MINDHACK : 楽曲紹介11 / HAHAHA

不定期更新、『MINDHACK』楽曲紹介のコーナー! こちらの記事では、『MINDHACK』の楽曲制作をご担当いただいているトラックメイカー・小鉄昇一郎さんに、本作に収録された楽曲の紹介と解説をしていただいています。この記事を読めば、『MINDHACK』の音楽の世界がもっと分かるかも!?

サウンドトラックはこちらで販売中です。

ということで今回解説するのは、こちらの楽曲!

今週の1曲:HA HA HA

 

・VODKAdemo?より

第3章のクライマックスで流れる楽曲です。2ndトレイラーでも使用されたので、記憶に残っている人もいるかもしれませんね。やけに耳に残るメロディと、「ハッハー!」という楽しげな声が印象的です。楽曲の発注時には、「マインドハック処置中の、奇妙で明るいが不気味な雰囲気の曲」という内容で制作をお願いしています。そこで行われている行為は、自分を含めて周囲の全員が正義と信じ切っている。でも実際に考えてみると……? といった、危うさのようなものを表現していただきました。

実はこのオーダーに対し、小鉄さんはデモ楽曲を3曲もご用意してくださりました。その音源がどれも素晴らしく、開発チームは散々迷った末このバージョンに決定! ……しきれずに、実はそのときの音源をもう1曲作中に採用しています。そんな双子的存在の楽曲も今後ブログで紹介予定なので、お楽しみに。

・小鉄さんより

神経に直接、ロボットのアームやレーザーが触れてくるようなイヤ~な圧迫感、インダストリアルな響きに、音階だけ抜き取れば割と朗らかで、行進曲を口笛で吹いてるような明るいメロディーが鳴ってる……という、ミスマッチで居心地悪い感じが、MINDHACKの世界観に合っていてよろしいんじゃないでしょうか。

ちなみに「ハッ!ハッ!」という声は”Girl Crush K-Pop Vocals”というサンプルパック(定額制で自由にサンプリングできるライセンスフリーの音源集)に入っていて、K-Popの中でも、可愛らしいアイドルらしいアイドルではなく、力強いクールな印象のスタイルを指してGirl Crushと呼ぶようですが(NewJeansとかTWICEではなく、BLACKPINKとかITZY。と言えばニュアンスが伝わるでしょうか)そういったグループの雰囲気をイメージして作られた音源のようです。が、これを作った人も「悪人の脳みそをハッキングして更生させるゲームの、そのハッキングの最中にかかる曲」で使われるという想定は、多分してないでしょう。

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Kotetsu Shoichiro / 小鉄昇一郎

ミュージシャン/ライター。ラッパーへのトラック提供やCM音楽、ゲーム音楽など様々な媒体・プロジェクトで楽曲制作を行なっている。tofubeatsとの共演(Vibration feat.Kotetsu Shoichiro)や、ラッパーへの提供曲がビルボードチャート月間1位を獲得(T-STONE”Let’s Get Eat”)するなど、話題作への参加も多数。仕事の依頼はdjakutagawa@gmail.comまで

https://kotetsu-shoichiro.com/
@y0kotetsu

 

【小鉄さんの過去の楽曲解説】

THE OFFICE(オフィスのテーマ)

HAPPY HACKING(ハック中のテーマ)

SOFTENED SPIKE(ウニを丸めたテーマ)

MINDHACK(記憶のテーマ)

THE STAIRS(タイトル画面のテーマ)

THE ARTIFICIAL PLACENTA(FORMATのテーマ)

READY TO TASK(ホットフィックスのテーマ)

FAR FROM CITY LIGHT(ユーニッドのテーマ)

GREETINGS, BUTTER KNIFE…(イーヴリッグのテーマ)

IF THOU ART HUMAN(シノのテーマ)