投稿者: ササン三

MINDHACK:韓国IGDGF旅行記

(ちょっと汚い話を含むので、食事中の方は注意!いや、我々がなんかしたとかではないです。断じて。)

2月頭に台北ゲームショウへ参加したMINDHACKですが、同月中旬にはなんと韓国でのイベントにも参加してきました!Independent Game Developers Guild(IGDG)というインディーゲームの支援団体が初開催する、「IGDGF」という催しにお呼ばれしてきました。

今回は都心から成田空港へ向かいます。電車に揺られること1時間。頭の中ではずっとナリタボーイのテーマ曲が流れていました。

無事に空港に到着すると、そのまま流れるようにチェックイン!荷物預け!身体検査!からの出国!!この辺はもう慣れたもんです。2週間前にやったからね。飛行機に乗ること3時間、あっという間劇場で韓国に到着。

まず最初のインパクトとしては、文字が……読めねえ!台湾のときは日本でも見かける漢字を使っていたのでニュアンスを掴めたのですが、ハングルは本当に読めない。景色の中の文字列が全く解読できません。あ、でもホでヴは3日前からDuolingoで韓国語を勉強していたので、「この文字は『ア』って読むんだよ」などと教えてくれました。しかしこの時点でホでヴが喋れる韓国語は「牛乳」と「鼻」のみ。

仁川国際空港から特急列車に乗ってソウルへ。そこからさらに地下鉄に乗って明洞(ミョンドン)に向かいました。

韓国のドア挟まれ注意の絵、カワイイ。

そして辿り着きました明洞。一言で表すと、ザ・都会!日本でいう渋谷に近い感覚で、坂道が多く狭い道にたくさんのファッション・コスメショップがひしめいていました。渋谷と違うのは、道のところどころに屋台が出ていること。ああ、ハットグ……トルネードポテト……!強烈に惹かれつつ、今はまだ我慢です。

今回宿泊したホテルは建物の構えがかなり重厚&巨大で、チェックインするまで「本当に合ってるか……?」と不安になるほどでした。ひとまず荷物を置いて夕食へ。かなりローカルな食堂っぽいお店で、めちゃくちゃ辛いご飯を食べました。うっま。

翌日はゆっくり、昼の11時30分から会場入り。今回の会場となったギャラリーは、大きな会議室のようなサイズで、長机がいくつも並んでいるスタイルでした。ちょっと日本の同人即売会っぽい雰囲気がありますね。

IGDGFは初開催ということで、人入りは未知数。まあ、もし誰も来なくてもゆっくり他の開発者さんのゲームを遊べばいいか〜と思っていたのですが……ハッと気がつくと、会場外に長蛇の列!開場とともに押し寄せる人々!蓋を開けてみれば、ちょっとしたお祭りくらいお客さんが遊びにきてくれました。

台湾では見るからにコアゲーマー!な男性の方が圧倒的に多かったのですが、韓国はどちらかというとカルチャー全般に感度の高そうな人が多い印象でした。男女比も6:4くらいでしょうか。有難いことにMINDHACKブースにも、ほとんど人が途切れることなくやってきてくれました。みんな丁寧に、じっくり遊んでいってくれるのが嬉しかったです。いや〜韓国来てよかった。良いイベントだなあ全く!

そして異変は15時ごろ起きた。

ちょうどササンが所用でMINDHACKブースから少し離れていたとき、突如として異臭が部屋一帯を包みました。腐った卵のような強烈な臭いです。建物の前をごみ収集車でも通ったのかな?と思っていると、何やら会場の中心あたりが騒然としています。みんな何に慌ててるんだ?すると、騒ぎの近くにいたホでヴさんが「危ないからこっちに来ちゃダメ!」と叫びました。何が?え?下?

そこで目の当たりにしたのは、洪水のように水浸しになった床。しかも水は濁っていて、悪臭を放っています。その水の発生源は……トイレ。

なんと、トイレの下水が逆流し、会場中に溢れてしまったのでした。そんなことあるう!?そういえば午前中から、ホでヴが「トイレが詰まってるみたい」とは言ってたけども!現場を目撃した人の証言によると、何もしてないのに急にトイレから汚水が湧き出てきたそうです。悪夢か。

会場はまさに地獄絵図。トイレ近くにいた人の中には、床に置いていた荷物が水に浸かってしまった人もいたようでした。また会場には手持ちカメラでリアルタイム配信をしているストリーマーさんも来ていたのですが、この騒ぎに「どわ~!」となりながらカメラを慌ててどけていました。配信見てた人も何事!?ってなったんだろうなあ。

ちなみにMINDHACKブースはというと、まさかのトイレの目の前。しかし咄嗟に気づいたホでヴが全ての荷物を救出したため、奇跡的に被害はゼロでした。命の恩人。

会場にいた人は、お客さんも出展者も全員外へ避難することに。結局、そのままこの日は解散することとなったのでした。嘘みたいなホントの話です。この後出展者組は、ヤケクソでお酒を飲み美味しいものを食べたので、それはそれで楽しかった。ササンはマッコリ飲み過ぎて(自主規制)してたけどね。

翌日の開場は朝9時。昨日と打って変わって早すぎじゃない!?と思いましたが、前日に早仕舞いしてしまった分の補填とのことでした。会場はすっかり綺麗になり、悪臭も全く残っていません。清掃してくれた運営の皆さん、本当に本当にありがとう……!

これは悲しみのトイレ禁止令

日曜の朝っぱらからインディーゲームやりにくる人なんているのかな?と思いきや、やはり会場の外には列が形成。しっかり遊びに来てくれるお客さんがいらっしゃいました。

今回MINDHACKブースに来てくれた人はほとんどが作品を初見の方だったのですが、中には以前からTwitterを見てくれているファンの方もいらっしゃいました。そういった方々と海を越えて出会えたのが本当に収穫ですね。中には、前日に遊んでくれた上ファンアートを描いて再び来場してくれた方も。うーれーしーいー!あと韓国の文化なのか、差し入れに飴ちゃんをくれる人がめちゃくちゃ多かった。

前日のトラブルが嘘のように、2日目は盛況のうち終了。19時にはみんな燃え尽きたまま帰路につきました。長かった……!この日の夜は念願の屋台でハットグとトルネードポテトを食べ、さらにタッカルビも頂きました。

翌朝の帰国日は午前4時半起床。4時半!?!?なぜかというと、ササンがうっかり9時半の飛行機を取ってしまったからです。迂闊。自分で飛行機とるのが久々すぎて(台湾より前に取った)「30分前に着けばいいかな?」とか思っていた。浅慮。しかもよりによってホテルから遠〜い方の空港を予約していた。愚昧。

今回はホでヴだけ帰れず……なんてこともなく、無事に帰国できました。前回の反省を活かしていてえらいぞ。無事!完了!めでたしめでたし。

……と思いきや、その直後。

ササン、発熱!!38度!!

嘘でしょ!?汚水事件でなんかバッチイばい菌拾ったか!?ちくしょう絶対コロナだ!!……と、半泣きでしかるべきキットを取り寄せて検査を受けたのですが、結果は陰性。単純に、疲れが蓄積して免疫力が下がったための風邪だったようです。そりゃ、1か月に2か国も巡るハードスケジュールなんて人生初だもの。身体もエラーを吐くよ。とはいえ、タイミングがタイミングだっただけに相当焦らされた一幕でした。今はピンピンしてます。

 

 

そんなこんなで、VODKAdemo?による爆裂☆アジア周遊月間だった2月、これにて幕を閉じました。目まぐるしい旅程でしたが、やはりイベントの醍醐味は実際に遊んでもらっている光景を目の前で見られること!まして今回は海外のユーザーさんたちにプレイしていただけたということで、かつてない経験を味わうことができました。言語の壁を超えて「面白かったです!」と伝えていただく機会もあり、非常にモチベーションになりました。これから4月6日のアーリーアクセス開始に向けて、我々は追い込み期間。旅の中で得た活力を胸に、開発を頑張っていきます!

ではまた、次のイベントでお会いしましょう!

MINDHACK:台北ゲームショウ旅行記03

1月31日から2月6日にかけて滞在した台北旅行!今回は最終日のとある出来事を振り返ります。

 

思えば今回の台湾旅行、ササンのやらかしにまみれていました。

ササンのやらかし:
・出発前日にベソベソになる
・出発前日のホテルの予約日を間違える
・韓国でICカードを買った場所にトランクを忘れかける
・デザイナーズトイを買った自販機にICカードを忘れかける
・デザイナーズトイを買った自販機にICカードを忘れかける(2回目)
・濡れた傘を開いた勢いで手持ちのポスターをビシャビシャにする

など、些細なミスのオンパレード。ササンが「俺なんかもうダメだあ……」としょげていると、ホでヴさんは「ダメなんじゃなくて、自分の特性を理解して、対策をしていくことが大事」と諭してくれました。

ともあれ、最終日はやってくる。この日は余裕をもって出発し、お土産に台湾カステラを買ってみました。それから地下鉄を乗り継いで空港へ到着。飛行機の時間より4時間も早く着いてしまったので、ちょっとカステラをつまみ食いすることにしました。

んま〜〜〜〜〜〜〜い!日本で食べた台湾カステラはずっしりした味わいだった記憶があるのですが、こちらのカステラはふんわり軽やか。卵の香りが芳醇で、食べているだけで優しい気持ちになる味わいでした。ホでヴさんは感動のあまり、「もし台湾に生まれていたらカステラ屋さんを目指していた……」と漏らす始末。

一息ついたところで、ササンは出国・入国の準備を確認しました。パスポートOK。航空券のeチケットもOK。そして新型コロナワクチンの接種証明書もOK!かなり落ち着いたとはいえ、新型コロナに対する水際対策はまだまだ厳しく、3回以上ワクチンを打った証明書がないと飛行機に乗れないし、日本にも入国できないのです。

とはいえ、日本で配信されている「接種証明アプリ」を使えば簡単に証明を入手可能!この辺は渡航前に散々調べたのでバッチリ準備してきたのでした。今度こそやらかしはない。ササン、行けます!

「ホでヴさんはワクチンの接種証明アプリ入れた?」
「入れてない……」
「そっか。じゃあ接種証明書もってきた?」
「わ……忘れてた……」

忘れてた?

「忘れてた!?!?!?!?!?!?」

ホでヴさんのやらかし:
・ワクチン接種証明書を忘れる

このときのホでヴさんは、泣くでもなく喚くでもなく、ただ萎れていました。呆然と「もうこのまま台湾でカステラ屋さんを目指すよ……」と呟いている姿は本当に哀れだった。

とはいえ、ホでヴさんがカステラ屋さんになったらMINDHACKが完成しねえ!何としても連れ帰るべく、すぐに行動を開始しました。ワクチン接種証明書が手元にない場合は、3日以内に受けたPCR検査の陰性証明書が必要となります。すなわち、現地でPCR検査を受けて陰性証明を受け取るしかありません。

いま現在我々がいるのは、台北の松山空港。Googleで「松山空港 PCR検査」と検索すると、あるではありませんか!松山空港でPCR検査を受けられる施設が!そこで急いで会場を探したのですが、おかしなことにどこにも見当たらない。空港のインフォメーションセンターで聞いてみても、怪訝な顔をされるばかり。なぜ見つからないんだ?運良く日本語のサイトまで見つけたのに!……日本語?

「ホでヴさん……これ、愛媛県の松山空港のサイトだよ……」
「えっ」

そんなこんなでインフォメーション前でまごまごしていると、ベテランらしきお姉さんが声をかけてくれました。我々がしどろもどろの英語で「COVID-19……テストゥ……」と言っていると、驚きの察し力で状況を理解してくれました。

そこからのお姉さんは早かった。猛烈な勢いで何やら電話を済ませると、我々にメモを渡しました。曰く、「今ここでPCR検査の予約を取ったから、外でタクシーを拾ってメモの場所に行くように。スペシャルな対応だから費用は高くなる。貴様のフライトまで残り3時間だから、時間との勝負だ。検査の結果は帰りしなにメールで送ってもらうように。分かったか?」とのこと。

戦場のベテランコマンダーのような口調に気押されつつ、我々は追い立てられるようにATMで現金を下ろしました。ちなみに検査費用は……お高くつきました。背に腹はかえられねえ!!

タクシーで15分ほど走った先にあったのが、とある医療施設。外観は普通の診療所のような雰囲気です。恐る恐る入るやいなや、ドクターがお出迎え。すぐさま「話は聞いた!ここにサインをして急いで裏へ入ってくれ!」と対応されました。さっきのお姉さんがコマンダーなら、この診療所はさしづめ戦場の救命救急です。ホでヴさんは流れるように裏へ連れていかれてしまいました。表で待つササンがやきもきする間もなく、検査は5分ほどで終了。爆速で診療所を後にし、再びタクシーで空港へ向かいます。

それにしても、検査を受けられたのはよかったものの、果たして本当に新型コロナウイルスに感染していないのか?台北ゲームショウ会場では感染対策に最大の注意を払っていたものの、もし結果が陽性では帰国が叶うべくもありません。タクシーで走っている間、早くも検査結果が返ってきました。その内容は……

「陰性!!」

ホでヴさんの免疫力すげえーーーーーー!!!!奇跡!!!!!!!

ちなみにここで受けた検査結果、採取検体も検査方法もバッチリ日本の求める基準に適合していました。おまけに日本語まで併記してある親切対応。めちゃくちゃ急いでたのに対応が完璧で驚きました。もしかして結構いるの?こういう日本人。

かくしてホでヴ・ササンは無事に出国ゲートを通過し、結局離陸の2時間前には搭乗口に到着したのであった。へなへな〜。

 

そんなわけで、1月31日から2月6日にかけて敢行した台北ゲームショウ遠征!本当に予想のつかないサプライズばかりで、刺激を受けまくりの1週間でした。アーリーアクセス開始に向けて、ますます活力をつけていきたいと思います!

そして来週は、韓国遠征編。またしても大トラブルに巻き込まれているので、お楽しみに。

MINDHACK:台北ゲームショウ旅行記02

1月31日から2月6日にかけて滞在した台北旅行!今回はゲームショウ以外の出来事をお届け。

まず衝撃的だったのは、自販機!といっても普通の飲み物の自販機ではありません。台北駅の地下には、なんと……デザイナーズトイの自販機があるのだっ!

デザイナーズトイとは、その名の通りデザイナーさんが手がけたフィギュアのこと。多くはブラインドボックスで売られており、感覚としては日本のガチャガチャとフィギュアを足して2で割ったような感覚のトイです。実はササン、デザイナーズトイが大好きなのだ!中華圏のメーカーが多いだけあって、駅にまで進出しているんだなあ。

この自販機、ちょうど台北ゲームショウからの帰り道にあるんですよ。疲れ切ったタイミングで見かけることになるので、完全に理性が爆発してしまい、滞在中に4回購入しました。最高〜〜。

さて会期中、嬉しくも切実に困った事態が発生しました。それは……フライヤーが足りない!今回、会場で配布するために繁体字版のフライヤーを用意していたのですが、2日目にして早々に在庫が底を尽きてしまいました。その枚数、500枚。500枚!?改めて台北ゲームショウの盛況ぶりを痛感させられます。

イベントは土日に入り、さらなる人出が予想されるところ。コンビニでチマチマとカラーコピーして刷り足したりしていたのですが、1枚約40円かかるとあって、数百枚単位で用意するにはやや出費が痛いところです。

すると、ヘルプに来てもらっていた通訳の方から気になる情報が。曰く、「現地の印刷所で刷ってもらった方が安く品質が高いのでは?」とのこと。

海外来て地元のいきなり地元の印刷所に突撃することある?とにかく教えてもらった住所にあるという印刷所へ向かってみました。到着したのは、台北市内のとある雑居ビル。看板などは出ておらず、観光で来ていたらまず入りそうにない趣です。

恐る恐るエレベーターを上がってみると、出迎えてくれたのは……子犬!エッ!?と思っていると、その先はこぢんまりしたオフィスに繋がっていました。皆さん黙々と作業しており、壁一面に印刷物がぎっしり飾ってありました。どうやら、同人系の印刷を担っている小規模な印刷所さんのようです。日本でいうと、キンコーズが個人経営で営業しているようなイメージでしょうか。

我々がまごまごしていると、何と日本語を話せるスタッフのお姉さんたちが応対してくれました。フライヤーを見てやりたいことを汲み取り、すぐさま増刷してくれることに。その場でスキャンすると、PC上で塗り足しまで手作業で生成してくれました。何という丁寧対応!

作業中にスタッフさんと雑談し、ジョジョが好きだとか、横浜にガンダムを見に行ったとか、マニアックな情報を聞くことができました。いつかまた日本に来てくれたときに、会えるといいなあ!

ちなみに先ほど話に出した犬ですが、印刷所では3匹のワンコが飼育されていました。なぜかホでヴさんを無視してササンの方にばかり懐いてくれるので、大きな優越感を感じました。

印刷を待っている間、1時間ほど空き時間ができることに。そこで、どうしても寄っておきたかったスポットに赴いてみることにしました。それは……とらのあな!日本でも有名な同人ショップですね。どうしても、台北の方が描いた同人誌を手に取ってみたかったのだ!

地図アプリを頼りに行ってみると、どうみても警察署にしか見えない建物がお出迎え。
こわごわ中に入ってみると、確かに漫画らしき広告が貼ってあります。そして中に入ると、一面の同人誌!来たーーーっ!これが台湾の同人ショップ!!

ワクワクしながら覗いてみたんですが、予想外の光景が待っていました。置いてある品ぞろえが……ほとんど日本の同人誌!?日本から輸入したと思しき同人誌が、翻訳されている訳でもなく普通に陳列されているのに驚きました。ジャンルもFGOなど、こちらと変わりないですね。商業誌はさすがに翻訳されているものが多数ですが、それでも多くが日本の作品だったように見受けられました。いやはや、台湾のオタクの方が日本語を勉強する理由、分かった気がする……!

そんなわけで繁体字作品はそれほど多くはなかったのですが、ゼロだったわけではなく。現地の方のオリジナルSF作品を何点か購入しました。絵がめちゃ可愛い!Googleレンズで読むぞ〜〜!あ、もちろんフライヤーも受け取り、配布することができました。めでたし。

そんなわけで1週間の台湾滞在、観光面でも大いに楽しんだのでした。次回最終章、「ホでヴだけ日本帰れず」編。

MINDHACK:台北ゲームショウ旅行記01

MINDHACKは、1月末から台湾に滞在し、台北ゲームショウに出展していました!本日はその旅行記です。

 

来たる1月30日!台湾へ飛ぶ前日!羽田空港近くのホテルへ前乗りするその日……

ササンは病んでいた。

日本で残りの仕事を済ませている間にしょうもないミスを連発し、すっかりベソベソになってしまっていたのでした。山手線でひたすらホでヴさんに慰められるササンは本当に哀れだった。

「もう駄目だ……台北ゲームショウもきっと何も上手くいかないんだ……」
「そんなことないよ、このホテルの予約だってきちんとできてたじゃない」
「そうかなあ……あ、すみませんチェックインお願いします……」
「はい、ササン様ですね!……えーと」
「すみません、ご予約が明日となっているようですが……」

もう駄目だこの旅行〜〜〜〜〜〜〜!!!!!終了!!解散!!ゲームオーバー!!!

ー完ー

 

うそです。ホテルは何とかなりました。翌日は朝一番で羽田空港へ。広いターミナルを目の当たりにするとやはりテンションが上がりますね。早い時間にもかかわらず結構混んでいて、チェックインと荷物預けのために待つこと数十分……。飛行機に搭乗するころにはすでにヘトヘト。機内食が身に沁みました。

3時間ほどの空の旅を終え、ついに台湾上陸。飛行機から一歩踏み出しただけで分かったのですが、空気が暖かい!さすが熱帯地域。空港から一路、電車を乗り継いで台北へ。歴史の偉人とコラボした車内マナー広告が面白かったです。

そして街を歩いていると堪らないのが、あちこちから漂う甘く刺激的な香り……八角です!台湾の料理で一般的なスパイスの八角ですが、現地ではあちこちのコンビニからその香りが漂っているのです。これは、各コンビニで「茶葉蛋」という八角の効いた茹で卵を売っているため。おでん置いてるみたいなイメージで、どこにでもあります。すなわち、どこを歩いてもいい匂いのする島、台湾。最高。

一度ホテルにチェックインし、やることといえば……食べ歩きだっ!!おやつとして、胡椒餅を食べました。これまた八角の香りが鮮烈!ピリ辛の風味と肉肉しさが満足度の高い一品でした。さらにドーナツも買い食い。脆皮鮮奶甜甜圈というお店のドーナツで、行列ができる人気店。プレーン以外売り切れだったのですが、サクフワの食感と甘みが脳に沁みるお味でした。

で、夜は点心。食ってばっかじゃねーか!次の日から頑張るから……

 

そして翌日。

2月1日は台北ゲームショウの前日搬入日。会場に入ると、準備中ながらも圧倒的な規模!東京ゲームショウが行われる幕張メッセに匹敵する広さでした。嬉しかったのは、インディーゲームコーナーのスペースがかなり広めにとってあったこと。行き来しやすく、過密になりにくい配慮を感じて有り難かったです。

食事はコンビニでパンを買ったり、台北のマクドナルドに挑戦したり。やっぱりどれも甘辛さが美味しい感じですね。

 

そして翌日。

いよいよ台北ゲームショウ本番!朝、インディーゲームブースの人入りは結構まばらで、まったりムードでした。こりゃ4日間、のんびりモードでいけちゃうかな?と余裕をかましていたのですが、甘かった。午前中は来場者が大手企業ブースを巡っているのに対し、インディーゲームブースに人が流れてくる午後が本番。ひっきりなしに人が来てくれて、本来PV放映用に用意していたPCも急きょ試遊機に回すほどでした。ひえー!

台北ゲームショウで印象的だったのは、お客さんの層ですね。台北ではほとんどの来場者が男性、それもガチガチのコアゲーマー!っぽい方が多かったです。これは地域差というよりは、台北ゲームショウというイベントの性質かもしれないですね。

ともすればMINDHACKはかなり異色の出展作品だったのですが、「面白かったです!」と伝えてくださるユーザーの方が多くいらして非常に励みになりました!あと、日本語が喋れる方も多くてびっくり。今回は通訳の方にヘルプに入っていただいていたのですが、その方がいないタイミングで我々がオロオロしていると、すぐに察して日本語に切り替えて話してくださる方がたくさんいて驚きました。感動!

そしてイベント後は夜市に行ったり、イルミネーションを見たりと遊ぶときはちゃっかり遊んでました。

すでに台湾を満喫しまくっていますが、この旅行記はまだまだ続きます。来週もお楽しみに!

VODKAdemo?メンバーが影響を受けた漫画

こんばんは。ほがらか笑顔とハジける勇気、『MINDHACK』開発チームことVODKAdemo?です。今回は久々に我々のことについて語る時間をいただければと思います。テーマは「自分が影響を受けた漫画について」。普段はゲームを作っている我々ですが、漫画メディアからも大いに影響を受けていたりいなかったり。三者三葉の熱弁にお付き合いいただければ幸いです。

*ササン三

Amazonも自分じゃ使えなかった中学生のころ、自分がオタクカルチャーに触れられる唯一のスポットが地元のブックオフでした。本屋では見つけられないサブカル本を漁る自分のもとに流れ着いてきたのが、『七人の武器屋1/7』という漫画です。

この作品には原作がありまして、『七人の武器屋』というライトノベルが先立って存在します。ファンタジー世界でひょんなことから武器屋のオーナーとなった少年少女が、様々なトラブルを乗り越えながらお店を経営していくというもの。漫画版の『七人の武器屋1/7』はスピンオフにあたり、7人の日常に起きた出来事の顛末を描いています。

この中に収録されたエピソードが「家庭科の刃」という話でした。主婦見習いの女の子が中古で包丁を買ったところ、実はその包丁は古から多くの血を屠ってきた魔剣「ヴォーパル」だったのだった!どうなる!というストーリーです。

このヴォーパル、喋るんですよ。魔剣らしく血に飢えて人を殺めようとするんですが、購入者の女の子には、どうしてもお料理にしか使ってもらえない。ムキー!という話。当時思春期真っ盛りだった自分は、このイケてすぎる無機物に首っ丈になってしまったのでした。

だってナイフが喋るんですよ。大いなる魔剣がゆるふわな女の子に振り回されるんですよ。愛おしすぎる!ヴォーパルが出てくる話100話くらい読みたい!でもそれは叶わぬ願いです。ヴォーパルはスピンオフの読み切り用キャラだから。一回ポッキリしか出てこないんです。原作だと例の女の子は「包丁を発射するクロスボウ」を武器として使うので、下手したらヴォーパルも発射されてどっかいっちゃった可能性がある。

そんなわけでこの話は若かりし日の思い出の一つとして胸にしまってあったんですが、最近になって気がついた。自分の創作物、ことごとくヴォーパルの影響受けてない?どれとは言いませんが、作った作品ことごとくどっかしらにヴォーパルの面影を感じさせる要素が入ってることに愕然としました(みんな読み返してみてね‼︎)。もはやトラウマになっちゃってんじゃん。続編読みたすぎて自分で作っちゃってんじゃん。

『七人の武器屋1/7』は著者の今野隼史さんによる美麗な絵も見所で、特にコマ割りはユニークでありつつ見やすく綺麗。今でも漫画を描くときは参考として作業机に置いてあり、そういう意味でも影響を受け続けている漫画です。

 

*ホでヴ

こんばんは!ホでヴです。漫画大好きです!
父親がジャンプっ子だったので、物心ついた時からジャンプを読んでました。私と弟の為にコロコロコミックを買ってきてくれていたので、それも読んで、とにかく少年漫画に触れまくっていました。自分でも(だいぶカオスな)漫画描いたりしていました。漫画楽しい!最高!!
自分が、キャラクターを一個人として見る部分はこの漫画読みまくりの経験からきていると思います。
いつの間にかそこにある絵じゃなくて、違う世界に生きる個人であると認識するようになりました。

そんな日本の漫画で育ってきた自分が、フランスの漫画(バンドデシネ(BD))と出会いました。それがMUTAFUKAZでした。
バッッチクソかっこいい絵!きったねえ汚部屋!!大量のゴキブリ!!!血飛沫!!!そんでなにより>>>主役が頭身低くて丸っこい<<<!!!!
う、うそでしょ……こういう漫画は決まって頭身の高い人間が主役じゃんか……それなのに、このかっこいい世界で堂々と主役張るのが等身低い黒丸の子……?側にいるのも同じくらい小さい燃えてる骸骨……????そんな……そんな奇跡がある……??
こんな殺伐とした血みどろの世界でも、自分の大好きなデザインのキャラクターが主人公でいい。その衝撃に、当時の自分は夢中になりました。
フランス語読めないけどフランスから漫画取り寄せて、2、3ヶ月ドキドキしながら届くの待って、今でも大事に大事に持っています。宝物です。

MUTAFUKAZは漫画はこっちに来てないんですけど、日本のSTADIO4℃が日本語で映画化もしているのでそちらを是非見て貰えればと思います。
出来、めちゃくちゃ良いです。大好きな漫画を大好きなスタジオが超作画で完璧に仕上げてくれた……??奇跡か?奇跡なのか??おお神よ……LAGOMの導きあれ…………
しいて言えば自分は原作大好きなので、アニメのアンジェリーノは表情がちょっと可愛すぎるかな。でもクオリティは神。神い~~ アニメ限定の「さあ来い、あほ。」って台詞がも~~~めっちゃくちゃかっけえええええええええええ!!!!!!とほほ~~~!!!!いえーい!!!!!!!
アイスクリーム売る車でカーアクションするシーンなんか「ハリウッド映画か??」みたいなクオリティだし、トレーラーハウスに籠って撃ち合いするシーンもクソかっこいい!!!銃の一発一発が重くて痺れる。とにかく最初から最後まで銃が最高なんすよ。はあ~~~凄い。

 

*紅狐

きつねです。実はふだん、あんまり漫画を読みません。
活字中毒者なので、おこづかいで娯楽を買う時「より文字が書いてある面積が多いやつ」を選ぶ幼少期を過ごしてきました。
同世代の子供たちがジャンプやマガジンを読んでいる頃、私は『NINTENDO DREAM』誌を愛読していました。主食は情報。好きなコーナーは裏技紹介とクリエイターへのインタビュー。

そんなあんまり漫画を読まない私が子供の頃に出会い、大人になった今もずっと影響を深く……根深く……あまりにも深く受け続けている漫画作品があります。それは……漫画の神様・手塚治虫の名作『火の鳥』!!
『火の鳥』は、時空を超越した不死の存在・火の鳥が、はるか古代から途方もない未来までを通して人類の歴史を眺め、彼らの時に愚かで、時に胸を打つ、どうしようもない生命の営みを見守り続ける……というお話です。
どの章も全部好きだけど、その中でもいっちばん心に突き刺さり続けているのが『未来編』と『復活編』。
文明の発達した近未来においての機械と人との危うく切り離しがたい関係や、「人間とは何なのか。自我とは、生命とは、魂とは何なのか」「善悪とは分かつことができる概念なのか」とか、そういう答えのないテーマが未だ私の心に深く刻み込まれ……それに対して人は……私という個人は一体何ができるのだろうかという問いを……ずっと……こねくりまわし続けている。

以前レイ・ブラッドベリの『火星年代記』が破壊衝動の根本であると書きましたが、ブラッドベリが育ての親としたら、手塚治虫はマイスイート破壊衝動の生みの親である。
そして大人になって作品だけではなくその作者の出自にも興味が向くようになったとき、ばらばらの全てのパズルピースがかっちりと当てはまるような経験をしました。
それは『未来編』に登場するあるキャラクターの名前が『ブラドベリイ』であることに気づいたとき。そして『宇宙編』の冒頭が、ブラッドベリの名短編『万華鏡』から影響を受けて描かれていることに気づいたとき。
ああ……世の中って……全部繋がってんだなあ……!!!! と震えました。

そんな私が『火の鳥』全編の中でも一番好きなシーンが『大量のロビタが群れをなし、ある場所へ向かう』ところです。(『重機のキララ』は『万華鏡に対する宇宙編』のようなことを自分もやりたくて書いた小説です)
最近そのシーンが一面に描かれているかわいいがま口を手に入れました。火の鳥のキャラクターのグッズってなかなかないので嬉しくて愛用しています。小銭を出すたびに「なんちゅう場面をがま口の柄にしとるんじゃ……」と思っています。ありがとうございます。

『火星年代記』と『火の鳥』はとにかく私の価値観の根本にある本なので、もちろんMINDHACKにもブラッドベリみ・火の鳥みが、無意識下のうちに出ているのではないでしょうか。そういう誰かの価値観に爪を立てるような作品を自分も書けたらいいなあと願っています。

 

いかがだったでしょうか。それぞれの漫画を読んでからVODKAdemo?作品をお楽しみいただくと、「ああ……(笑)」となること請け合いですので、おすすめです。今後もたま~に我々の熱いプレゼンにお付き合いいただければ幸いです。それではまた!

MINDHACK:隊長百面相

今日はお楽しみ企画。題して「隊長の歩みを振り返る 〜これまで、そしてこれから…〜」。

MINDHACKにおける重要キャラクターの1人、レベッカ・ソーン隊長。主人公を守る警備隊のリーダーであり、マインドハック施設の最後の砦となる存在です。その姿は見る者を威圧し、緊急時には手を下せるような厳しさも兼ね備えています。

一方、苛烈な側面ばかりではないのがレベッカ隊長の魅力。人を信じることを忘れない善き心の持ち主で、全人類を受け入れる博愛の人物です。作中では、新人を導くよき指導者として、そして何よりも主人公の唯一の友人としてプレイヤーに寄り添ってくれます。

そんな隊長の温和な側面をよく表しているのが、すきまトークなどのスピンオフで登場する様々な姿のバリエーション。ときに可愛く、ときに愉快に姿を変えるその百面相は、シリアスなだけではない隊長の魅力を反映してきました。

というわけで今回は、様々な隊長の姿を振り返っていきます。

1.お花隊長すきまトーク08

先生がプレゼントしたお花の首飾りをつけた隊長。色味を抑えた装甲の上に、鮮やかなトロピカルフラワーがよく映えますね。前が見えてるのかいまいち判然としませんが、このまま会議に出たようなので多分大丈夫でしょう。

2.クリスマス隊長ブログ 年の瀬

2021年の暮れ、先生のオフィスを訪ねてきた隊長。先生の身を気遣う長い話をしていたのですが、当の先生はなんにも聞かず隊長を飾りつけるのに夢中だったのでした。電飾は暗い部屋でほのかに灯ります。光る眼とともに、オフィスを幻想的なムードで包みました。

3.ちょうちょ隊長すきまトーク21

春うららの季節、小さなおともだちに懐かれた隊長。眼っぽいところに思いっきり入ってるように見えますが、本人は気にするそぶりを見せません。もしかしたら慣れてるのかもしれないですね。夜、蛾とか寄ってきそうだし。

4.あったか隊長すきまトーク30

2022年のホリデーシーズンに先生を訪ねた隊長。この年は、先生がせっせと暖かい肩カバーを作ったのでした。お花の模様がカワイイぞ、肩カバー。実は左右で長さが揃ってないぞ、肩カバー。急いで仕上げたので出来栄えはそこそこ。

5.唐揚げ隊長ブログ 唐揚げを食べる隊長

おかずを食べる隊長。堂々の本編素材です。お弁当の包みを腕に引っかけてるところとか、細かい所作に繊細さと荒っぽさが共存してますね。それにしても、唐揚げばっかり先に食べて後のおかずに困らないんでしょうか。

というわけで、隊長の様々なコスチューム(?)を振り返ってみました。2023年はますます幅広い表情を見せてくれることにご期待ください。

それではまた来週~!

MINDHACK:唐揚げを食べる隊長

終わる2022年……走馬灯のような1年……迫る【2023年4月6日《アーリーアクセス》】……

ごきげんよう。ササンです。街はすっかり年末ムードですね。皆さん、今年やり残したことはありませんか?我々は、最近まで、ありました。どうしても心残りで、このたびようやくそれを実行することができたのです。MINDHACKにおいて、とてもやりたかったシーンの実装です。特別に今回は、その場面を先行公開いたしましょう。刮目せよ!

 

ん?

 


く、食ってるーーーーーーーー!!!!

いかがでしょうか。これぞ渾身の「唐揚げを食う隊長」です。アーリーアクセス版における最大のサービスショットといって良いでしょう。紅狐がどうしてもこのシーンを入れたいと熱望し、ホでヴの尽力あって実現しました。いや〜、大変だったね!一見唐揚げ食ってるだけのシーンですが、わざわざ絵コンテを作成して実装にこぎ着けました。我々は真剣(マジ)なのだ。

 

このたび念願の唐揚げ隊長を実現できた感激のあまり、紅狐がコメントを寄せてくれたので以下に掲載します。

きつねです。ひとつ「これは自分の癖だな」というものに気づきました。
それは「登場人物に何か食べさせるシーンを描きがち」なこと。というか、私が「登場人物が何か食べてるようすを想像するのがめちゃくちゃ好き」です。読むのも書くのも好き!

文章を読む時、人間のもつ五感のうちで読み手が実際に使うのはそのひとつだけ、つまり視覚によって文字を読み取ることだけです。
しかし何かを食べているシーンを読んで頭の中で想像しようとすると、ほかほかご飯の暖かさとか香りとかお箸の手触りとか、あとモグモグ音とか、五感の全てを最大限に活用することになるので、文字で書かれた世界の向こうで起きていることをより身近に感じるような気がします。
(何より、何か食べてるシーンって「生命活動をしている様子」そのものなので、何だかその登場人物が実在して生きている感じがすると思うんですよね…… これは個人の見解ですが!)

そういうわけでこれまで私が書いてきた別の作品(小説)でもだいたい登場人物は何かしら食べてるし、食べ物が出てきがちなんですが、MINDHACKも例外ではなく「※ここで隊長が唐揚げ弁当を食べる」というシーンを書いてしまいました。
ホでヴさんがお弁当の持ち方から包み布の扱い方まですごく「隊長らしい所作」を大切に、そしてお弁当自体もめちゃめちゃ美味しそうに描いてくれたので、ゲーム内に組み込んだ時に「え…………絵の力ってスゲー!!!!」と大感動しました。感動しすぎてパソコン用の壁紙作っちゃった。

ゲーム内でもしっかり唐揚げ二個を食べる様子を眺めていただけます。(しかも唐揚げの個数の状態によって立ち絵差分がわざわざ分かれているのだ!)
こういう所に力を注いでいくゲーム、MINDHACKを今後とも何卒よろしくお願いいたします。

MINDHACK:お花を撫でるアニメーション

ごきげんよう、ササンです。12月4日(日)のINDIE Live Expoではトレイラーをご覧いただきありがとうございました!たくさんの反響をいただき、開発チーム一同身の引き締まる思いです。

現在、MINDHACKは体験版をSteamにて配信しております。またウィッシュリストに追加していただくと、2023年4月6日(木)の早期アクセス配信開始時にすぐ通知が届きますので、ぜひお願いいたします!

Steamページはこちらから

もしかしてSteamページはもう見た?体験版も遊んで、続きが待ちきれない!?ありがとうございます!!早期アクセス配信開始までにはもう少しお時間をいただきますが、お待ちいただいている間はスピンオフ各作品をお楽しみいただくのもオススメです。

・ユーニッドとギャングの愉快な仲間たちを描いた『Bloody Paella

・隊長や新米隊員たちの世間話を覗き見できる『すきまトーク

 

・新米隊員くんと先輩たちのよもやま話『がんばれ!HOTFIX

……などなどが、随時更新中です。いずれもオヤツ感覚でサクッとお楽しみいただける内容なので、年末年始ゆったり時間のお供にしていただければ幸いです。

 

と、ご案内はここまでにして、ここからは通常運行のブログで参りましょう。

12月4日(日)に公開した新トレイラー。その内容についてはざっくり先週もお話しましたが、今週はもうちょっと補足です。映像を公開するにあたり、我々が注目してほしいのはやっぱりアニメーション!ホでヴがこつこつ、丹精込めて手描きアニメーションを制作しています。ということで追加されたアニメーションの一つが、「お花を撫でる動き」。マインドハックの処置の完了を飾る重要なシーンです。デジゲー博でもお披露目しましたが、最新バージョンでは先生の手がンヌメッ……とお花を撫ぜくります。

ンヌメッ。

こちらのアニメーション、半分くらい大きなお花に隠れてしまっているのですが、実は裏側にある手もしっかり作画されています。今回は特別に、ゲームでは見えないお花の後ろの手も公開。ご覧あれ!

ンヌメラ~~~。

うーん耽美。私生活は結構テキトーな先生ですが、お花を愛でるときはこんなに繊細な手つきをしているんですね。こういった手つきの端々から、主人公の人間性を想像してみてもらえると嬉しいです。

こんな具合でアニメーションもじっくりじわじわ強化しているので、完成をお楽しみに。改めまして、2023年4月6日(木)の早期アクセス配信開始をお待ちください(Steamページはこちら!!!)それでは、フォン・ド・ヴォー!

MINDHACK:デジゲー博 出展レポート

ごきげんよう、ササンです。先週のデジゲー博にお越しいただいた皆様、ありがとうございました!VODKAdemo?チームの予想を遥かに超えた盛況となり、一同で感激しておりました。今週は、そんなデジゲー博のレポートをお届けします。

【11月12日(土)】

デジゲー博では事前設営の時間が設けられており、本番の前日に会場へ入って準備を行うことができました。この日、紅狐は昼のギリギリまで仕事(いそがしい)。一方、ホでヴとササンは悠々とつけ麺を食べて集合しました。UDXに入ると、整然と並べられた机の周辺に開発者さんたちがちらほら。運営さんたちが雑談しているのを小耳に挟んだところによると、今年は前日設営に来たサークルさんが多かったそうです。

大方の設営什器は宅配で搬入していたため、ブースに届けられた段ボールをバリバリと開封します。前回の設営ではポスタースタンドが傾きまくるという事態に陥っておりましたが、今回はしっかり固定用のドライバーを持ってきていたため問題なく設置完了しました。成長・学習・超優秀!

そして今回の設営のキモとなるのが、ダイソーのジョイントラックです。ポール・棚板・固定金具を組み合わせることで、好きな形の棚を組み上げられるという代物。これを作って、低い机の上でもモニターとキーボードを快適に使えるように高さを調整するという目論見です。事前に自宅で組み立てテストを行ったので、準備は万端。いざ!設置……

「なんか棚板が2枚だけ小さくない……?」

「えっ」

……そういえば、組み立てテストを行った後に追加で2枚棚板を買い足したんでした。そしてその買い足した板のサイズを間違えていたことに、会場で気づいたのであった。ボンクラ。ダッシュでダイソーまで走り、正しいサイズの棚板を購入してきました。事前設営日、あってよかった~~!

この日の設営は16時ごろ終了。そのあとVODKAdemo?の三人はなぜか渋谷へ向かい、山下本気うどんさんで4種のチーズクリームうどんを食べました。チーズの暴力みたいな味でした。マジでめっちゃおいしかった!また行って他のうどんも食べてみたい!

その後アイリッシュパブに行ってフィッシュアンドチップスも食べた。最高~~~~~!!お疲れ様~~~~~!!

まだ終わってません。

 

【11月13日(日)】

無事に3人とも寝坊することなく、会場へ集合。開場までの30分間、ソワソワしてました。この間、会場の換気のためにドアが開放されてたんですが、風通しが良すぎてステッカーやらポスターやらが全て飛ばされそうになって焦りました。待って!!そして午前11時、いよいよデジゲー博がスタート。驚くべきことに、開幕と同時に大勢の方がMINDHACKのブースに並んでくださいました……!紅狐が「もしかして皆さん、イーヴリッグのステッカーが欲しい方々ですか?」とお声がけすると、「はい!」との回答が。キャビネット大人気!!待機列の方々にステッカーとサントラカードを配りつつ、オタオタしていると、デジゲー博運営スタッフの方が鮮やかな手さばきで列を整理してくださりました。どれだけ頼もしかったことか……!

圧巻だったのは、試遊に来てくださった方の多くが、白手袋を持参されていたことです。もはや天才マインドハッカーの集会でした。これが少年マインドハック大会か!このほかにもキャラクターのモチーフのアクセサリーを身に着けたり、キャラクターの応援うちわを作ってきてくれたり(!)、文字通りキャラクターを身体に刻んできてくれたり(!?)、さまざまな方の愛を感じられて感無量でした。

また、今回は特別ゲスト(?)として、シノが入ったフロッピーディスクも会場に登場しました。並ばれている方々におさわりしてもらったり、撮影会をしてもらったり、めっぽう可愛がってもらいました。よかったね。

そして嬉しかったのが、たくさんの、本当にたくさんのお手紙と差し入れをいただいたことです……!わざわざ我々のために筆を執り、封筒を選び、会場までお持ちくださった気持ちが、本当に暖かくて嬉しかったです。ありがとうございます!そして差し入れのセンスが皆さん良すぎる……!お茶とお菓子をくださった方々~~!食べ盛りの我々にありがとう~~!!ハンドクリームや入浴剤やホットアイマスクをくださった方々~~!我々の身体を労わってくれてありがとう~~!!特に、お花のシールでデコったり、お花に関連した品物を贈ってくださった方が多くて、作品愛をひしひしと感じました。本当にありがとうございます!!

今回はブースが大わらわだったため、メンバーの試遊めぐりはちょっと控えめ。その中でも、ササンはホラー恋愛ゲーム『Seven Nights Ghost』を遊びに行きました。呪われた社宅で、カワイイ幽霊ちゃんに呪われつつ7日間を過ごすセンチメンタル呪怨ストーリーです。開発者のトズクさんが公開されている動画でずっと開発風景を観ていたのですが、実物の幽霊ちゃんに出会えて感激でした。トズクさんの動画はためになるUnity解説&軽快なトークで素人にも大変楽しいチャンネルとなっているため、ぜひご覧になってくださいね!

それと、ホでヴが長年の念願を果たしていました。それが、『ふりかけ☆スペイシー』のステッカーをもらうこと。『ふりかけ☆スペイシー』はネオ昭和を舞台に、狂気の女子高生たちが繰り広げるハチャメチャアドベンチャーです。そんなふりスぺの公式グッズ、「カラテやめないで」ステッカーが欲しくて欲しくて、ホでヴはずっと前から虎視眈々と狙っていたのでした。今回デモ版を購入すると同時に、無事にステッカーももらえたようです。超てんちゃんの「インターネットやめろ」ステッカーのそばに貼ってました。

そんなこんなで、デジゲー博は瞬きをするような速さで終了!最後までブースにいらしてくださった皆様、ありがとうございました。そしてお待たせしてしまってすみません!今回のイベントも熱気がすさまじく、VODKAdemo?一同みなぎるパワーを得ることができました。開発、やるぞ~~~~!!今後も定期的にイベント出展の機会は設けていきたいので、また遊びにきていただければ幸いです。今後もどうぞMINDHACKをよろしくお願いいたします!

開発日記 11/12

ごきげんよう、ササンです。明日は待ちに待ったデジゲー博ですね。VODKAdemo?チームも事前準備を終えて、あとは開幕を待つばかりです。どきどき。

そんなこんなで今週はドタバタが続いていたため、ブログの方は久々にざっくばらんな開発日記をお届けします。

・第3章翻訳進行中

MINDHACKでは本編の制作と並行して、テキストの英訳作業を進めています。最近は第3章の翻訳作業が進行中です。MINDHACKの英語テキストといえば、担当してくださっているのが翻訳家の岩﨑さん。本作の世界観やキャラクターを深く理解して、絶妙な翻訳を届けてくださっています。(岩﨑さんについての過去記事はこちら)

第3章では、以前からブログに出ているシノというキャラクターが更生対象となります。このシノが曲者で、日本語原文では尊大で古風な口調が特徴です。が、そこは岩﨑さんのプロ力(ぷろぢから)。なんと、英語の古語を使っていかにも古めかしい口調に仕上げてくださいました。いにしえの存在感が醸し出されて、かなりカッコいい翻訳になっています。

第3章をお届けできる時期になったら、ぜひ日本語・英語双方でプレイしてみていただきたいです。

・辞書を買いました

わたくしテキスト担当ですが、これまで書籍の辞書を持っておりませんでした。実家に置いてきちゃった。なぜかというと、以前まで使っていたMacBookには辞書アプリ「大辞林」がデフォルトで入っていたから。わざわざ重たい辞書を引っ張り出さなくても、パソコン上でサクッと単語を調べられていたんですよね。が、最近はメインマシンがWindowsになり、すっかり辞書が縁遠い存在に。そこで、前から気になっていたスマホアプリ版の大辞林をようやく買いました。

いやー、いいです。常に喋ってる言葉の意味に自信がつくって、自己肯定感にも繋がります。パソコンよりさらに気軽に調べられるのがいい。これを活用して、より美しい日本語のMINDHACKを制作していこうと思います。ついでに2000円する類語辞典も欲しくなってる。どうしよっかな〜。

・お使いに行きました

デジゲー博の机は72cm(ググった結果)。その高さで椅子もなくタイピングゲームをするのは、キツすぎる!ということで、会場でモニターとキーボードを置くための土台を探していました。結果、見当をつけたのがダイソーのジョイントラック。棚板・ポール・固定器具を組み合わせることで、好きな形の棚を作れるという代物です。これを組み立てて、モニターの高さを調節することにしました。かなりちょうどいい塩梅にできたかと思うので、会場では腰に優しくプレイしてみてください。デジゲー博のVODKAdemo?ブースはDIY精神でできています。

それでは、明日デジゲー博にお越しの方は早寝して、感染対策にお気をつけてお越しくださいね。秋葉原で僕たちとダンスバトル!

 

 

 

Bloody Paella:グッズ販売のお知らせ

みなさん、日常にアウトローが足りないと思ったことはありませんか?本日は、あなたの暮らしに逸脱を添えるアイテムをお届けします。

Bloody Paellaのグッズを作りました!!

ゲーム『MINDHACK』のスピンオフとしてホでヴが連載中の漫画『Bloody Paella』。ユーニッドがギャング集団ブラッディパエリアのボスとして活動していたころの日常を描いた作品です。

 

いかがでしょう。今回のデフォルメイラストは、ホでヴが自らグッズのために描き下ろしました。それぞれちっちゃくも、個性が滲み出たデザインになったかと思います。クラゲがやたらマトモな顔に見えますが、ホでヴいわく「変な顔してたらグッズとして使いにくいかもしれない……」とのことでした。

じゃあ、具体的にどんなグッズがあるの? ということで、こちらのラインナップをチェケラ。

【キャラ単体系グッズ→BOOTH
・アクリルキーホルダー
・ホワイトステッカー
・クリアステッカー

【集合イラストグッズ→SUZURI
・スタンダードTシャツ
・ヘビーウェイトTシャツ
・オーバーサイズTシャツ
・トートバッグ
・サコッシュ
・マグカップ
・ロンググラス
・グラス

SUZURIの品数がやたら多いですね。テンション上がっていっぱい作っちゃいました。ブラッディパエリアのロゴは、ホでヴが三日三晩うんうん唸って完成させた産物なので、じっくり見ていただければ幸いです。

『Bloody Paella』グッズはオンラインのみでのお取り扱いとなります。在庫制限はございませんので、じっくり検討してお迎えください!

さらにグッズ販売としては、長らく休止していた『MINDHACK』のアクリルキーホルダー・クリアファイル・ステッカーのお取り扱いを再開しました!販売形態の変更に伴い価格が変更となりましたが、ご了承くださいませ。BOOTHはこちら

来週はいよいよデジゲー博です。制作もイベント準備も頑張っていきますので、よろしくお願いいたします!(『Bloody Paella』グッズは会場では販売しないため、ご注意を!『MINDHACK』グッズは手売り価格でお手に取っていただけます。)

MINDHACK:質問コーナーその5

【動画バージョンはこちら!】

シノ
「ぐぁっ……がは……」

シノ
「……息ができぬ……博士……」

シノ
「貴様、一体我に何をした……!」

COM_Z
「シノちゃん!? ……あっ」

COM_Z
「ごめんごめん!間違ってシノちゃんのフロッピーディスクに超高精細なお汁粉の画像を保存してしまったのだ!」

シノ
「何をしとるのだ何を!」

COM_Z
「削除しておくからもう大丈夫だよ~!さてみんな、ごきげんよう!夏から続いてきた質問回答コーナーも、今回で一旦最終回なのだ。ラストスパート、一気にいってみよう!」

 

Q.先生が一番好きな花の種類などはありますか?それともお花であればどんなものでも好きなんでしょうか?

COM_Z
「花束に使うような、ゴージャスなお花が好きみたいだよ~!でも、野原に咲いてるようなちっちゃなお花には興味ないみたい。たんぽぽとか、カワイイのにね!」

シノ
「花を愛でる風雅は分からぬ」

Q.バグの暴走でデバッグルームの仕切りガラスが割れていましたがその後更なるバグ対策の為に見直された事はありますか?設備面、ホットフィックス隊の対応方法はどのように変わりましたか?

COM_Z
「FORMATとしては『被害は最小限に抑えられた』って捉えてるみたい。だから、バグ発現への対策は問題なかったという認識みたいだよ。でもマインドハッカーに危険が及んだことは大問題だよね。とりあえず前より頑丈なガラスの導入を急いでいるみたいなのだ」

シノ
「人一人死んで最小限とは、ふふ」

Q.メインキャラクター達はなんの寿司が好きですか?

COM_Z
「隊長はマグロが好き!しかも天然本マグロの、大トロの一番いいとこなのだ!新米くんはグルメなので、太刀魚とか珍しいお寿司が好きみたい。でもたまに牛カルビ寿司とかに浮気しているよ。ユーニッドくんはイクラの軍艦が好きなのだ。ウニじゃないんだね〜。イーヴリッグくんはかっぱ巻きが好きなんだけど、人前で食べてるところは見せないねえ。ワガハイは回ってるお寿司が好きなのだ~!バラバラのおさかなが一定の速度で動いていて、実に興味深いのだ!シノちゃんは何が好き?

シノ
「鯛」

Q.ユーニッドとイーヴリッグの靴のサイズを教えて下さい!

COM_Z
「ユーニッドくんが28cm、イーヴリッグくんが25.5cmなのだ!」

シノ
「どこで調べたのだ……」

Q.エイさんはよく家を空けるとの事ですが、普段はどのくらいアジトに滞在しているのですか?

COM_Z
「お仕事と旅行で忙しいから、ほとんど家にいないみたいなのだ!ふら~っと帰ってきてふら~っと出ていくみたいだよ。お友達がたくさんいるんだね~!」

シノ
「結構な御身分だ」

Q.ユーニッドは個性的な柄のTシャツを何枚持っているのか知りたいです!

COM_Z
「エイさんが出かけるたびに買ってくるから、数えきれないくらいあるのだ!」

シノ
「甘やかされおって」

Q.ブラッディパエリアは結成から何年経つギャング団なのでしょうか?

COM_Z
「ユーニッドくんがフジツボと一緒に行動するようになってから、段々メンバーが増えていったようなのだ。かれこれ10年以上経つんじゃないかな?そんなに仲間と一緒にいられるなんて、素敵なことなのだ~!」

シノ
「弱い犬ほどよく群れる」

Q.LAGOM教団で、イーヴリッグがどんな修行をしているのか知りたいです!

COM_Z
「心を捨てて、未熟な有機のカラダのままでもLAGOM神に仕えるために、家具っぽいポーズをとりながらお祈りをしているよ!」

シノ
「家具っぽいポーズ……?」

Q.LAGOM教団には階級が存在するとのことですが、上に登り詰めるためにはどのような活動をすればいいのでしょうか?

COM_Z
「LAGOM教団の地位は、家具としての『良きインテリア』度合いで決まるのだ。より無機的な家具っぷりを磨けば、きっと偉くなれるのだ~!けど、ワガハイは心がある方が素敵だと思うけどね?」

シノ
「泣きも喚きもせぬヒトに価値はない」

Q.COM_Zさんは「世界で唯一心を持ったロボット」らしいですが、その心は本物なのでしょうか?

COM_Z
「ええ~、何これ?変な質問なのだ~!もちろん、コムちの心はホンモノのピュアピュアハートだよ!疑う余地もないのだ。こーんなにカワイくてごきげんなコムちに心や感情が存在しないなんて、ここまで質問コーナーを見てくれたキミたちは思わないよね? だってもうみんなコムちのこと大好きなはずなのだ!」

COM_Z
「人間は心を大事にする生き物だから、心があるからこそみんなに好きになってもらえるのだ。なぜかというと、ワガハイには心を生み出すプログラム『アザトーサー2000』があるから。心というのは、機械にとってはごくごくシンプルに存在を証明できるものなのだ!」

シノ
「貴様の戯言は分からん。要約せよ」

COM_Z
「カワイイは作れる、タマシイも作れるってことなのだ!」

 

COM_Z
「これで質問回答コーナーはおしまい!みんな、たっくさんの質問を本当にありがとう!キミたちからもらったお便りは、どれも貴重なサンプルなのだ。サンプルは、ワガハイがもっと世界を知るための手がかり。キミたちとワガハイを結んでくれる、かけがえのない絆なのだ。だからワガハイ、質問をくれたキミたちのことが愛おしくて仕方がないのだ!ねっ、シノちゃん!」

シノ
「このような茶番は懲り懲りだ」

シノ
「疾く、暇を告げよ」

COM_Z
「シノちゃんってば最後までいじっぱりなのだ~!さあ、この質問コーナーは幕を閉じるけれど、きっと近いうち、またキミたちに巡り合える予感がしているよ。いつかまた出会えるときまで、しばしのお別れなのだ。キミたちの行く先に、幸多からんことを!それじゃあみんな……ごきげんよう!」

 

COM_Z
「質問コーナー起爆スイッチ!!!」

COM_Z
「えい!!!」