カテゴリー: 開発記録

開発日記 5月27日

きつねです。
最近、様々なコーヒーチェーン店に出向いては甘汁(あまじる)の飲み比べをしています。
上島珈琲店の黒糖ミルク珈琲がかなり理想の甘汁です。また、タリーズコーヒーのハニーミルクラテもいとおかし。

何をそんなに甘汁を飲みまくっているのかというと……今月、5月いっぱいは『シナリオ執筆強化月間』をやっていたからです!!
つまりノートパソコンを外に持ち出して、ひたすらお話を書き詰めておりました。

 

MINDHACKの開発において、わたくし紅狐は主にメインシナリオ・映像(VFX)・そして技術を担当しています。
アーリーアクセス版リリースに向けての準備の段階では、機能面で不具合がないか、演出のグラフィックが正しく表示されているかどうかなどの調整に集中していました。

現在開発チーム一同は4章以降の無料アップデートに向けて作業を進めており、実装はVODKAdemo?で進行し、既存の機能改善の部分は本職プログラマーのみなさんにお願いしています。

そしてプログラマーさんたちが技術面をバリバリやってくれている間、私はゲーム後半の物語の執筆を進めているのであった!
MINDHACKのお話の筋自体は最終章まで既に決まっておりまして、それを「より感情が伝わりやすく」「よりお話がわかりやすく」「キャラクターの個性が生きるように」という面に気をつけながら、ひたすら清書しています。

 

〜今後アップデート予定の内容〜

本編メインストーリーの追加アップデートより手前に、近い将来、1~3章までの機能改善アップデートを行う予定です。
主にこんな感じの内容を検討しております。

  • 『マウスによるドラッグ操作』のパートを、より直感的な操作に改善
  • EXTRA画面から作中BGMを個別に聴ける機能(サウンドテスト)を実装
  • 3章のプチタイピング部分を、より「戦ってる感」マシマシに
  • 既読テキストのスキップ機能を追加
  • チャプターセレクト機能を『NEW GAME』内からタイトルメニュー画面に移動し、アクセスしやすくなるよう変更
  • その他、報告いただいている既知のバグの修正

優秀なプログラマーのみなさんと協力して、MINDHACKの世界をより快適にお楽しみいただけるよう作業を進めています。
具体的なスクリーンショットや変更内容は引き続き開発ブログやパッチノート等でお知らせしていきますので、引き続きお楽しみに!

技術作業のほうも楽しいから、家にいるとついついUnityのゲーム開発画面のほうも触りたくなってきちゃうんですよね……!!
あとほら、家のデスクトップPCだと、Steamで面白いゲーム無限に遊べちゃうし……
ノートパソコン1台と財布だけ抱えて外に出て、自分自身の機能を制限されている時のほうが、文章を集中して書けるってもんよ。

というわけで、甘汁をたくさん飲んだのでシナリオの執筆も順調です。
皆さんにお見せできる日が楽しみだなあ。フフ……。

 

〜紅狐、ラジオにお呼ばれするの巻〜

ところで紅狐、去年の冬休みの息抜きに『DON’T SAY YES』という超短編ゲームを作りました。

これ。

これがありがたいことに、いつの間にかSNSなどで拡散していただいて、ビックリするほど多くの方に遊んでいただけたようで……!
このたび、『島津真太郎の週末ゲームCAMP』というラジオ番組に、DON’T SAY YES制作者としてゲストにお呼びいただきました!
(2023年5月27日 23時〜 interFMにて放送です。放送後は番組の公式Youtubeチャンネルでもご覧いただけます)
元々一介のゲームファン(ゲームボーイ好き)として「自分もなにか作ってみようかな」と気軽な遊びのように作った作品なので、このような機会をいただけて本当に光栄です。
パーソナリティの島津真太郎さん、アシスタントの久保田未夢さんに目の前でゲームを楽しんでいただき、とてもハッピーな体験になりました。

出演オファーの際に「番組中、好きな楽曲をいくつかかけられます」とお話をいただき……
エッ!! やった!!!!!! じゃあ悪魔っぽい曲、かけちゃお!!!!!!!
DON’T SAY YESといえば月の悪魔、悪魔といえばGhost。 そう。Ghostです。
Ghostってなんですか?
Ghostは紅狐の超・超・超・好きな悪魔バンドです。ぜひ覚えて帰ってください。

悪魔っぽいしカッコイイ『Year Zero』と、初見でも虜になるキャッチーな『Rats』どっちにしようかな…………!!
アー!!決められない!!! YESかNO選ぶのと同じくらい好きな曲2択が決められない!! アアーーッ!!!

と散々悩んだ結果、どっちをお願いしたのかは番組本編をお楽しみに。

DON’T SAY YES然り他の作品然り、私の好きなものの指向として「見た目の印象と言動がなんかズレてる」「非日常の空想っぽいアイデンティティが、日常の身近さと絶妙に混ざっている」という要素があるのですが……

 

Ghostはこういうバンドです。
こんなん好きじゃん?

 

ラジオではMINDHACKについてや、私自身の日頃の暮らし(?)ぶりなどもお話しておりますので、皆様にも笑ったり微笑んだりしていただければ幸いです。
久保田さんの声で悪魔のセリフを可愛らしく読み上げていただいて、そこに解説を入れてくださる島津さんのコメントがすごく面白い!
本当に楽しい時間をありがとうございました!

 

~4章の制作も進行中~

さて、おかげさまでシナリオの執筆作業もだいぶ進んだので、6月からは引き続き実装の作業に戻る予定です。
4章以降の制作もどんどん進行中。キャラクターの立ち絵素材や背景グラフィックが上がってくるたび「ウヒー!!良い!!!」と画面の前で声をあげています。
そんな、4章の1シーンをご紹介。

4章では、マインドハック施設の玄関が登場します。
ホットフィックス隊の中堅隊員と、誰か二人が玄関のそばで話しているようですが……
(登場キャラクターはまだ秘密! グレー四角で失礼します)

これが玄関のラフアート。
ホでヴによるこだわりのポイントも添えてご覧ください。公共施設のこういう感じってなんか、いいよね。

 

そして、さらに……

 

〜次週、クリームパンおてて登場〜

 

おや?このもちもちなおてては一体……?
なんだかとってもクリームパンのようですが……?

次週、クリームパンおてての正体が明らかに!?
次の土曜日もぜひお楽しみに!!

 

MINDHACK:便利機能まとめ

MINDHACKがアーリーアクセスを開始してから、早1か月が過ぎました。実はこの期間にも、少しずつアップデートで機能が加わってきたことをご存じでしょうか?これまでTwitter等でパッチノートを小出しにしてきましたが、改めてここでMINDHACKの便利機能をまとめてお伝えしたいと思います。

・タイピング リトライ機能


更生対象のタイピングパートを再現し、タイムアタックに挑めるEXTRAモード。最速タイムを目指すなかでは、「間違えた、この周回はもうだめだ!」と思うこともあるでしょう。そんなときのために、タイピングを即座にやり直せるボタンをご用意しました。押すとハッキングが最初に戻り、一からタイムに挑めるようになります。何度もやり直しながらタイピングを研ぎ澄まし、最速マインドハッカーを目指してみてくださいね!

・全資料解禁ボタン


EXTRAモードでは、タイピングの速度に応じて更生対象にまつわる資料を解禁することができます。よりキャラクターについて知ることができる、見どころ盛りだくさんの資料!なのですが、中にはどうしてもタイピングが苦手で、必要なタイムを記録することができない方もいらっしゃると思います。そういった方に向けて、タイムなどなどをすっ飛ばして即座に全資料1~9を解禁できるボタンをご用意しました。タイピングは得意じゃないけど更生対象のことはもっと知りたい!という方は、ぜひご活用ください。全解禁を使うとこれまでに記録したタイムが「0秒」で上書きされてしまう点だけご注意を!

ちなみに全解禁使用時の演出はこんな感じ。↓

・オープニングスキップ&チャプターセレクト


すでに第3章までクリアされた方も、「あの章のあのシーンをもう一度見たい」と思うことがあると思います。特定のシーンを見るためには、該当箇所のセーブデータが残っていないと戻れない……かと思いきや、そんなことはなく。実は、第3章までクリアした後、「NEW GAME」を選択すると、オープニング画面をクリックすることでムービーをスキップすることができます。そして、スキップ後は各章のチャプターを選択することが可能。好きなシーンを見られます。将来的にはタイトル画面から直通でチャプターセレクトできる機能を実装予定です!

以上、現状の機能をまとめてお伝えしました。もっとこんな機能が欲しい!などのご要望があれば、こちらのフォームにぜひご意見をお寄せくださいね!

MINDHACK:アニメーションまとめ

みなさんごきげんよう。元気にハックしてますか?うんうん、何よりです。

MINDHACKに欠かせない要素といえば、手描きアニメーション。ゲームの要所要所で登場し、滑らかに動く先生の手が物語を彩っています。今回のブログでは、本編で見られるアニメーションを振り返っていきたいと思います。

1. くるりんッパァーーーン

おなじみ、MINDHACKという作品を象徴するようなアニメーション。PVでたびたび使われているので、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
作中のアニメーションはアート担当のホでヴによって、プレイした時に強く記憶に残るような、目に嬉しい気持ちよさを意識して描かれています。検討に検討を重ね、製作中のホでヴの手も部屋のすみっこでずっとくるりん……くるりん……と弧を描いていました。
最終的にはパンッの瞬間にタメを挟み、両サイドに開けていく動きで一気に開放感を味わえるような動きになっています。

2. むぎゅむぎゅ……パッ

こちらは開放感よりも、手を揉む動きのよさ、精神を揉み潰す動きの気持ちよさを重視しています。手の中のイーヴリッグをじわじわとすり潰すような動きです。やはり更生対象は慈しむものですからね。手の中でモミクチャにしたい気持ちをアニメーションにしてみました。

3. キュッ

直近のアップデートで3章に追加されたアニメーション。シノの奇襲をガードした先生が、緩んだ手袋を整えるシーンです。手袋を直す姿といえば、仕事のできる大人の象徴。開発チームもどうしてもこのシーンを入れたくて、追加で実装するはこびとなりました。手袋をつけたら誰だって一度はやるでしょう、キュッて。やらない?

4. パッチン

3章では、ハック対象であるシノがこちらに向かって直接攻撃を仕掛けてくるシーンも描かれます。その攻撃を無力化させる際の動きがこちらの指パッチン。
ただ手元で指先を鳴らすのではなく、相手に対して指の先を向け、『何に意識を向けているのか』がひと目でわかる構図になっています。後半のパートでは、左右の手でテンポよく交互に繰り出すシーンも見ることができますよ。指パッチンは絶対にカッコいいのでどのシーンで使うか議論していたのですが、ここで伝家の宝刀抜いちゃいました。

5. ンヌメッ……

これは過去のブログ記事でも取り上げたアニメーションですね。ハック終了後に咲いた大輪のお花を先生がそっと撫でるシーンです。優しい指先で愛でているのは、更生対象の精神への慈愛の表れなのか?それとも単にお花が綺麗だから触りたくなっちゃっただけなのか?そのあたりの先生の機微については、遊ぶ方のご想像にお任せしています。

 

いかがだったでしょうか?お気に入りのアニメーションがあればぜひじっくり見てみてください。今後のアップデートとともにアニメーションも追加していくので、どうぞお楽しみに。

それじゃあみんな、まったね~~~!

MINDHACK:ブログのご案内

こんばんは!そして初めましての方は初めまして!本ページは、ビジュアルノベル『MINDHACK』の情報を毎週土曜日に掲載している公式ブログです。制作中の裏話から、キャラクターの詳しいプロフィール、世界観のこぼれ話など盛りだくさん!MINDHACKをより一層楽しんでいただける内容をお届けしています。

当ブログは世の闇に潜み、ひっそり更新を続けてきました。そして気づけば、2年以上もの記事が蓄積。アーリーアクセス配信を機にMINDHACKを知った方にも、ぜひ過去記事の内容に触れてほしい……のですが、いかんせん量が多い!どこから読んだらいいのか分からない!

ということで今回の記事では、過去記事をカテゴリに分けてご紹介していきます!記事の主役となるキャラクターやテーマごとに分類してまとめてみました。ぜひお気に入りの項目から、MINDHACKのもっと深い世界に触れてみていただけると幸いです!

 

・ユーニッド関連記事

MINDHACKキャラ紹介01
当ブログで最初に紹介したのがユーニッドでした。アート担当ホでヴ直筆の「ユーニッドの原型キャラ」が掲載されていますが、ほぼ別人。

MINDHACK:楽曲紹介08
MINDHACKの楽曲全般を制作いただいている、小鉄昇一郎さんによる「ユーニッドのテーマ」コメントです。ヒップホップの文脈からコンセプトを解説していただきました。

Bloody Paella
ユーニッド率いるギャング、Bloody Paellaのスピンオフ。
こちらはblogの記事ではなく漫画となります。
彼が作り上げたギャングとはどんな物だったか、覗いてみましょう。
不定期更新中!

ブラパコラムの記事
Bloody Paellaを読んでいて出てくるふとした疑問に対する回答。こんな意味があったのか!

 


・イーヴリッグ関連記事

MINDHACK:キャラ紹介05
イーヴリッグの初登場記事です。何気にここでしか見られない立ち絵と、デザインの変遷を記録しています。

MINDHACK:第2章開発中
LAGOM教団の詳細をお伝えしています。気になる「教団内の家具ランク」も明らかに。あなたはどの家具?

MINDHACK:LAGOM教団の勧誘
怪文書。

MINDHACK:楽曲紹介09
MINDHACKでも随一のド派手な楽曲、イーヴリッグのテーマの解説です。楽曲内で聞こえる不思議な声の謎が明かされます。

開発日記 6/25
イーヴリッグの後ろ姿、素足、上半身を大公開!

 


・シノの関連記事

シノについては、今後のアップデートで登場する予定のキャラクター「博士」とセットで登場する記事が多めです。先に見るか、本編を待つかはご自由に!

MINDHACKキャラ紹介07
シノの初登場記事。なんだこのフロッピーディスクは!

MINDHACK: COM_ZとSINO
「博士」とシノの交流の記録。破壊衝動ってなあに?の話。

MINDHACK: COM_ZとSINO2
「博士」とシノの交流の記録。破壊衝動、実践編の話。

MINDHACK: COM_ZとSINO3
「博士」とシノの交流の記録。ジェンガの話。

 


・先生の関連記事

MINDHACKキャラ紹介02
先生については、基本的に遊ぶ人の解釈に任せているため、解説記事は少なめです。自由なドクター像を描いてみてくださいね。

MINDHACK:主人公
開発チームが「先生」をどのように描いているかについて、ちょっとだけ解説しました。世にも珍しい実写版先生(?)も。

 


・隊長の関連記事

MINDHACKキャラ紹介04
隊長の初登場記事。威圧感がすごいですが、実は「RPGで最初に出会う親切な人」のような存在。カラーリングが初期設定のもので、レアです。

MINDHACK:隊長の肩アーマー
隊長といえば肩、肩といえば隊長。謎多き重装アーマーについて、解説と図解をご用意しました。これであなたも肩マニア。

MINDHACK:警備隊の持ち物②
隊長といえばできる大人。そのポケットの中身を一挙公開しました。また、通勤時には鎧を外した姿も。

MINDHACK:年の瀬
ある年の暮れのこと、先生のオフィスを訪ねた隊長のショートストーリーです。

MINDHACK:隊長二面図
作画資料として制作した、隊長の装備の二面図を公開。装甲の下の服も明かされています。

MINDHACK:隊長百面相
過去のブログ記事やスピンオフ「すきまトーク」に登場した隊長のコスプレ集。コスプレ……コスプレ?

 

・新米隊員の関連記事

MINDHACKキャラ紹介03
新米隊員の初登場記事です。大昔に書かれた、新米くんの原型となった絵と合わせてご覧ください。

MINDHACK:警備隊の持ち物①
先生を守る警備隊、ホットフィックス。その持ち物を一覧にして解説しました。危険な現場の生々しさを感じるリストです。

がんばれ!HOTFIX
マインドハッカーを守る警備隊『ホットフィックス隊』の日常スピンオフ。
こちらはblogの記事ではなく漫画となります。不定期更新中!

 

・FORMATの関連記事

MINDHACK:キャラ紹介06
FORMATの初登場記事。ご存じみんなの母親的存在です。

MINDHACK:楽曲紹介06
FORMATのテーマです。空耳が聞こえるともっぱら評判の楽曲。

 

・「博士」の関連記事
今後のアップデートで登場する予定のキャラクターです。核心的な部分のネタバレは含まないので、物語の続きの要素をチラ見したい方はどうぞ!

MINDHACK:キャラ紹介08
博士の初登場記事。本人がじきじきに自己紹介してくれています。

MINDHACK:質問コーナーのお知らせ
2022年の夏、ファンの皆様からMINDHACKにまつわる質問を集めて回答する企画を行いました(現在は質問の募集は行っていません)。博士とシノが進行してくれています。

MINDHACK:質問コーナー回答その1
ホットフィックスの人数や主要キャラクターの誕生日、ユーニッドの得意科目などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その2
新米隊員の家族構成やユーニッドの住宅事情、イーヴリッグハゲそう問題などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その3
イーヴリッグの好きなランチプレート、ユーニッドの交友関係、マインドハッカーの資格などについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その4
新米隊員おすすめの食事処、ユーニッドの収入源、イーヴリッグの箱の重さなどについてお答え。

MINDHACK:質問コーナー回答その5
先生が好きな花、主要キャラクターが好きな寿司ネタ、LAGOM教団の修行などについてお答え。

 

・そのほかキャラクターに関する記事

背丈比べ
MINDHACK主要キャラクターの身長に関するデータです。ウニがでかい。

MINDHACK:3章仮実装&おえかきチェック
MINDHACK主要キャラクターにお絵描き対決してもらいました。お絵描き対決って何だ?見た方が早い!

 

・世界観に関する記事

MINDHACK世界観紹介
デバッグルームのビジュアルができあがるまでのアレコレを記録しました。「ちっちゃくてカワイイ椅子」になるまでには色々あったのだ。

警備隊のシンボルマーク
警備隊ホットフィックスのシンボルマークである三角形についての豆知識です。アーリーアクセス版を遊んでから読むと新たな発見があるかもしれません。

施設の見取り図
マインドハックを行う施設のマップを図にしました。間取りってなんかワクワクするよね。しない?

MINDHACK:マインドハック以外の方法
マインドハック技術が確立する前には、どのようなバグ対策があったのか解説しました。ご唱和ください、マインドハックは身体にいいなあ!

 

・ゲーム内楽曲についての関連記事

MINDHACK:楽曲紹介01
オフィスの楽曲です。楽曲内のクセになる「キュイ……」の音について小鉄さんにコメントしていただきました。

MINDHACK:楽曲紹介02
タイピングパートの楽曲です。Jukeと呼ばれる楽曲ジャンルについて解説していただいています。

MINDHACK:楽曲紹介03
「ウニを丸めた」ときの楽曲です。ご陽気!ハッピー!マインドハック最高~~~~~!

MINDHACK:楽曲紹介04
記憶を覗いているときの楽曲です。参考音源が豊富でルーツが分かりやすい。

MINDHACK:配信告知&楽曲紹介05
タイトルの楽曲です。(配信告知は2022年のものなので注意)モチーフとなった、とあるピアノ楽曲についてご紹介しています。

MINDHACK:楽曲紹介07
廊下のテーマです。『訓練を受けた特殊部隊のプロフェッショナルたちが、オリジン弁当を食べながら気だるげに午後の任務についてすり合わせをしている』ような楽曲。

 

・そのほか開発に関する記事

MINDHACKロゴ
ゲームのタイトルロゴができるまでの試行錯誤を記録しました。開発初期のうろうろ感をお楽しみください。

MINDHACK:UIができるまで
テキストメッセージ欄などのUIができるまでの紆余曲折を記録しました。開発初期のもぞもぞ感をお楽しみください。

MINDHACK:プログラマー紹介
MINDHACKの技術サポート、undoさんのご紹介です。そう、あの『イノウノカルテ』のundoさんだッ!!

MINDHACK:英語へのローカライズ①
MINDHACKの英語版翻訳について、フリーランス日英翻訳家・岩﨑さんに解説していただきました。ユーニッドの海鮮語録はどう英語化したのか!?

MINDHACK:英語へのローカライズ②
引き続き岩﨑さんによる英語版MINDHACKの解説。「マインドハックは身体にいいなあ!」を英語で言ってみよう!

 

すきまトーク

本編のすきまとすきまを埋める、月イチ更新おもしろ会話劇。
本編に登場するさまざまなキャラクターや、本編では見られない施設の日常のようすをご覧いただけます。
だいたい毎月の4週目土曜日に更新中。

 

以上となります。いやあ、たくさんあるなあ。アーリーアクセス版を3章までクリアしたけど、まだまだ物足りない!という方は、春の夜更けにぜひ読んでみてください。今後も毎週土曜日に、ブログで最新情報をお届けしていきます!

MINDHACK:実績アイコン制作

ごきげんよう、ササンです。今回は久々の制作報告です。

MINDHACKは来たる4月6日、Steamにてアーリーアクセスを開始します。そう、Steamにて。ということは、ある課題が存在します……そう、「実績」機能!

Steamのゲームでは、作品ごとに開発者が自由に設定したおまけミッションが存在します。たとえば「ゲームを第○章まで進める」とか、「アイテムを△個集める」とか、そういうお題ですね。ミッションをクリアすると実績が解放され、その証がプレイヤーに付与されることに。遊んでいる人は、ちょっと良い気分になれるのです。MINDHACKでもささやかながら、カンタンな実績を用意しています。

実績機能そのものはプログラマーのundoさんに実装をお願いし、無事に導入できたのですが(undoさんいつもありがとうございます!!)、もう一つ準備したいものがありました。それは、実績アイコン!実績を解放したときに、ちっちゃく表示される画像のことですね。

これは我らがPortalの実績の例。

もちろん既存の素材を流用して無難なアイコンを仕立てることもできるのですが……インディーゲーム界隈、実績アイコンは開発者のコダワリとサービス精神の見せ所(と、私は勝手に思っている)。せっかくなので、なにか特別なアイコンを作ろう!と思い立ちました。

で、わたくし、前から一度やってみたいことがあったのです。それは、ドット絵!ピクセルアートでMINDHACKキャラを描いたアイコンを実績にあてがったら、オシャレなんじゃない!?ということで、ほぼ20年ぶりにドット絵に挑戦することにいたしました。(ちなみに昔はしぃペインターで描いていた……通じるのかこのネタ)

久々のトライということで、まずいくつかのドット絵指南サイトを巡り、基礎的な知識を身につけました。例えばドット絵でナナメの直線を描く時は、ドット数が2,2,2…とか3,3,3…とか規則的に並ぶようにするのがキホンらしいです。

なるほど。ではさっそく実践してみましょう。やー!

……………。いきなり最難関のキャラにぶち当たってしまったようです。気を取り直して、直線がキレイになる角度を模索しつつ、形を整えていきます。試行錯誤の末できあがったアイコンがこちら。

ウニーーーーーーン!

うーん、どうでしょう。ゲーム内画像と全く同じ色づかいにしてみたのですが、小さい分ちょっと地味すぎる気がしますね。ということで、全体的に色味を整えてみましょう。

サンシャイーーーーーン!!

大分見栄えのする出来になりました!ということでユーニッドのアイコンはこれで完成……これで…………

もうちょっと頑張れないか……!?

欲を言うと、全体のサイズに対してユーニッドの大きさがこぢんまりしている気がしますね。ささやかな画角だからこそ、もっとはっちゃけた構図にしても良さそうです。そして、ポーズ。バランスを整えるのに必死で気がついてなかったのですが、なんか「ちょっといいすか?」って呼びかけられて振り返った瞬間を激写されたような、得も言われぬ佇まいになっています。せっかくだからビシッとポーズを決めさせたい。

もっと下絵の段階から画角とポーズをしっかり決めよう!ということで、今度はアナログからラフを起こし……

さらに、主線より先に面を塗ることでバランスを取りやすくし……

ホでヴさん「なんでこのウニ生足なの?」 ササン(ズボンの色が明るすぎたか)

 

 

 

そして…………

こんな具合でユーニッドのアイコンが出来上がりました。けっこう愛嬌のある絵面になったのでお気に入りです。原寸大だとこんな感じ。

ドット絵アイコンは他のキャラクターも用意していますので、どうぞお楽しみに。4月6日のアーリーアクセスが始まったら、実績集めにも挑戦してみてくださいね!それでは。

MINDHACK:新オープニングムービー/追加資料アート

きつねです。今週はわたくしの本業、映像のお話でございます。

2月の7日にアップデートした最新の体験版、お楽しみいただけているでしょうか?
アップデート内容の詳細に関しては先週先々週のブログで詳しくお伝えしておりますので、こちらもぜひご覧いただければ幸いです。

そして今週は、新しくなったオープニングムービーの見どころをご紹介いたします!
昨年夏のBitSummit X-roads会場でお披露目して以来……ずっとこの日が待ち遠しかった!!

 

【新オープニングムービー】

 

プレイヤーの皆様をMINDHACKの世界にご招待する、物語の導入部。
主人公である「先生」の経験したアクシデントをプレイヤーにも体感してもらうために、迫力重視の映像に仕上げました。

 

最初期バージョンのオープニングから、新たに姿が描き足されたキャラクターも。
角が生えてるホットフィックス隊員は、第一章でも言及される新米隊員くんの前任者。

余談ですが、この先輩隊員と中央に映っている更生対象は、それぞれ開発チーム内部で「コレエダ先輩」「豆腐マン」というあだ名で呼ばれています。
この直後、いろいろと大変なことに。

 

ゲームの冒頭を飾る特別なムービーなので、本編ではなかなか見られないアクションシーンなども盛り込まれています。
この隊長特殊部隊ジャンプは『頼む! お願いだから!! 俺は隊長が柵的なものをこう……こうやって飛び越えるところがどうしてもどうしても見たいんだ!!!!隊長は絶対に柵的なものをこう……飛ぶんだ!!!!』とホでヴさんに頼み倒して演出に入れ込んでもらいました。エヘヘ…………。

 

↑新しくオープニングムービーを編集するにあたっては、ホでヴの用意してくれた絵コンテを元に、必要素材の割り出しとアニメーション作成を行いました。
起きていることのわかりやすさを保ちつつ、キャラクターの個性も表現した演出になっていて、これを眺めただけでもかなりテンションが上がります!!

 

 

この新しいオープニングムービーですが、絵コンテと演出・作画監修等をホでヴが担当し、描き下ろしの素材作画はイラストレーターの小田ハルカさんにお願いしました。

そうです! 以前MINDHACKグッズのとっても可愛らしくキューテステステストなデフォルメイラストを担当してくださった、あの小田ハルカ先生です。

↑このキャラクターアートを使ったアクリルキーホルダーやクリアファイルは、こちらのBOOTHで販売中!

 

小田さんと紅狐は過去に何度もキャラクターアニメーションのお仕事でご一緒しており、特にキーフレームアニメーションに適したレイヤー構造・素材の分けかたなどに関して、抜群の信頼を寄せてお願いできました。
何より……

ご覧ください、この………

 

MINDHACKキャラクターへの圧倒的「わかり手」感……!!

最高だぜ……!!

 

 

そしてさらになんと、実は先週ご紹介した『更生対象の追加資料』のためのアートも、小田さんに描き下ろしていただいています。

施設の外では人々がどんな日常に囲まれて暮らしているのか、肌に感じられる雰囲気がありますね。
特に文字の部分は「読めそうで読めない」「読めないが、どのように書かれたか判別できる(たとえば手書きであるのか、機械で打たれたものなのか)」という要素を重視して描き分けていただきました。文字・記号フェチの私も大歓喜です。

 

さて、これはどこのカルトの教典でしょうか。
アーリーアクセス版ではよりバリエーションに富んだ資料をご覧いただけますので、こちらもお楽しみに!

 

そんなMINDHACK世界を彩る強力なサポーターである小田さんから、直々にコメントを寄せていただきました。

MINDHACKのファンガール、小田ハルカです。
OPムービーの新規作画および資料アートを描かせていただきました。
なんと嬉しくも責任重大なお話、恐悦至極に存じます。

ホでヴさんのキャラクターデザインはなんと言っても絶妙なバランスかつキュートな曲線が特徴的ですから、
そこをなるだけ寄せられるように気をつけました。

特にダントツで枚数の多かったレベッカ隊長はなかなか悩み甲斐があり、
装甲の重量感あるチョーカッコイイシルエットが潰れぬよう注意を払いましたが
やっぱり肩アーマーさんを御するのは大変でした!笑
とはいえあのゴツさでダイナミックにアクションなさるのは非常にクールですので、
そのあたりが表現できていればと思います。もちろん布のヒラみもだいすき。

とにかくキャラクターみんな描くこと自体がまずとても楽しく、
つい納期そっちのけでどこまでもこだわってしまいそうでした。

それから資料アート。
こちらはキャラクターや背景イラストとは違ったパズルや工作のような楽しさがありますね。
キャラクターたちとはやや異なるニュアンスですが、きちんとMINDHACK世界が香るように仕上げております。
こだわり…というか感慨ピックアップは、意外にも■■■で表現された文字列。
フィーリングで区切るとあと一歩文章に見えないもので、実際の文章を参考にしました。
こんな形でさえ人の目は微妙な違いを拾うものだなあ~

一通り、語らせていただきました。ありがとうございます。
楽しんでいただければ幸いです。
自分も進化した第一章はやく遊びたい!

-小田ハルカさんのSNSアカウント・webサイトはこちら
Twitter (https://twitter.com/aries_bug)
Tumblr (https://aries-bug.tumblr.com

 

小田さん、改めてありがとうございました!

MINDHACK:EXTRA資料とタイピングのタイムアタック&韓国イベント出展のお知らせ

きつねです。
ビッグなお知らせが続くここ数週間ですが、きょうもなんと……お知らせがある!!なんてこった!!

体験版アップデート

2月7日、Steam Nextフェスの開催に合わせてMINDHACKの体験版を最新のものにアップデートいたしました。


以前からチェックしていただいているかたにも、最近見つけてくださったかたにも、作品をお楽しみいただければ幸いです!

 

 

【不具合報告フォーム】

もしアップデートされた体験版において不具合に遭遇してしまった場合は、こちらのフォームからスクリーンショットを沿えてお寄せいただければ幸いです。
ゲーム本編の開発と併せて、ゲームそのものの機能改善や、パフォーマンスの向上にも並行して努めてまいります。ご協力ありがとうございます!
(そして、既に不具合を報告してくださった皆様、ご不便をおかけして申し訳ありません……!)

 

既知の不具合:

-タイピングパート中にESCキーを入力すると、ゲームを終了するためのウインドウが意図しない場所に表示されてしまう
原因を確認し、現在修正対応を行っています。修正には少々お時間を頂く見込みです。
終了ウインドウが表示されてしまった場合は、矢印キーとENTERキーを使用してゲームを終了することができます。
また今後、2週目以降のタイピングパートに即時リトライ機能を実装することを検討しています。

-NEW GAMEを選択後、操作説明の画面以降、画面が暗転したまま進行しない
ゲーム内の.mp4ムービーファイルが正しく表示されていない可能性があります。
グラフィックボード/ビデオカードのドライバを最新のものに更新するか、ドライバを再インストールすることで改善されることがありますので、お試しいただければ幸いです。
(また、お使いのPCによっては、複数のドライバが同時に有効になっていることが原因である可能性があります。)

 

 

アップデートの見どころ

改めて、このアップデートの見どころをリストアップすると……

・オープニングムービーが描き直され、新しくなりました (近日ブログでもご紹介予定!!)
・ハッキング後のムービーに新しいアニメーションが追加されました
・「プチタイピング」が追加されました
・「人格書き換えインタラクティブ」が追加されました
・一部の演出が一枚絵表示からムービーになりました
・日本語のローマ字タイピングがフレキシブルになりました
・一部のキャラクターに新しい立ち絵が追加されました
・その他、機能面の軽微な改善や修正を行いました

そしてもうひとつ、実はこれまでのリアルイベント出展にも含まれていなかった最新のフィーチャーがあります!
ローマ字タイピングの改善に加えて、今回のアップデートで見逃せない機能がこちら。

 

【タイピングのタイムアタック機能・EXTRA資料画面の追加】

 

体験版第一章のお話を最後まで遊ぶと、タイトル画面に「EXTRA」の文字が。
こちらから各更生対象の追加資料を閲覧することができるようになっています。

 

各更生対象の追加資料は1~9まであり、本編では語られなかった第三者の視点を通して、更生対象の人物像を読み解くことができます。
資料はハッキングの技術、つまりタイピングパートのクリア速度に応じて解禁されていきます。

EXTRA資料の画面では更生対象のタイピングにリトライでき、クリア速度・過去の最高速度も表示されるようになっています。
第一章・ユーニッド編の場合、だいたい1分を切るくらいになると全部読めるようになっています。腕に覚えのあるかたはぜひタイムアタックに挑戦してみてくださいね。

また、タイピングが苦手なかたのために、将来的には『資料を解禁するためのお助け機能』の実装を検討しています。いま「なかなか速くタイプできないよ~」というマインドハッカーの皆さんもご安心ください!
このお助け機能はアーリーアクセス配信時、またはその後のアップデートで追加していく予定です。

ササン三執筆担当のこの追加資料群は、もちろんウニ以外の更生対象にもあります! アーリーアクセス版をお楽しみに!

 

 

 

さて……
ところで……
韓国のご飯ってめちゃくちゃおいしいイメージないですか?
キンパとか。ヤンニョムチキンとか。

先日台湾で台北ゲームショウに出展していたVODKAdemo?ですが……なんと今度は韓国に行きます!!

韓国の展示イベントに参加します

 

インディゲームクリエイターのための団体『IGDG(Independent Game Developers Guild)』様からお誘いをいただき、ソウル市内で行われる同団体主催の展示イベントに参加することとなりました。
こちらのイベントは2月18日・2月19日の二日間行われ、ついこの前台湾から戻ってきたホでヴとササン三が反復横跳びの勢いで現地入りする予定です。
海を越え雲を飛び越えがんばってくれッ……!!精神破壊の快感を広めるために……!

技術班(飛行機恐怖症)の私こと紅狐のほうは日本で待機しつつ、韓国語のイベント用ビルドや印刷物を準備中。
こんな感じで、フライヤーも現地の言葉に合わせて刷っております。


↑これは台北ゲームショウの。

↑こっちは韓国語の。

翻訳や渡航についてのサポートをしてくださった皆様、本当にありがとうございます!

アーリーアクセス版リリースの時点では英語・日本語のみの実装となりますが、繁体字訳同様、海外での反応を見ながら様々な言語にローカライズしていけたらいいなと思っています。
韓国の現地でもいろいろな方に遊んでいただけるのが楽しみです!

 

MINDHACK:第1章体験版アップデートのお知らせ・日本語タイピングの改善

きつねです。
今週、ホでヴとササン三は台北ゲームショウ出展のために台湾へ出張しています。
ご飯の写真をくれとねだったのでLINEでちょいちょい台湾飯が送られてくるのですが、何故かいつもSINOの入ったフロッピーが添えられています。どうしてですか?

なぜですか? シノちゃんその餃子いっこちょうだい。
そんな二人+フロッピー一枚による台北出張日記も後日公開予定。おったのしみにー!
(MINDHACKブースは用意したフライヤーを配り尽くしてしまうほどの大盛況とのことで、訪れてくださった全てのかたに大感謝です……!)

 

【お知らせ】

なんと出展するのは台湾だけじゃない! オンラインのイベントも待ち構えています!!

日本時間2月7日午前3時より、Steam上にてオンラインイベント『Steam Nextフェス』が開催されます。
4月のアーリーアクセス直前ということで、これに合わせてSteamで現在配信中の第一章体験版を最新のものへとアップデートいたします!

このビルドには、これまでBitSummit・デジゲー博・そして台北ゲームショウ等のリアルイベントで展示してきた体験版と同等の機能が含まれています。
新しくなったオープニングムービーやプチタイピング、人格書き換えインタラクティブなど、ひと足お先にアーリーアクセス版と同じ体験をお楽しみいただける予定です。

そして、このビルドには今回新たに追加される、日本語版専用のとても大きなアップデートが含まれています。
それは……!! 日本語版全マインドハッカー超絶待望の機能!!!
2021年6月から1年半の時を経て、ついに実現!!!!
それはッ!!!!!!

 

【ローマ字入力のフレキシブル対応】

 

これっ!!!!!!!!!!

わかりますか!!

改めてご説明いたします。「日本語をローマ字で入力するとき、ヘボン式と訓令式の入力方法の違いに対して、フレキシブルに対応する機能」です。

このように、「ツ」に対してtuと打ってもtsuと打っても正解となります。
プレイヤーのローマ字入力方式をリアルタイムで判別し、設問の表示も切り替わります。

 

実は、日本語のタイピングの仕組みはかなり複雑です。
「ち」という文字を日本語ローマ字で入力するとき、「ti」と打つ人もいれば、「chi」と打つ人もいる。
なんなら私なんか「たちまち」と打つとき「tatimachi」って打つ。一回目がtiで二回目がchiになっとる。

ある組み合わせの時にだけ変わるものもあります。例えば「みんな」と打つとき、「minnna」の人も「minna」の人もいる。

つまり……
第一章の設問である「こっち見んな」という文字列に対して、

kocchiminnnaの人もいれば
kottiminnaの人もいて
kottiminnnaの人も
kocchiminnaの人もいる……
今回のアップデートにより、これらのどの打ち方をしても正解として受け付けられるようになりました。

初めてMINDHACKのプレイアブルを公開した時からずっとご要望を頂いていたこの機能。
このたび、ついに実現!! やったーーーーーーーー!!!!!!!! うおーーーーーー!!!!!!
以前に比べてウルトラ滑らかに入力できるようになったマインドハッキング、ぜひ新しい体験版で試してみてください!!
そしてお友達にも言いふらしてください。マインドハックはついに「ti」にも「chi」にも対応したと……!!
2月7日、乞うご期待ッッッッ!!!

ご覧の通り、ついに念願かなって大変にはしゃいでいます。
見た目にはシンプルに見えますが、その影には非常に高度な実装が必要でした。
何しろローマ字入力のバリエーションってこんなにあるらしい。エッ? まじ?

この膨大なバリエーションに対して、全ての組み合わせをプログラムに登録し、入力された瞬間に「どの入力方法か」を判定して正答として受け付ける文字をリアルタイムで変更する……エッ? まじで言ってんの?
こんなのどうやって実装すんの????

タイピングゲームといえば多くの人が最初に思い浮かべる作品が『寿司打』ですが、寿司打はこの機能を完璧に実現している素晴らしいゲームです。誰もが気軽に遊べる楽しいデザインになっていながら、UIもアニメーションも機能もとんでもなく心地よくできている……すごい……寿司打は本当にすごい。

『寿司打』はこちら( https://neutralx0.net/ 様を引用しています)

先述の通りtiとchiが頻繁に入れ替わるタイプ癖のある私でも、全くひっかからず自然に入力できる。
とにかく寿司打はすごい。
寿司打がものすごくすごいということを理解したVODKAdemo?の技術担当・私こと紅狐は、早々に匙を投げハンズアップののち「こいつぁ本業のプログラマーさんにお願いするしかないぜ!!」と決めました。

 

【プログラマー紹介】

というわけで、このウルトラ高度な機能の対応に尽力してくださったのが、プログラマーのみこさんです。
今回ブログでのご紹介にあたって、みこさんにコメントを寄せていただきました。

 

【プロフィール】

プログラマーとして携わらせて頂いている、みこと申します。
普段は絵を描いたりソフトウェアと格闘しながら友人等とチームでゲーム開発をしています。
ここ数年ゲームクリエイターの方々と関わる事が増えてきているのですが、常々みなさんのクリエイターとしての強さタフネスさに戦々恐々としております、自分もつよつよゲーム開発者になりたい…!

【MINDHACKについてひとこと】

初見でその素敵なビジュアルとちょっぴりダークな世界観に心を鷲掴みにされ一ファンとして遊べる日を心待ちにしていたところ、ご縁がありプログラマーとしてお声がかかり嬉しい反面責任感を感じています…!

「悪人」たちのちょっと変わった生き方考え方がとてもとても愛しくてもっともっとお話し聞きたい、聞かせて!と日々思いながら開発を力一杯お手伝いさせて頂いております。

みんな愛しいですが自分は中でもユーニッドくんが一番好きです、耳飾り…トゲ飾り…?のワンポイントが可愛いですよね。

みこさんはご自身の所属するゲーム開発チーム『Caffeine Zombie』で、『灯りの王子と陰りの塔』というゲームを制作されています。
主人公とその分身「カゲ」が、それぞれの役割を活かして進んでいく横スクロールパズルアクションです。

みこさんにはプログラマーのundoさんからのご紹介でお願いしたのですが、実はそのだいぶ前、VODKAdemo?一同は2021年のデジゲー博で『灯りの王子~』を遊んでおりました。なんという偶然!
幻想的かつどことなくキュートなデザインの世界観で、パズルのルールもわかりやすく、思わず触りたくなるような「とっつきやすさ」が印象的でした。

先に進みたい主人公だが、目の前を金網が塞いでいる。
その先に金網を無視できるカゲを送り込む。カゲが金網の奥のスイッチを押して、道を開こうとする……しかしそのスイッチの前にはカゲが苦手な光の筋がある! どうしよう!
あ、よく見たら主人公が立ってる側には押せるブロックがあるぞ。じゃあこれを押したら光を遮ることができるかも!
というように、光と影というコンセプト通りに直感的なひらめきで謎を解いていく心地よさがあります。トレーラーからはストーリーの重厚さも垣間見えて、完成がとても楽しみなゲームです!

開発チームのCaffeine Zombieさんは、それぞれのメンバーがアート担当兼エンジニアだったり、3Dデザイナー兼アニメーターだったり、BGMもSEもこなすサウンドデザイナーだったり、多彩なクリエイティビティを持つとっても鮮やかなサークルです。
ぜひこちらのURLもチェックしてみてくださいね!

【みこさんのSNS・Webサイト】

みこさんのTwitter

みこさんの所属サークル・Caffeine Zombie

灯りの王子と陰りの塔(Dim Tower) steamページ

 

MINDHACK:2023台北ゲームショウ出展のお知らせ&日々の歩み

【お知らせ】

きつねです。
台湾のご飯ってめちゃくちゃおいしいイメージないですか?
小籠包とか。ルーローハンとか。なんか超でっかい揚げ鶏とか。
タピオカミルクティーとか台湾カステラとかスイーツも最高だよね。

そんな台湾の中心都市・台北に…… なんとVODKAdemo?が海を渡って訪れることになりました!

人格改変ADV『MINDHACK』が台北ゲームショウに出展決定!4月6日早期アクセス配信開始を前に精神破壊の快感をアピール

2023年の2月2日~5日に開催される2023台北ゲームショウに、MINDHACKを出展いたします。
パブリッシャーであるroom6さんの協力を得て、海の向こうの皆さんにも精神破壊の快感をアピールして参ります。

このゲームショウ用に、特別に繁体字に訳した第一章のビルドも用意しました!

 

異国情緒あふれるゲーム画面を見ているとなんだかわくわくしますね。
アーリーアクセス版の配信時には日本語と英語のみ実装する予定ですが、イベント現地での反応を参考に、将来的にはこうした多言語へのローカライズも行えたら良いなと思っています。キャベツって高麗菜っていうんだ……!

 

現地にはササン三とホでヴが出張してアテンドしてくれる予定! わたくし紅狐は日本から遠隔でふたりの活躍を見守る所存です。

何故なら……
私は…………
重度の飛行機恐怖症だからだ!!!!!!!!!!
おいしいお土産待ってるぜ!!!!!!!!!

 

 

尚、今回の繁体字ビルドの翻訳はディストピア系AI大暴れローグライト戦略シミュレーションゲーム「Despot’s Game」の繁体字訳を手がけたInlingo社に行なっていただきました。
Thank you so much!

驚くべき緻密でキュートなピクセルアートと、「それってアレだよね!?」という愛にあふれたオマージュ盛りだくさんのDespot’s Game、かわいいAIも出てくるとても良いゲームです。

 

 


 

【MINDHACK 日々の歩み】

そんなこんなでイベントにも積極的に出展したりしつつ、アーリーアクセス配信日に向けてゲーム本編の開発も着々と進行中です。
近日中に日本の皆さんにもゲームプレイについてちょっと嬉しいお知らせができる予定なので、どうぞお楽しみに!

それはそれとして、ゲームを作るということはすなわちバグと戦うという日々でもあります。
深夜に邪悪な三角形を超高速回転させたりする以外にも、いろいろな苦難の日々があった。

 

ハックを終えて一安心した先生の部屋に突然の乱入者が現れたり

 

ハイテンションな先生がお花を見せびらかしはじめたり

 

 

サムズアップしてもらうはずが「表へ出ろ」になっちゃったり

見た目の威厳と肩のいかつさに定評のあるレベッカ隊長にそう言われると超怖いですね。
「新人。表へ出ろ」とか言われた日には、新米くんは凍り付いてしまうのではないでしょうか。
でも言われて震えながら外に出たらめっちゃくちゃ夕日が綺麗で「(こ、これが見せたかっただけか……!!)」……っていうオチな気がします。
先生は誘ってもぜんぜん表出てくれないので。

はちゃめちゃに寒い日が続いておりますが、皆さんもあたたかくしてお過ごしください!

MINDHACK:隊長百面相

今日はお楽しみ企画。題して「隊長の歩みを振り返る 〜これまで、そしてこれから…〜」。

MINDHACKにおける重要キャラクターの1人、レベッカ・ソーン隊長。主人公を守る警備隊のリーダーであり、マインドハック施設の最後の砦となる存在です。その姿は見る者を威圧し、緊急時には手を下せるような厳しさも兼ね備えています。

一方、苛烈な側面ばかりではないのがレベッカ隊長の魅力。人を信じることを忘れない善き心の持ち主で、全人類を受け入れる博愛の人物です。作中では、新人を導くよき指導者として、そして何よりも主人公の唯一の友人としてプレイヤーに寄り添ってくれます。

そんな隊長の温和な側面をよく表しているのが、すきまトークなどのスピンオフで登場する様々な姿のバリエーション。ときに可愛く、ときに愉快に姿を変えるその百面相は、シリアスなだけではない隊長の魅力を反映してきました。

というわけで今回は、様々な隊長の姿を振り返っていきます。

1.お花隊長すきまトーク08

先生がプレゼントしたお花の首飾りをつけた隊長。色味を抑えた装甲の上に、鮮やかなトロピカルフラワーがよく映えますね。前が見えてるのかいまいち判然としませんが、このまま会議に出たようなので多分大丈夫でしょう。

2.クリスマス隊長ブログ 年の瀬

2021年の暮れ、先生のオフィスを訪ねてきた隊長。先生の身を気遣う長い話をしていたのですが、当の先生はなんにも聞かず隊長を飾りつけるのに夢中だったのでした。電飾は暗い部屋でほのかに灯ります。光る眼とともに、オフィスを幻想的なムードで包みました。

3.ちょうちょ隊長すきまトーク21

春うららの季節、小さなおともだちに懐かれた隊長。眼っぽいところに思いっきり入ってるように見えますが、本人は気にするそぶりを見せません。もしかしたら慣れてるのかもしれないですね。夜、蛾とか寄ってきそうだし。

4.あったか隊長すきまトーク30

2022年のホリデーシーズンに先生を訪ねた隊長。この年は、先生がせっせと暖かい肩カバーを作ったのでした。お花の模様がカワイイぞ、肩カバー。実は左右で長さが揃ってないぞ、肩カバー。急いで仕上げたので出来栄えはそこそこ。

5.唐揚げ隊長ブログ 唐揚げを食べる隊長

おかずを食べる隊長。堂々の本編素材です。お弁当の包みを腕に引っかけてるところとか、細かい所作に繊細さと荒っぽさが共存してますね。それにしても、唐揚げばっかり先に食べて後のおかずに困らないんでしょうか。

というわけで、隊長の様々なコスチューム(?)を振り返ってみました。2023年はますます幅広い表情を見せてくれることにご期待ください。

それではまた来週~!

開発日記 6/25

こんにちは。ホでヴです。
第二章に出てくる更生対象、イーヴリッグの素材が全部上がりました!やった~~
ナイス・ザ・グレート・マウンテン


よう動くやっちゃ。
彼は、普通に話してるだけなのにめちゃめちゃ暴れるので沢山描きました。
ハック時の立ち絵はまだ一度も出していないので、本編の方で是非見て頂ければと思います。

では素材の上がり切りを記念して、本編では出てこないイーヴリッグの秘密を大公開!!!!

「後ろ側」

『神の家具になる』という教義に基づいた、信者の階級を表す羽織。
後ろ姿は見せる機会がないのでこれを機に。
襟が四本なのは机やキャビネットの足をイメージしてます。
家具の種類によって羽織の形が変わります。

 

「素足」

手と同じで足先が茶色になっています。

 

「体がもふもふしている」

彼はよく体にバリカンをかけています。キャビネットなので。
ふわふわのキャビネットも悪くないと思いますけど。
本人が嫌なら仕方がないですね……

 

引き続き頑張ります!!!

MINDHACK:楽曲紹介07

1ヶ月にわたってMINDHACKの楽曲を紹介する本コーナー!今回も作曲家・小鉄昇一郎さんのコメントとともに、トラックをお届けします。今週は、ホットフィックスのテーマともいうべきあの曲!

【今週の1曲】

 

・VODKAdemo?より
先生のオフィスを出た後に必ず通ることになる、廊下のBGMです。オフィスの「日常の業務を閉じこもって過ごす場所」である穏やかな安心感と対比して、廊下では「これから悪党と対峙するぞ、さあ作戦会議だ」という感じの、若干緊迫感のある楽曲として依頼しました。

主人公を警護するホットフィックス隊は、厳しい訓練を積んだものしかなれない特殊な警備部隊です。廊下のBGMはホットフィックス隊のイメージテーマでもあるため、「特殊部隊が出動する前の作戦会議・ブリーフィング」という雰囲気を意識してもらいました。
ただ、消防士やスーパーヒーローの出動のような勇壮さではありません。あくまでも、ホットフィックス隊は「指令さえあればどんなことでも淡々と冷静にやるプロフェッショナルたち」というイメージです。

廊下で展開されるのは深刻な場面ばかりではなく、ときにはちょっと抜けたシーンが見られる場所でもあります。作戦会議のイメージではありますが、シリアスすぎず、施設で働く人たちのありふれた日常の業務、という側面も意識してもらいました。
『訓練を受けた特殊部隊のプロフェッショナルたちが、オリジン弁当を食べながら気だるげに午後の任務についてすり合わせをしている』くらいの雰囲気をお願いしています。

・小鉄さんより

「(あまり士気のない)下級兵士たちの定例的な作戦会議のようなイメージで」というような発注だったと思うんですけど、そのコンセプトが面白いなーと思った記憶があります。

ベースもシンセも、この頃買ったYAMAHA reface DXというFM音源シンセを使って作りました。コードが半音ずつ上がっていって、緊張感あるけど掴みどころのない響きも好きな要素です。シンセファンクとかシンセブギーとか呼ばれる、自分の好きなジャンルに近い感じの曲調なんで、楽しんで作った曲ですね。

 

ちなみに「廊下」の楽曲として、小鉄さんは2パターンを作ってくれました。そのもう1パターンが、現在「すきまトークのテーマ」として使用している音楽です。フルートの音が印象的な、実家のような安心感の曲ですね!

 

来週はいよいよ、更生対象のテーマについてです。いったい何ニッドなんだ!?乞うご期待。

【小鉄さんの個人ページ】
https://kotetsu-shoichiro.com/
https://twitter.com/y0kotetsu
https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro