MINDHACK:台北ゲームショウ旅行記02

1月31日から2月6日にかけて滞在した台北旅行!今回はゲームショウ以外の出来事をお届け。

まず衝撃的だったのは、自販機!といっても普通の飲み物の自販機ではありません。台北駅の地下には、なんと……デザイナーズトイの自販機があるのだっ!

デザイナーズトイとは、その名の通りデザイナーさんが手がけたフィギュアのこと。多くはブラインドボックスで売られており、感覚としては日本のガチャガチャとフィギュアを足して2で割ったような感覚のトイです。実はササン、デザイナーズトイが大好きなのだ!中華圏のメーカーが多いだけあって、駅にまで進出しているんだなあ。

この自販機、ちょうど台北ゲームショウからの帰り道にあるんですよ。疲れ切ったタイミングで見かけることになるので、完全に理性が爆発してしまい、滞在中に4回購入しました。最高〜〜。

さて会期中、嬉しくも切実に困った事態が発生しました。それは……フライヤーが足りない!今回、会場で配布するために繁体字版のフライヤーを用意していたのですが、2日目にして早々に在庫が底を尽きてしまいました。その枚数、500枚。500枚!?改めて台北ゲームショウの盛況ぶりを痛感させられます。

イベントは土日に入り、さらなる人出が予想されるところ。コンビニでチマチマとカラーコピーして刷り足したりしていたのですが、1枚約40円かかるとあって、数百枚単位で用意するにはやや出費が痛いところです。

すると、ヘルプに来てもらっていた通訳の方から気になる情報が。曰く、「現地の印刷所で刷ってもらった方が安く品質が高いのでは?」とのこと。

海外来て地元のいきなり地元の印刷所に突撃することある?とにかく教えてもらった住所にあるという印刷所へ向かってみました。到着したのは、台北市内のとある雑居ビル。看板などは出ておらず、観光で来ていたらまず入りそうにない趣です。

恐る恐るエレベーターを上がってみると、出迎えてくれたのは……子犬!エッ!?と思っていると、その先はこぢんまりしたオフィスに繋がっていました。皆さん黙々と作業しており、壁一面に印刷物がぎっしり飾ってありました。どうやら、同人系の印刷を担っている小規模な印刷所さんのようです。日本でいうと、キンコーズが個人経営で営業しているようなイメージでしょうか。

我々がまごまごしていると、何と日本語を話せるスタッフのお姉さんたちが応対してくれました。フライヤーを見てやりたいことを汲み取り、すぐさま増刷してくれることに。その場でスキャンすると、PC上で塗り足しまで手作業で生成してくれました。何という丁寧対応!

作業中にスタッフさんと雑談し、ジョジョが好きだとか、横浜にガンダムを見に行ったとか、マニアックな情報を聞くことができました。いつかまた日本に来てくれたときに、会えるといいなあ!

ちなみに先ほど話に出した犬ですが、印刷所では3匹のワンコが飼育されていました。なぜかホでヴさんを無視してササンの方にばかり懐いてくれるので、大きな優越感を感じました。

印刷を待っている間、1時間ほど空き時間ができることに。そこで、どうしても寄っておきたかったスポットに赴いてみることにしました。それは……とらのあな!日本でも有名な同人ショップですね。どうしても、台北の方が描いた同人誌を手に取ってみたかったのだ!

地図アプリを頼りに行ってみると、どうみても警察署にしか見えない建物がお出迎え。
こわごわ中に入ってみると、確かに漫画らしき広告が貼ってあります。そして中に入ると、一面の同人誌!来たーーーっ!これが台湾の同人ショップ!!

ワクワクしながら覗いてみたんですが、予想外の光景が待っていました。置いてある品ぞろえが……ほとんど日本の同人誌!?日本から輸入したと思しき同人誌が、翻訳されている訳でもなく普通に陳列されているのに驚きました。ジャンルもFGOなど、こちらと変わりないですね。商業誌はさすがに翻訳されているものが多数ですが、それでも多くが日本の作品だったように見受けられました。いやはや、台湾のオタクの方が日本語を勉強する理由、分かった気がする……!

そんなわけで繁体字作品はそれほど多くはなかったのですが、ゼロだったわけではなく。現地の方のオリジナルSF作品を何点か購入しました。絵がめちゃ可愛い!Googleレンズで読むぞ〜〜!あ、もちろんフライヤーも受け取り、配布することができました。めでたし。

そんなわけで1週間の台湾滞在、観光面でも大いに楽しんだのでした。次回最終章、「ホでヴだけ日本帰れず」編。