カテゴリー: イベント

開発日記 09/23

きつねです。
惑星ルビコンⅢとペトリコールVを反復横跳びしています。
映像作業用のタワーPCとMINDHACK開発用のノートPCの間でも反復横跳びしています。
部屋にあるモニタは2枚、パソコンは執筆用Macbookも含めて3台、接続先はゲーム機も入れると4つ。
モニタの後ろの狭い空間に頭を突っ込んで、夜な夜なHDMIケーブルの繋ぎ先を切り替えようとしては『あれ? ケーブル刺さんないな、こっち向きか? あれ、違うな……どうなってんだ? 見えないな……』と手探りでケーブルを裏返したり戻したりしていたら、とうとう手元を見ないで刺せる特殊技能を取得しました。
HDMI切り替え機を買うかどうかギリギリ迷っているところです。

 

『マインドハック電話相談』イベントの出展レポートマインドハック世界文書の回が続いたので、こういう純粋な開発ブログは久しぶりですね!
COM_Zとシノの電話相談は次回、いよいよ最終回。先週の第4回では何やら不穏な空気が漂っていたが、一体アレは何だったのか?
シノちゃん本当に何もしてない? 次回、平穏無事に終わるのか! 電話相談空間の明日はどっちだ!

 

〜TOKYO GAME SHOW2023にヨカゼが出展しています〜

さて、今週末……本日(9/23)からは、TOKYO GAME SHOW2023の一般公開デーが始まっています!

 

ヨカゼのブースではMINDHACKの試遊版(体験版と同等の内容)も展示いただいております。
ヨカゼに参加しているうちの11タイトルがまとめて体験できるナイスな機会なので、お越しの際はぜひ様々な作品をチェックしてみてください!

 

 

ヨカゼブースでは素敵なお土産がもらえる! オーロラでおしゃれな缶バッジ、きれいですね。
参加作品を紹介する冊子『ヨカゼブック』にもMINDHACKを掲載いただいていますので、お越しのかたはご覧いただければ幸いです!

※VODKAdemo?メンバーは不在です。ゲーム試遊の際はヨカゼブースのスタッフさんへどうぞ!

会場はゲーマーの熱気に満ちている状態なので、水分補給や涼しさ補給にお気をつけてお越しください。また、ヨカゼブースが出展しているのはHALL 9。
インディーゲームやさまざまな企業さんの物販が並ぶホールですが、ウルトラビッグなタイトルが並ぶHALL 1~8とは別棟なので、迷子にならないよう地図を要チェックだ!

HALL 8あたりにあるゲーミングデバイス関係のブースでは、めっちゃいい音響とか超でかいプロジェクター画面とかでアーマード・コア6が遊べるって聞きました。私はそこに住みたいです。

 

 

〜第4章も日々開発中〜

イベントやあれやこれやの裏では、VODKAdemo?は4章の開発を進行中。私のほうでは演出のVFXやミニゲームのパートの整備、そして海外のプレイヤーの皆さんに向けたセットアップなどを進めております。
4章では今までとちょっと違うギミックがあったりして、将来的に皆さんにお見せできる日が楽しみです。ワイワイ。
ギミックのほうはお披露目まで秘密ですが、今日はなんと、以前ラフ画でお見せした『玄関』アートの完成版をお見せします。(ラフ画の記事はこちら)

 

MINDHACKのグッズアートでもおなじみ・イラストレーター小田ハルカさんの手で清書していただいた『玄関』がこちら。
すごい! ザ・公共施設の玄関だ! MINDHACKの世界の実在感がビシビシと伝わってきます。

ここにまいんちゃん。

こんなとこにもまいんちゃん。

 

あ! あんなとこにもまいんちゃん!

このモニタは液晶ではなく、4:3のアナログブラウン管を壁に埋め込んだやつ、という設定で作画をお願いしています。

給湯室もそうですが、こういう公共施設の『誰のものでもあり、同時に誰のものでもない』まさに公共の施設である雰囲気とか、人が作った建造物なのにもっと大きなものの存在が感じられる気配とか、人の日々の生活とデカい無機質さが混じり合っているこぎれいな感じがめちゃ好きです。

 

出入り口部分の自動ドアが二重になっているところにもご注目。わかりますか!!!! なってるよね!!!! 公共施設って!!!! こういう風に!!!!!
全体的に施設の中で進行する本作において、作中最も外の世界に近づく場面になりそうです。
また、天井や出入り口の脇にあるアミアミのヒラヒラはデバッグルームの椅子の背後や廊下にもある意匠ですね。

主人公である『先生』的には、デバッグルームのほうが居心地いいようですが……?
どんな場面になるのか、お楽しみに!

MINDHACK:COMITIA145出展レポート&通販のお知らせ

先週、MINDHACK開発チームは同人即売会COMITIA145に参加しておりました! 今回は、そのときの出展の様子をレポートしていきます。

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9月3日、朝!!

大量の荷物と在庫を抱えた一同は、ほぼ夜逃げ同然の風体で自宅を出発した! この日の天気は、曇り時々晴れ。晴れ寄りの晴れです。残暑の日差しが、両手の塞がった運搬班を容赦なく襲う! りんかい線へ乗り込み、会場ビッグサイトの最寄り近くまでやってくると、周囲はガラガラとトランクを引く人でいっぱいになりました。久々の「イベント出てる感」で、否応なしにテンションが高まっていきます。

無事にビッグサイト内部へ入ると、すでに一般参加の方の待機列が数十メートルにわたり形成されているのを発見。不安と緊張が漂うなか会場に突入し、設営を進めました。今回はゲームの試遊がないので、セッティング自体はとてもカンタン。

もはやイベント常連となったシノ入りフロッピーディスクと……

新たに加わった、羊毛フェルトのイーヴリッグっちもいました。

このイーヴリッグっち、開発スタッフの弟であるプロの羊毛フェルト作家さんに作っていただきました。なぜ「おさわりNG」かというと、本体を取り外すと中にめちゃくちゃ鋭利な針(固定用)が仕込んであるからです。あぶねえ。

すっかり準備を終え、ドギマギすること30分。館内放送とともに、ついにCOMITIA145が開幕です! オープンして間もなく、最初のスペース来場の方が現れました! 歓喜でお出迎えするチーム一同! そして有難いことに、次の来場者の方も登場! さらにその次も……そしてその次も…ん?

め、めちゃくちゃたくさんの方に並んでいただいている……!?

気づけば、MINDHACKブースには20人近くの方に並んでいただいていました。う、嬉しい! 同時に颯爽と現れたのが、COMITIA運営スタッフの方。見る間にガムテープでラインを作り、目にも止まらぬ速さで列を整理してくださいました。頼もしすぎます。

その後もご来場いただく方は途切れることなく、非常にたくさんの方に本とグッズをお手に取っていただきました! 特に、数多くの差し入れとお手紙やファンアートに胸を打たれる一同。本当に開発の励みになります。

お会いした方々にはステキな代物をお持ちいただいた方もいて、

なぜか増殖させられていたシノッピーや、


リアルミニキャビネットなども拝見しました。皆さんの制作力が高すぎる。

お昼過ぎには、用意していた品物のほとんどが売り切れてしまいました。並んでいただいたのに買えなかった人、ごめんなさい! と、そんななか、何人かの方からスケブのご依頼を受けました。そこから、自然発生的に「60秒スケブ会」が勃発! お越しいただいた方のスケッチブックや色紙に、リクエストしてもらったキャラクターを開発スタッフが描きました。

こちらは予告なしの企画にも関わらずご好評いただき、なかには午前中にお買い物にいらした方がもう一度来てくださることも。ときにはスマホケース(!)に描かせていただくこともあり、開発スタッフもド緊張しつつ精一杯頑張りました!

気づけば5時間はあっという間。またたくうちにイベント時間が過ぎ去ってしまいました。本当に楽しかった! 閉会後の打ち上げでは、同じくCOMITIAに出展していたゲーム制作者仲間の72studioさんと一緒にチーズ祭りをしました。

こちらはなんだかすごいチーズに浸かったカルボナーラ。

期待と不安が渦巻くなか参加したCOMITIA145ですが、蓋を開けてみればたくさんの楽しい時間を過ごすことができました! 特に今回は、ゲーム本編の展示ではなくスピンオフ漫画やグッズの出展でしたが、多くの方にお手に取っていただけたことが嬉しかったです。本編はもちろんのこと、こうしたゲーム外のコンテンツの広がりももっと盛り上げていきたいと思います!

 

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さて! それではここで、通販のお知らせです! 本・グッズによって通販開始時期が異なるため、それぞれについて告知いたします。

 

①スピンオフ漫画『Noetic Zoetic』

本日より、通販の注文受付を開始いたします! 倉庫からの発送となりますので、お手元に届くまで少々お時間をいただくことをご了承ください。

注文ページはこちらから!

 

あわせて、正規品よりも少しお値引きした「B級品」もご用意しました。こちらは搬送中に表紙やページに折れがついてしまったお品物となります。お求めの際は、必ずサンプルや商品説明で折れの状態をご確認のうえご利用くださいませ。(在庫管理の都合上、正規品より早く発送される場合がございます)

注文ページはこちらから!

 

②ピンバッジ&シャカシャカアクリルキーホルダー

これらのグッズについては、これから追加発注をかけるため、ご用意にもう少々お時間をいただくこととなりそうです。X(Twitter)で再販数を決めるためのアンケートを実施しておりますので、ご協力いただけますと幸いです! 受注時期が決定しましたら、SNS等でご案内しますので、お楽しみに。

 

と、ここまでがCOMITIA145で頒布した本・グッズのご案内。そして……さらに……今日はもう一つ、嬉しい告知があります!

 

③アクリルキーホルダー第2弾

新作グッズのご案内です! これまで、第2章までのキャラクターがラインナップされていたデフォルメアクリルキーホルダーに、新たな3人のキャラクターが加わりました。今回も、イラストレーターの小田ハルカさんにデザインを手掛けていただいています。三者三様のアクリルキーホルダーは、本日より受注開始です!

ご注文はこちらから!

 

以上が、COMITIA145出展レポートと通販のご案内となります。漫画やグッズなど、ますます広がっていくMINDHACKの世界。同時に本編第4章の開発も日進月歩で進んでおりますので、今後の告知を楽しみにお待ちください!

MINDHACK:COMITIA145参加のお知らせ

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
「……シノちゃん。シノちゃん! だからー、ちょこっとでいいから、ワガハイのお手伝いをしてほしいのだよ!」

シノ
「断る」
「何が嬉しくて讐敵の貴様に力を貸そうか」

COM_Z
「もし頼みを聞いてくれたら、ちょっとだけお外に連れてってあげるから。ねっ!」

シノ
「何だと?」
「……何をすればいい。言うてみよ」

COM_Z
「わーい! ワガハイに合わせて、この台本を読んでもらうだけの簡単なお仕事なのだ! じゃあ行くよ……」

COM_Z
「みんな~! 明日、9月3日はCOMITIA145が開催されるのだ~!」

シノ
「なに? あの、東京ビッグサイトでか?」

COM_Z
「そう! COMITIAは、クリエイターが集まる同人即売会なのだ! プロ・アマ問わず、さまざまなクリエイターが漫画やイラストを頒布するイベントだよ」

シノ
「ふふふ。楽しそうな催しではないか」
「しかし、それと我らに何の関係が?」

COM_Z
「ふふん。このたび、MINDHACK開発スタッフが描いた漫画が、COMITIAで頒布されるのだよ! オープン!」

COM_Z
「その名も、『Noetic Zoetic』! ワガハイCOM_Zとシノちゃんによる、心温まるハートフルな交流を描いた作品なのだ!」

シノ
「46ページで1冊1000円か、覚えておこう」

COM_Z
「お手に取っていただいた方には、もれなくオマケの1ページ漫画もお渡しするので要チェック!」
「さらにさらに! 会場ではMINDHACK関連グッズも頒布するのだ」

シノ
「グッズというと、もしやアクリル……?」

COM_Z
「その通り! まずはこちら。BOOTHでも販売しているMINDHACKのアクリルキーホルダーを会場でもお手に取っていただけるのだ」

シノ
「イベント価格でお求めやすいな!」

COM_Z
「そしてもちろん、新作グッズも登場するよ。ジャジャン!」

シノ
「こ、これは!?」

COM_Z
「シャカシャカアクリルキーホルダ~~~! フロッピーディスク型のアクリルの中に、小さな可愛いワガハイとシノちゃんが入っているのだ!」

シノ
「まさに、我らの絆を象徴する根付だな」

COM_Z
「大きめサイズだから、ぜひ会場で手に取って実物を見てくれたまえ。そして、目玉商品がこちら!」

COM_Z
「MINDHACKお花ピンバッジ~~! マインドハッカーの皆さんにおなじみ、お花をモチーフにしたピンズが登場なのだ!」

シノ
「なんと愛らしい!」

COM_Z
「オシャレアイテムとして、学校やお仕事でも普段使いしていただける逸品なのだ。日常でさりげなく天才マインドハッカーぶりをアピールしてくれたまえ!」

シノ
「でも、お高いのだろう?」

COM_Z
「なななんと! 希望小売価格999,999円のところ、今回はイベント特別価格5,000円でお届けなのだ!」

シノ
「安いではないか」

COM_Z
「さらにさらに、今回は特別に、赤いお花のピンバッジを手に取っていただいた方にはもれなく黄色のお花と青色のお花のピンバッジもおつけしてしまおう!」

COM_Z
「これこの通り、見どころ盛りだくさんのCOMITIA初出展! 最後に、シノちゃんから皆さんへ自由アピールをどうぞなのだ!」

シノ
「ハ」

シノ
「金を落とせ、ゴミクズども」

COM_Z
「こら!! なんてこというのだ!! シノちゃん、台本は完璧なのにアドリブはヘタクソだねえ!」

シノ
「これで満足か」

COM_Z
「あ、そうそう。我々MINDHACKチームがいるブースはこちら。(地図を表示)K03aブースにてみなさんをお待ちしているよ。なんと入口からすぐそば! ぜひ、遊びに来てくれたまえ!」

シノ
「そも、この残暑の中家を出る者があるか」

COM_Z
「ふっふっふ。ぬかりなし! 会場に来られない人や、日本国外の人のために、イベントで頒布した本やグッズは後日オンラインストアでも通販を予定しているのだ! こちらのアナウンスは近日発表予定なので、少しばかり待ってくれたまえ」

シノ
「……義務は果たしたぞ博士。約束は」

COM_Z
「え? なんだっけ? ……うそうそ。もちろん、シノちゃんもお外に連れてってあげるとも!」

COM_Z
「イベントでは、シノちゃんもフロッピーディスクごと参加するのだ~! みんな、仲良くしてあげてね!」

シノ
「…………ま」

シノ
「またこの顛末かッッ!!」

MINDHACK:BitSummit展示のお知らせ&機能改善のご報告

きつねです。夏。七夕も過ぎ、季節はいよいよ夏オブザ夏ですね。


今年2023年のSteamサマーセールは7月13日まで!
15%OFFでMINDHACKをお求めいただけるチャンスです。サウンドトラックも同じく15%OFFとなっております! この機会に何卒よろしくお願いいたします。

 

そして、今年も帰ってきた『マインドハック電話相談』!
いただいた質問の総数、なんと1300件近く……!! 短い募集期間(前回の土曜から本日までの1週間)にも関わらず、本当にたくさんの質問をありがとうございました!
今年もCOM_Zとシノが、キャラクターたちの身の回りのことから世界観に関する疑問など、皆さんにお寄せいただいたアレやコレやを調べてお答えしていきます。
1300件全ての質問にお答えすることは残念ながらできませんが、いただいた質問とメッセージはすべてCOM_Zとシノ(と、VODKAdemo?)が拝見しております。
近日中に回答コーナーが始まりますので、どんな質問と回答が飛び出てくるか楽しみにお待ちくださいね。

去年の電話相談(1~5)の内容はこちらの再生リストからご覧いただけます。

文字起こし版の過去記事はこちら!

 

 

さらにもう一つ、お知らせ!

7月14日〜16日に京都で開催されるインディーゲームの祭典『BitSummit Let’s Go!』に、インディーゲームレーベル・ヨカゼも参加しています。
※14日はビジネスデイ。一般公開日は15・16日となります。

MINDHACKもヨカゼの仲間。今年のBitSummitでは、ヨカゼブースで体験版を試遊していただけます!
関西方面にお住まいのかたや、会場に行く予定のあるかたはぜひ遊びにきてくださいね!(VODKAdemo?メンバーもこっそり見に行く予定!)

 

さて、夏やイベントやあんなそんなの準備を進めつつ、ゲーム本編の機能改善も進行中。
今日はその内容をお届けいたします。

 

・人格塗り替えインタラクティブの操作感向上


ハックパートの後半で登場する、マウスドラッグ操作で人格を塗り替えるこのパート。
これまでは操作とともに一定方向に先生の指が動く演出でしたが、なんとペンや絵筆で塗るかのように、自由な方向に操作できるようになりました。
こちらはBitSummitで展示する体験版でもプレイできる予定! みやこめっせにお越しの際はぜひ体験してみてくださいね。

 

・CTRLキー長押しでテキストをスキップ


これまでテキストのスキップはマウスホイールを下方向に転がす操作だったのですが、CTRLキー長押しによって、一気にスキップを行うことができるようになります。
※マウスホイールでの操作時同様、一部スキップできない演出があります。

また、オプション画面から「既読パートのみスキップ」するかどうかを選ぶこともできます。
これまで通りマウスホイール操作でもスキップ可能です。これで『あっちの選択肢も見てみたい』時のトライがはかどるね!

 

・EXTRA画面で聴ける曲を追加

作中、3章までの範囲に含まれているBGMをEXTRA画面で聴けるようにしました。
EXTRA資料を読んでいる間もかけっぱなしにすることができるので、『作業用BGMを聴きながら資料に目を通す天才マインドハッカー』の気分を味わえます。
さらに!
EXTRA画面からアクセスできるタイピングゲームを、BGMを変更したまま遊ぶこともできます。
君も『作業用BGMを聴きながらマインドハックを練習するマインドハッカー』になろう!

 

・シノのプチタイピング演出を追加

3章の更生対象、バグ変異体シノ。シノと対峙する際のプチタイピングでは、シノの攻撃を迎撃するパートがあります。
そのパートに、さらに迎撃してる感を増しました。飛んできた▲をタイピングで撃ち落としていく!好きな方向から選べます。
今後追加予定の章でも、いろんなタイピングのバリエーションを出していきたい所存です。演出改善は今後も細かく行なっていきたい!

 

・チャプターセレクト

あと、タイトル画面からチャプターセレクトもできるようになるぞ。

 

 

これらのアップデートは、準備が出来しだい近日中にSteamで配信中の本編に適用される予定です。
お手元で体感できる日をどうぞお楽しみに!

MINDHACK:ブログのご案内

こんばんは!そして初めましての方は初めまして!本ページは、ビジュアルノベル『MINDHACK』の情報を毎週土曜日に掲載している公式ブログです。制作中の裏話から、キャラクターの詳しいプロフィール、世界観のこぼれ話など盛りだくさん!MINDHACKをより一層楽しんでいただける内容をお届けしています。

当ブログは世の闇に潜み、ひっそり更新を続けてきました。そして気づけば、2年以上もの記事が蓄積。アーリーアクセス配信を機にMINDHACKを知った方にも、ぜひ過去記事の内容に触れてほしい……のですが、いかんせん量が多い!どこから読んだらいいのか分からない!

ということで今回の記事では、過去記事をカテゴリに分けてご紹介していきます!記事の主役となるキャラクターやテーマごとに分類してまとめてみました。ぜひお気に入りの項目から、MINDHACKのもっと深い世界に触れてみていただけると幸いです!

 

・ユーニッド関連記事

MINDHACKキャラ紹介01
当ブログで最初に紹介したのがユーニッドでした。アート担当ホでヴ直筆の「ユーニッドの原型キャラ」が掲載されていますが、ほぼ別人。

MINDHACK:楽曲紹介08
MINDHACKの楽曲全般を制作いただいている、小鉄昇一郎さんによる「ユーニッドのテーマ」コメントです。ヒップホップの文脈からコンセプトを解説していただきました。

Bloody Paella
ユーニッド率いるギャング、Bloody Paellaのスピンオフ。
こちらはblogの記事ではなく漫画となります。
彼が作り上げたギャングとはどんな物だったか、覗いてみましょう。
不定期更新中!

ブラパコラムの記事
Bloody Paellaを読んでいて出てくるふとした疑問に対する回答。こんな意味があったのか!

 


・イーヴリッグ関連記事

MINDHACK:キャラ紹介05
イーヴリッグの初登場記事です。何気にここでしか見られない立ち絵と、デザインの変遷を記録しています。

MINDHACK:第2章開発中
LAGOM教団の詳細をお伝えしています。気になる「教団内の家具ランク」も明らかに。あなたはどの家具?

MINDHACK:LAGOM教団の勧誘
怪文書。

MINDHACK:楽曲紹介09
MINDHACKでも随一のド派手な楽曲、イーヴリッグのテーマの解説です。楽曲内で聞こえる不思議な声の謎が明かされます。

開発日記 6/25
イーヴリッグの後ろ姿、素足、上半身を大公開!

 


・シノの関連記事

シノについては、今後のアップデートで登場する予定のキャラクター「博士」とセットで登場する記事が多めです。先に見るか、本編を待つかはご自由に!

MINDHACKキャラ紹介07
シノの初登場記事。なんだこのフロッピーディスクは!

MINDHACK: COM_ZとSINO
「博士」とシノの交流の記録。破壊衝動ってなあに?の話。

MINDHACK: COM_ZとSINO2
「博士」とシノの交流の記録。破壊衝動、実践編の話。

MINDHACK: COM_ZとSINO3
「博士」とシノの交流の記録。ジェンガの話。

 


・先生の関連記事

MINDHACKキャラ紹介02
先生については、基本的に遊ぶ人の解釈に任せているため、解説記事は少なめです。自由なドクター像を描いてみてくださいね。

MINDHACK:主人公
開発チームが「先生」をどのように描いているかについて、ちょっとだけ解説しました。世にも珍しい実写版先生(?)も。

 


・隊長の関連記事

MINDHACKキャラ紹介04
隊長の初登場記事。威圧感がすごいですが、実は「RPGで最初に出会う親切な人」のような存在。カラーリングが初期設定のもので、レアです。

MINDHACK:隊長の肩アーマー
隊長といえば肩、肩といえば隊長。謎多き重装アーマーについて、解説と図解をご用意しました。これであなたも肩マニア。

MINDHACK:警備隊の持ち物②
隊長といえばできる大人。そのポケットの中身を一挙公開しました。また、通勤時には鎧を外した姿も。

MINDHACK:年の瀬
ある年の暮れのこと、先生のオフィスを訪ねた隊長のショートストーリーです。

MINDHACK:隊長二面図
作画資料として制作した、隊長の装備の二面図を公開。装甲の下の服も明かされています。

MINDHACK:隊長百面相
過去のブログ記事やスピンオフ「すきまトーク」に登場した隊長のコスプレ集。コスプレ……コスプレ?

 

・新米隊員の関連記事

MINDHACKキャラ紹介03
新米隊員の初登場記事です。大昔に書かれた、新米くんの原型となった絵と合わせてご覧ください。

MINDHACK:警備隊の持ち物①
先生を守る警備隊、ホットフィックス。その持ち物を一覧にして解説しました。危険な現場の生々しさを感じるリストです。

がんばれ!HOTFIX
マインドハッカーを守る警備隊『ホットフィックス隊』の日常スピンオフ。
こちらはblogの記事ではなく漫画となります。不定期更新中!

 

・FORMATの関連記事

MINDHACK:キャラ紹介06
FORMATの初登場記事。ご存じみんなの母親的存在です。

MINDHACK:楽曲紹介06
FORMATのテーマです。空耳が聞こえるともっぱら評判の楽曲。

 

・「博士」の関連記事
今後のアップデートで登場する予定のキャラクターです。核心的な部分のネタバレは含まないので、物語の続きの要素をチラ見したい方はどうぞ!

MINDHACK:キャラ紹介08
博士の初登場記事。本人がじきじきに自己紹介してくれています。

MINDHACK:質問コーナーのお知らせ
2022年の夏、ファンの皆様からMINDHACKにまつわる質問を集めて回答する企画を行いました(現在は質問の募集は行っていません)。博士とシノが進行してくれています。

MINDHACK:質問コーナー回答その1
ホットフィックスの人数や主要キャラクターの誕生日、ユーニッドの得意科目などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その2
新米隊員の家族構成やユーニッドの住宅事情、イーヴリッグハゲそう問題などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その3
イーヴリッグの好きなランチプレート、ユーニッドの交友関係、マインドハッカーの資格などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その4
新米隊員おすすめの食事処、ユーニッドの収入源、イーヴリッグの箱の重さなどについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その5
先生が好きな花、主要キャラクターが好きな寿司ネタ、LAGOM教団の修行などについてお答え。

 

・そのほかキャラクターに関する記事

背丈比べ
MINDHACK主要キャラクターの身長に関するデータです。ウニがでかい。

MINDHACK:3章仮実装&おえかきチェック
MINDHACK主要キャラクターにお絵描き対決してもらいました。お絵描き対決って何だ?見た方が早い!

 

・世界観に関する記事

MINDHACK世界観紹介
デバッグルームのビジュアルができあがるまでのアレコレを記録しました。「ちっちゃくてカワイイ椅子」になるまでには色々あったのだ。

警備隊のシンボルマーク
警備隊ホットフィックスのシンボルマークである三角形についての豆知識です。アーリーアクセス版を遊んでから読むと新たな発見があるかもしれません。

施設の見取り図
マインドハックを行う施設のマップを図にしました。間取りってなんかワクワクするよね。しない?

MINDHACK:マインドハック以外の方法
マインドハック技術が確立する前には、どのようなバグ対策があったのか解説しました。ご唱和ください、マインドハックは身体にいいなあ!

 

・ゲーム内楽曲についての関連記事

MINDHACK:楽曲紹介01
オフィスの楽曲です。楽曲内のクセになる「キュイ……」の音について小鉄さんにコメントしていただきました。

MINDHACK:楽曲紹介02
タイピングパートの楽曲です。Jukeと呼ばれる楽曲ジャンルについて解説していただいています。

MINDHACK:楽曲紹介03
「ウニを丸めた」ときの楽曲です。ご陽気!ハッピー!マインドハック最高~~~~~!

MINDHACK:楽曲紹介04
記憶を覗いているときの楽曲です。参考音源が豊富でルーツが分かりやすい。

MINDHACK:配信告知&楽曲紹介05
タイトルの楽曲です。(配信告知は2022年のものなので注意)モチーフとなった、とあるピアノ楽曲についてご紹介しています。

MINDHACK:楽曲紹介07
廊下のテーマです。『訓練を受けた特殊部隊のプロフェッショナルたちが、オリジン弁当を食べながら気だるげに午後の任務についてすり合わせをしている』ような楽曲。

 

・そのほか開発に関する記事

MINDHACKロゴ
ゲームのタイトルロゴができるまでの試行錯誤を記録しました。開発初期のうろうろ感をお楽しみください。

MINDHACK:UIができるまで
テキストメッセージ欄などのUIができるまでの紆余曲折を記録しました。開発初期のもぞもぞ感をお楽しみください。

MINDHACK:プログラマー紹介
MINDHACKの技術サポート、undoさんのご紹介です。そう、あの『イノウノカルテ』のundoさんだッ!!

MINDHACK:英語へのローカライズ①
MINDHACKの英語版翻訳について、フリーランス日英翻訳家・岩﨑さんに解説していただきました。ユーニッドの海鮮語録はどう英語化したのか!?

MINDHACK:英語へのローカライズ②
引き続き岩﨑さんによる英語版MINDHACKの解説。「マインドハックは身体にいいなあ!」を英語で言ってみよう!

 

すきまトーク

本編のすきまとすきまを埋める、月イチ更新おもしろ会話劇。
本編に登場するさまざまなキャラクターや、本編では見られない施設の日常のようすをご覧いただけます。
だいたい毎月の4週目土曜日に更新中。

 

以上となります。いやあ、たくさんあるなあ。アーリーアクセス版を3章までクリアしたけど、まだまだ物足りない!という方は、春の夜更けにぜひ読んでみてください。今後も毎週土曜日に、ブログで最新情報をお届けしていきます!

MINDHACK:韓国IGDGF旅行記

(ちょっと汚い話を含むので、食事中の方は注意!いや、我々がなんかしたとかではないです。断じて。)

2月頭に台北ゲームショウへ参加したMINDHACKですが、同月中旬にはなんと韓国でのイベントにも参加してきました!Independent Game Developers Guild(IGDG)というインディーゲームの支援団体が初開催する、「IGDGF」という催しにお呼ばれしてきました。

今回は都心から成田空港へ向かいます。電車に揺られること1時間。頭の中ではずっとナリタボーイのテーマ曲が流れていました。

無事に空港に到着すると、そのまま流れるようにチェックイン!荷物預け!身体検査!からの出国!!この辺はもう慣れたもんです。2週間前にやったからね。飛行機に乗ること3時間、あっという間劇場で韓国に到着。

まず最初のインパクトとしては、文字が……読めねえ!台湾のときは日本でも見かける漢字を使っていたのでニュアンスを掴めたのですが、ハングルは本当に読めない。景色の中の文字列が全く解読できません。あ、でもホでヴは3日前からDuolingoで韓国語を勉強していたので、「この文字は『ア』って読むんだよ」などと教えてくれました。しかしこの時点でホでヴが喋れる韓国語は「牛乳」と「鼻」のみ。

仁川国際空港から特急列車に乗ってソウルへ。そこからさらに地下鉄に乗って明洞(ミョンドン)に向かいました。

韓国のドア挟まれ注意の絵、カワイイ。

そして辿り着きました明洞。一言で表すと、ザ・都会!日本でいう渋谷に近い感覚で、坂道が多く狭い道にたくさんのファッション・コスメショップがひしめいていました。渋谷と違うのは、道のところどころに屋台が出ていること。ああ、ハットグ……トルネードポテト……!強烈に惹かれつつ、今はまだ我慢です。

今回宿泊したホテルは建物の構えがかなり重厚&巨大で、チェックインするまで「本当に合ってるか……?」と不安になるほどでした。ひとまず荷物を置いて夕食へ。かなりローカルな食堂っぽいお店で、めちゃくちゃ辛いご飯を食べました。うっま。

翌日はゆっくり、昼の11時30分から会場入り。今回の会場となったギャラリーは、大きな会議室のようなサイズで、長机がいくつも並んでいるスタイルでした。ちょっと日本の同人即売会っぽい雰囲気がありますね。

IGDGFは初開催ということで、人入りは未知数。まあ、もし誰も来なくてもゆっくり他の開発者さんのゲームを遊べばいいか〜と思っていたのですが……ハッと気がつくと、会場外に長蛇の列!開場とともに押し寄せる人々!蓋を開けてみれば、ちょっとしたお祭りくらいお客さんが遊びにきてくれました。

台湾では見るからにコアゲーマー!な男性の方が圧倒的に多かったのですが、韓国はどちらかというとカルチャー全般に感度の高そうな人が多い印象でした。男女比も6:4くらいでしょうか。有難いことにMINDHACKブースにも、ほとんど人が途切れることなくやってきてくれました。みんな丁寧に、じっくり遊んでいってくれるのが嬉しかったです。いや〜韓国来てよかった。良いイベントだなあ全く!

そして異変は15時ごろ起きた。

ちょうどササンが所用でMINDHACKブースから少し離れていたとき、突如として異臭が部屋一帯を包みました。腐った卵のような強烈な臭いです。建物の前をごみ収集車でも通ったのかな?と思っていると、何やら会場の中心あたりが騒然としています。みんな何に慌ててるんだ?すると、騒ぎの近くにいたホでヴさんが「危ないからこっちに来ちゃダメ!」と叫びました。何が?え?下?

そこで目の当たりにしたのは、洪水のように水浸しになった床。しかも水は濁っていて、悪臭を放っています。その水の発生源は……トイレ。

なんと、トイレの下水が逆流し、会場中に溢れてしまったのでした。そんなことあるう!?そういえば午前中から、ホでヴが「トイレが詰まってるみたい」とは言ってたけども!現場を目撃した人の証言によると、何もしてないのに急にトイレから汚水が湧き出てきたそうです。悪夢か。

会場はまさに地獄絵図。トイレ近くにいた人の中には、床に置いていた荷物が水に浸かってしまった人もいたようでした。また会場には手持ちカメラでリアルタイム配信をしているストリーマーさんも来ていたのですが、この騒ぎに「どわ~!」となりながらカメラを慌ててどけていました。配信見てた人も何事!?ってなったんだろうなあ。

ちなみにMINDHACKブースはというと、まさかのトイレの目の前。しかし咄嗟に気づいたホでヴが全ての荷物を救出したため、奇跡的に被害はゼロでした。命の恩人。

会場にいた人は、お客さんも出展者も全員外へ避難することに。結局、そのままこの日は解散することとなったのでした。嘘みたいなホントの話です。この後出展者組は、ヤケクソでお酒を飲み美味しいものを食べたので、それはそれで楽しかった。ササンはマッコリ飲み過ぎて(自主規制)してたけどね。

翌日の開場は朝9時。昨日と打って変わって早すぎじゃない!?と思いましたが、前日に早仕舞いしてしまった分の補填とのことでした。会場はすっかり綺麗になり、悪臭も全く残っていません。清掃してくれた運営の皆さん、本当に本当にありがとう……!

これは悲しみのトイレ禁止令

日曜の朝っぱらからインディーゲームやりにくる人なんているのかな?と思いきや、やはり会場の外には列が形成。しっかり遊びに来てくれるお客さんがいらっしゃいました。

今回MINDHACKブースに来てくれた人はほとんどが作品を初見の方だったのですが、中には以前からTwitterを見てくれているファンの方もいらっしゃいました。そういった方々と海を越えて出会えたのが本当に収穫ですね。中には、前日に遊んでくれた上ファンアートを描いて再び来場してくれた方も。うーれーしーいー!あと韓国の文化なのか、差し入れに飴ちゃんをくれる人がめちゃくちゃ多かった。

前日のトラブルが嘘のように、2日目は盛況のうち終了。19時にはみんな燃え尽きたまま帰路につきました。長かった……!この日の夜は念願の屋台でハットグとトルネードポテトを食べ、さらにタッカルビも頂きました。

翌朝の帰国日は午前4時半起床。4時半!?!?なぜかというと、ササンがうっかり9時半の飛行機を取ってしまったからです。迂闊。自分で飛行機とるのが久々すぎて(台湾より前に取った)「30分前に着けばいいかな?」とか思っていた。浅慮。しかもよりによってホテルから遠〜い方の空港を予約していた。愚昧。

今回はホでヴだけ帰れず……なんてこともなく、無事に帰国できました。前回の反省を活かしていてえらいぞ。無事!完了!めでたしめでたし。

……と思いきや、その直後。

ササン、発熱!!38度!!

嘘でしょ!?汚水事件でなんかバッチイばい菌拾ったか!?ちくしょう絶対コロナだ!!……と、半泣きでしかるべきキットを取り寄せて検査を受けたのですが、結果は陰性。単純に、疲れが蓄積して免疫力が下がったための風邪だったようです。そりゃ、1か月に2か国も巡るハードスケジュールなんて人生初だもの。身体もエラーを吐くよ。とはいえ、タイミングがタイミングだっただけに相当焦らされた一幕でした。今はピンピンしてます。

 

 

そんなこんなで、VODKAdemo?による爆裂☆アジア周遊月間だった2月、これにて幕を閉じました。目まぐるしい旅程でしたが、やはりイベントの醍醐味は実際に遊んでもらっている光景を目の前で見られること!まして今回は海外のユーザーさんたちにプレイしていただけたということで、かつてない経験を味わうことができました。言語の壁を超えて「面白かったです!」と伝えていただく機会もあり、非常にモチベーションになりました。これから4月6日のアーリーアクセス開始に向けて、我々は追い込み期間。旅の中で得た活力を胸に、開発を頑張っていきます!

ではまた、次のイベントでお会いしましょう!

MINDHACK:台北ゲームショウ旅行記03

1月31日から2月6日にかけて滞在した台北旅行!今回は最終日のとある出来事を振り返ります。

 

思えば今回の台湾旅行、ササンのやらかしにまみれていました。

ササンのやらかし:
・出発前日にベソベソになる
・出発前日のホテルの予約日を間違える
・韓国でICカードを買った場所にトランクを忘れかける
・デザイナーズトイを買った自販機にICカードを忘れかける
・デザイナーズトイを買った自販機にICカードを忘れかける(2回目)
・濡れた傘を開いた勢いで手持ちのポスターをビシャビシャにする

など、些細なミスのオンパレード。ササンが「俺なんかもうダメだあ……」としょげていると、ホでヴさんは「ダメなんじゃなくて、自分の特性を理解して、対策をしていくことが大事」と諭してくれました。

ともあれ、最終日はやってくる。この日は余裕をもって出発し、お土産に台湾カステラを買ってみました。それから地下鉄を乗り継いで空港へ到着。飛行機の時間より4時間も早く着いてしまったので、ちょっとカステラをつまみ食いすることにしました。

んま〜〜〜〜〜〜〜い!日本で食べた台湾カステラはずっしりした味わいだった記憶があるのですが、こちらのカステラはふんわり軽やか。卵の香りが芳醇で、食べているだけで優しい気持ちになる味わいでした。ホでヴさんは感動のあまり、「もし台湾に生まれていたらカステラ屋さんを目指していた……」と漏らす始末。

一息ついたところで、ササンは出国・入国の準備を確認しました。パスポートOK。航空券のeチケットもOK。そして新型コロナワクチンの接種証明書もOK!かなり落ち着いたとはいえ、新型コロナに対する水際対策はまだまだ厳しく、3回以上ワクチンを打った証明書がないと飛行機に乗れないし、日本にも入国できないのです。

とはいえ、日本で配信されている「接種証明アプリ」を使えば簡単に証明を入手可能!この辺は渡航前に散々調べたのでバッチリ準備してきたのでした。今度こそやらかしはない。ササン、行けます!

「ホでヴさんはワクチンの接種証明アプリ入れた?」
「入れてない……」
「そっか。じゃあ接種証明書もってきた?」
「わ……忘れてた……」

忘れてた?

「忘れてた!?!?!?!?!?!?」

ホでヴさんのやらかし:
・ワクチン接種証明書を忘れる

このときのホでヴさんは、泣くでもなく喚くでもなく、ただ萎れていました。呆然と「もうこのまま台湾でカステラ屋さんを目指すよ……」と呟いている姿は本当に哀れだった。

とはいえ、ホでヴさんがカステラ屋さんになったらMINDHACKが完成しねえ!何としても連れ帰るべく、すぐに行動を開始しました。ワクチン接種証明書が手元にない場合は、3日以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要となります。すなわち、現地でPCR検査を受けて陰性証明を受け取るしかありません。

いま現在我々がいるのは、台北の松山空港。Googleで「松山空港 PCR検査」と検索すると、あるではありませんか!松山空港でPCR検査を受けられる施設が!そこで急いで会場を探したのですが、おかしなことにどこにも見当たらない。空港のインフォメーションセンターで聞いてみても、怪訝な顔をされるばかり。なぜ見つからないんだ?運良く日本語のサイトまで見つけたのに!……日本語?

「ホでヴさん……これ、愛媛県の松山空港のサイトだよ……」
「えっ」

そんなこんなでインフォメーション前でまごまごしていると、ベテランらしきお姉さんが声をかけてくれました。我々がしどろもどろの英語で「COVID-19……テストゥ……」と言っていると、驚きの察し力で状況を理解してくれました。

そこからのお姉さんは早かった。猛烈な勢いで何やら電話を済ませると、我々にメモを渡しました。曰く、「今ここでPCR検査の予約を取ったから、外でタクシーを拾ってメモの場所に行くように。スペシャルな対応だから費用は高くなる。貴様のフライトまで残り3時間だから、時間との勝負だ。検査の結果は帰りしなにメールで送ってもらうように。分かったか?」とのこと。

戦場のベテランコマンダーのような口調に気押されつつ、我々は追い立てられるようにATMで現金を下ろしました。ちなみに検査費用は……お高くつきました。背に腹はかえられねえ!!

タクシーで15分ほど走った先にあったのが、とある医療施設。外観は普通の診療所のような雰囲気です。恐る恐る入るやいなや、ドクターがお出迎え。すぐさま「話は聞いた!ここにサインをして急いで裏へ入ってくれ!」と対応されました。さっきのお姉さんがコマンダーなら、この診療所はさしづめ戦場の救命救急です。ホでヴさんは流れるように裏へ連れていかれてしまいました。表で待つササンがやきもきする間もなく、検査は5分ほどで終了。爆速で診療所を後にし、再びタクシーで空港へ向かいます。

それにしても、検査を受けられたのはよかったものの、果たして本当に新型コロナウイルスに感染していないのか?台北ゲームショウ会場では感染対策に最大の注意を払っていたものの、もし結果が陽性では帰国が叶うべくもありません。タクシーで走っている間、早くも検査結果が返ってきました。その内容は……

「陰性!!」

ホでヴさんの免疫力すげえーーーーーー!!!!奇跡!!!!!!!

ちなみにここで受けた検査結果、採取検体も検査方法もバッチリ日本の求める基準に適合していました。おまけに日本語まで併記してある親切対応。めちゃくちゃ急いでたのに対応が完璧で驚きました。もしかして結構いるの?こういう日本人。

かくしてホでヴ・ササンは無事に出国ゲートを通過し、結局離陸の2時間前には搭乗口に到着したのであった。へなへな〜。

 

そんなわけで、1月31日から2月6日にかけて敢行した台北ゲームショウ遠征!本当に予想のつかないサプライズばかりで、刺激を受けまくりの1週間でした。アーリーアクセス開始に向けて、ますます活力をつけていきたいと思います!

そして来週は、韓国遠征編。またしても大トラブルに巻き込まれているので、お楽しみに。

MINDHACK:台北ゲームショウ旅行記02

1月31日から2月6日にかけて滞在した台北旅行!今回はゲームショウ以外の出来事をお届け。

まず衝撃的だったのは、自販機!といっても普通の飲み物の自販機ではありません。台北駅の地下には、なんと……デザイナーズトイの自販機があるのだっ!

デザイナーズトイとは、その名の通りデザイナーさんが手がけたフィギュアのこと。多くはブラインドボックスで売られており、感覚としては日本のガチャガチャとフィギュアを足して2で割ったような感覚のトイです。実はササン、デザイナーズトイが大好きなのだ!中華圏のメーカーが多いだけあって、駅にまで進出しているんだなあ。

この自販機、ちょうど台北ゲームショウからの帰り道にあるんですよ。疲れ切ったタイミングで見かけることになるので、完全に理性が爆発してしまい、滞在中に4回購入しました。最高〜〜。

さて会期中、嬉しくも切実に困った事態が発生しました。それは……フライヤーが足りない!今回、会場で配布するために繁体字版のフライヤーを用意していたのですが、2日目にして早々に在庫が底を尽きてしまいました。その枚数、500枚。500枚!?改めて台北ゲームショウの盛況ぶりを痛感させられます。

イベントは土日に入り、さらなる人出が予想されるところ。コンビニでチマチマとカラーコピーして刷り足したりしていたのですが、1枚約40円かかるとあって、数百枚単位で用意するにはやや出費が痛いところです。

すると、ヘルプに来てもらっていた通訳の方から気になる情報が。曰く、「現地の印刷所で刷ってもらった方が安く品質が高いのでは?」とのこと。

海外来て地元のいきなり地元の印刷所に突撃することある?とにかく教えてもらった住所にあるという印刷所へ向かってみました。到着したのは、台北市内のとある雑居ビル。看板などは出ておらず、観光で来ていたらまず入りそうにない趣です。

恐る恐るエレベーターを上がってみると、出迎えてくれたのは……子犬!エッ!?と思っていると、その先はこぢんまりしたオフィスに繋がっていました。皆さん黙々と作業しており、壁一面に印刷物がぎっしり飾ってありました。どうやら、同人系の印刷を担っている小規模な印刷所さんのようです。日本でいうと、キンコーズが個人経営で営業しているようなイメージでしょうか。

我々がまごまごしていると、何と日本語を話せるスタッフのお姉さんたちが応対してくれました。フライヤーを見てやりたいことを汲み取り、すぐさま増刷してくれることに。その場でスキャンすると、PC上で塗り足しまで手作業で生成してくれました。何という丁寧対応!

作業中にスタッフさんと雑談し、ジョジョが好きだとか、横浜にガンダムを見に行ったとか、マニアックな情報を聞くことができました。いつかまた日本に来てくれたときに、会えるといいなあ!

ちなみに先ほど話に出した犬ですが、印刷所では3匹のワンコが飼育されていました。なぜかホでヴさんを無視してササンの方にばかり懐いてくれるので、大きな優越感を感じました。

印刷を待っている間、1時間ほど空き時間ができることに。そこで、どうしても寄っておきたかったスポットに赴いてみることにしました。それは……とらのあな!日本でも有名な同人ショップですね。どうしても、台北の方が描いた同人誌を手に取ってみたかったのだ!

地図アプリを頼りに行ってみると、どうみても警察署にしか見えない建物がお出迎え。
こわごわ中に入ってみると、確かに漫画らしき広告が貼ってあります。そして中に入ると、一面の同人誌!来たーーーっ!これが台湾の同人ショップ!!

ワクワクしながら覗いてみたんですが、予想外の光景が待っていました。置いてある品ぞろえが……ほとんど日本の同人誌!?日本から輸入したと思しき同人誌が、翻訳されている訳でもなく普通に陳列されているのに驚きました。ジャンルもFGOなど、こちらと変わりないですね。商業誌はさすがに翻訳されているものが多数ですが、それでも多くが日本の作品だったように見受けられました。いやはや、台湾のオタクの方が日本語を勉強する理由、分かった気がする……!

そんなわけで繁体字作品はそれほど多くはなかったのですが、ゼロだったわけではなく。現地の方のオリジナルSF作品を何点か購入しました。絵がめちゃ可愛い!Googleレンズで読むぞ〜〜!あ、もちろんフライヤーも受け取り、配布することができました。めでたし。

そんなわけで1週間の台湾滞在、観光面でも大いに楽しんだのでした。次回最終章、「ホでヴだけ日本帰れず」編。

MINDHACK:台北ゲームショウ旅行記01

MINDHACKは、1月末から台湾に滞在し、台北ゲームショウに出展していました!本日はその旅行記です。

 

来たる1月30日!台湾へ飛ぶ前日!羽田空港近くのホテルへ前乗りするその日……

ササンは病んでいた。

日本で残りの仕事を済ませている間にしょうもないミスを連発し、すっかりベソベソになってしまっていたのでした。山手線でひたすらホでヴさんに慰められるササンは本当に哀れだった。

「もう駄目だ……台北ゲームショウもきっと何も上手くいかないんだ……」
「そんなことないよ、このホテルの予約だってきちんとできてたじゃない」
「そうかなあ……あ、すみませんチェックインお願いします……」
「はい、ササン様ですね!……えーと」
「すみません、ご予約が明日となっているようですが……」

もう駄目だこの旅行〜〜〜〜〜〜〜!!!!!終了!!解散!!ゲームオーバー!!!

ー完ー

 

うそです。ホテルは何とかなりました。翌日は朝一番で羽田空港へ。広いターミナルを目の当たりにするとやはりテンションが上がりますね。早い時間にもかかわらず結構混んでいて、チェックインと荷物預けのために待つこと数十分……。飛行機に搭乗するころにはすでにヘトヘト。機内食が身に沁みました。

3時間ほどの空の旅を終え、ついに台湾上陸。飛行機から一歩踏み出しただけで分かったのですが、空気が暖かい!さすが熱帯地域。空港から一路、電車を乗り継いで台北へ。歴史の偉人とコラボした車内マナー広告が面白かったです。

そして街を歩いていると堪らないのが、あちこちから漂う甘く刺激的な香り……八角です!台湾の料理で一般的なスパイスの八角ですが、現地ではあちこちのコンビニからその香りが漂っているのです。これは、各コンビニで「茶葉蛋」という八角の効いた茹で卵を売っているため。おでん置いてるみたいなイメージで、どこにでもあります。すなわち、どこを歩いてもいい匂いのする島、台湾。最高。

一度ホテルにチェックインし、やることといえば……食べ歩きだっ!!おやつとして、胡椒餅を食べました。これまた八角の香りが鮮烈!ピリ辛の風味と肉肉しさが満足度の高い一品でした。さらにドーナツも買い食い。脆皮鮮奶甜甜圈というお店のドーナツで、行列ができる人気店。プレーン以外売り切れだったのですが、サクフワの食感と甘みが脳に沁みるお味でした。

で、夜は点心。食ってばっかじゃねーか!次の日から頑張るから……

 

そして翌日。

2月1日は台北ゲームショウの前日搬入日。会場に入ると、準備中ながらも圧倒的な規模!東京ゲームショウが行われる幕張メッセに匹敵する広さでした。嬉しかったのは、インディーゲームコーナーのスペースがかなり広めにとってあったこと。行き来しやすく、過密になりにくい配慮を感じて有り難かったです。

食事はコンビニでパンを買ったり、台北のマクドナルドに挑戦したり。やっぱりどれも甘辛さが美味しい感じですね。

 

そして翌日。

いよいよ台北ゲームショウ本番!朝、インディーゲームブースの人入りは結構まばらで、まったりムードでした。こりゃ4日間、のんびりモードでいけちゃうかな?と余裕をかましていたのですが、甘かった。午前中は来場者が大手企業ブースを巡っているのに対し、インディーゲームブースに人が流れてくる午後が本番。ひっきりなしに人が来てくれて、本来PV放映用に用意していたPCも急きょ試遊機に回すほどでした。ひえー!

台北ゲームショウで印象的だったのは、お客さんの層ですね。台北ではほとんどの来場者が男性、それもガチガチのコアゲーマー!っぽい方が多かったです。これは地域差というよりは、台北ゲームショウというイベントの性質かもしれないですね。

ともすればMINDHACKはかなり異色の出展作品だったのですが、「面白かったです!」と伝えてくださるユーザーの方が多くいらして非常に励みになりました!あと、日本語が喋れる方も多くてびっくり。今回は通訳の方にヘルプに入っていただいていたのですが、その方がいないタイミングで我々がオロオロしていると、すぐに察して日本語に切り替えて話してくださる方がたくさんいて驚きました。感動!

そしてイベント後は夜市に行ったり、イルミネーションを見たりと遊ぶときはちゃっかり遊んでました。

すでに台湾を満喫しまくっていますが、この旅行記はまだまだ続きます。来週もお楽しみに!

MINDHACK:EXTRA資料とタイピングのタイムアタック&韓国イベント出展のお知らせ

きつねです。
ビッグなお知らせが続くここ数週間ですが、きょうもなんと……お知らせがある!!なんてこった!!

体験版アップデート

2月7日、Steam Nextフェスの開催に合わせてMINDHACKの体験版を最新のものにアップデートいたしました。


以前からチェックしていただいているかたにも、最近見つけてくださったかたにも、作品をお楽しみいただければ幸いです!

 

 

【不具合報告フォーム】

もしアップデートされた体験版において不具合に遭遇してしまった場合は、こちらのフォームからスクリーンショットを沿えてお寄せいただければ幸いです。
ゲーム本編の開発と併せて、ゲームそのものの機能改善や、パフォーマンスの向上にも並行して努めてまいります。ご協力ありがとうございます!
(そして、既に不具合を報告してくださった皆様、ご不便をおかけして申し訳ありません……!)

 

既知の不具合:

-タイピングパート中にESCキーを入力すると、ゲームを終了するためのウインドウが意図しない場所に表示されてしまう
原因を確認し、現在修正対応を行っています。修正には少々お時間を頂く見込みです。
終了ウインドウが表示されてしまった場合は、矢印キーとENTERキーを使用してゲームを終了することができます。
また今後、2週目以降のタイピングパートに即時リトライ機能を実装することを検討しています。

-NEW GAMEを選択後、操作説明の画面以降、画面が暗転したまま進行しない
ゲーム内の.mp4ムービーファイルが正しく表示されていない可能性があります。
グラフィックボード/ビデオカードのドライバを最新のものに更新するか、ドライバを再インストールすることで改善されることがありますので、お試しいただければ幸いです。
(また、お使いのPCによっては、複数のドライバが同時に有効になっていることが原因である可能性があります。)

 

 

アップデートの見どころ

改めて、このアップデートの見どころをリストアップすると……

・オープニングムービーが描き直され、新しくなりました (近日ブログでもご紹介予定!!)
・ハッキング後のムービーに新しいアニメーションが追加されました
・「プチタイピング」が追加されました
・「人格書き換えインタラクティブ」が追加されました
・一部の演出が一枚絵表示からムービーになりました
・日本語のローマ字タイピングがフレキシブルになりました
・一部のキャラクターに新しい立ち絵が追加されました
・その他、機能面の軽微な改善や修正を行いました

そしてもうひとつ、実はこれまでのリアルイベント出展にも含まれていなかった最新のフィーチャーがあります!
ローマ字タイピングの改善に加えて、今回のアップデートで見逃せない機能がこちら。

 

【タイピングのタイムアタック機能・EXTRA資料画面の追加】

 

体験版第一章のお話を最後まで遊ぶと、タイトル画面に「EXTRA」の文字が。
こちらから各更生対象の追加資料を閲覧することができるようになっています。

 

各更生対象の追加資料は1~9まであり、本編では語られなかった第三者の視点を通して、更生対象の人物像を読み解くことができます。
資料はハッキングの技術、つまりタイピングパートのクリア速度に応じて解禁されていきます。

EXTRA資料の画面では更生対象のタイピングにリトライでき、クリア速度・過去の最高速度も表示されるようになっています。
第一章・ユーニッド編の場合、だいたい1分を切るくらいになると全部読めるようになっています。腕に覚えのあるかたはぜひタイムアタックに挑戦してみてくださいね。

また、タイピングが苦手なかたのために、将来的には『資料を解禁するためのお助け機能』の実装を検討しています。いま「なかなか速くタイプできないよ~」というマインドハッカーの皆さんもご安心ください!
このお助け機能はアーリーアクセス配信時、またはその後のアップデートで追加していく予定です。

ササン三執筆担当のこの追加資料群は、もちろんウニ以外の更生対象にもあります! アーリーアクセス版をお楽しみに!

 

 

 

さて……
ところで……
韓国のご飯ってめちゃくちゃおいしいイメージないですか?
キンパとか。ヤンニョムチキンとか。

先日台湾で台北ゲームショウに出展していたVODKAdemo?ですが……なんと今度は韓国に行きます!!

韓国の展示イベントに参加します

 

インディゲームクリエイターのための団体『IGDG(Independent Game Developers Guild)』様からお誘いをいただき、ソウル市内で行われる同団体主催の展示イベントに参加することとなりました。
こちらのイベントは2月18日・2月19日の二日間行われ、ついこの前台湾から戻ってきたホでヴとササン三が反復横跳びの勢いで現地入りする予定です。
海を越え雲を飛び越えがんばってくれッ……!!精神破壊の快感を広めるために……!

技術班(飛行機恐怖症)の私こと紅狐のほうは日本で待機しつつ、韓国語のイベント用ビルドや印刷物を準備中。
こんな感じで、フライヤーも現地の言葉に合わせて刷っております。


↑これは台北ゲームショウの。

↑こっちは韓国語の。

翻訳や渡航についてのサポートをしてくださった皆様、本当にありがとうございます!

アーリーアクセス版リリースの時点では英語・日本語のみの実装となりますが、繁体字訳同様、海外での反応を見ながら様々な言語にローカライズしていけたらいいなと思っています。
韓国の現地でもいろいろな方に遊んでいただけるのが楽しみです!

 

MINDHACK:第1章体験版アップデートのお知らせ・日本語タイピングの改善

きつねです。
今週、ホでヴとササン三は台北ゲームショウ出展のために台湾へ出張しています。
ご飯の写真をくれとねだったのでLINEでちょいちょい台湾飯が送られてくるのですが、何故かいつもSINOの入ったフロッピーが添えられています。どうしてですか?

なぜですか? シノちゃんその餃子いっこちょうだい。
そんな二人+フロッピー一枚による台北出張日記も後日公開予定。おったのしみにー!
(MINDHACKブースは用意したフライヤーを配り尽くしてしまうほどの大盛況とのことで、訪れてくださった全てのかたに大感謝です……!)

 

【お知らせ】

なんと出展するのは台湾だけじゃない! オンラインのイベントも待ち構えています!!

日本時間2月7日午前3時より、Steam上にてオンラインイベント『Steam Nextフェス』が開催されます。
4月のアーリーアクセス直前ということで、これに合わせてSteamで現在配信中の第一章体験版を最新のものへとアップデートいたします!

このビルドには、これまでBitSummit・デジゲー博・そして台北ゲームショウ等のリアルイベントで展示してきた体験版と同等の機能が含まれています。
新しくなったオープニングムービーやプチタイピング、人格書き換えインタラクティブなど、ひと足お先にアーリーアクセス版と同じ体験をお楽しみいただける予定です。

そして、このビルドには今回新たに追加される、日本語版専用のとても大きなアップデートが含まれています。
それは……!! 日本語版全マインドハッカー超絶待望の機能!!!
2021年6月から1年半の時を経て、ついに実現!!!!
それはッ!!!!!!

 

【ローマ字入力のフレキシブル対応】

 

これっ!!!!!!!!!!

わかりますか!!

改めてご説明いたします。「日本語をローマ字で入力するとき、ヘボン式と訓令式の入力方法の違いに対して、フレキシブルに対応する機能」です。

このように、「ツ」に対してtuと打ってもtsuと打っても正解となります。
プレイヤーのローマ字入力方式をリアルタイムで判別し、設問の表示も切り替わります。

 

実は、日本語のタイピングの仕組みはかなり複雑です。
「ち」という文字を日本語ローマ字で入力するとき、「ti」と打つ人もいれば、「chi」と打つ人もいる。
なんなら私なんか「たちまち」と打つとき「tatimachi」って打つ。一回目がtiで二回目がchiになっとる。

ある組み合わせの時にだけ変わるものもあります。例えば「みんな」と打つとき、「minnna」の人も「minna」の人もいる。

つまり……
第一章の設問である「こっち見んな」という文字列に対して、

kocchiminnnaの人もいれば
kottiminnaの人もいて
kottiminnnaの人も
kocchiminnaの人もいる……
今回のアップデートにより、これらのどの打ち方をしても正解として受け付けられるようになりました。

初めてMINDHACKのプレイアブルを公開した時からずっとご要望を頂いていたこの機能。
このたび、ついに実現!! やったーーーーーーーー!!!!!!!! うおーーーーーー!!!!!!
以前に比べてウルトラ滑らかに入力できるようになったマインドハッキング、ぜひ新しい体験版で試してみてください!!
そしてお友達にも言いふらしてください。マインドハックはついに「ti」にも「chi」にも対応したと……!!
2月7日、乞うご期待ッッッッ!!!

ご覧の通り、ついに念願かなって大変にはしゃいでいます。
見た目にはシンプルに見えますが、その影には非常に高度な実装が必要でした。
何しろローマ字入力のバリエーションってこんなにあるらしい。エッ? まじ?

この膨大なバリエーションに対して、全ての組み合わせをプログラムに登録し、入力された瞬間に「どの入力方法か」を判定して正答として受け付ける文字をリアルタイムで変更する……エッ? まじで言ってんの?
こんなのどうやって実装すんの????

タイピングゲームといえば多くの人が最初に思い浮かべる作品が『寿司打』ですが、寿司打はこの機能を完璧に実現している素晴らしいゲームです。誰もが気軽に遊べる楽しいデザインになっていながら、UIもアニメーションも機能もとんでもなく心地よくできている……すごい……寿司打は本当にすごい。

『寿司打』はこちら( https://neutralx0.net/ 様を引用しています)

先述の通りtiとchiが頻繁に入れ替わるタイプ癖のある私でも、全くひっかからず自然に入力できる。
とにかく寿司打はすごい。
寿司打がものすごくすごいということを理解したVODKAdemo?の技術担当・私こと紅狐は、早々に匙を投げハンズアップののち「こいつぁ本業のプログラマーさんにお願いするしかないぜ!!」と決めました。

 

【プログラマー紹介】

というわけで、このウルトラ高度な機能の対応に尽力してくださったのが、プログラマーのみこさんです。
今回ブログでのご紹介にあたって、みこさんにコメントを寄せていただきました。

 

【プロフィール】

プログラマーとして携わらせて頂いている、みこと申します。
普段は絵を描いたりソフトウェアと格闘しながら友人等とチームでゲーム開発をしています。
ここ数年ゲームクリエイターの方々と関わる事が増えてきているのですが、常々みなさんのクリエイターとしての強さタフネスさに戦々恐々としております、自分もつよつよゲーム開発者になりたい…!

【MINDHACKについてひとこと】

初見でその素敵なビジュアルとちょっぴりダークな世界観に心を鷲掴みにされ一ファンとして遊べる日を心待ちにしていたところ、ご縁がありプログラマーとしてお声がかかり嬉しい反面責任感を感じています…!

「悪人」たちのちょっと変わった生き方考え方がとてもとても愛しくてもっともっとお話し聞きたい、聞かせて!と日々思いながら開発を力一杯お手伝いさせて頂いております。

みんな愛しいですが自分は中でもユーニッドくんが一番好きです、耳飾り…トゲ飾り…?のワンポイントが可愛いですよね。

みこさんはご自身の所属するゲーム開発チーム『Caffeine Zombie』で、『灯りの王子と陰りの塔』というゲームを制作されています。
主人公とその分身「カゲ」が、それぞれの役割を活かして進んでいく横スクロールパズルアクションです。

みこさんにはプログラマーのundoさんからのご紹介でお願いしたのですが、実はそのだいぶ前、VODKAdemo?一同は2021年のデジゲー博で『灯りの王子~』を遊んでおりました。なんという偶然!
幻想的かつどことなくキュートなデザインの世界観で、パズルのルールもわかりやすく、思わず触りたくなるような「とっつきやすさ」が印象的でした。

先に進みたい主人公だが、目の前を金網が塞いでいる。
その先に金網を無視できるカゲを送り込む。カゲが金網の奥のスイッチを押して、道を開こうとする……しかしそのスイッチの前にはカゲが苦手な光の筋がある! どうしよう!
あ、よく見たら主人公が立ってる側には押せるブロックがあるぞ。じゃあこれを押したら光を遮ることができるかも!
というように、光と影というコンセプト通りに直感的なひらめきで謎を解いていく心地よさがあります。トレーラーからはストーリーの重厚さも垣間見えて、完成がとても楽しみなゲームです!

開発チームのCaffeine Zombieさんは、それぞれのメンバーがアート担当兼エンジニアだったり、3Dデザイナー兼アニメーターだったり、BGMもSEもこなすサウンドデザイナーだったり、多彩なクリエイティビティを持つとっても鮮やかなサークルです。
ぜひこちらのURLもチェックしてみてくださいね!

【みこさんのSNS・Webサイト】

みこさんのTwitter

みこさんの所属サークル・Caffeine Zombie

灯りの王子と陰りの塔(Dim Tower) steamページ

 

MINDHACK:2023台北ゲームショウ出展のお知らせ&日々の歩み

【お知らせ】

きつねです。
台湾のご飯ってめちゃくちゃおいしいイメージないですか?
小籠包とか。ルーローハンとか。なんか超でっかい揚げ鶏とか。
タピオカミルクティーとか台湾カステラとかスイーツも最高だよね。

そんな台湾の中心都市・台北に…… なんとVODKAdemo?が海を渡って訪れることになりました!

人格改変ADV『MINDHACK』が台北ゲームショウに出展決定!4月6日早期アクセス配信開始を前に精神破壊の快感をアピール

2023年の2月2日~5日に開催される2023台北ゲームショウに、MINDHACKを出展いたします。
パブリッシャーであるroom6さんの協力を得て、海の向こうの皆さんにも精神破壊の快感をアピールして参ります。

このゲームショウ用に、特別に繁体字に訳した第一章のビルドも用意しました!

 

異国情緒あふれるゲーム画面を見ているとなんだかわくわくしますね。
アーリーアクセス版の配信時には日本語と英語のみ実装する予定ですが、イベント現地での反応を参考に、将来的にはこうした多言語へのローカライズも行えたら良いなと思っています。キャベツって高麗菜っていうんだ……!

 

現地にはササン三とホでヴが出張してアテンドしてくれる予定! わたくし紅狐は日本から遠隔でふたりの活躍を見守る所存です。

何故なら……
私は…………
重度の飛行機恐怖症だからだ!!!!!!!!!!
おいしいお土産待ってるぜ!!!!!!!!!

 

 

尚、今回の繁体字ビルドの翻訳はディストピア系AI大暴れローグライト戦略シミュレーションゲーム「Despot’s Game」の繁体字訳を手がけたInlingo社に行なっていただきました。
Thank you so much!

驚くべき緻密でキュートなピクセルアートと、「それってアレだよね!?」という愛にあふれたオマージュ盛りだくさんのDespot’s Game、かわいいAIも出てくるとても良いゲームです。

 

 


 

【MINDHACK 日々の歩み】

そんなこんなでイベントにも積極的に出展したりしつつ、アーリーアクセス配信日に向けてゲーム本編の開発も着々と進行中です。
近日中に日本の皆さんにもゲームプレイについてちょっと嬉しいお知らせができる予定なので、どうぞお楽しみに!

それはそれとして、ゲームを作るということはすなわちバグと戦うという日々でもあります。
深夜に邪悪な三角形を超高速回転させたりする以外にも、いろいろな苦難の日々があった。

 

ハックを終えて一安心した先生の部屋に突然の乱入者が現れたり

 

ハイテンションな先生がお花を見せびらかしはじめたり

 

 

サムズアップしてもらうはずが「表へ出ろ」になっちゃったり

見た目の威厳と肩のいかつさに定評のあるレベッカ隊長にそう言われると超怖いですね。
「新人。表へ出ろ」とか言われた日には、新米くんは凍り付いてしまうのではないでしょうか。
でも言われて震えながら外に出たらめっちゃくちゃ夕日が綺麗で「(こ、これが見せたかっただけか……!!)」……っていうオチな気がします。
先生は誘ってもぜんぜん表出てくれないので。

はちゃめちゃに寒い日が続いておりますが、皆さんもあたたかくしてお過ごしください!