カテゴリー: MINDHACK

MINDHACK:第2章開発中

開発も日進月歩で進んでおり、そろそろ第2章も形になってきました。以前紹介した2人目の更生対象・イーヴリッグも色々な方に興味を持っていただき、嬉しい限りです。今日は、開発中の第2章の様子を少しだけお届けします。

 

イーヴリッグが心酔しているカルト宗教、LAGOM教団。
バグの暴走を「人間の欲望の発露」として忌避しており、対の概念である「収納」を美徳としています。
その教義は、「人間は組み立て可能で持ち運びやすい形となり、神の御家に収納されるべき」というもの。信者たちはみな神の御家の無機なるインテリアとなれるよう、修行に励んでいます。
なかでも真に神の収納の器に足る人物となったものを「勇者」と呼び、魔王に対抗しうる存在として崇敬しているようです。

レベッカ隊長も解説してくれていますが、LAGOM教団では信者の階級を家具のサイズで表しています。その序列は、上から順に次のとおり。

【ベッド、ダイニングテーブル】 ※ここから上は教祖レベル
【ソファ】
【椅子、ワークデスク】
【棚など】 ※イーヴリッグはここ
【照明器具】
【布もの】
【キッチン用品】
【食器】
【雑貨】(写真フレーム、アロマキャンドル等)

つまり、バターナイフ呼ばわりされてた先生は割と見下されています。マインドハッカーなのに。

ちなみにイーヴリッグが椅子に座っている絵について、ホでヴの初期案は手を組んでゆったり腰かけている姿でしたが、紅狐の熱い要望により一層偉そうになりました。

果たして彼は、どんな罪で施設に送られたのでしょうか?ご期待ください。
来週も元気にマインドハック!

MINDHACK:開発風景

以前にも少しだけ言及しましたが、開発チーム内のやりとりにはSlackを使用しています。
日頃こんな感じに、各自の作業をUPしてはリアクションを返す、という方法で進捗を共有しています。

ゲーム開発、楽しくてしょうがないんだなあ。
また、毎週土曜にSkypeを使って、3名で通話しながら作業をしています。
開発ミーティングというよりは、実はそもそも土曜の通話が盛り上がった結果生まれたのが『MINDHACK』という背景があります。
マインドハックは身体にいいなあ!

MINDHACK:キャラ紹介06

【キャラクター紹介:FORMAT】

 

マインドハック施設を司る管理AI。バグの排除を使命とし、音声によってマインドハッカーや警備隊を支援する。
『先生』を我が子のように誇り、溺愛している。『バグ』との戦いを援助する以外にも、モーニングコールから朝昼晩の食事、趣味のお花まで提供するため、ちょっと過保護すぎるのではという噂もしばしば。
名前の読みは「フォーマット」。


 

『MINDHACK』のゲームを起動して、最初に語り掛けてくるのがこのFORMAT。プレイヤーを導き、役目を教えてくれる存在です。

開発チームことVODKAdemo?の面々は、三名とも『サポートしてくれるAI』が大大大好き。このゲームを作ろうとなったとき、最初に決まったのが『とにかくAIは出そう』ということでした。

テキストADVではキャラクターとテキストの組み合わせで画面を構成するのが常ですが、FORMATは「立ち絵」を持たないキャラクター。そのため、「ピンポーン」という効果音と、名前欄のアニメーションでその存在を強調しています。デバッグルームで更生対象と対峙する際は、特に力になってくれるはずです。

MINDHACK:バックログ改善

本編のさらなるシナリオを実装しつつ、いただいたご要望への対応を進めております。
(ローマ字入力の件についても同時並行で進めております)
きょうは、バックログで遡れるダイアログ量を増やしてみました。
また、これまでは「バックログを閉じる」ボタンが右上にありましたが、画面のどこかをクリックすると閉じるように操作を変更しています。
あんまり遡れる量を増やしすぎると処理落ちの原因になってしまうので、加減を見ながら調整中です。
更生対象の記憶をじっくり読む手助けになれば幸いです。

MINDHACK:背丈くらべ

 ↑ クリックで原寸大

『MINDHACK』では、登場するキャラクターたちの背丈を、出来る限り『正しい比率』で表示するようにしています。
例えばユーニッドは身長180cm。
新米隊員は172cm。
レベッカ隊長は170cm。見た目の威圧感に比べて、実は新米くんより僅かに小柄です。
アート担当ホでヴとの擦り合わせによって、背景との位置関係や、目線の高さなどもなるべく合うように調整しています。
(『先生』の身長に関しては、自由にご想像ください)

 

なお、ユーニッドの「身長180cm」に頭のトゲが含まれるかどうか確認したところ、『含まない』とのことでした。ウニ、でかいです。

MINDHACK:キャラ紹介05

【キャラクター紹介:イーヴリッグ】

カルト教団「LAGOM教団」の信者で、“収納の神”を信奉している。「組み立て可能で持ち運びやすい無機の身体になる」ことを美徳としており、いつか神の家におしゃれなインテリアとして収納されることを目指し修行中。

自信過剰な演技がかった言動をする癖があり、初対面の相手にも布教活動を欠かさない。信仰の殻は分厚く硬いが、ここまでの熱狂に至るまでにはいろいろ苦労があったようだ。

最近、破門された。

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 『MINDHACK』第2章でターゲットとなる更生対象です。カルト宗教の狂信者。紅狐が原案を担当しています。デザインができるまでかなり難航して、「顔を隠している」「目力が強い」「首から下が普段着」という指定に苦しみました。ササンがやけくそでラフを描いたら「これだよこれ!!」と言われ、本当にいいのか? と思いつつホでヴのリファインに任せました。

ホでヴが出した第一案はもう少し個性ある服装をしていたのですが、紅狐からは「もっとマネキンの服そのまんま着せたような服にして!!」とオーダーが入り修正になりました。

一見、芯の通った宗教家ですが、心の中を覗いてみると違った顔が出てきます。何の罪でマインドハック施設に送り込まれたのかも合わせて想像してみてもらえると嬉しいです。

MINDHACK:主人公

みなさんにMINDHACKを体験版を遊んでいただき、頂いたご感想をチームで楽しく拝見しています。
中でも興味深いのが、主人公である「先生」がどのように受け入れられているかです。MINDHACKはテキストアドベンチャーですが、FPSゲームのように主人公の手が映りこんでいるのが特徴。ゲーム画面が一人称視点であることが強調されています。

もともと開発チームは、「FPSゲームの顔が見えないけど独立した自我を持っている主人公」が好きで、MINDHACKにも取り入れています。姿かたちや顔が分からないまま、仕草や言葉遣いから人格を読み取る面白さを感じてもらえればと思っています。あえて性別(ジェンダー)も設定していないので、お好みの「先生」像を描いてみてもらえれば嬉しいです。

ちなみにアート担当のホでヴは、先生の作画にあたって白手袋を購入しました。たまに作業スペースに手袋が置きっぱなしになってるんですが、何となく「先生の抜け殻だ……」という感想がよぎってちょっと笑えます。

MINDHACK:Mac用体験版

【Mac版】

『MINDHACK』へのご意見・ご要望・ご感想等、ありがとうございます!
2021年6月12日現在、今後対応予定のご要望はこちらの記事に記載しております。

Macユーザーの皆様から頂いたご要望にお応えして、開発中の体験版『ユーニッド編』のMacバージョンをご用意いたしました。
(VODKAdemo?の面々もかつてWindows専用PCゲームを遊べず歯噛みしていた時期があり、ぜひとも対応したい!という気持ちで公開に至りました)
こちらはテストプレイ中の暫定版となりますが、内容はWindows版と同様となっております。

ダウンロードはこちらのページからお試しください。

 

【ご注意】

お手元にダウンロードし、中身のZipファイルを解凍していただくと『app』と拡張子のついたファイルがありますので、そちらをダブルクリックするとゲームを起動することができます。
その際、「開発元を検証できないため開けません」というダイアログが表示されることがございます。

こちらが表示される場合は『キャンセル』をお選びいただき、Macの『システム環境設定』→『セキュリティとプライバシー』の画面から、『このまま許可』というボタンを押してください。

このダイアログはお手元のMacのセキュリティ強化のために表示されているもののため、十分にご注意いただき、ご自身の責任で許可を行ってください。

 

【今後の対応について】

完全版配信の際にはMacバージョンもリリースできるよう今後も尽力していく所存ですが、VODKAdemo?チーム内の開発機がWindowsのため、リリースの際にWindows版に比べて対応が遅くなる場合がございます。
今後も暖かく見守っていただければ幸いです。

Mac版『MINDHACK』についてはテスト中のため、ご意見・ご要望などあればこちらのフォームよりお寄せください。
不具合に関しましては、read meに記載のメールアドレスにスクリーンショットとお使いのMacのスペックを添えてご掲示いただけますと幸いです。

 

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『本編とは何の関係もない会話』こと、MINDHACKすきまトークです。
先日から名前がばっちり決まりました。本編のすきまとすきまを埋めていく、世界観のご紹介でございます。
今後は隔週で定期的にTwitter・ブログへ公開していく予定ですので、引き続きお楽しみいただければ幸いです!

MINDHACK:ご意見・ご要望・不具合について

MINDHACK制作チーム・VODKAdemo?の紅狐です。
ゲームの技術部分と、メインシナリオを担当しております。

体験版の公開以降、本当に多くのかたにゲームを遊んでいただき、ありがとうございます!
チーム一同感謝と驚きの気持ちでいっぱいです。
ご意見・ご感想フォームにもあふれるほどたくさんのメッセージをいただき、大変励みになっております。

頂いたご意見の中で、今後対応予定のもの、また既知の不具合についてこちらに掲載させていただきます。

 

対応予定のご要望

【タイピング時のローマ字入力をヘボン式・訓令式で切り替えさせてほしい】

こちらに関しては大変多くのご要望をいただいており、将来的に対応する予定です!
ゲーム内の仕組みを大きく作り変えるため、お時間をいただく可能性がありますが、「ti」と「chi」、「zi」と「ji」など、可能な範囲でフレキシブルに対応できるように予定しております。

【Macに対応してほしい】

現在、Mac版の体験版・ユーニッド編の開発をテスト中です。
こちらに関しては追って別の記事でお知らせいたします!
※対応いたしました!

【バックログの遡れるテキスト量を増やしてほしい】

こちらに関しても対応を検討中です。

 

そのほかにも、操作系統やウインドウモード等、様々なご要望をいただいております。
実現できる範囲で順次実装していきたいと考えております!
本編シナリオの開発と同時進行のため、お時間をいただくかもしれませんが、どうぞ暖かく見守っていただければ幸いです。

不具合

【DL用のDropBoxのURLが開けないことがある】

こちらはアクセス集中によるもののため、新たにgoogle Driveのミラーリンクをご用意いたしました。

体験版のDLはこちらのページをご覧ください

ZIPファイルの内容はどちらも同じとなっております。URLが開けない場合は少し時間を置いてリトライしていただくか、もう一方のURLをお試しください。
まだまだ開発中の作品ではありますが、現在steamのストアページを用意中のため、将来的にはsteamからダウンロードしていただけるようになる見込みです。

【DL後、起動できない】
【NEW GAMEの直後、またはマインドハックシーン付近の特定の場面で暗転し、操作不能になる】
【まれにタイトルBGMの再生が止まらないことがある】

こちらにつきましては、現在原因を調査中です。
(ゲーム中の暗転についてはゲーム内ムービーが正しく表示されていない可能性が高いのですが、お使いのグラフィックボードのドライバを最新版に更新していただくことで、もしかしたら直る可能性があります)
ご迷惑をおかけし申し訳ありません…!

 

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本当に想定以上に多くの方に遊んでいただき、改めてお礼申し上げます……!!
ご意見・ご感想・不具合などに関しましては、こちらのフォームより引き続きお寄せいただければ幸いです。
MINDHACK ご意見・ご感想・ご要望フォーム

(不具合についてご報告いただける場合は、read meに記載のメールアドレスへ発生時のスクリーンショットとPCのスペックをご掲示いただけると、より詳しく原因を突き止めることができます)

今後も開発を進めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!

MINDHACK体験版

 

タイトルのとおり、MINDHACK体験版を配信開始しました。
第1章のユーニッド編を遊んでいただくことができます。
まだ開発中の内容ではございますが、
本作の世界観に少し触れていただける内容となっております。

ダウンロードはこちらのページからどうぞ!

開発チーム一同、どきどきで本日を迎えました。
ぜひ楽しんでいただければ幸いです。
遊び終わったらご意見・ご感想をこちらからお送りいただけると
大変励みになります!

それでは!

MINDHACK:黄色いガーベラ

来週6月5日(土曜日)は、いよいよ「INDIE Live Expo 2021」の開催日!
MINDHACK開発チームことVODKAdemo?の一同も、ドキドキしながら当日を待つ日々でございます。

15秒の映像紹介枠となりますが、どのタイミングでご紹介いただけるかは、当日をお楽しみにご覧ください!
(我々3名もインディーゲーム大好き集団なので、ほかの素敵な作品と出会えるのも待ち遠しいです✨)

また、『MINDHACK』に関してはこちらの開発報告ブログ・Twitterでも、放送当日付近にビッグな告知をお披露目できる見込みです。多くの皆様にお楽しみいただければ幸いです!


 

【ガーベラ】

 

主人公のマインドハッカー、『先生』は自他ともに認める大のお花好き。
作中の1シーンでは、黄色いガーベラを手に物思いにふける姿(っていうか、手)が見られます。
落ち着いた色彩の世界で、ひときわ目を引くハッピーイエローですね。

『MINDHACK』作中ではお花が重要な象徴となり、たびたび登場します。
こちらはまた別のシーンで現れる黄色いガーベラ。

VODKAdemo?チーム内では主にslackを使ってやりとりを行っているのですが、
「お花、こんな感じでどうかな?」
「めっちゃいいじゃん!無機質と有機質の間っぽくて良い!」
と返事した後、しばらく画面から目を離していたら
「動かしたくて動かしちゃった」
との通知。

改めてチャンネルに戻ったところ

めちゃくちゃ動いていてびっくりしました。

このスーパーハッピーなガーベラが作中のどこで見られるのかは……6月をどうぞお楽しみに!!
ILE当日も、たくさんのお花をご覧いただければと思います。

MINDHACK:隊長の肩アーマー

今週も隊長と新米くんが喋っています。よろしくお願いします。

 

そう、レベッカ隊長。そろそろ顔を覚えていただけましたでしょうか。開発チームは目下、ゲームの冒頭に流れるオープニングを制作中です。そこで問題になったのが隊長でした。

肩が上がらん!!
隊長は肩に重装アーマーをつけていますが、いざ動かそうとすると引っかかって柔軟なポージングができないんですね。立ち絵を描いているときは構造的に無理のない範囲で動けばよかったのですが、オープニングではストーリーを伝えるために色々アクションしてもらう必要があります。これは困る。

そこで古今東西のあらゆる「肩がすごい人」の資料を集めました。最初はファンタジー系3Dゲームの鎧甲冑を参照しようとしましたが、あまり参考にならなかった。なぜなら、結構みんな意外と、思い切り貫通しているから……!モーションの中で一瞬ウデがめり込むくらいなら、気にならないわけですね。しかし、オープニングカットでそうするわけにはいきません。

で、たどり着いたのが、某ニチアサ系玩具の肩構造でした。アーマーにスリットが入っていて、スライドすることで可動域が広がる!バン……の人アタマいい!ということで、さっそく真似て隊長に取り入れてみました。

あんまり格好よくないなあ。ここに切れ目が入ってると、腕を下ろした立ち絵の時点で切れ込み線が入ってないといまいちしっくりきませんね。あと隊長、アーマーの下人間だから。ロボじゃないから……。

ああでもないこうでもないと悩んだ結果、最終的にはこんな感じになりました。

ということで、隊長の背中には絶対領域がある設定になりました。オープニングでの躍動感にご期待ください。