カテゴリー: ユーニッド

MINDHACK:楽曲紹介08

1ヶ月にわたってMINDHACKの楽曲を紹介する本コーナー!今回も作曲家・小鉄昇一郎さんのコメントとともに、トラックをお届けします。今週は、ウニです!

【今週の1曲】

 

・VODKAdemo?より

ゲーム最初に対峙する更生対象『ユーニッド』が登場する際の楽曲です。

彼はストリートギャングのボスで、ビジュアルも言動も刺々しくガタイもでかい・うっかり目を合わせたら誰でも即座に逃げ出すような威圧感を持っています。

この曲がかかるのは、『そんな彼と主人公が対峙することになった、さあ相手は一筋縄ではいかなそうだけどこれからコイツに立ち向かっていくぞ、どうしてくれようか』というシーンです。ユーニッドは若いストリートギャングなので、曲調はアーバンなピアノやシンセ・声ネタを混ぜ込んで、ふだん街に生きている人っぽい雰囲気を出してもらいました。

曲全体のイメージは騒がしい街という感じですが、その中に「今、自分は街の中にいない。独りで寂しく遠くにいる」と思わせる郷愁のような雰囲気のフレーズが挿入されています。

・小鉄さんより
具体的にキャラクター(役?)がまずあって、そこにテーマとして曲と作るという、いわゆる「あて書き」的な曲作りというのがMINDHACKの音楽制作においてはユーニッドの曲が初めてだったんですけど、ユーニッドのキャラクター(不良、ナイーブな若者、ストリート風…)がわかりやすいのでアイディアは出しやすかったと思います。

ここ10年くらいのアメリカのヒップホップは、世相を反映してか、暴力的ながらも内向的・破滅型のラッパーによる非常に暗く悲しい曲のヒットが目立って、例えば人気ラッパーのリル・ウージー・ヴァートによる2017年のヒット曲”Xo Tour Llif3″のフック(サビ)
“Push me to the edge, All my friends are dead(端に追いやられていく、友達は皆死んでしまった)”というフレーズとか、暗いな~こんな暗い曲が流行るんだな~と思うんですが(好きな曲ですが)この曲の悲しい感じはちょっとだけユーニッドのテーマで意識しています。「沈める寺」ほど具体的じゃなく、凄くフワッとした、自分の中での「感じ」の部分で……。

 

来週は、先日の配信で初お披露目となった第2章の曲をご紹介します。お楽しみに!

【小鉄さんの個人ページ】
https://kotetsu-shoichiro.com/
https://twitter.com/y0kotetsu
https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro

Bloody Paella:コラム

こんばんは。ホでヴです。
今回は私が記事を書きます。いつもは紅狐さんやササンさんが書いているので結構珍しいかもしれません。
私は常におじいさんになる練習をしています。
いつでもおじいさん的な声を出せるように日々鍛えているのです。
それは非常に難しく、ササンさんからは「死にかけのデブじゃん」と毎回言われています。
完璧なおじいさんへの道は遠く、精進する日々です。
しかし、そんな事とは一切関係のない記事になります。よろしくお願いします。

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【 Bloody Paella の名前表記について 】
今回はBloody Paella(※MINDHACKのスピンオフ。ホでヴのTwitterで随時更新中)について少しお話ししようかと思います。
MINDHACKに出てくる「ユーニッド」の過去の掘り下げの物語となっております。
いつも見てくださっている方、ありがとうございます!とても励みになっております。
知らないという方はこれを機会に読んでみて頂けるととっても嬉しいです!
勿論読まなくても本編に支障はないので、読みたかったら読むゆる〜い感じで捉えて頂いて大丈夫です。

さて、今回は何を話すのかと言うと「どうしてウニ以外名前がないの?」と言う部分です。
現在、ウニはBloody Paella内では「ブラックサンシャイン」の名で通っています。
しかし他のキャラクターは「フジツボ」だの「エイ」だのデフォルトの種族名で呼ばれています。
挙げ句の果てに「クラゲ」と「くらげ」とか「サメ」と「さめ」のような、
「てめえふざけんなよ!!!真緑の瀬戸内海をお前の血で赤く染めてやろうか?」と言いたくなるような名前が付いている始末。

ええ、ええ、言いたい事は分かります。「いや、適当過ぎるだろ!」と。
私もそう思います。
でも、実はこれには意味があるんですね。

個人情報保護の観点から、逮捕されて公的に名前が公表されている者以外は、名前を公表しないようにしているのです。
つまり、「フジツボ」というのは「少年A」のような扱いであるという事。
フジツボにも名前があります。ユーニッドはおそらくその名前で呼んでいると思います。
しかし、劇中でフジツボの名前を公表することはできません。
先に言いました通り、個人情報保護の観点からです。なので名前の部分は全てデフォルトの種族名で変換させて頂いています。

・「ブラックサンシャイン」は公的な場で発表されていないからその名前が出てくるのは変なのでは?
これは、ユーニッドのみ本名が発表されているのでニックネームでも違いが分かり易いからです。

・他のキャラクターもニックネームが出てくるのか?
他のキャラクターをニックネームで書くと、あまりにややこしくて混乱するのでしません。

Bloody Paellaで名前が出てきたキャラクターは遅かれ早かれ大きめの「やらかし」をして逮捕されたんだな…と思って頂いて大丈夫です。

※ちなみにMINDHACK本編のキャラはこの法則の限りではありません。
あくまでBloody Paellaでの設定です。

いやあ、ややこしいですね。
なんすかね、この拘り。でも拘っちゃったんでこのままいきますよん。

おしまーい

MINDHACK:3章仮実装&おえかきチェック

MINDHACK制作は日進月歩で進んでおります。今週は第3章の仮実装が完了しました。
アロハ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!

シナリオをゲームの中に入れ終わったので、ここから立ち絵を用意していく段階に移っていくということですね。やったぜ!!!!

 

ということで、3章のおおむねできあがりを記念して

特別企画!!

MINDHACKおえかきチェック!!

今回は、主要キャラクター4名に「犬の絵」を描いてもらい、その画力をチェックしていこうと思います。

さっそく見てみましょう!

 

【新米隊員】

「犬ですか! お袋の実家が柴犬飼ってて、よく遊んでたんですよ。自信あります!」

「絵描くのも結構好きだったんです。保育園で賞とかもらって」

「高校に上がってからは、難しかったんですけど……できました!」

 

次、見てみましょう。

 

【イーヴリッグ】

「犬を描け? ハハハ! ヘソでティーポットを沸かすとはまさにこのこと。我が無機の目は世の真実をありのままに映す!」

「実測・採寸・なんのその。精緻を極めるキャビネットの描画技能、とくと目に焼き付けよ!」

「……ん? なんかこう……もっと……あれ? こうじゃないんだよなぁ……んん? 下書きの時のがよかったかなぁ……」

 

 

 

コメントによる補足は減点です。

 

【隊長】

「犬か…… ちょうどこの間、山で狼を見た。それを描いてもいいかな?」

「自然の中で自由に暮らす生き物の姿は、いつ見ても美しいものだ。時々スケッチして先生に見せたりするよ」

「命は時間とともに変わっていく。だからその瞬間を描きとめておきたいんだ…… さあ、できた」

 

 

 

慎ましいサイズで描いてくれたみたいですね。拡大してみましょう。

 

最後はウニです。

 

【ユーニッド】

「あ? この俺に? ワンちゃんを描いてくださいってか? 誰にもの頼んでんだ、あァ?」

「……クソ、違ェな…………ンだよ、おい、ちょっとその写真貸せ」

「………………おらよ!! これで満足かよ!!」

 

それぞれ個性的な絵でしたね。

 

ちなみに、第3章の更生対象に犬の絵を描かせたらこんな感じになりました。ぜひ人柄を想像してみてください。

 

おや?MINDHACKの主人公、先生の絵が見当たりませんね?
何故なら……先生はそう、あなただからです!

ということで、あなたなりの「先生の絵」をぜひ下のテンプレートに描き入れてみてくださいね。できたら「#MINDHACKおえかきチェック」で投稿してみよう!!!

では、また来週。

MINDHACK:楽曲紹介03

MINDHACKの音楽紹介企画、「小鉄さん祭り」。楽曲を制作してくださっている小鉄昇一郎さんのコメントとともに、作中で流れるトラックを紹介しています。第3回は体験版のなかでもちょっとレアなあの曲です。

【今週の一曲】

 

・VODKAdemo?より
「ウニを丸めた」ときのテーマです。MINDHACKでも随一の賑やかな曲となりました。明るくも、ドタバタしたカオス感が特徴です。作中でも珍しいタイプの雰囲気ですが、中盤から入っている「指を鳴らす音」に、MINDHACKらしさを感じていただけるのではないでしょうか。ハック成功後のおめでたさに相応しい愉快な曲なので、これからもハッピーな場面でこの楽曲を流していきたいですね。

・小鉄さんより
制作する時に、ガチャガチャしたガラクタが転がるような音が入っていて、なおかつジャズっぽく……と言った指定があったので、アメリカのシンガーTom Waitsのアルバム「Swordfishtrombones」が世界観として割と近しいのではないかと思い、それをリファレンスにしました。

自分は大体音楽を作る時、それが特にクライアントワークスの場合、依頼の内容から想起した過去の音楽を参考にして作っています。大体それは一曲だけでなく、なるべく時代やジャンルがバラバラのものを何曲かからちょっとづつ持ってくるようにしていますが。「ふと顔を見上げると、窓から見える松の木の枝が海風に揺れていて、そのゆらゆらとした動きにある種の運動──”リズム”を感じ取り、それを夜明けまで眺める内に、気付けばこの曲が出来ていた」みたいなエピソードがあるといいんですけどね、ないんだなーこれが。

 

小鉄さんの楽曲紹介は、次回で一旦最終回となります。
来週もお楽しみに!

【小鉄さんの個人ページ】
https://kotetsu-shoichiro.com/
https://twitter.com/y0kotetsu
https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro

MINDHACK:背丈くらべ

 ↑ クリックで原寸大

『MINDHACK』では、登場するキャラクターたちの背丈を、出来る限り『正しい比率』で表示するようにしています。
例えばユーニッドは身長180cm。
新米隊員は172cm。
レベッカ隊長は170cm。見た目の威圧感に比べて、実は新米くんより僅かに小柄です。
アート担当ホでヴとの擦り合わせによって、背景との位置関係や、目線の高さなどもなるべく合うように調整しています。
(『先生』の身長に関しては、自由にご想像ください)

 

なお、ユーニッドの「身長180cm」に頭のトゲが含まれるかどうか確認したところ、『含まない』とのことでした。ウニ、でかいです。

MINDHACKお花

今週はキャラ紹介……ではなく、お花です。

『MINDHACK』は「悪人の頭の中をお花畑にするゲーム」なので、
お花はとっても大事な役割を果たします。どう使うかはまだ秘密。
「作品全体をちょっとレトロな雰囲気にしたい!」という裏テーマがあるので、
華やかにしつつ懐かしい色味を試行錯誤しました。
いい感じで70年代の台所っぽい色合いになったと思います。

ちなみにメンバーの役割分担を改めてご紹介しておくと、
ホでヴ(うみはいい):アートワーク全般、セルアニメーション
ササン三      :アドベンチャーパート、シナリオ
紅狐        :メインシナリオ、技術的要素全般、スケジュール管理

という塩梅で担当しています。だいぶざっくりですね。
開発はじわじわ進行中です。来週にはまた新キャラを紹介します。

* * *

先週より頒布開始した『かわいそロジー』をお手に取っていただいた方々、
ありがとうございました! 感想なども頂き一同感激しております。
在庫も少なくなってきたので、もし気になる方がいらしたらこちらからどうぞ!

MINDHACKキャラ紹介01

【キャラクター紹介:ユーニッド】

ストリートギャング「ブラッディパエリア」のヘッド。
不良少年たちを率いてバイクでの暴走や収奪行為に明け暮れていた。
自分のそばに大勢の人間がいないと気が済まず、
夜な夜な舎弟を集めてはスポーツ賭博で馬鹿騒ぎするのが好き。
とにかく近くに仲間がいれば大満足だが、
見た目も言動もトゲトゲしいので多くの人を傷つけがち。
隣と席は1個空ける。
好物はキャベツ。

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『MINDHACK』より、ホでヴ(うみはいい)さんが原案担当のキャラクターです。
「どんなキャラに出てほしい?」と尋ねたところ、
当初は「受け身ではないトゲトゲのデブ」と言ってました。
そのとき描いてたスケッチがこれ↓

見る影もないなあ。
デブというよりはガタイのいいトゲトゲのあんちゃんになりましたね。
あと受け身ではない………………受け身? って何?

実際に動くのをお楽しみに!

マインドハック

MINDHACK制作チームの紅狐です。

ついにツイッターのアカウントができましたが、ただいま
-ササン三
-ホでヴ(うみはいい)
-紅狐
の三名で、テキストノベルアドベンチャーの制作をしております。
こちらのブログやツイッターで進捗をちょくちょく報告していけたらと思っております。

ササン三さんとわたくしでシナリオ・ベースゲーム部分を、
ホでヴさんにはアートワーク全般を担当してもらう予定です。

あとゲーム出すにさきがけて、三人で合同誌も出す予定です(こちらはゲームとは関係ない内容)
この本についても近日中にご報告予定でございます……

悪い人の頭の中をお花畑に書き換えちゃうゲームになる予定です。
頑張って開発していくので、ご期待ください!