月: 2023年7月

MINDHACK:電話相談2023回答その1

【動画バージョンはこちら!】

COM_Z
コムちと!」

シノ
…………ハア」

COM_Z
シノちゃんの!」

「マインドハック電話相談~~!」

 

COM_Z
みんな、おまちどう!ご存じ可愛いコムちなのだ
今週からいよいよ、先日募集した質問の回答を始めていくよ!残念ながら全部の質問を扱うことは難しいけど、一つ一つ真心こめてお答えするから、みんな楽しんで聞いてくれたまえ!」

シノ
まったく、このような暑苦しい季節に……このくだらん戯れに興ずる輩がいようか?」

COM_Z
それではさっそく、いってみよう!」

 

Q.マインドハックされた後にはハック以前の記憶に何らかの影響が出るのでしょうか?

COM_Z
影響はあるけれど、記憶をなくしてしまうわけではないよ!マインドハックを受けた後は、それまでの記憶がふんわり曖昧に感じるらしいのだ。自分のしたことは覚えているけど、なぜそうしたのかはわからない……なぜなら、記憶からバグの原因となる感情を取り除いているからだね。つらい気持ちを取り除いてあげるなんて、とってもハッピー!だからマインドハックは身体にいいのだ!」

シノ
そのような都合のいい魔術、到底信用できんな」

COM_Z
シノちゃんにも、いつか分からせてあげる!」

 

Q.すきまトーク18に出てきたユーニッドは、以前嫌いな食べ物があったことを覚えていましたが、マインドハック第三章で出てきたユーニッドは、自分がかつて名乗っていた名前を忘れていました。更生対象が忘れる事柄には何らかの法則があるのでしょうか?また、物事を忘れてしまうのはハックの後遺症なのでしょうか?

COM_Z
「『ブラックサンシャイン』という名前を忘れたというよりは、自分のことを『ユーニッド』だと当たり前に思っているみたいだね。ユーニッドくんはハックを受ける前のことも覚えてはいるんだけど、まるで別の人の記憶みたいに、ぼんやりとしか思い出せないみたいだよ。」

シノ
ハ、まるで急に老いさらばえたようだな」

COM_Z
時間が解決できなくても、テクノロジーで何とかするのがマインドハックなのだ!」

 

Q.マインドハック施設のビルメンテナンスは、外部の業者を雇っているのでしょうか?それとも全て自前で管理や点検を済ませているのでしょうか?

COM_Z
外部の業者さんに依頼しているのだ!ただし、業者さんは施設に入る前に、全員バグスキャンを受けるよ。もちろん更生対象との接触は禁止なのだ。現場には必ずホットフィックスの隊員が付き添う決まりもあるね。」

シノ
あの部隊も体のいい雑用係になったものだ」

COM_Z
FORMATがいろいろ言いつけるからね!」

 

Q.マインドハックの世界には少年法はあるのでしょうか?またマインドハック施設行きにならなかった犯罪者はどのような処罰を受けるのか詳しく教えて欲しいです!

COM_Z
「少年法は存在するよ!ここは法が治める、とってもピースフルなところだからね。マインドハック施設に送られなかった人は、誰でも裁判を受ける権利があるのだよ。」

シノ
ハ。この世の全ての不条理が裁かれているとでも思うのか?」

COM_Z
「いつか誰もがマインドハックを受けたら、裁判もいらなくなるかもしれないよ!」

 

Q.更生対象がハックされたあともう一度犯罪を犯すことはあるのでしょうか?

COM_Z
可能性は否定できないのだ。破壊衝動のあるなしと、その人が罪を犯すかどうかに関係はないからね!」

シノ
それ見たことか。やはり万能の技術など無いのだろう、え?」

COM_Z
それでも、ハッピーになることに変わりはないよ!」

 

Q.悪人のバグ保有の可能性の有無は、警察が逮捕後に調べるのでしょうか?また、マインドハック施設へ護送以降は、警察は一切関与しないのでしょうか?

COM_Z
犯罪者が逮捕された後は身体検査があるわけだけど、そのフローのなかにバグスキャンが組み込まれているのだ。マインドハック施設に入ったあとは、警察が関与することはできないよ。施設に入ったらホットフィックス、そしてFORMATの指揮のもとに管理されるのだ。警察組織とマインドハック施設の管轄は違うんだね~」

シノ
連中は警察組織より上なのか?」

COM_Z
管轄の違いというだけさ!」

 

Q.マインドハック施設内の更生対象同士が軽いお喋りをするといった接触は許されているのでしょうか?

COM_Z
許されていないのだ!すごーくおしゃべりしたい更生対象もいるみたいだけど、勝手に話したらめっ!なのだよ。」

シノ
「そうやって支配下の者が徒党を組むのを阻むわけか」

COM_Z
ていうか、バグがうつっちゃったらマズいからね!」

 

Q.イーヴリッグ、もといコウスケ・ヤマムラくんの大学での学部及び専攻等は何だったのでしょうか?

COM_Z
理工系を総合的に学ぶ学部のようだよ!ばりばりの理系ボーイだね!」

シノ
アレに理屈でものを見る力があるとは思えんが?」

COM_Z
本当は言葉や哲学、文系っぽい教科のほうが得意みたい。どうしても理系ボーイになりたかったんだねえ」

 

Q.イーヴリッグくんの箱を被った経緯を教えてください

COM_Z
「聞いてきたよ~!

【これは被っているのではない!今はまだ組み立て可能の域に達していない私が、いつか神の御家に置かれるときの理想の姿を現しているのだ!】

だって。すごいねえ!」

シノ

「……」

 

Q.イーヴリッグの頭の箱の”溶接”とは、頭部のどこかに溶接しているのでしょうか?それとも頭から外れないような形状にするために箱の一部を溶接しているのでしょうか?

COM_Z
中に固定するための金具があって、そこを溶接しているのだよ!さすがに、直にお顔を溶接したらアチチなのだ」

シノ
で、どうやって内側で溶接したのだ」

 

Q.ユーニッドくんは元々安アパートに住んでいたとのことですが、アジトに居着くようになってからはその部屋はどうなったのでしょうか?一人が嫌いな彼がどうやって一人で生活していたのか気になります。

COM_Z
解約してしまったそうだね。もともと、寝るためだけに使っていた家賃の安いアパートだったのだ。本当に眠たくて倒れそうなときしか帰らなかったみたいだよ。成人してからはアジトに入り浸る時間が増えて、いらなくなってしまったそうだ。」

シノ
常に他人と群れるなど、神経が分からん」

COM_Z
お友達が大好きなんだね!」

 

Q.とってもかわいいシノちゃんに質問です!

シノ
黙れ」

Q.子供のシノちゃんが現在のシノちゃんと同様に覆面を付けていましたが、子供の頃からずっとつけているんですか?また、覆面をつけている理由はありますか?

※子どもシノ(先日、開発者のTwitterでデザインを公開していました)

シノ
失せろ」

COM_Z
シノちゃんが暮らしていた文化圏では、みんな小さいときから覆面をしていて、他の人に素顔を見せなかったらしいよ!本当の顔は、めおとの契りを結んだ相手にしか見せないんだって。とってもロマンチックだね!シノちゃんは誰かに見せたことがあるのかな?」

シノ
貴様の面の皮を剥いでやろうか」

 

Q.シノちゃんが縮んだ時に1番困ったことはなんですか?

COM_Z
これはワガハイも聞きたいものだね。困ったことがあるなら、何でも言ってくれたまえ!」

シノ
「……相手を組み敷けんことよ」

「耳、爪、歯を削ぐには、相手を伏せるが都合良い」

「もっとも今の怨敵にはそんなものすら無いが」

COM_Z
おお、つまりワガハイにお耳をつければいいのだね?」

シノ
違う」

 

Q.新米くんは寮内で母親と電話でのやりとりってしますか?しているとしたらどの程度の頻度で母親と通話しているのでしょうか?

COM_Z
月に一度は電話をかけているようだね。今はお母さんは犬と暮らしてるだけだから、何かと気を使っているようなのだ」

シノ
大した親子愛だ」

COM_Z
ね、とっても素敵だね!」

 

Q.レベッカ隊長が大好きです。隊長がとんかつにからしをたくさんかけると聞いて、ストレスで味覚がおかしくなってないか心配です。お寿司にはどれくらいワサビをつけてますか?

COM_Z
ワサビはネタの上にこんもり添えるし、お醤油にも溶かすのだ!でもお醤油はネタ側にしかつけないらしいよ」

シノ
……器用なことだ」

COM_Z
隊長の食べ方はとってもエレガントなのだ!」

 

Q.マインドハッカーとホットフィックス隊員との関係はどのような状態でしょうか?仲は良好?

COM_Z
天才マインドハッカーくんは隊長以外の顔を、なんとな~くしか区別してないようだね」

シノ
所詮使い捨ての駒よ」

COM_Z
もっと、仲良しパーティーとか開けばいいのにね!」

 

Q.それぞれのホットフィックス隊員が担当する更生対象は罪の重さかバグの等級によって変わるのでしょうか?

COM_Z
ホットフィックス隊はみんな等しくキビシイ訓練を受けているから、どんな更生対象が相手でも、誰でも問題ないようになっているのだ!
だからバグの等級で担当が変わったりはしないよ。でも入隊したてのころは、ベテランさんと組むみたいだね。みんなが知ってる新米くんも、現場に慣れるまでは隊長と一緒にいろんなハックに臨むのだ!」

シノ
面倒な。さっさと上の等級に引き合わせればよかろう」

COM_Z
貴重な人材をいきなりつよーい更生対象とのエンカウントで失うわけにはいかないのだよ!」

 

Q.ホットフィックス隊員一人につき、それぞれ一人ずつ更生対象の担当がつくのでしょうか。 それとも、隊員一人で複数の更生対象の担当を任されるのでしょうか?

COM_Z
隊員ひとりで複数の更生対象を受け持つことが多いよ。マルチタスクで大忙しなのだ!」

シノ
例の機械は何をやっておるのだ」

COM_Z
FORMATのこと?あれに人間ひとりひとりのお世話をさせるなんて無理だよ~!」

 

Q.コムちが一番嫌だと思うことは何ですか?

COM_Z
もちろん、特A級バグが発現して世界が凍結してしまうことなのだ!人類を愛し、守るためにワガハイ、COM_Zが存在しているのだから」

シノ
くっく……貴様ごときに我が主の顕現を止められるとでも?」

 COM_Z
ふふん、コムちは優秀なのでね。色々な手を打ってあるのだよ……シノちゃんという研究材料(サンプル)とかね!」

シノ
「……ハ。小癪(こしゃく)な……」

 

Q.メインキャラクターの好きなアイスを教えて欲しいです。カップ派なのかコーン派なのかも選んで頂けると嬉しいです!
Q.毎日暑いので、主要人物たちの好きなアイスの味が知りたいです。
Q.みんなの好きなアイスの味はなんでしょうか?
Q.各主要キャラクターたちの好きなアイスの味を知りたいです!

 COM_Z
アイスは美味しいよね〜」

シノ
貴様……物は食わんと言っていたではないか」

 COM_Z
人間は美味しさに同意すると喜ぶ生き物なのだよ」

シノ
そもそも、何だこの氷菓に関する質問の量は!」

COM_Z
人間は、夏になるとアイスのことしか考えられなくなる生き物でもあるのだ!というわけで、みんなに好きなアイスを聞いてきたよ。傾聴したまえ!

ユーニッドくんはクリーム系よりシャクシャクしたアイスが好きで、シンプルなシャーベットをよく食べているよ。コーンはボソボソしているからカップの方が好きなのだ。

イーヴリッグくんのイチオシは映え映えゴージャスなフルーツかき氷なのだ。でもひと口食べると「多いなぁ……」って後悔することが多いみたいだね。カップのほうがイケてるからカップ派になったそうだよ。

隊長はとっても高級なビターチョコレートバーが好きなのだ。カップかコーンかはいっつも悩んで決められないそうだよ。

新米くんはパッキパキのチョコレートが入ったモナカアイスが好きだね。トースターでちょっと焼いて食べるのにハマっているのだ。コーンの方が食べられるから好きだって。

ヒューゴさんは「デイリークイーン」?……を子どものころから食べてたそうだ!コーン派らしいね。

ワガハイは2本のやつを1本ずつに分けるやつが好きなのだ!贈与論的に実に興味深いのだ。シノちゃんはどんなアイスを食べていたのかな?」

シノ
「………………氷」

COM_Z
なに?氷?」

シノ
…………氷菓など食ったこともないわ」

COM_Z
おやおや、スネてしまったようだ。今度でっかいブロック氷を持ってきてあげるからね!」

 

COM_Z
というわけで、今回の質問回答はここまでなのだ!」

シノ
やっと終わったか……
用が済んだなら、帰れ」

COM_Z
おっとシノちゃん、待ちたまえ!まだコーナーは終わっていないのだよ」

シノ
ハ?まだくだらん無駄話が続くのか?」

COM_Z
今回は、質問と一緒にみんなからの ひとことコメントも募集しているのだ!最後に、これらのお便りにお返事を返していこうではないか」

 

「まずはこちら!」

 

・たくさんの応援コメント

COM_Z
みんな、たくさんの応援ホントーにありがとうなのだ~!いただいたコメントは、一つ一つ出力してシノちゃんのお部屋に貼りだしておくよ!」

シノ
やめろ!」

 

COM_Z
続いてはこちら!」

 

・シノちゃんへ、コムちについての俳句を詠んでください!

COM_Z
というわけでシノちゃん、どうぞ!」

シノ
「憎たらしい ああ憎たらしい 憎たらしい」

COM_Z
心を打たれたのだ~!」

 

「お次はこちら」

 

・どうにかして「ぬ」って言ってくれないですか?

COM_Z
ぬぬぬぬ……これは難しいのだ。うまく言えるか分からないけど言ってみるね!あー、えへん……にゅ~~~~!」

 

「次のコメントはこちら!」

 

・愛しています 罵ってください

「おっけー、いくよ~!この……内臓の肉包み!

うそうそ。コムちは人間を愛しているのだ!シノちゃんもやってみたら?」

シノ
「 ……ん……

アッハハハ!ヒトよ、ヒトよ!
哀れで卑しきゴミクズよ!
地を這う以外に能はなく、愚鈍に蠢(うごめ)いては世を汚し……
汝らなど、有るだけで饐(す)えた臭いのする厭(いと)わしい屑殻(くずがら)よ!
ムシケラならせめて虫なりに鳴いて己が価値を喚け!

……こんなところか」

 

COM_Z
さっすがシノちゃんだね!」

 

ラストはこのコメントなのだ!」

 

・イーヴリッグはどうやって描けばいいですか?コツを教えてください!

COM_Z
というわけで最後は、イーヴリッグくんの絵描き歌で締めくくってみよう!みんな、画用紙とクレヨンは用意したかな?それでは聴いてくれたまえ!」

おべんとばこが ありました~

取っ手がついたら マグカップ~

四角い 窓の ベランダに~

おふとん 干したら おとなりも~

あっ!! 稲妻だ!! あぶなーい!!!!

あっというまに…………イーヴリッグく~~~ん!

 

みんな、上手に描けたかな?今回の電話相談はここまでなのだ。次回の回答をお楽しみに!それじゃあ、まったね~~!」

シノ
……この調子でやるのか?今年も……」

MINDHACK:夏休み土曜洋画スペシャル劇場【後編】

※これはMINDHACK本編と全く何の関係もないB級映画です。

 

〜前回までのあらすじ〜

ギャングのキング・ブラックサンシャインは、ひとり訪れたショッピングモールで何故かゾンビ大惨事に巻き込まれていた!
謎の家具屋店員・ヤマムラ(自称イーヴリッグ)や、謎の簡単造形殺戮ロボ・シノ、謎の博士ロボ・COM_Zと共に外界への脱出を目指すブラックサンシャイン。
果たして無事にショッピングモールの屋上へたどり着き、ヘリに乗ることができるのか?

 

 


 

 

 

ショッピングモールの屋上を目指し、輝く明日に向かって走り出した一同!

「ア”ーーー」

「いたーーーーい!!」

しかし、COM_Zがゾンビに噛まれた! 走り出してわずか5分後のことであった!

「ああ、しまったのだ……! このままではワガハイもゾンビになってしまう! ワガハイのことはいいので、みんな、先に行くのだ……!」

「博士ーッ!!」

「シノちゃん……元気でね……」

「いや、あんたロボットだろ? ロボットなのにゾンビ感染すんの?」

純粋な知的好奇心から尋ねるブラックサンシャイン!

「フン、博士。貴様を壊すのはこの我だ。醜い死に損ない共に奪われるのは癪に障る。ここで足掻け。……我は残るぞ」

「し、シノちゃん……!」

「なあ、ロボットなのに感染すんの?」

「……キミたち……! ワレワレには構わず、先に行くのだ! 屋上でヘリが待っている!」

COM_Zは床に力なく伏せたまま、屋上への道を指す! 背後では迫る無数のゾンビをシノロボが切り裂き退けている!!

「走れ、ウニくん! 走れ、キャビネットくん!!」

「なあ、ロボットなのに……」

「いいから早く行くのだーッ!!!!」

後ろの惨劇を振り返ることもなく、ブラックサンシャインとヤマムラは走った!

 

 

そしてついに、二人は屋上へ続く階段に辿り着いた……

しかし……!

「クソッ……あれは……!」

狭い階段の踊り場には、一体のゾンビが待ち構えていた。

薄暗い階段の闇にぬらりと立つ顔の影には得体の知れない光が輝き、ここは何人たりとも通さない、という威圧感に満ちている。しかも、何故か重装アーマーとアームシールドでガチガチに装備を固めているのだ!

 

 

「ア”ー センセイー」

「すげェ圧だ……!! 屋上まであと一歩だってのに!!」

まるで最後の障壁のように立ちはだかり、戦闘の構えを見せる威圧感ゾンビ! 生前の習慣なのか、何か呪詛のような言葉を抑揚なく呟いている!

「センセイー ハヤクサキニイクンダー センセイー」

「なんかブツブツ言ってて怖い!!」

「これはどうやら誰か大事な人を先に行かせてここに留まった奴の成れの果てらしいというドラマを感じるぜ……!」

わざとらしい説明とともに、拳に軍手をはめる!

「仕方ねえ、正面突破だ!! 殴り合いでブラックサンシャイン様に勝てると思うなよ!」

そしてはめた軍手をすぐ脱ぎパァーン!! と勢いよく床に叩きつけた! もちろんこれは中世の時代から伝わる由緒正しい決闘のサインだ!

「アッ……!」

すると、強そうな肩のすごいゾンビの様子が、乱れた……!

叩きつけられて踊り場に転がった軍手の前に、膝をついて崩れ落ちたのだ!

「セ、センセイ……」

 

 

そのまま軍手に気をとられ続けている!

「な、なんだ……なんかよくわかんねえけど、手袋に弱いらしい!」

「センセイ……」

「おいヤマムラ、今のうちに行くぞ!」

「あ、はい」

 

 

彼らは戦うことなくゾンビの脇を走りぬけ、屋上に続く扉を開けた!

 

 

 

「あーっ!!」

屋上へ出ると……空はもう白みかけ、夜明けが近く、風が強い!

いや、自然の風ではない。猛烈な突風はヘリコプターのホバリングによるものだ! 目の前でヘリは飛び去ろうとしている……!

「 待ってくれ!! おーい! おーい、ヘリーッ!!」

 

声も虚しく、ヘリの機内ではのんきに搭乗者たちが会話している。追加の生存者には気づいていない……

 

 

「いやー、とにかく先生が無事でよかったですよ! まさかこんなことになるなんてなあ」

「ほんとほんと、こんな状況でもなんとかなるなんて、さすが天才マインドハッカーですよね!」

「あ、先生と新人くんにも、施設に帰ったらお土産のチョコレートあげますね。こないだの休暇で南の旅行に行きまして」

「いいなあ〜! あれ先生、ところで隊長はどうなったんですか? 先生とご一緒だったと聞いてますが……」

「えっ先生、どうしたんです? さっきから何を必死に下を指さしてるんですか?」

「あれっコレエダ先輩、下見てください! 誰かいますよ! もしかして隊長じゃないですか!?」

 

 

「おーい! おーーーーい!!」

ゆっくりと高度を下げ始めたヘリに、ブラックサンシャインは必死に手を振った!!

「なあ、気付いたんじゃねえか!? 俺たち助かったぞ! なあ、ヤマム……」

 

その目の前で……

 

 

突然、ヘリが爆発!!

 

「うわああああ!!!!」

 

煙を上げ激しく燃え上がりながら、ヘリは斜めに墜落していく!

呆然とそれを目で追うウニ! 唯一の脱出の希望が、ショッピングモールの屋上からみるみるうちに遠ざかっていった……!

「おい、嘘だろ……」

後ろを振り向くと……

 

 

ヤマムラがロケットランチャーを構え、笑っている! 撃ったばかりの発射口からは細く煙が上がっていた!

 

「みんなゾンビになるんだ……ハハハ……」

 

ヘリの爆風で羽織の裾が煽られ、激しくたなびく!!

 

「ハハハハ! 実はこのゾンビたちは全部、僕が邪神LAGON(ン)に祈った願いが叶った結果なのさーっ!!」

そう叫ぶと、懐から一冊の分厚い本を取り出す! その装丁はいかにも呪われた邪神にまつわる冒涜的な装飾に覆われ、表紙には大きな『N(ン)』の文字!

「どこに持ってたんだよそれ」

「見よ! これは邪本、ラゴンノミコン!」

ヤマムラは邪本を掲げ、ウニに見せつける!

「そして、これが真実だ!!」

邪本ごとNを90度回転させると、それは……『Z』!! すなわち、ゾンビのゾではないか!! なんということだ!!

ラゴンノミコンを得意げに見せびらかしたヤマムラは、邪本を再び懐にしまい込み、改めてロケットランチャーを構える!

「邪神LAGON(ン)に身も心も捧げた私に、救いなどいらない!! 汚れた有機物は皆ゾンビになってしまえばいいんだ!!」

「ヤマムラ、てめえ……!」

「ヤマムラではない! 我が名はイーヴリッグ!!」

「イーヴリック、てめえ……!」

怒りに震え、両拳を握り締めてキャビネットを睨むブラックサンシャイン!

「黙れ!! 『ク』ではない! 『グ』だ!!」

しかし、その一つ眼のど真ん中をロケットランチャー(いつの間にか再装填した2発目)が狙う!

「さあ、次はお前だステンレスたわし! お前は私が直接神の御家に送ってやろう!! それも即日配送午前着の速達で!!」

「クソッ……!!」

絶望……! ロケットランチャーの前には手も足もトゲミサイルも出ないのか……!!

 

だがその時……!!

 

彼らの背後で屋上の扉が突如開いた!!

「何だ!?」

扉の先に現れたのは、見覚えのある姿……!

 

 

「ウ”ア”ーーッッッ!!」

 

躍り出たのは、腕だけになったシノロボ!

……を自分の腕の代わりに装着した、すっかりゾンビと化したCOM_Z博士だ!!

 

「いや、ロボットなんじゃねえの? なんでゾンビになってんだよ?」

戸惑うウニの横を目にも止まらぬ速度で駆け、ゾンビCOM_Zは獣のような四足歩行でヤマムラに突進!

 

「ア”ーーーーーッッッ!!!!」

「ウワーーーーッッ!! 神よーーーーーッッ!!!!」

そのままショッピングモールの屋上から、柵を薙ぎ倒し、下界へダイブ……!! COM_Zとヤマムラはあっという間に姿を消した……!!

 

「ハハハ……しかしこの世に邪悪な人の心がある限り、第二・第三の私が必ず現れる……LAGON(ン)神は不滅……ハハハハ…………ハハハハハハ…………!!」

落ちていったはずのヤマムラの声が、屋上とその上に広がる明け方の空にエコーを伴って、いつまでも反響した…………

 

 

邪本ラゴンノミコンの効能がぷっつりと切れたように、ショッピングモールじゅうのゾンビたちがその場に崩れ落ちる。

「…………」

夜が明ける。

屋上からは遠い山々と白んだ街のシルエットでできた地平線が見通せた。そして、眩い太陽がその姿をゆっくりと現し始めた。

鮮やかな陽射しに目を細め、腕でひさしを作り、たった一人残されたブラックサンシャインは呟いた。

「黒い太陽、か……」

 

 

逆光で影になった彼の姿はまさにブラックサンシャイン。

そう、長い夜は終わったのだ……

 

-THE END-

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たもちゃんのためのおもちゃを買いにきた。

 


黒幕。一番悪い。

 

悪い。しかし素直ではないだけ説がある。

 

正体不明のキーパーソン。

 


演技が下手なのでゾンビ役になった。

 

隊長が身体を張ったおかげでヘリに乗れた。

 

新米隊員:隊長と先生を拾いにきた。

コレエダ隊員:旅行が好きで土産にチョコレートを配ろうとしている。

 

施設でみんなを待っていた。

 

 

 

and…..

 

 

 

 

※これはMINDHACK本編と本当に全く何の関係もないB級映画です。ありがとうございました。

MINDHACK:夏休み土曜洋画スペシャル劇場【前編】

※これはMINDHACK本編と全く何の関係もないB級映画です。

 

 

 

-VODKAdemo? presents-


 

 

 

日没を迎えた、とある日のことだった……

 

郊外のショッピングモールは、夜でも煌々と明かりを灯していた。天井からの眩いライトを背に浴びながら、ブラックサンシャインは、大ぶりのモンキーレンチを相手の鼻っ柱めがけて振り下ろした。一階エントランスホールの中央を陣取る巨大な屋内噴水は景気良く水飛沫を上げ、その水は鮮血に染まっていた。

 

ギャング集団ブラッディ・パエリアのヘッドである彼にとって暴力とは、海の水が塩辛いことと同じように、当然のものだった。それでもレンチを固く握りしめる彼の手には痛みが走った。身を守るためには仕方ないことだった。何故なら彼が訪れていた地元のショッピングモールは、今や……

 

 

「ア”ーーー」

「ウ”ア”ーーーーーー」

 

…………どこもかしこも、ゾンビの群れで溢れかえっていたからだ!!

 

 

「ふざけんじゃねェ! どうなってんだよ一体!!」

 

群れ、群れ、群れ、見渡す限りのゾンビの群れ!! 噴水の小高くなった縁に登ると、ゾンビたちが一斉に腕を伸ばして彼の姿を仰ぐ!

「ア”ア”ーーーー」

「うるせえ! ワカメみてぇにまとわりつきやがって!!」

噛みつこうとしたゾンビの顎にすかさずレンチの頭を突っ込み、その土手っ腹を蹴り飛ばす!!

「ウワ”ーーッ」

「俺はキングだ! つまり、王だ! 道を開けやがれ!!」

蹴られたゾンビが他のゾンビを巻き込みながら後ろへ倒れ込む!

「おらァ!!」

その隙に、ケンカパンチにケンカキック、都合よくその辺に落ちていた釘バットなどでゾンビたちを殴り倒していく!! 彼はエントランスホールを暴力で走り抜けるのだった!

 

「クソッ、誰か……誰もいねえのか!? まだ活きの良い奴は……!!」

彼は舎弟たちには内緒でここへ来てしまったことを後悔し、今日買いにきたペットウミウシ用おもちゃを諦めることにした。とてもペットショップが開店している雰囲気ではなさそうだ。まずは無事に外へ出て、ブラッディ・パエリアのアジトへ帰らなければならない。だが、一階の出入り口は外からやってくるゾンビの群れでとても使えそうにはない。そもそも、外の世界はまだ無事なのだろうか? あの居心地のいい、賑やかなマンションの一室は?

 

郊外のショッピングモールは、とにかく広大だ。そのだだっ広さといったら、野球とサッカーとフットボールの大会を同時に開催してもまだ客席と屋台を出す場所が余りそうなほどだ。どう逃げればいいのか見当もつかなかった。

ゾンビたちは腕を前に突き出しながら蠢いている。知性はかけらも感じられず、ただ物音に反応して動き回っているようだ。

噴水の横に二階へ繋がるらせん階段があることに気づき、彼はそれを駆け上がった。予想通り、階段の上は一階よりも比較的ゾンビ密度が落ち着いている。ゾンビたちからは既に、階段を登るほどの知性も失われているのだ。

「よし、ここはわりと無事そうだな……」

 

鋭い目つきであたりを見渡すと、吹き抜けのテラスの先は静かな家具売り場だった。

「へー、家具屋なのにウミウシ用品も売ってんだ。ケージとか餌入れとか」

何か武器になるものはないか棚をひとつひとつ覗いてまわると、なかなか品揃えが面白く、つい品物を見てしまう。

「お、軍手。そういやフジツボが要るっつってたな」

軍手を手に取り、ふと横を見る。

「ん?」

すると、目が合った。

何と?

 

 

 

「ウワーッ!!!!」

「ウワアアーーーッ!!!」

 

お互いの悲鳴でお互いが飛び上がった! なんと棚と棚の狭い隙間に、まるで棚のようにぴったりと人が収まっているではないか!

 

「ビ、ビビらせんじゃねえ! なんだお前は!」

「フ……なんだではない。私はイーヴリッグ、神の無機のキャビネット」

「何でこんなとこで空気椅子を!」

「有機の世界は終わる。私はここでこうして神に祈りを捧げているのだ」

 

空気椅子のポーズを続けようとする青年の胸元を見ると、彼の名札には『ヤマムラ』と書かれていた。どうやらこの家具屋の店員らしい。

 

「おお、孤独に佇むステンレスたわしよ。あなたは一人ではない。私と共にこの世の閉店セールを見届けよう。慈悲深き神の御業に全てを委ねるのだ……」

「冗談じゃねえ、俺はうちに帰んだよ! お前もこんなとこでクサってねえで逃げるぞ!」

「えっ? あっ、いや、ちょっと、待って、僕は、あの」

軍手を引っ掴んでズボンのポケットに突っ込むと、ブラックサンシャインはヤマムラの手を引いて走った!

「ア”ーーーーーーーッ」

「ウ”アーーーーーーッ」

彼らがあげた大きな悲鳴を聞きつけて、周囲のゾンビが集まってきたのだ!

「うわーッ!! ゾンビやだーッ! 気持ち悪ーッ!!」

前からも後ろからもゾンビ、ゾンビ、ゾンビの群れ!! 逃げ場がない!!

「おいヤマムラ、後ろの奴をなんとかしろ!!」

喧嘩慣れした太い腕のパンチとラリアットがゾンビを迎え撃つ!

「うわーっ!! うわうわーっ!! やだーっ!!」

情けない悲鳴を上げながら、ヤマムラは商品棚にかかっていたノコギリを握りしめ、やみくもに振り回した!

背中合わせに立ち、互いに目の前のゾンビを蹴散らすウニとヤマムラ!

「クソ! こいつら、生臭ぇんだよ! 酢で〆てから来いっての!」

「二人目ッ! 三人目ッ!! 四人目ッッ!! ……意外といけるかも」

しかしゾンビの数は時間をかければかけるほど倍に倍に増えていく! これではまるでヴァンパイア・サバイバー系ゲームの終盤ウェーブだ!

 

 

 

「いやーっ!! やっぱ無理!! 助けてーーーッ!!!! 神様ーーッ!!」

ヤマムラはゾンビの頭部に真っ直ぐノコギリを振り下ろし、悲鳴を上げる!

すると……

 

「ククク…………汝の音色を聞かせよ……!!」

それに呼応するかのように……地獄の底から呻くような、低くざらついた声が響いた……!!

 

「なんだ……!?」

 

ギャリギャリギャリギャリ……!!

家具屋と隣の寝具店の隙間にある廊下から、大きな黒い影が膝小僧でドリフトを決めながら躍り出た!!

 

 

フロッピーディスク読み取りドライブに手足をつけたような形状で、人間よりもふた周りほど大きめの……すごく簡単な造形のロボットだ! 両手に逆手で握ったナイフを鮮やかに振り回し、謎の簡単ロボットは周囲のゾンビたちを……紙吹雪でも作るように切り刻み、吹き飛ばしていく!!

 

「アッハハハ! 愉快愉快! 戦場より斬るものに困らぬわ!」

「ウ”ーーー」

「ア”ア”ーーー」

「フン。しかし、なんと醜く鈍い音色か。ゾンビとやらは奏で甲斐のない楽器よ。鳴かせる価値もない」

その場で踊るかのように回転し、簡単ロボはナイフを使って手当たり次第にゾンビをばらばらに解体!! 見る間に周囲のゾンビは激減!!

「おおーッ!! 見よ! あれを見よ!! あれを見よ!!」

その光景に、イーヴリッグのカルト狂気に満ちた目が爛々と輝いた!

「無機が! 有機を! 汚れた腐肉を!! あれこそが研ぎ澄まされたフードプロセッサの刃!! ああ、私は神の御業を讃えよう!!」

「おいヤマムラ、危ねえぞ」

「我が名はイーヴリッグ!! 神の忠実なる無機のキャビネット!!」

ウニの静止も聞かず、彼はロボットの前に飛び出して両手を広げ、叫ぶ!

「無機よ!! あなたは美しい!!」

「おお、生きてる人間」

ロボットは右手で獲物を捕らえ、左手でナイフの切先を素早くかざし、キャビネットの下側から喉元に突きつけた!

 

 

「ククク……我を満たすのは生を渇望する苦悶の喘ぎ……」

「ひゃーーーーーーーーーッッッッ!!!!」

「善いぞ。もっと喚け。汝の価値を叫べ!」

「イヤーーーーッッッッ!!!! やめてください!!!!」

あわやナイフの先っちょが喉元に刺さらん……

という、その瞬間……!

 

「こらーっ! シノちゃん、めっ! なのだ!」

突然簡単造形ロボがぴたりと静止し、コンピュータの内部機構から電力が失われる低い唸りが漏れた!

「グ……!」

「おあずけ!」

 

 

先ほどドリフトの跡がついた家具屋の角を、今度はより人に近い姿の二足歩行ロボットが、コツコツと足音を立てながらこちらへ近づいてくる。

「キミたち、無事でよかった! ワガハイは人間がだーい好きなCOM_Z博士。そっちは機械の身体を手に入れて大はしゃぎのシノちゃんなのだ」

「くっ……博士、小癪な……!」

「楽しかったみたいで何よりなのだ。シノロボを作ってあげた甲斐があったね!」

「アレあんたが作ったのかよ。とんでもねえな」

「驚かせちゃってごめんね」

「わ、わ、私は心を捨てた家具……怖かったとかそういうことは全然ない…………」

「ごめんねの域じゃねえだろ。こいつ泣いてんぞ」

簡単造形殺戮ロボの邪悪ぶりには、ギャングのキング・ブラックサンシャインといえどもドン引きだ。

 

とはいえ、シノロボによる大暴れのおかげで、一帯のゾンビと商品棚はすべて細切れになってしまった。周囲はすっかり静けさを取り戻している。

「とにかく……おかげでひとまず助かったぜ。ありがとな」

「ハ。結果的に汝らに手を貸してしまったようだが、我は破滅の代奏者。ゴミクズに礼を言われる筋合いなどない」

「シノちゃんは素直じゃないからこう言ってるけど、お礼を言われて喜んでいるのだ〜」

「博士、余計な口をきくな」

「よかったね、シノちゃん!」

「よくない」

静止したシノロボの腕からいつの間にか逃げ出したヤマムラは、COM_Zの姿を睨みながら不服そうにぶつぶつと呟いた。

「むむ……見た目は無機だが、神は心の存在を喜ばれない……こういうのはちょっと違う……」

「生存者がいて安心したのだ! この街はもうすっかりおしまいなのだ」

「そう、有機の世は終わる!!」

「でも大丈夫。キミたちのような生存者を助けるために、ワガハイが脱出用にヘリを手配しておいたのだ」

「えっ」

「マジかよ! 俺ら、助かるのか!?」

「ヘリはショッピングモールの屋上に来るはずだよ。さあ、屋上へ向かおう! ワガハイの後ろについてくるのだ!」

「博士、動力を戻せ。我を置き去りにするな」

「えっ、僕はこの暴力ロボと一緒はちょっと……」

「やったなヤマムラ!! 行こうぜ、屋上!!」

「え、いや、あの……」

一同は意気揚々と、ショッピングモールの屋上へ向かうために走りだした!!

 

 

 

To be continued…. (次週、後編へ続く)


 

MINDHACK:BitSummit展示のお知らせ&機能改善のご報告

きつねです。夏。七夕も過ぎ、季節はいよいよ夏オブザ夏ですね。


今年2023年のSteamサマーセールは7月13日まで!
15%OFFでMINDHACKをお求めいただけるチャンスです。サウンドトラックも同じく15%OFFとなっております! この機会に何卒よろしくお願いいたします。

 

そして、今年も帰ってきた『マインドハック電話相談』!
いただいた質問の総数、なんと1300件近く……!! 短い募集期間(前回の土曜から本日までの1週間)にも関わらず、本当にたくさんの質問をありがとうございました!
今年もCOM_Zとシノが、キャラクターたちの身の回りのことから世界観に関する疑問など、皆さんにお寄せいただいたアレやコレやを調べてお答えしていきます。
1300件全ての質問にお答えすることは残念ながらできませんが、いただいた質問とメッセージはすべてCOM_Zとシノ(と、VODKAdemo?)が拝見しております。
近日中に回答コーナーが始まりますので、どんな質問と回答が飛び出てくるか楽しみにお待ちくださいね。

去年の電話相談(1~5)の内容はこちらの再生リストからご覧いただけます。

文字起こし版の過去記事はこちら!

 

 

さらにもう一つ、お知らせ!

7月14日〜16日に京都で開催されるインディーゲームの祭典『BitSummit Let’s Go!』に、インディーゲームレーベル・ヨカゼも参加しています。
※14日はビジネスデイ。一般公開日は15・16日となります。

MINDHACKもヨカゼの仲間。今年のBitSummitでは、ヨカゼブースで体験版を試遊していただけます!
関西方面にお住まいのかたや、会場に行く予定のあるかたはぜひ遊びにきてくださいね!(VODKAdemo?メンバーもこっそり見に行く予定!)

 

さて、夏やイベントやあんなそんなの準備を進めつつ、ゲーム本編の機能改善も進行中。
今日はその内容をお届けいたします。

 

・人格塗り替えインタラクティブの操作感向上


ハックパートの後半で登場する、マウスドラッグ操作で人格を塗り替えるこのパート。
これまでは操作とともに一定方向に先生の指が動く演出でしたが、なんとペンや絵筆で塗るかのように、自由な方向に操作できるようになりました。
こちらはBitSummitで展示する体験版でもプレイできる予定! みやこめっせにお越しの際はぜひ体験してみてくださいね。

 

・CTRLキー長押しでテキストをスキップ


これまでテキストのスキップはマウスホイールを下方向に転がす操作だったのですが、CTRLキー長押しによって、一気にスキップを行うことができるようになります。
※マウスホイールでの操作時同様、一部スキップできない演出があります。

また、オプション画面から「既読パートのみスキップ」するかどうかを選ぶこともできます。
これまで通りマウスホイール操作でもスキップ可能です。これで『あっちの選択肢も見てみたい』時のトライがはかどるね!

 

・EXTRA画面で聴ける曲を追加

作中、3章までの範囲に含まれているBGMをEXTRA画面で聴けるようにしました。
EXTRA資料を読んでいる間もかけっぱなしにすることができるので、『作業用BGMを聴きながら資料に目を通す天才マインドハッカー』の気分を味わえます。
さらに!
EXTRA画面からアクセスできるタイピングゲームを、BGMを変更したまま遊ぶこともできます。
君も『作業用BGMを聴きながらマインドハックを練習するマインドハッカー』になろう!

 

・シノのプチタイピング演出を追加

3章の更生対象、バグ変異体シノ。シノと対峙する際のプチタイピングでは、シノの攻撃を迎撃するパートがあります。
そのパートに、さらに迎撃してる感を増しました。飛んできた▲をタイピングで撃ち落としていく!好きな方向から選べます。
今後追加予定の章でも、いろんなタイピングのバリエーションを出していきたい所存です。演出改善は今後も細かく行なっていきたい!

 

・チャプターセレクト

あと、タイトル画面からチャプターセレクトもできるようになるぞ。

 

 

これらのアップデートは、準備が出来しだい近日中にSteamで配信中の本編に適用される予定です。
お手元で体感できる日をどうぞお楽しみに!

MINDHACK:サマーセールのお知らせ&電話相談予告

夏だ!サマーだ!7月だ!
そしてPCでゲームを遊ぶ派の人たちにとって、夏といえばあの季節です。

そう、夏といえば!Steam サマーセール!!
気になっていたあんなゲームや、ウィッシュリストに入れていたこんなゲーム、偶然出会ったそんなゲームゲームゲームが……とにかくお買い得になる真夏のハッピネス!!

MINDHACKの人たちも陽射しの季節に浮かれておりますね。

そう、夏といえばハッピネス、ハッピネスといえばマインドハッキング!
2023年6月30日(金)~7月13日(木)までの期間、MINDHACKも15%OFFでお買い求めいただけます!
Steamストアページはこちら!

4月にアーリーアクセス版を配信開始してから、今回が初めてのセール参加となります。まだゲームをお持ちでないかたも、ぜひこの機会に天才マインドハッカー生活を体験していただければ幸いです。
すでにお持ちのかたには趣味の合うお友達へのSteamギフト、つまりデジタルお中元としてもオススメです。
ひんやりした色味のゲームなので避暑地としてもご利用いただけると思います。何卒よろしくお願いいたします。

さて話は変わって……

 

MINDHACKをご存じの方にとって、夏といえばあの季節。

【マインドハック電話相談】のお時間です!

※動画バージョンはこちら

COM_Z
「でけでけでけでけでけでけ……ジャジャン!」

COM_Z
「コムちと!」

シノ
「………………」

COM_Z
「シノちゃんの!」

COM_Z
「夏休みマインドハック電話相談〜〜〜〜!」

シノ
「……………ハ?」

COM_Z
「やあやあ諸君、待たせたね!ご存知可愛いコムちなのだ!」

COM_Z
「こっちはバグ変異体のシノちゃん!ほら、ご挨拶」

シノ
「博士、何だこの空間は」

COM_Z
「え?やだなあシノちゃん決まってるじゃない」

COM_Z
「マインドハック電話相談が今年も帰ってきたのだよ!」

シノ
「……一応確認するが、何だそれは」

COM_Z
「このコーナーでは、みんなからMINDHACKにまつわる質問を大募集!ゲームの世界にまつわるギモンや、キャラクターについて気になる情報をお答えしていくのだ!夏休みの自由研究にピッタリの企画だね!」

シノ
「このくだらん小部屋は昨年爆破したではないか!?」

COM_Z
「質問コーナーは何度でも蘇るのだよ、科学がある限り」

COM_Z
「というわけで、MINDHACKに関する質問がある人は下記のフォームをチェック!キミのギモンを届けてくれたまえ。募集期間は7月8日土曜日まで!みんなの声を聞くのが実に楽しみなのだ〜!」

シノ
「……せいぜい励むがいい」

COM_Z
「おや、シノちゃん。どこへいくのかね?」

COM_Z
「もちろん今年も、ワガハイとシノちゃんの二人三脚でコーナーをやっていくに決まっているではないか!」

COM_Z
「覚悟はいいかな?シノちゃん!」

シノ
「……………………」

シノ
「…………勝手にしろ」

 

というわけで、今年もCOM_Zとシノが皆さんの質問に答えてくれます。聞いてみたいことがある方は、上記のフォームへ【2023年7月8日(土)まで】にお寄せください!満たせ!天才マインドハッカーの知的好奇心!

※なるべく多くの質問にお答えできるようCOM_Zとシノが頑張りますが、全ての質問には回答できない場合があります。予めご了承ください。