスーツの細かい部分を描きこめなかったのが少し心残りでもありました。その欲求不満が翌年、思わぬ結果に……?

 

2025年

この年はまさかのバックショット。一切キャラクターの顔が見えないイラストなんて、プロモーションとしてアリなのか!? という迷いがなくもなかったのですが、当時はどうしても「いろいろな種類のサスペンダーやホルスターを描きこみたいんだい!!」という気持ちが高ぶっていたので攻めた構図にしてみました。まあ……MINDHACKのキャラクターって、正面向いてても顔見えない人が多いしね!

 


 

さて、さまざまな試みをしてきたハックの日の記念イラスト。

もちろん明日、2026年8月9日にも新作イラストが投稿されます!

果たしてキャラクターたちは、どんな装いを見せてくれるのか……?

今年からは新たな試みにもチャレンジしているという噂。

ぜひ公式Xをフォローして、明日の投稿をご期待くださいね! それでは。

MINDHACK : 地味なプロフィール

こんばんは。サブシナリオ・広報担当のササンです。

当ブログでは毎週MINDHACKのキャラクターに関する愉快な情報をお届けしています。が、日々開発チーム内で交わされる議論のなかには「これは面白いけど、ブログ記事1本書けるほどじゃないな……」という小ネタがあるんです。

たとえば、これ。

 


「スティックのりをどうやって塗るか」

新米隊員
俺、不器用なのでブワブワに貼っちゃうんですよね……

イーヴリッグ 
このくらいベッタベタにやらないと剥がれるんですよこいつはっ! いつもそうっ!

COM_Z
丁寧に四隅を留めるワガハイ……かわいいね!

ヒューゴ
子どもの工作を手伝うときはいつもこうだな

隊長
上と下だけじゃ落ちるかもしれない。念のため真ん中もな

シノ
ハ、無駄遣いできる身分ではないのでな

ユーニッド
あ? 貼れりゃいいだろ、貼れりゃ!

 


 

ねっ、小ネタでしょ。

でも、こういう細かいキャラクター情報もたくさん集めれば、登場人物の思わぬ側面が見えてくるのではないだろうか? ということで今回のブログ記事は「MINDHACKキャラクターズの地味なプロフィール集」です。震えよ、地味さに。

 


「クリームサンドクッキーどうやって食べる?」

新米隊員
普通に食べる。ティッシュを敷いたうえに粉を落とす。

「何だかんだシンプルなのが美味いですよね!」

 

隊長
普通に食べる。一口が大きくかなりバリボリ食べる。なぜか粉が出ない。

「急いでいる時、一口で詰め込んでしまってひどい目に遭ったことがある。ははは」

 

イーヴリッグ
普通に食べる。一口が小さいのですごく粉が出る。口の中で水分がなくなるまで吸っている。

「無機のキャビネットにクッキーなど不要! あとこれすっごい粉落として親に怒られるし」

 

シノ
偏執的にクリーム部分をこそげ取ってから食べる。

「何だ。何か文句でもあるか」

 

ヒューゴ
牛乳にディップして食べる。余った牛乳を飲み干すと口の周りに白ヒゲができる。

「この食べ方、サラ(※奥さん)に教わったんだ。いいだろ?」

 

ユーニッド
ガツガツ詰め込む。粉もでる

「甘ったりいなあ!!(バリボリ)」

 

COM_Z        :
クッキーは食べられない。

「皆、非効率的な摂食方法で興味深いね!」


「歯磨き粉どうやって絞る?」

隊長
真ん中から絞る。歯ブラシに対してかなり多い。絞り方はおおざっぱ。

「ああ、そろそろ歯磨き粉も替え時だな…… なに? まだ全然残ってるって? そ、そうかな」

 

ユーニッド
真ん中から絞る。手がでかい&力が強いので最後はしわしわになる。

「出しすぎていつまでも口の中スースーすんだよな」

 

ヒューゴ
端の方から絞っていくし、歯ブラシは広がる前に取り換える。

「宇宙では歯磨き粉を飲み込むんだぜ。信じられるか?」

 

新米隊員
端から丁寧に絞り取る。残りが少なくなってくると力づくで絞る。

「え、逆にほかの絞り方ってあります?」

 

イーヴリッグ
後ろから几帳面に巻いていく。歯ブラシに対してかなり少ない。実家でお母さんに「もったいないでしょ!」と言われ続けたため最後まで絞る。

「歯磨き粉の使命を敬い、中身尽き果てるまで絞り切るべし!!」

 

シノ
生前はチューブを切って中身をちびちび使っていた。

「……歯があったころの話だがな」

 

COM_Z
歯ブラシは使わない。

「ワガハイも参加したいな~」

 


「充電ケーブルどうやって巻く?」

隊長
ホットフィックス隊方式で巻く。

「こうすると絡まないんだ。隊でも習う」

 

新米隊員
ホットフィックス隊方式で巻く。

「隊で習う巻き方なんですけど……俺、不器用なので覚えるまでに時間がかかって……」

 

ヒューゴ
ぐるぐる巻く。

「ケーブルってのは雑に巻くと傷んじまうんだ。気を付けてくれよ」

 

ユーニッド
結構繊細な性格&孤児院でしつけられているため、意外ときれいに巻く。

「使ったらきっちり巻いとけよ! ほっといたらあとで困んだろ!」

 

シノ
必要以上にギュッと巻く。

「これしきのことで我を手間取らせるな」

 

COM_Z
針金などで留めておく。

「なぜ留め具という文明の利器を使わないんだい?」

 

イーヴリッグ:
ケーブルホルダーに巻いている。かっこいいから。

「フフフ……このケーブルホルダーがあれば万事解決! ……あっ、カバンの中ではじけとんでるっ!」

 


「もらったレシートどうする?」

ユーニッド
全部財布の中でくちゃくちゃになっている。もらう理由はよくわかっていないが「くれるんならもらっとくだろ」と思っている。

「全部財布に突っ込んどきゃいいだろ。同じとこに入れときゃ、なくなんねェしな」

 

ヒューゴ
財布の中で綺麗に順番にとってある。

「家でサラと共有して家計簿につけるよ」

 

新米隊員
ポケットに突っ込んじゃうけど、レシートは必ず貰うし失くさない。

「帰ったらメモするだけだし、ポッケに入れちゃうんですよね」

 

隊長
お会計のあと確実にもらっているが、小銭と一緒にポケットに突っ込む。実はカバンの中で結構爆発している。

「さっきの領収書……ああ、あったあった。……小銭に擦れてちょっと折れてしまったな」

 

COM_Z
一目見て記憶し、処分。

「覚えたら捨てるのだ」

 

シノ
持ち歩いている家計簿に挟んで帰る。

「帳簿につけんで済むなら苦労せぬわ」

 

イーヴリッグ
もらわない。もらわないのがかっこいいと思っている。しかし時々困る。

「レシートには悪いがキャビネットには実質不要。 ……えっいるの!? シェアハウスの家計簿につける!? ちょっと待ってくださいえーっと……」

 


 

物語本編では描かれない、ちょっとしたキャラクターたちの息吹を感じてもらえたでしょうか? また小ネタが溜まってきたら記事にするのでお楽しみに! それでは。

MINDHACK : EXTRA資料を振り返る 01

こんばんは。開発チームでサブシナリオ・広報を担当しているササンです。自己紹介するとよく「サブシナリオって何を書いてるんですか?」と聞かれます。お答えしましょう。私はMINDHACKのEXTRA資料を執筆しています!

このたびは「EXTRA資料について好き放題 語っていいよ」とチームからお達しがあったので、何回かに分けてこれまでの内容を振り返っていきたいと思います。

 

EXTRA資料ってなに?

EXTRA資料とは、各章のクリア後に見られるストーリー補完資料です。それぞれの章で主役となる更生対象について、MINDHACKの世界に存在するさまざまな文書を閲覧することができます。内容は新聞の切り抜きや雑誌のインタビュー、果ては個人の日記まで……。EXTRAから挑戦できるタイピングのタイムアタック成績によって内容を解禁できるので、腕に覚えのある方はぜひコンプリートを目指してくださいね!(でも実は、タイピングが苦手でも「全資料を解禁する」ボタンから内容を見られるので安心してね)

本編とは異なる視点でキャラクターを知ることができるEXTRA資料。これらの要素はどうしてMINDHACKに収録されることになったのか? 開発チームの3人は、「ゲームに登場する資料要素」が大好きなんです。ホラーゲームの迷宮に遺されている生存者のメモとか。シューティングゲームの研究所で見つかる怪しげな実験日誌とか。本筋とは別の断片的な手がかりから作品の奥行きを広げる手法は、ゲームならではの表現だと考えています。だから自分たちでゲームを作るときも当然、本編プラスアルファの資料を入れたかったのだ!

第一章のEXTRA資料を振り返る

資料1「男性がビルから落下」

ブラッディパエリアとほかグループの抗争に紐づいた事件記事。世間の人には、こういったニュースを通してブラッディパエリアの存在が知られていたんですね。

資料2「路地裏のブラッディパエリアのうわさ」

ブラッディパエリアに関する掲示板の書き込み。かなりバイオレンスな側面が垣間見えますね。怪しい路地裏には気を付けよう。

資料3「専門家による見解」

ルポライターA氏によるブラッディパエリアの構造分析。A氏はギャングコミュニティをはじめとした裏社会の事情通で、新書「よくわかるギャングの始め方」を上梓したばかり。

資料4「ゴンベッサについて」

ブラッディパエリアの働いた悪事の1つとして挙げられる、違法薬物「ゴンベッサ」に関する新聞記事。相当な稼ぎ頭だったようです。

資料5「ゴンベッサで不幸になった人々」

ゴンベッサの服用によって崩壊してしまった家庭について語られる雑誌記事。一般家庭にまで浸食するほど流通していたようです。

資料6「ブラッディパエリアのアジト差し押さえ」

ブラッディパエリアのアジトが差し押さえられたというニュース記事。肝心の家主である「実業家男性」は難を逃れたようです。

資料7「ユーニッド、ゴンベッサについて供述」

ゴンベッサに関する顛末を伝える記事。ユーニッドは自身の罪を認めているようですが、本当は……? 気になる人はスピンオフ漫画『Bloody Paella』をチェック!

資料8「ユーニッド、マインドハック施設へ」

ユーニッドがマインドハック施設送りになったことが初めて世に公開されたニュース。世間がマインドハックをどう捉えているか分かりますね。

資料9「事故の犠牲者を見送る」

ユーニッドの記憶の中で語られる「あの人」についてのニュース。あなたはどんな印象を受けましたか?

 

 

ちなみに自分でも忘れかけていたのですが、古いドキュメントを漁っていたらこんな書きかけのファイルを見つけました。

実は最初は「資料」ではなく「押収品」として、キャラクターの所持品とそれにまつわるエピソードを書こうとしていたんですね。最終的には現在の、物品に依拠せず自由にテキストを執筆できるかたちに方向転換しました。何せ、あんまり物を持ち歩いてなさそうな更生対象もいますからね。身ぐるみ剥がされなくてよかったね。

それでは今回はここまで。今後もときどき不定期で、第二章以降のEXTRA資料を振り返っていくので乞うご期待!

MINDHACK : ホットフィックス隊の鍋パーティー

ある晩のこと……

ホットフィックス隊では、季節外れの持ち寄り鍋パーティが開催されていた!!

 

鍋奉行を任されたのはこいつだ!!

新米隊員
ええっ!? 俺が先輩がたの鍋奉行を!?  そんな大役、俺にできるでしょうか……? 出汁は昆布がいいのか、鰹がいいのか……肉は豚なのか、鶏なのか……いやいっそトマトベースで洋風という手も……!? お、俺だけじゃ務まりません! 助けて!! 誰かーーーーーーー!!

 

ベテラン隊員
わはははははははははははは!!!!! よ〜〜〜〜〜〜う、新人〜〜〜〜〜〜〜!!

 

新米隊員
「えっ!? 先輩!? なんか……酔っ払ってません!? すごく、珍しいですけど……!」

 

ベテラン隊員
「可愛いお前が鍋を仕切ると聞いたんでな!! 俺も気合いを入れてきたんじゃ!! ほうれ、火い点けろ点けろ! 早ようええもん持ってこーーーーーーい!」

 

新米隊員
「え、わ、わかりました……!」

 


 

新米隊員
「えっと、まず俺から持ってきた具を入れますね。悩んだんですが、今回持ってきたのは鶏胸肉です。豚ロースとかもガッツリでいいんですけど、普段の飲み会が脂多めなのでヘルシーにしてみました。低脂質ですし、片栗粉を薄くまぶして」

 

ベテラン隊員
「肉か!! ええな!! 肉は活力!! 活力はパワーじゃ!! 入れちまえ入れちまえ全部!!」

 

ドボドボドボドボ!!

 

新米隊員
「え!? あ、まだ下ごしらえが……!」

 

ベテラン隊員
「んなもん煮れば一緒だろうが!! ほれ次!」

 


 

中堅隊員
「あ、俺の番? トマトを持ってきたよ。汁が残ったらパスタとか入れたら美味いと思うんだけど」

 

新米隊員
「わあ、さすが先輩! 締めのことまで考えてるなんて、一味違いますね!」

 

ベテラン隊員
トマトは出汁が出るけんええのお!! 煮ても冷めてもええ食材じゃ! 入れろ入れろ!!

 

ドボドボドボドボ!!

 

中堅隊員
「ねえこの人大丈夫? 見たことないくらい酔っ払ってんだけど」

 

新米隊員
「た、多分……」

 

ベテラン隊員
「うははははははははは!! 鍋が血の色で滾るなあ!!」

 


 

おヒゲ隊員
「はーい。俺は乾燥ワカメを持ってきたよ。入れすぎないように注意してね」

 

新米隊員
「ああ、ワカメ! ツルツルして美味しいですよね。彩りにもなるし、バランスがいいなあ。じゃあ半分くらいの量を……」

 

ベテラン隊員
ケチくさいこと言うな!! 全部入れろ入れろ!!

 

バサバサバサバサ!!

 

新米隊員
「ああっ!! 鍋の中でワカメが膨らんでほとんど緑色の具になってしまった!!」

 

ベテラン隊員
「おうヒゲ!! そういやお前の娘は見込みがある!! ありゃああと5年も経てば立派に家を出て道場破り全世界一周じゃ!!」

 

おヒゲ隊員
「そっそんな!! うちの子はまだまだカワイイうちの子だもん!!」

 


 

隊長
「トマトを持ってきたんだ」

 

新米隊員
トマトが被った!!!

 

ベテラン
ほおー! トマトは出汁が出るけんええのお!! 煮ても冷めてもええ食材じゃ!入れろ入れろ!!

 

新米隊員
「さっきトマトを入れた事をもう忘れている!」

 

もゃ……もゃ……

 

新米隊員
「うーん、困った……ワカメが水分を全部吸ってしまってトマトが乗っちゃうなあ……」

 

ベテラン
「これは鍋じゃなくてサラダじゃな」

 

新米隊員
「(この人急に冷静になったな……)そ、そうですね。ちょっと水分を足したいですね」

 


 

サポート隊員
そこでこれだ!! じゃじゃーん!

 

新米隊員
「うわ!びっくりした」

 

サポート隊員
「大量のエナジードリンクを持ってきたぜ!!」

 

新米隊員
「え!? 鍋に入れるために……ですか!?」

 

サポート隊員
「これは鍋をやるって事を忘れていたからその場にあった物をサッと取って持ってきたわけじゃなくて最初からこれをもってこようと思って……持ってきたんだぜ!!!!」

 

新米隊員
「うーん、でもこれゲロ甘いやつですよね? さすがに鍋に入れるのはちょっと……」

 

ベテラン隊員
ええのう!! エナジーは力と言う意味じゃ!! 入れろ入れろ全部入れろ!!!

 

新米隊員
えっちょっと待ってああああああああ!!!

 

じゃぼじゃぼじゃぼじゃぼ!!

完成!!ホットフィックス鍋です!!!

 

新米隊員
「……………すごい、フルーティな味しますね……」

 

ベテラン隊員
「えらい味じゃな……」

 

新米隊員
「酔いが冷めてる……」

 

サポート
「わりとアリ」

 

〜ホットフィックス隊員は食べ物を無駄にしないため全て綺麗にいただきました〜

 

 

おヒゲ隊員
「でえ……うちの子にはまだまだ愛情をたくさん注いであげたくてえ……グスッ」

 

隊長
「そうだな、まずは本人の意思を聞くことが大事なんじゃないか」

 

中堅隊員
「パスタ……家で食べよ」

MINDHACK : みんなで闇鍋大会

気づけばもう7月。

日差しもすっかり夏の色……ちょっぴり汗ばんできて、今年最初のアイスを買っちゃったりして……

そんな日にピッタリな催しといえば……

鍋だ!!!!!!

 

今回はMINDHACKキャラクターたちに「闇鍋*」で盛り上がってもらおうと思います。

*部屋を真っ暗にしたなかで、参加者がそれぞれ秘密の具材を鍋に投入する禁忌の遊び。

 

鍋奉行はこの人!

 

新米隊員
「鍋!? またですか! いえ……食に関することは、人並みにできるように努力してきたんです! しっかり責任果たしたいと思います!!」


 

新米隊員
「よーし、だいぶ煮込んだから火も通ったはず。最初の具材、いきます」

 

新米隊員
「こ、これは……マカロニ?

あー、まあ確かに、鍋にマカロニねえ、意外にうまいかも」

 

イーヴリッグ
「フッ、ペーパーナプキンにも敷き紙なりの質感はあるようだな。
マカロニの硬度は茹でる前にはほぼ鋼、よって食材にしてはかなり無機!」

 

新米隊員
「あっ入れたのお前か! 人をペーパーナプキン呼ばわりすんじゃねえ!」

 

イーヴリッグ
「だがそれはただのマカロニではない! その名はファルファッレ……!!
イーヴリッグのもたらすファルファッレ……! シンクに踊る流水のような響き……!
どうだ! オシャレすぎて鍋がスポットライトを受けるが如く鮮やかに見えよう!!」

 

新米隊員
「なんか久々に見たな、この蝶みたいなタイプのマカロニ」

 

イーヴリッグ
「ちょっと! もっと驚け!! わざわざいいとこのスーパーで買ってきたのに!!」

 


 

新米隊員
「よし、どんどんいきましょう! 次!」

 

新米隊員
「あれ? なんか固いものが入って……」

 

新米隊員
アヒルちゃん!? ゴム製のアヒルちゃんだ!!

 

新米隊員
「おい!! 誰が神聖な鍋をプールサイドパーティーにしろっつったよッ!!」

 

COM_Z
「あ! それはワガハイが入れた具ではないか! やはり鍋とは不確実性の海……その波間に揺らぐシュレディンガーの渡り鳥としてアヒルちゃんを添える! これぞ詩の心なのだ! ポエティックだねえ〜。鍋に浮かぶアヒルちゃん、写真映え間違いなしなのだよ!」

 

新米隊員
「ええ、ロボ……? ロボか……うーん、ロボに強く言ってもなあ……」

 


 

新米隊員
「気を取り直して次いきます! そろそろ野菜とか欲しいな……」

 

新米隊員
「あれ? これは……」

 

新米隊員
「でけえ!!!! ホールターキーだ!! うわ〜〜〜〜〜これいい肉じゃん……! 嬉しいけど! なんで鍋に!?」

 

ヒューゴ
「ヤミナベって、要するにポットラックパーティのことだよな? みんなで持ち寄りの料理を食べ合うやつ。俺が呼ばれたときはいつもこれを持ってくと盛り上がるんだけど……どうかな?」

 

新米隊員
「いや、ありがとうございます……! 一応、まともな具……なのかな……? けど……けど……(もったいね〜〜〜〜〜!)」

 


 

新米隊員
「次! ……なんだこれ、板? 木? 皮……?

おい鍋だっつってんだろ! 誰だ食い物じゃないもん入れたやつ!」

 

隊長
「あ、すまない。好みに合わなかったかな」

 

新米隊員
「おあーーーー隊長!? すみませんバカなことを!! 悪人どもの悪ふざけとは違いますよね!!
でもこれ、何ですか……? 薄切りの岩……??」

 

隊長
「鹿の干し肉だ。この間、キャンプの時に山の売店で見つけてね。
持ち寄り鍋というから、話の種に」

 

新米隊員
「へえー、ジビエのジャーキーですね!
確かに干し肉って複雑な味出そう。ちょっと食ってみます! どれどれ」

 

ガチ”ッ…………!!

新米隊員
固っっっっっっっっっっってえ!! 全っ然、板!!!!!!

 

隊長
「煮込んだら柔らかくなると思ったんだが……」

 


 

新米隊員
「よし次! 鍋だし、ダシの出る具材もあるといいなあ。

……ん?

なんか騒がしいな……なんだ?」

 

ユーニッド
「オラァ! 黙ってこっち来いっ」

鰹節
うおおおおおお!!!! 助けてーーーーーーーーーーー!!!!

 

ユーニッド
「呼んでも誰も来ねえよ! おとなしく具材になりやがれ!!」

 

鰹節
誰かーーーーーーーー!!!! イヤアアアーーーーーー!!!!

 

新米隊員
「うわああ!! 人を荒縄で縛り上げて沈めようとしてる奴がいる!!!!

ダメダメダメ!! 何やってんだ極悪ギャング!!」

 

ユーニッド
「何って、出るだろうがよ、ダシが」

 

新米隊員
「そこらへんの湾じゃねえんだぞ!! 鍋だっつの!!」

 

ユーニッド
「あ、ワカメでもよかったな。持ってくりゃよかった」

 

鰹節はひたひたと逃げていきました。

鰹節くんはブラッディパエリアの敵対組織、デスブイヨンの一員だ!

 


 

新米隊員
「すでに可食部が半分を切ったけど、俺まだ諦めません! この状況をひっくり返す奇跡の具、来い!」

カチッ……カチャッ……

 

新米隊員
「……『カチッ』?」

 

新米隊員
まきびし!! おい!! 誰かまきびし入れたやついないか!?!?

 

シノ
「アッハハハハハハ! 惜しいことをした! 闇に紛れ、他人の器に何某を盛る……その狂気の祭宴にこの我、破滅の化身を呼ぼうとは! 少しばかり待てば、喉元を内側から刃に裂かれ苦しみ悶える人間の音色が聞けたものを! だが案ずるな! たくさん入れておいた」

 

新米隊員
「いっ……陰湿!! ちくしょう!! 菜箸でまきびしがこんなにも拾いづらいことなんて一生知りたくなかった!!」

 


 

新米隊員
「次が最後の具か……最後くらい美味しいものが入ってないかなあ……」

 

カッ!!!!!

 

新米隊員
「うおっ!?!? 眩しっ!!!」

 

新米隊員
「え……!? この具の、きわまりのなさ……果てしなく広がる永遠性……」

 

新米隊員
「まさか、─────『無窮』!?」

む きゅう【無窮】

きわまりのないこと(さま)。永遠。無限。

 

新米隊員
「ちょっと! 誰ですかお鍋に無窮入れたの!」

 

球体くん
「」

 

新米隊員
「あなたか! ダメですよ有限のお鍋の中に無窮入れたら!! 溢れちゃうでしょ!! 没収です!」

 

球体くん
「」


 

〜実食タイム〜

 

イーヴリッグ
「え……なんか食べ物じゃないやつ入れた人いるの……? アヒル入れたの誰……? ええ…… まあ僕食べないから、いいですけど……みなさんでどうぞ……」

 

シノ
「板切れを入れた愚か者がおるぞ……! 幾ら我でもここまで悪食ではないわ……!」

 

新米隊員
「まきびし入れた奴が何言ってんだ」

 

ユーニッド
「危ねェ! 何だこの子ウニみてえなトゲトゲは! おいテメェ無機とか言って変なもん入れてんじゃねえぞ!」

 

新米隊員
「お前も言える側じゃねえだろうが」

 

ヒューゴ
「わあ、これファルファッレかい? イタリアの同僚を思い出すなあ」

 

隊長
「複雑な味……なんだ? この、途方も果てもない無限の出汁は……?」

 

球体くん
「」

 

COM_Z
「わあ、豪華でステキなお肉が出てきたのだ! ワガハイがよそったからには責任もって観察と分析を進めるから安心してくれたまえ!」

 

新米隊員
「ロボ!! 食ってくれせめて! もったいねえ!!」

 

 

いかがでしたか? みんな、思い思いの具で闇鍋を楽しんだようですね。

皆さんも仲のいい友達とぜひ、鍋パーティしてみてくださいね!

それでは。

 

 

新米隊員
「……口直しに食堂でラーメン食って帰ろう…… 」

MINDHACK : シーンタイトルを振り返る

皆さんこんにちは。メインシナリオと技術もろもろ担当、紅狐です。

突然ですが、MINDHACKにはシーン毎のサブタイトルがあるのをご存知でしょうか。
本編の章名は『Case XX : だれだれ編』という言い方をしていますが、これが各話の中でScene1~5まで分かれているのです。

タイトル画面からアクセスできる、チャプターセレクト画面から見られるコレ。

うーん、今日はなんだか章だなー、章って気分だなー! せっかくなので過去のサブタイトルをまとめて振り返ってみましょう。それではレッツゴー。

※なお、この記事には本編のネタバレが大いに含まれております。ご注意ください!

 

 

Case 01 : ユーニッド編

記念すべき最初の章。

Scene1 事故のあと

オープニングムービーで発生した事故の翌日、つまり事故のあと。このお話のザ・スタート地点ですね。

 

Scene2 欠員補充

隊長に連れられてデバッグルームへ向かう先生が、新米隊員と初めて出会うシーン。新米くんがなぜ新たにやってきた「新人」なのかを示しています。前の人はどうしたって? それは……

 

Scene3 ギャングのキング

ブラックサンシャインことユーニッド初登場。
作中でも「俺はヘッド、つまり、キングだ。つまり、王だ」と親切にわざわざ言い直してくれているのでわかりやすいですね。実は「俺はギャングのキングだ」とは言ってないのであった。

 

Scene4 接続と処置

これはマインドハックという施術の流れに必ず発生する「接続」と、そこから行われる「処置」のこと。

 

Scene5 ウニを丸めた

丸めました、ウニを。そりゃあキレイに丸まっちゃってもう。「ウニを丸めた」はBGM「Softened Spikes」の曲名のもとにもなった。
MINDHACKという作品を象徴するようなシーンでもあります。最後に起きる出来事も印象的。

 

 

Case 02 : イーヴリッグ編

開発チーム(というか私)はヤマムラのことを常にヤマムラと呼んでいるせいで、とっさに第2章のことを言おうとするとつい「ヤマムラ編」と言ってしまう。イーヴリッグ編です。

Scene1 ライスかパンか

なにがライスかパンなのか? FORMATのこのセリフからです。

「ですからあなたには…… この施設で、あなたにだけ…… 選択の権利が与えられています」
「そう……」
「昼食を、パンにするか ライスにするかを!」

果たして人は主食を選ぶのか、選べないのか、選んだ気になっているだけで予め決められていることなのか。

 

Scene2 努力と才能

デバッグルームへ向かう途中、新米隊員くんと長めの問答をするシーン。第2章のテーマのひとつでもあり、第6章でもリフレインされる内容なのであった。

 

Scene3 キャビネット

MINDHACKを初めましての方に紹介する時「ギャングのヘッドを務めるウニ」はともかく、「自分をキャビネットだと信じる狂信者」については、だいぶ背景の補足が必要だよな……と毎度思っています。

 

Scene4 コウちゃんミキちゃん

「ヤン坊マー坊」「金さん銀さん」「助さん格さん」みたいな対の存在の言い方が好きなんだけど、ここで語られるヤマムラ兄妹には(兄の目線からは)差があり、対等ではない。

MINDHACKの英訳を担当してくださっている翻訳家の岩﨑さんにより、英語ではこの差を表現するため『Hopeless Ko-chan and Gifted Miki-chan(ダメダメなコウちゃん、才能あるミキちゃん)』としていただきました。

 

Scene5 人は変わる

「放っておいたって人は変わる。 どっちが正しいかは分からない。 他人に分かるのは味の好みだけだ」
「それでも、私も皆も、それを唐揚げ弁当と呼び続けるだろう。他になんと呼べばいいか、わからないから」

弁当を食べながら語る隊長の、このセリフからついたサブタイトルです。

 

 

Case 03 : シノ編

明日使えるサブタイトル豆知識:
シノ編Scene1~4のサブタイトルは、開発チームのササン三さんがつけたものだ!

Scene1 よいこのマインドハック

先生の幼少期がうっすらと明かされるシーン。果たして、少年マインドハック大会とは一体どういう何なのでしょうか。マインドハック施設には未来あるお子様が招待されることもある。

 

Scene2 お日様

ブラックサンシャインが丸まってサンシャインになっちゃった! ハック済ユーニッド(通称花ウニ)と新米隊員、ドタバタコンビ結成直後の一幕であります。

 

Scene3 最先端大容量記憶装置

つまり、フ ロ ッ ピ ーのこと。フ ロ ッ ピ ー はすごいんだぞ。窓のところをシャカシャカするのが楽しかったりとかさ(記録メディアをそんな風に乱暴に扱ってはいけない)。
FORMATはフロッピーディスクのことを「ディスク」といいます。多分現代だと、隊長はUSBメモリのことを「USB」って言うしFORMATは「フラッシュドライブ」とかで呼ぶ。

 

Scene4 小さな成れの果て

文字通りシノのことを指しているサブタイトル。第3章のクリア実績名にもなっています。
何からの「成れの果て」なのかは、本編でなんとなくわかる。
なんでこんなに小さく縮んじゃったのかは、スピンオフまんがを読むと絵でなんとなくわかる。

 

Scene5 柔らかくて曲がるもの

それは肘か、あるいは尻か。
暗に「固くて曲げようがないもの」……つまり更生対象をはじめ、人間の頑固な精神のことも表しています。

 

 

Case 04 : COM_Z編

ここまで「オフィス〜デバッグルーム〜更生対象のハック〜結果」という流れができあがってきたところですが、第4章では流れがだいぶ変わります!

Scene1 つかの間の休暇

第3章までは毎回FORMATによる呼びかけから始まっていましたが、ここでは初めてその法則が崩れます。マインドハッカーにも休みってあるんだね。そりゃ人間だからね。

 

Scene2 外へ行く人

このシーンでは施設の外の世界、すなわち玄関が描かれます。
とんかつ屋に行く隊長、ハックを受け施設の外へ帰るヤマムラと妹のミキちゃんに対し、先生は「外へ行かない人」なのだった。

 

Scene3 緊急指令!

「緊急指令」ってなんかSFっぽくてかっこよくないですか? 皆さんの初めての緊急指令はなんでしたか。私の初めての緊急指令は『メトロイドゼロミッション』のオープニングに出てくる文字列でした。FORMATによる秘密の緊急ミッションだから、やっぱ勢いつけないとね! と思い「!」がついた。

 

Scene4 アザトーサー2000

「2000」ってなんかSFっぽくてかっこよくないですか? 皆さんの初めての2000はなんでしたか。
「アザトーサー2000」は、英語では「CUTE-SY 2000」になっています。かわいいね!

 

Scene5 日頃の行い

結果に出ますよね、日頃の行いが。実はこのゲームBAD ENDがあります。

 

 

Case 05  : ヒューゴ編

明日使えるサブタイトル豆知識:
ヒューゴ編のシーンサブタイトルは全部SF作品のオマージュになっている!

Scene1 幼年期の続き

小説『幼年期の終わり』から。終わってないんですねこっちは。

 

Scene2 影が行く

ヒューゴ編の土台にあるのは映画『遊星からの物体X』。しかしこのシーンサブタイトルはちょっとヒネた引用で、『物体X』の原作小説の題名が『Who Goes There?(影が行く ……直訳は「そこを行くのは誰だ?」)』なのでした。

 

Scene3 未知との遭遇

引用元は映画『未知との遭遇』から。『E.T.』『エイリアン』とも悩んだが、どちらもあまりにも字面から思い浮かぶキャラクターのイメージが強すぎるのでこちらに。第5章のサブタイトル考えるの全体的にめちゃ楽しかった。ちなみに『エイリアン』は実績の名前になっているぞ。

 

Scene4 冴えたやりかた

小説『たったひとつの冴えたやりかた』から。「絶望的な状況から解法を考える」という点で小説『冷たい方程式』とどっちにしようか悩みましたが、追い詰められた先生がひらめく手法とは……という点でこっちになりました。
『冷たい方程式』は、その悲劇的な結末から「この状況をなんとかして解決してやる!!」という後続のオマージュ作品がいくつも作られたそうです。

 

Scene5 それでも俺は叫ぶ

小説『おれには口がない、それでもおれは叫ぶ』から。話の内容の類似というよりは、シーンの最後の展開(知的言語を話さなくなったヒューゴの叫び、そして悪人の名前を呼んでしまう新米隊員)をふまえて引用しました。
『おれには口がない、それでもおれは叫ぶ(I Have No Mouth, and I Must Scream)』は、原作者監修のもとがっつりゲーム化されている! MINDHACKもゲームなので引用としてもぴったりじゃないか! と思って……結構エグめグロめの内容なので検索時はご注意ください。

 

 

Case 06 : 新米隊員編

この章のサブタイトルは、全体的にCase 01のリフレインになっています。

Scene1 変わらぬ日常

『事故のあと』に対して、アクシデントのなかった変わらぬ日常。本当にそうか?
大きな選択肢で「マインドハッカー」であることを選ぶルートでは、特にこの章全体が『変わらぬ日常』であることが強調されます。

 

Scene2 頑張りの成果

ここはCase 01ではなく、Case 02で段ボールを抱えた新米隊員くんと対話するシーン『努力と才能』からの引用になっています。

 

Scene3 欠員ふたたび

『欠員補充』に対しての『欠員ふたたび』。

 

Scene4 お前に何がわかる

これまで、各章で『ギャングのキング』『キャビネット』『小さな成れの果て』『アザトーサー2000』『未知との遭遇(は、ちょっと変則か)』……と、その章の更生対象を指すサブタイトルをいろいろつけてきました。

そしてこの章では新米隊員ことコマゴメを一言で表すなら何だろうな……? と結構長い事考えていたのですが、本編を読み返していたら本人のこの言葉が返ってきて「これだな……!!」となりました。そしてこれは、何かと相手を断定しがちなコマゴメ自身に対して向けられる言葉でもあります。

 

Scene5 痛み

「マインドハッカー」を選んでも、「魔王」を選んでも、このサブタイトルは同じです。違うサブタイトルにすることもできるんだけど、それぞれのルートに異なる痛みを感じるような分岐になっているので、あえて共通にしました。

 

 

↑セーブファイルからもサブタイトルが見られる。

 

 

 

いやー振り返った振り返った。6章かける5シーンで30個もあったね。意外な豆知識もあったでしょうか。
さて、ここで、開発中のCase 07のシーンサブタイトルをひとつ先行オープンしてしまいます!

 

「記憶を見る」

 

だ、誰の記憶見るのお!?

 

 

この人かもしれないし、別の誰かのかもしれない……(そしてこちらはさりげなく初出しの画像!!)

一体どんな話なんだ、第7章は! 乞うご期待!! 今後ともよろしくお願い申し上げます。

MINDHACK:プロモーション用トレイラーを振り返る

皆さんこんにちは、いかがおすごしでしょうか。
MINDHACKのメインシナリオと技術もろもろ担当、開発スタッフの紅狐です。本職が映像編集者なので、新しい章がリリースされるごとに各トレイラー映像も作っております。

第7章の開発も順調に進行中!
謎の球体やミニマスコットやライチョウが飛び出し、毎週「一体次の章はどうなっちまうんだ……!?」と、頭の上に大きなハテナマークを浮かべつつ、システム部分の開発を進めております。
(ご安心ください、第7章もちゃんと天才マインドハッカーが大活躍します!)

さて、MINDHACKも気づけば次はいよいよ第7章。なんだかんだでお話も佳境です。
ここで、これまでのトレイラーを一気に振り返ってみよう!

※なお、一部本編のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

トレイラー(トレーラー)とは……

トレイラー、つまり映画でいう予告編。PV(プロモーションビデオ)ともいいます。

トレイラーが公開される時点では、まだ自分たち以外に章の全容を知っているかたはいないという状態です。

MINDHACKはお話がメインコンテンツになるアドベンチャーゲームなので、いかに「ネタバレを避けつつ、わかりやすく、面白そうに見せるか」がトレイラーの肝。

やっぱり一番見せたいところは一番盛り上がるところなのだが、それってお話の一番重要なシーンでもあり……! そう、トレーラーの編集とは、常に「どこまで見せていいか」……ネタバレ度合いとの戦いなのである。

 

 

MINDHACK 紹介トレーラー

 

おそらく過去もっとも多くの人の目に触れたであろう、最初にして一番スタンダードなトレイラー。

最初の15秒間でMINDHACKというゲームの雰囲気や魅力が伝わるよう、

・悪人の頭をお花畑にするよ

・手がアニメーションで動くのが特徴だよ

・こういう感じのキャラクター・世界観のテキストアドベンチャーだよ

ということがわかるようになっています。MINDHACKといえばこれ、の要素です。

手! お花! そして人格破壊!

本編の第一章自体がこのゲームの紹介そのものでもあるので、トレイラーも第一章のダイジェストのようなイメージです。最後のカットにヒキもあり、「こういうゲームですよ」が最もわかりやすいトレイラーですね。

 

MINDHACK 紹介トレーラーその2

こちらは第二弾。

さて、内容はだいたい最初の映像と一緒ですが、どこが変わったでしょうか。

正解はイーヴリッグがいる!

……だけではなく!

よく見るとマインドハック中の演出が第一弾よりだいぶ豪華なことがわかります。

最初のトレイラーの頃はまだ本当に第一章しかなかったし、なんなら遊べるプラットフォームがSteamですらなかった。(ファイル共有ストレージに体験版のZipファイルを置いていた……)

この「その2」は、晴れてSteam体験版デビューした際のもの。その際に追加された様々な追加要素が映像にも反映されたのでした。

つまり新キャラクターであるイーヴリッグと、新要素のEXTRA資料、そしてオープニングムービー! より盛りだくさんになりました。

MINDHACK 紹介トレーラーその3

 

こちらは記念すべきアーリーアクセス開始時のもの。なんだかよりゴージャスになった!

当時、Indie Live Expoというオンライン番組のプレミア公開コーナーで取り上げていただいて、「この放送のあとすぐ配信開始!」というのをやったのでした。

プレミア公開という部分をイメージして、文字の演出や全体的な雰囲気を「映画の予告編」という隠れテーマで統一しています。映画館の入り口とかにある、ポスターが暗がりでぼんやり光ってるみたいなやつね。

この時作ったぼんやり光る感じがMINDHACKのレトロフューチャーな世界観に合って気に入ったので、以降のトレイラーでも文字に同じ表現を使っています。

アーリーアクセス開始直後はまだ3章までの内容だったので、最後のヒキはシノが担当していますね。

この頃、シノはまだフロッピーに封じられた姿しか明らかになっていなかったので、ユーニッドとヤマ……イーヴリッグの二人でなんとかうまいことやっています。

そしてゲーム本編を遊んでくださったかたはお気づきかもしれませんが、このトレーラー内では、本来のキャラクターの名前表記と異なっている部分があります。

そう、この頃まだ第2章の内容も秘密だったので、動画内の「ヤマムラ」を全て「イーヴリッグ」に修正しているのである! 地道な工作。

MINDHACK 第4章リリーストレイラー

 

こちらはアーリーアクセス開始後はじめての大型アップデートにより、第4章が追加されたときのトレイラー。

トレイラーを作るとき、最初に必ず考えるのが「これは誰向けの映像なのか?」ということ。最も重要なのが「はじめましてのかた向け」なのか、「既存のファンの皆さん向け」なのか、という部分です。

ファーストトレイラー~その3 までははっきりと「はじめましてのかた向け」を想定していますが、アップデート用のリリーストレイラーは既に本編の内容をある程度知っている「既存のファンのかた向け」になるはず。そんなこんなで、このトレイラーは本編を第3章の最後まで遊んだかた向けに、シノの意味深なセリフから始まっています。

(第4章の冒頭でも同じセリフを先生が振り返っている通り、これはMINDHACKというお話の肝の部分でもありますね)

とかいってその直後、言った本人はパチ倒されているのだった。

さて、第4章の主要で目を惹きそうなミニゲームのシーンは入れ込みつつ……この時、開発ブログでもトレイラーでも特に頭を悩ませていたのは「どうネタバレを隠すか」でした。

なぜなら、この頃「この章の更生対象はCOM_Zである」ということを見せないようにしていたから! 必然的に、COM_Zが映っているシーンは使えないのでした。

さらに、マインドハックを受けたあとのヤマムラとか、ミキちゃんとかも初見で驚いてもらうために登場を伏せていたので、これもまた使えない。じゃあ第4章、どこ映すんだよ!?

結果、COM_Zのセリフを活かし、はっきりしたことは言わずに登場を醸し出す……的な演出にしました。

アザトーサー2000を破壊するシーンも、本編とは異なり背景を黒潰しにしたりしています。

MINDHACK 第5章リリース告知トレイラー

 

こちらは第5章がアップデートで追加されたときのトレイラー。

こちらは、最初の10秒あたりまでは「はじめましてのかた向け」にこれまでのMINDHACKのご紹介をしつつ、10秒以降は既プレイヤーさん向けに「さて、そして第5章の更生対象は一体どんなやつなんだ……!?」という構成になっています。

ヒューゴはこれまでの登場キャラクターの中でも特に異質な存在なので、そのキャラクター性に注目する内容にしました。

ここでも、本編をプレイするとわかる「異星人のヒューゴは使う言葉が異なり、彼のセリフは全部●▲×■で表現されている」という要素をうまいこと隠しています。

超細かいこだわりポイントとして、実はこのトレイラーの時点で、第6章の内容をうっすら感じさせる表現を入れてみていました。

新米隊員が関わるシーンの合間には、彼の内面を象徴するノイズ表現が差しこまれているのである。

宇宙空間の不明瞭な通信っぽさも醸し出されて、いい感じにミックスされたのではなかろうか。いかがでしょうか。

MINDHACK 第6章リリース告知トレイラー

 

いやいや、今現在(2026年5月末)まだまだ記憶に新しいですね。今年2026年1月に公開したばかりの、第6章追加アップデートをお知らせしたトレイラーです。

第6章はとくにショッキングなことが起きる章なので、ゲーム本編同様、冒頭に注意書きをつけることにしました。

このトレイラーは第4章のもの同様、完全に既存のプレイヤーさん向けに振り切って、今までゲーム本編の流れとともに新米隊員くんに親しんでくれたかたが見る想定で編集しています。

第6章は演出の見所も多く、象徴的なシーンをたくさん盛り込むことができました。特にノイズやバグのVFX! 見慣れた身近な人に対して、これまでMINDHACK本編でよく登場してきた演出や表現が重ねられる……という違和感を強調しました。

本編をプレイしたかたにはお分かりの通り、こちらも新米くんの名前が明らかになっているシーンを全て「新米隊員」に差し替えています。

本編では大きな決断となるシーン。このトレイラーの中では、先生はあっち側を選んだようですね。

 

余談

実はトレイラーは日本語だけでなく、毎回対応言語版のバリエーションも用意しています。

第5章からは日本語・英語・韓国語・簡体字・繁体字で、それぞれ5つもある!

こちらの再生リストに各言語版も入っているので、よかったら他の言語のバージョンも見比べてみてください。(※映像の内容は各言語版共通です)

再生リスト「トレイラー」

 

 

ところで、このトレイラーのゲーム画面ってどうやって撮影してんの?

なんかこういう、トレイラー用にサクッと欲しい画面を録画できる便利なプログラムがあるの?

……実はそんなことなく、プレイヤーの皆さんと同じようにSteamでゲームを自分でプレイしながら画面を録画しています!!

 

 

~撮影中よくあるNG集~

・あ!! やべえ、このカット名前がヤマムラになってた……!

・タイピングシーンをかっこよく撮影しようとして、ミスタイプを連発

・焦るとますますミスして、しょぼマインドハッカーが映像に記録されてしまう

・プレイ動画撮ってたらバグ(精神ではなくゲームの)見つけちゃった……

・1時間かけて通しプレイ動画を撮っていたつもりが、1時間デスクトップの虚無を撮影し続けていた。膝から崩れ落ちる紅狐

・プレイ動画の撮影中に限って宅配便が届く

・プレイ動画の撮影中に限ってメールの通知が映り込む

・あ!! マウスカーソル映ってた……!!

・プレイ動画の撮影中、横で聴いている作業用BGMが思いっきり一緒に収録されてビックリする

・あ!! やべえまたヤマムラがヤマムラになってる!!

・全てを撮影したあと、いざ編集を始めて気づく「このカット、うしろが0.5秒くらい足りない……」

 

 

トレイラーの公開前は「大丈夫か? 映っちゃいけないもの(ヤマムラとかマウスカーソル)が映り込んでないか?」をよくよくチェックします。それもこれも本編初プレイのときの驚きを皆様にお届けするのが目的です。

 

さーて第7章はどんなトレイラーにしようかな。まだまだアップデートは先のお話になりますが、ぜひともお見せしたいシーンがたくさんあるので、どうぞお楽しみに!

MINDHACK : スケッチブック大公開

速報! お宝をGETしました!!

こちらはMINDHACK開発チームのアートスタッフ、ホでヴのスケッチブックです。開発に必要な資料から日ごろの落書きまで、さまざまなイラストが詰まっています。

このたび、広報・サブシナリオ担当スタッフのササンがホでヴさんから特別に盗……もとい正式にお借りして、中身を見せてもらいました。私も知らないあんな絵やこんな絵がてんこ盛りです。さっそくご紹介しましょう!

こちらは第5章ヒューゴの演出を考え中のラフ。「顔のないキャラクターだからこそ、仕草で感情を表現したい!」というホでヴの強い意志のもと、さまざまな立ち絵が考案されました。

 

続いてこちらの絵。かなり情報量が削ぎ落されていますが、よく見ると第5章シーン5のユーニッド・新米隊員のやり取りが描かれていることが分かります。ウニ、かんたんになっても分かりやすいですね。

 

ページの端に描かれていたヤマムラ兄妹。このままグッズ化できそうな、可愛いデフォルメです。

 

 

重力が強すぎて潰れてしまったシノちゃん(なぜ?)

 

コーヒーを手に持ったユーニッドと、大量発生しているたもちゃん。ウミウシを育てるのは計画的に。

 

 

アサリをはじめとして、ブラッディパエリアやMINDHACKのキャラクターがみっしり描かれているページ。本編と関係のない、こういう落書きも味わい深いですね。

 

 

久々に登場した幼少期シノと、酔いつぶれるユーニッド&ヒドラ。ヒドラはアルコール類が一切効かないタイプですが、人生楽しんでそうで羨ましいです。

 

 

ブラッディパエリアに登場するかも? な新キャラクター、サンゴのデザイン考案ラフ。いろいろな頭身やパーツの組み合わせを試行錯誤したことが分かりますね。

 

 

真っ白で誰だか分からん! と思いきや……MINDHACK第6章を遊んでくださった方ならピンときますよね。新米隊員の立ち絵を考案するラフ集です。

 

 

こちらも第6章より、魔王ルートのシーン考案図。このラフから精度を上げてチームメンバーに共有することで、本編のあの場面が構築されました。

 

 

最後に。第七章のラフページからちらっとお届け。上のコマにいるかんたんな人影は、もしや隊長? 下のコマでヌラ~っとしているのは一体!?

 

いかがでしたか? 秘蔵の資料がたくさん飛び出しましたね。これからも、ときどきホでヴのスケッチブックを借りて公開したいと思います。お楽しみに!

MINDHACK : ライチョウ

こんにちは、ササン三です。今日も第七章の進捗報告をしていきます。

今回の画像はこちら!

 

これ、何だか分かりますか? 見ての通り、ライチョウです!

 

ただし、もちろん本物のライチョウを捕まえたわけではありません。こちらは実は、羊毛フェルトによる作品なんです!

 

本作を制作していただいたのは、羊毛フェルト職人のUMA(うーま)氏。日頃からゲームや漫画をモチーフとして多彩な作品を作っています。過去には、イベントなどで皆さんにお披露目した「イーヴリッグっち」の羊毛フェルトも作ってくださりました!

今回は第七章開発にあたってどうしてもライチョウを登場させる必要があり、作品の制作を依頼しました。

 

制作過程の画像が届いているので、少しご紹介しましょう。

 

フェルトによる羽毛の表現をする前の様子。まずアルミホイルで仮の造形を作って大きさや形のイメージを大まかに決定し、それからフェルトで造形するのだそうです。この時点で胴体のもっちり感や立派な2本の脚をしっかり表現されていて、UMA氏の仕事の丁寧さが表れていますね。

こちらは脚を取り付ける直前の様子。芯材でしっかり耐久性のある両脚を作っています。

バックショット。でっかいおにぎりみたいですね。

ちなみにこちらのライチョウですが、実物大はバスケットボールサイズだそうです。両手で抱っこできる可愛らしい大きさですね。

すでに完璧な出来栄えに見えるライチョウですが、実はまだ未完成。ここから更に、足や細かい造形が追加されていきます。完成が楽しみですね!

 

MINDHACK第七章でライチョウに会える日をお楽しみに。

MINDHACK第七章の進捗をお届けしました。

 

MINDHACK : コインシデンス

こんにちは。広報・サブシナリオスタッフのササン三です。今日も第7章の開発進捗をご紹介します。こちらをご覧ください。

可愛いですね。このキャラクターの名前はコインシデンス。第7章に登場するマスコットです。先生に対して「真理」を語ってくれるとか、くれないとか。

 

それではさっそくゲームに実装するべく、コインシデンスの素材を作っていきましょう。3Dモデルで

コインシデンスのモデリングを担当したのはササン。かつて2023年に、こんな3DCG作品を作っていた実績があります。↓

 

 

が、しかし問題があって……あれから3年間、まっっっっったくBlender(3DCGモデリングソフト)を触っていなかったのである! 起動してすぐ出てくるこの白い箱の消し方すら分からん!

とりあえずネットで検索しながら格闘し、コインシデンスの原型となる円筒を作ることができました。

これをね、キュッと潰せばコイン型になるはずです。キュッと……

ア”──────────ッ!!

ウ”ワ”──────────ッ!!!!

皆さんにお伝えしたいのですが、「昔できたことがすっかりできなくなってしまうこと」って本当に情けないです。これは人類普遍のテーマ「老い」に通じる精神的課題といえます。超高齢化社会を迎える昨今、私たち一人一人が「できなくなる」ことと向き合っていく必要があると思います。Blenderはなるべく日ごろから触った方がいいです。

 

で、なんとか円筒を潰すことができました。

 

 

続いて目玉をつけていきます。球体を作って円盤の上部に取り付けましょう。うーん、この辺かな?

 

 

……角度を変えたら全然くっついてませんでした。重なっているのに本当は離れている、まるで星座か人の心のよう。

 

 

改めて位置とサイズを調整し、両目がつきました。ついでに真ん中を凹ませてコインっぽくします。

 

 

で、足を付けまして。

 

 

色を着けたら大分それっぽくなってきました。

 

で、ここまではササン三が頑張って作っていたのですが「表面に口を描く」というところでつまづいてしまいました。そこでバトンタッチ。最近めきめきと3DCG力(ぢから)をつけているアート担当スタッフ、ホでヴにコインシデンスを託します。まずは一筆、かわいいお口を描いてもらいましょう。

いい感じ!

 

モデルはこれで完成ですが、作業は終わりではありません。さらにコインシデンスにアニメーションをつけていきます。まずは動きをつけるためにコインシデンスに「骨」を入れてあげましょう。こんな感じ。

 

 

……ちょっとグニャグニャになりすぎましたね。修正しつつ動きをつけていきます。

 

 

 

コインシデンスが歩いた! 何気に足の形も整形されててホでヴの細やかさが表れています。ライティングも調整したら、かなり見栄えがするようになってきました。

 

 

最後にもうひと手間。「90~00年代のCGグラフィック風」にするために、あえて画質を落としてガビガビにします。

 

完成!

 

第七章の癒しキャラクターであるコインシデンスが完璧に形になりました!

どんなシーンで出会えるのか、楽しみにしていてくださいね。

待ってるよ。

MINDHACK : 第七章の隊長デザイン決定

MINDHACK開発チームは第七章を鋭意開発中です! 先日の記事でお伝えしたとおり、新章では隊長の過去に隠された重大な秘密が明かされます。

 

ぜひ皆さんにはゲームを遊んで真相を確かめてほしい! のですが……今回のブログでは、トップシークレットをネタバレしてしまおうと思います。我慢できないからね。

 

それではご覧ください。

こちらが第七章に登場する「過去の隊長」のデザインです!

 

あれっ!?!?!!?!?!? 肩は!?!?!?!?!?

 

そう……第七章で明かされる隊長の過去最大の秘密、それは「若いころは肩がデカくない」という事実である!!! あまりにも重要すぎる情報なのでブログで先にバラしてしまいました。お許しください。

 

過去隊長のデザインが決まるまで、いろいろな変遷があったのでご紹介しましょう。まずは第七章の開発開始にともなって描かれた最初のスケッチ。

 

開発初期からあった構想として、「身体のところどころがワイヤーアートのように針金でできている」というアイデアが存在しました。こんな感じですね。↓

 

 

 

 

そこで実際に描かれたのが次のラフです。

 

……うーん。いや、確かに身体の一部が針金でできているのですが、どうでしょうか。これ、パッと見て「ワイヤーでできている」って分かりますかね? どちらかっていうと、「隊長がめちゃくちゃ派手なインナーを着ている」ように見えませんか? それはなんかちょっと、違うかも。

 

 

若干リファインしてみたものの、やはり「隊長ド派手インナー説」っぽさは拭えず。うむむ……

 

 


チーム内での認識を揃えるためにこんなスケッチを描いたりもしました。皮膚の境目を強調することにより、「インナーっぽさ」を払拭できるのでは?

 

あーでもない……こーでもない……と検討した結果そもそも「ワイヤーアートのような身体」をやめることに。代わりにポリゴンスタイルのような質感を表現してみることになりました。

おお。ちょっとそれっぽくなってきたかも? ここで隊長の生みの親であるシナリオライタースタッフ、紅狐の意見を聞いてみましょう。

 

紅狐
「かなりいい感じ! なんだけど……」

 

紅狐
「もうちょっと、Macbook Airみたいな質感がいい……!」

 

それだ!!!!!!

じゃじゃーん。

 

どうでしょう。物質のような非物質のような、異質な雰囲気が上手く表現できましたね! 靴の赤いワンポイントもおしゃれでいい感じです。

 

果たして隊長の過去にはどんな謎が隠されているのか? あの立派な肩はいつ生えてきたのか? さまざまなシークレットが秘められた第七章を今後もお楽しみに!