カテゴリー: VODKAdemo?

VODKAdemo?メンバーによるおすすめインディーゲーム紹介

いつも開発ブログをご覧いただきありがとうございます! 『MINDHACK』開発チームことVODKAdemo?です。

『自分たちに一番刺さるゲームを作りたい!』というインディー欲望意思のもと始まったのが、MINDHACKという作品です。
ふだんはゲームの開発をお知らせしておりますが、今回はちょっと趣向を変えて、開発チーム三名それぞれの大好きなインディーゲームをご紹介します。

※年齢制限のある表現や、残酷描写にご注意ください

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*ホでヴ

ホでヴです。ゲーム最高〜〜!!!
好きなインディーゲーム語って良いよと言われたので語ろうと思います。
どれがいいか沢山迷いましたが、今回は心の染みが未だに取れない「Black Knight Sword」。

https://www.jp.playstation.com/software/title/jp0155npjb00154_00gamepurchase0001.html

2012年、Xbox 360とPlayStation 3で発売されていたゲームになります。
独特な美術設計、ナレーションと共に進んでいく不気味な物語、難易度の高い2Dアクション。
このゲームが出た当時、身も心もゾッコンでした。

冒頭、首を吊った人間(?)を落とすところから始まる、ショックの強いスタート。
床に刺さった剣を持った瞬間、その首吊り人は黒の騎士“ブラックナイト”に変化します。
その姿は勇者…と言うより怪物に近い。
お供としてついて来る、剣の精“ブラックヘレボルス”。
彼女の裏側と、どうしようもない物語。
途中途中に出てくる雑魚敵もボスもエグい。
第5幕で出てくるナイフ飛ばしてくるおばちゃんが大好きです。
すごい普通のおばちゃんっぽいのに全部がめちゃくちゃ狂ってそうなとこがいい。
最初のナイフ即死じゃし。めたくそ死んだわ。ババア許さねえ……

ああ風に吹かれてニガヨモギ。
死んで死んで、必死でクリアした先にあるのがあのエンディング。
万歳!勇者よありがとう!!嬉しいね。みんな幸せ。よかったねよかったね。
ブラックヘレボルスも大喜びです。

でも、首吊り人に残ったものは?

正直痺れました。あのエンディングに全部持っていかれて、心は未だに囚われています。
最高の経験をありがとう。ずっとずっと心の師匠です。

 

*ササン三

Disc Roomは見下ろし型のアクションゲームです。
舞台となるのは、木星付近に出現した謎の宇宙施設。
主人公である科学者は、その未知なる内部へと乗り込みます。
ところが衝撃の事実が判明。
施設の中は、なぜか部屋じゅうに丸ノコが飛び交う恐怖の虐殺施設だったのだ!
どういうわけか、死んでも生き返る身体になってしまった主人公は、
丸ノコを避けつつ必死で円盤からの脱出を目指します。

本作はワンゲームが10秒程度。運次第ではものの2秒で完結します。
なぜなら、べらぼうによく死ぬから。
丸ノコを避けきれなかった主人公は、無惨にもバラバラ死体となる運命です。
しかしゲームオーバーも早ければリスタートも早く、ワンボタンで即、次のゲームが開始。
反射神経で丸ノコを避け、死んだら反省する間も無く次のステージへ。
この、人間の思考能力を極限までオミットしたデザインが中毒性大です。
死ねば死ぬほど、主人公もプレイヤーも人間性を失っていくわけです。

一見、ストーリー性は皆無の本作。
しかしDisc Roomの見どころは、バラエティ豊かな丸ノコの種類と、
死ねば死ぬほど増えていく丸ノコ図鑑にあると言えるでしょう。
そこでは、科学者である主人公が自らの知見と尊厳を賭け、
果敢に未知なる丸ノコへの考察を書き表しています。
知性ある人間としての矜持や尊厳が垣間見える一幕です。
……が、おびただしい数の屍の山を築くうち、主人公の精神にもやがて変化が。
思慮深く、誇り高いひとが極限状態で変わりゆくさまが好きな人におすすめです。

 

*紅狐

紅狐です。ゲームだいすきです。
『ちょうどよく乗り越えられる試練を提供してくれるもの』、そしてそれに伴うご褒美を与えてくれるもの、挑戦への渇望をひたすらに肯定してくれるゲームが好きです。
真によくできたゲームとは、斬新なアイデア、そのアイデアを最大限生かす物語、そして遊び手のストレスを極限まで減らすプレイフィール、この三つががっちり噛み合ったものではないでしょうか。

SUPERHOTは「自分が動く時だけ時間が進む」斬新なアイデアから生まれたゲーム。
真っ白なコンクリートの世界で、ガラスのように砕ける赤い敵をひたすら殲滅するFPS。
狙いを定めたり歩いたりするのも何もかもスローモーションの世界で、パズルのようにゆっくりと考えながら戦いを楽しむことができます。
拳銃・ライフル・カタナ・投げナイフ、SUPERHOT.exeの中ならなんでもござれ。身体を僅かに傾けて銃弾を避けながら、右の敵を斬り捨てつつ左の敵を串刺しに、その腕から銃を奪って正面の敵の眉間を撃ち抜く。みたいな、映画「MATRIX」の登場人物になったようなアクションを気軽に体感できます。

ゲームという仮想世界の中で反射神経や知性を研ぎ澄ますうちに、人間は秘められた潜在能力を発揮できるようになるのではないか。人間という有機物は限りなく機械に近づくことができるのではないか。システムの一部になりたい、美しい究極の無機になりたい、そういう思想をお持ちの(私のような)かたにもオススメでございます。

機智と冷静さの要求に答えられたときの快感。遊んでいる間の仮想世界への没入感、自分が超越的存在になれたのではないかという錯覚。SUPERHOTは私が求めているもののすべてを与えてくれます。与えてくれました。SUPERHOTはすごい。みんなも友達に広めよう。

VR環境があるかたにはSUPERHOT VRもさらにオススメです。

 

 

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いかがでしたでしょうか。
インディーゲームは少人数で作られる作品が多いので、自然とクリエイターの願望や欲求(つまり、性癖)が色濃く出やすいもの……
それぞれの好きなゲームからMINDHACKの根本にあるものを感じていただけるかもしれません!
今後も不定期にオススメ作品紹介のコーナーを設ける予定なので、お楽しみいただければ幸いです。

MINDHACK:楽曲紹介04

ここ1か月続いてきたMINDHACKの音楽紹介企画、「小鉄さん祭り」。楽曲を制作してくださっている小鉄昇一郎さんのコメントとともに、作中で流れるトラックを紹介しています。一区切りとなる第4回は、ストーリーの根幹に深く関わるあの曲です。

【今週の一曲】

 

・VODKAdemo?より
更生対象の記憶を覗いているときのテーマです。この場面では記憶の内容をじっくり読み解いてもらうことに重きをおいているので、没入感を誘うゆったりしたテンポとなっています。どことなくスピリチュアルな雰囲気も漂う楽曲ですね。マインドハックは、人の魂=ソースコードを読み解く神聖な施術。精神に直接触れる行為の神秘性にも思いを馳せつつ、聴いてみてください。

・小鉄さんより
確か、この曲を作る時のテーマが「生命の不思議、神秘的な様子」みたいな感じだったと思うんですが、じゃあベルリンスクール風でいこうということで出来た曲です。現代のダンス・ミュージックの流れを辿っていくと絶対に、Kraftwerkを初め70年代のドイツの電子音楽にぶち当たるのですが、ベルリンスクール派というのはその中の支流です。Tangerine DreamやManuel Göttschingと言ったアーティストが代表的な存在で、「タラララタラララタラララ……」という、無限に続く階段を思わせるアルペジオで奏でられるシンセサイザーのメロディで作られた幻想的なサウンドが特徴で、聴いてるとどんどん精神の奥深くへ突き進み、深く深く、気付いたら寝てた……みたいな感じです。

実際、前述のManuel Göttschingが発表したアルバム『E2-E4』は、発表当時はあまり評価されず、10年以上経てようやく、若手DJらによってサンプリング~リメイク(ラテン語のナレーションとパーカッションなどを新たに加え、よりポップな内容に)されて改めて注目を浴びたのですが、リメイク時のタイトルは”Sueno Latino(ラティーノの眠り)”になっていました。よく音楽を聴いて眠くなるのは演者に失礼であるとか言われますが、音楽を聴いていてうとうとする時くらい気持ちいいことはないので、ガンガン眠っていいと思います。

小鉄さんの楽曲紹介は、今回が一旦最終回となります。
今後ゲームをリリースする際には、さらに小鉄さんの新曲を収録予定。
これから登場する楽曲にもどうぞご期待ください!

【小鉄さんの個人ページ】
https://kotetsu-shoichiro.com/
https://twitter.com/y0kotetsu
https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro

MINDHACK:楽曲紹介03

MINDHACKの音楽紹介企画、「小鉄さん祭り」。楽曲を制作してくださっている小鉄昇一郎さんのコメントとともに、作中で流れるトラックを紹介しています。第3回は体験版のなかでもちょっとレアなあの曲です。

【今週の一曲】

 

・VODKAdemo?より
「ウニを丸めた」ときのテーマです。MINDHACKでも随一の賑やかな曲となりました。明るくも、ドタバタしたカオス感が特徴です。作中でも珍しいタイプの雰囲気ですが、中盤から入っている「指を鳴らす音」に、MINDHACKらしさを感じていただけるのではないでしょうか。ハック成功後のおめでたさに相応しい愉快な曲なので、これからもハッピーな場面でこの楽曲を流していきたいですね。

・小鉄さんより
制作する時に、ガチャガチャしたガラクタが転がるような音が入っていて、なおかつジャズっぽく……と言った指定があったので、アメリカのシンガーTom Waitsのアルバム「Swordfishtrombones」が世界観として割と近しいのではないかと思い、それをリファレンスにしました。

自分は大体音楽を作る時、それが特にクライアントワークスの場合、依頼の内容から想起した過去の音楽を参考にして作っています。大体それは一曲だけでなく、なるべく時代やジャンルがバラバラのものを何曲かからちょっとづつ持ってくるようにしていますが。「ふと顔を見上げると、窓から見える松の木の枝が海風に揺れていて、そのゆらゆらとした動きにある種の運動──”リズム”を感じ取り、それを夜明けまで眺める内に、気付けばこの曲が出来ていた」みたいなエピソードがあるといいんですけどね、ないんだなーこれが。

 

小鉄さんの楽曲紹介は、次回で一旦最終回となります。
来週もお楽しみに!

【小鉄さんの個人ページ】
https://kotetsu-shoichiro.com/
https://twitter.com/y0kotetsu
https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro

MINDHACK:楽曲紹介02

先週から開催している音楽紹介企画、「小鉄さん祭り」。MINDHACKのオリジナル楽曲を制作してくださっている小鉄昇一郎さんのコメントとともに、作中で流れるトラックを紹介しています。第2回はMINDHACKの象徴ともいえるあの曲をチェックです!

 

【今週の一曲】

 

・VODKAdemo?より

マインドハック施術中、タイピングパートで流れる曲です。人の心のドロドロした部分に触れるシーンですが、それとは対照的にクリーンな音使いが印象的ですね。繰り返されるフレーズをずっと聴いていると、何だかトリップしてしまいそうです。意外とテンポが速いのもこの曲の特徴。タイピング中はこの楽曲を聴きながら、けっこう焦っていたという方も多いのでは?

 

・小鉄さんより

アメリカ・シカゴ発祥のJukeと呼ばれているジャンルがあって、BPM160の非常に速いテンポのダンス・ミュージックでして、そのリズムを使っています。もっとなんか書こうかと思ったけどこの動画↓↓↓を久しぶりに観たら、曲のシブさ、ダンサーの圧、クラブの盛り上がり、カルチャーとしての熱量にシビれて何も言う気がなくなりました。いろいろ書いてるけど私の曲をちょっとでもいいなと思ったら、この記事に書いてある人名とか固有名詞を検索してYouTubeとか配信とかで聴いて下さい!!!

 

いかがだったでしょうか。来週は、作中でもちょっとレアなあの曲をご紹介予定。次回もどうぞお楽しみに!

【小鉄さんの個人ページ】

https://kotetsu-shoichiro.com/

https://twitter.com/y0kotetsu

https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro

MINDHACK:楽曲紹介01

MINDHACKの世界観を語るうえで欠かせないのが、ゲームを彩る音楽です。体験版では一部でフリー音源を使用しつつ、MINDHACKオリジナルの楽曲も流れています。

本作のオリジナル楽曲を手がけてくださっているのが、アーティストの小鉄昇一郎さんです。自身の音楽活動として、Marutenn Booksより『MAVDISC(2017)』HIHATTより『Ge’ Down E.P.(2020)』などをリリース。ラッパーや企業CMなどにもトラックを提供している、プロのミュージシャンです。ライターとしても活動されており、音楽・文化系雑誌にも寄稿される文筆家でもあります。

今週から1か月にわたり、作曲者・小鉄さんのコメントとともにMINDHACKの楽曲を紹介する「小鉄さん祭り」を開催します!ぜひ、作中のシーンを思い出しつつご堪能ください。

 

【小鉄さんからのコメント】

“MINDHACK”にBGMとして楽曲を提供させていただいております、小鉄昇一郎です。私はシンガーやラッパーのバックトラック提供(カラオケの曲みたいなもんですね)、またCM音楽やジングルなどの曲を作っていて、その傍ら自分のバンドをやったり歌ったりなどもしています。何年か前までは「自分のバンドや歌の傍らCMの曲とかを作ってる」と言っていた気もするのですが、その違いは何なのかは現代の科学ではまだ解明できないそうです!!曲の解説をブログ用に書いて欲しいという事なので、以下に書きました。

 

【今週の一曲】

 

・VODKAdemo?より
先生のオフィスで流れている楽曲です。本作では珍しい、安心感のある曲ですね。ゲームで最初に流れる音楽ということで、印象に残っている人も多いのではないでしょうか。オープニングの惨劇や、悪人と対峙する現場の緊張感から一転して、ほっと一息つける雰囲気となっています。同時に、どこか寂しげな空気感も印象的。優しくも陰のある雰囲気が、MINDHACKの世界観にぴったりの一曲です。

 

・小鉄さんより
自分は制作の際に、Spliceというサービス(著作権フリーのサンプル=音素材が公開されているサイト)を使っており、このギターの音もそこで提供されているものを使っているのですが、この手のサービスで配られているギターの音って、やたら「キュイ……」みたいな、弦が手とこすれるノイズが強調されたものが多い傾向にあります。このサービスを利用する人にとって、生っぽい素材が喜ばれる(=電子的に合成した音でなく、あたかも本物の楽器で演奏したサウンドのようだから)からだと思うんですが、個人的には「実際の演奏でそこまでデカい音で『キュイ……』って言わないんじゃないか」とか思うんですけど、こと”MINDHACK”=「手」が重要なモチーフとして出てくるゲームだったら、このくらい「手」弾き感がある方が世界観に合ってる……ような気がします。何でも使いようですね~。

 

今週から一曲ずつ、小鉄さんの裏話を交えて楽曲を紹介していきます。次回もどうぞお楽しみに!

 

【小鉄さんの個人ページ】

https://kotetsu-shoichiro.com/

https://twitter.com/y0kotetsu

https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro

 

MINDHACK:キャラクターのプロフィール②

【キャラクターのプロフィール②】

 

主人公である『先生』を取り巻く、個性豊かな登場人物たち。
以前の記事で彼らにもそれぞれの人生があるということをご紹介しましたが、
今日は作中ではなかなか語られない「好きな食べ物・苦手な食べ物」にフォーカスしてみます。

 

好きな食べ物:ビターチョコレート、とんかつ

苦手な食べ物:歯に挟まる野菜

 

 

好きな食べ物:じゃんじゃか焼き(※地元の定食屋「じゃかじゃん」の看板メニュー。肉と玉ねぎを醤油でベチャベチャに炒めた一皿)

苦手な食べ物:モツ

 

 

 

好きな食べ物:キャベツ

苦手な食べ物:コールスローサラダ

 

 

 

好きな食べ物:エナジードリンク、おしゃれなランチプレート

苦手な食べ物:味の濃い煮物

 

 

 

好きな食べ物:人工知能なのでなし

苦手な食べ物:人工知能なのでなし 「先生」に提供する食事にはかなり気を遣っているようです

 

 

 

好きな食べ物:自由にご想像ください!

苦手な食べ物:手袋が汚れるようなものには触りたがらないという噂……?

 

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ユーニッドの食の好みのように、食べ物の好き嫌いが人生経験に根差していることもあったりなかったり。
彼らがどんな人物なのか、施設の外ではどんな振る舞いをしているのかを想像する助けになれば幸いです。

 

かわいそロジー電子版のお知らせ& MINDHACK:三章脚本

【お知らせ】

かわいそロジー発行のお知らせ
2021年の3月に頒布した、VODKAdemo?の三名による一次創作合同誌『かわいそロジー』。
物理的な本としては品切れしておりましたが、この度PDF電子版の頒布を開始いたしました!

https://kouontashitsu.booth.pm/items/3254897

※R15G/軽微な残酷描写を含みます。
※MINDHACKとは無関係の内容となります。
※売上金は全額MINDHACKの制作費として使用させていただきます。

内容は物理書籍と同様となります。
品切れで手に入れられなかった……というかたや、VODKAdemo?メンバーによる作品に興味を持ってくださった皆様、大変お待たせいたしました。何卒よろしくお願いいたします。
内容についての裏話はこちら! 『かわいそロジー原案集』

 

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【三章脚本】

VODKAdemo?の三名ですが、今日も元気にMINDHACKの開発を進めております。
今週は三章の脚本が完成しました。ラリホ~~~~~~~🌻🌸🌼🌻

 

 

こちらは冒頭のシーン。FORMATが、先生と出会ったときのことについて思いを馳せている様子。

 

こちらでは、先生が何者かと対峙しているようです。
果たして、三章に登場する更生対象は一体どんな悪人なのか……?

MINDHACK:Steamストアページ公開

9月1日に配信された『asobu INDIE SHOWCASE 2021』にて、『MINDHACK』をご紹介いただきました!
こちらは、世界中で開発されている多くのインディーゲームを一挙に紹介する番組です。取り上げていただき大変光栄です!
YoutubeとTwitchで公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

Youtube
youtu.be/cwmU2t4uB6A
Twitch
twitch.tv/asobudev

 

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【Steamストアページ】

『MINDHACK』のSteamストアページがとうとうご用意できました!

 

 
ウィッシュリストに登録していただくと、今後ゲームが正式リリースされた際にお知らせが届きます。
まだまだ開発中のゲームではありますが、よろしければぜひ、リストへご登録いただければ幸いです!
なおasobuでも流れた作品紹介PVもこちらでご覧いただけます。1分30秒でよくわかるマインドハック。
今後とも本作品をどうぞよろしくお願いいたします。

MINDHACK:UIができるまで

【UIができるまで】

『MINDHACK』はテキストがメインのアドベンチャーゲーム。
ジャンル上、画面にUIの映っている時間が長くなるため、見ていて心地よい画面構成を目指しました。

作品の裏テーマとして「ちょっとレトロなSFっぽく見えるといいよね」という目論見があります。
そこでUIについても、ほんのりミッドセンチュリーを意識しました。

 

【初期案1】

最初期の案です。アシンメトリーなフレームや抽象的なお花のカーソルでレトロ感を意識しました。
名前フレームが灰色の枠になっている部分にも、今の名残が見えますね。
一方、選択肢が横並びになっているレイアウトだと、長い文章を表示できないなどの問題がありました。

※仮テキストで焼肉と寿司の話をしていますが、本編のキャラクターの個性とは関係ありません
なお作中での『先生』は、あんまり食に対して自分のこだわりはないようです。

 

【初期案2】

下部のメッセージウィンドウがなだらかな曲線になっています。
カラーもかなり明るくなっていますが、シリアスな世界観に比べてまぶしすぎるのでは?という意見から、ダークカラーへ変更することとなりました。
選択肢が上下の並びになったのもこのあたりからです。

 

【初期案3・4】

ガラッと色合いを変えてダークカラーが基調になっています。かなり今のかたちに近づきましたね!
最終的には初期案3・4を組み合わせたものが現在のUIとなっています。
『画面に手が映っている』ゲームである、という特徴は開発の初期から決まっていたため、先生の手を使った選択カーソルは絶対に実装しよう、とチーム内で意見が一致していました。

 

画面の左右で待機している『先生』の手についても、さまざまなバリエーションを経て現在のポーズに至っています。

B案が通常時の手、C案がマインドハック時の手になっていますね。
ちなみにこの頃進行中だったシナリオではFORMATが「AI上司」で「叩き起こし」てくるという、厳しいポジションになっていました。

様々な試行錯誤を経て決定された現在のUI。
ゲームを通じて皆さんのプレイに寄り添っていくので、よろしくお願いします!

MINDHACK:施設の見取り図

【施設間取り図】

『MINDHACK』の舞台である、悪人の更生施設。
ゲーム内で登場するのはごく一部の場所のみですが、実は全体の見取り図を用意してあったりします。本日はその資料をご紹介。

 

大きいバージョンはこちら

 

東側の職員棟には、職員が勤めるオフィスなどが入っています。
特筆すべきはやはり先生の専用スペース。ゲーム内で見られるオフィスが手前にありますが、その奥にはシャワー室や就寝スペースなどの生活空間があるようです。
施設で寝泊まりするマインドハッカーならではの特別待遇ですね。

正面玄関付近には売店と食堂があります。
職員や警備隊員はここで食事を済ませることもあるようです。
ちなみにいつでも緊急対応に備えるホットフィックス隊は、食事中や休憩中もフル装備のままだとか。
たぶん隊長の肩もそのまま。

 

そして、東と西の建物を繋ぐ廊下を通って(作中やすきまトークで見える施設内の背景はこのあたりです)
西側の棟には更生対象が収容されています。
多くの部屋の壁は白いクッション材で覆われており、更生対象が自分を傷つけないようになっています。

もちろん更生対象たちにも食事が必要なので、きちんと食堂があります。
ただしこの食堂、やたら健康的で味が薄いとか。
逆に、ハック後に施設を卒業するとシャバの食事が食べられなくなるそうです。
人気メニューは甘シャリのあんこトースト。

ちなみに西側の廊下の床はやたらきれい。
更生対象がよく嘔吐するので、そのたびホットフィックス隊員がモップ掛けしているそうです。

ちなみにホットフィックス隊員は施設の近くにある隊員寮に、隊長は大型二輪で自宅に帰ります。
施設のさまざまな側面も想像してみてくださいね。

MINDHACK:キャラクターのプロフィール

2021年の6月、INDIE Live Expo2021でご紹介いただいた本作品『MINDHACK』ですが、
このたび番組の解説者・PLAYSMの水谷さんよりコメントを頂きました!
https://indie.live-expo.games/news/1841/
INDIE Waves 5の項で触れていただいております。とても嬉しいお言葉、ありがとうございます!

 

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【キャラクターのプロフィール】

『MINDHACK』作中には、個性豊かなキャラクターたちが登場します。
物語の中で垣間見えるのは彼らの人生のごく一部ですが、その背景には様々な経験が隠されているようです。
名前・年齢・性別・身長・体重・職業・家族構成・コンプレックス・トラウマ・趣味・特技……会話や、ハックによって記憶を覗き見ることで、その人格を形成しているプロフィールがわかってきます。

↑ 特技:トゲミサイル

一方、『自分が見たその人』と『誰か別の視点から見たその人』の像は、必ずしも一致するとは限りません。作中でわかるのは『先生』の立場から見た視点のみ。相手がどんな人物なのか、ぜひ会話から想像を巡らせて感じ取ってみてください。

 

↑ 趣味:グルメレビューを書くこと

 

↑ 好きなもの:お花

↑ 職業:神の無機のキャビネット(防虫加工済み)

MINDHACK:警備隊のシンボルマーク

【ホットフィックス隊のシンボルマーク】

悪人と直接対峙するマインドハッカーを、万が一のことから守る警備隊『ホットフィックス』。
実はシンボルマークがあることにお気づきでしょうか?

新米隊員のヘルメットや隊長のアームシールドをよく見ると、逆三角形のマークがあるのがわかります。

『粉砕された逆三角形』というデザインのこのマークは、マインドハック施設の『バグを根絶する』という使命が込められたものです。

マインドハッカーの報告によれば、悪人の中のバグとは三角形の見た目をしているそうです。バグとは破壊衝動、文字通りとんがってるんだなあ。
このマークには、バグを逆に破壊してやろうという気概が込められているわけですね。

で、実はホットフィックス隊、昔は警備隊ではなかったとの噂です。いまのポジションに落ち着いた時にシンボルマークもリニューアルしたんだとか。一体何があったんでしょうか。
昔のシンボルマークは、今のものよりアグレッシブな印象だったようです。