投稿者: ササン三

MINDHACK:ヒューゴのわくわく宇宙通信_03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やあ、操縦士のパトリック・ヒューゴだよ。

 

宇宙でも夢を見ることがあるんだ。ダスティンやサリー、ライアンにニールと一緒の夢だ。みんなで暖炉を囲んで、ロッキングチェアに腰掛けて。ケーキの取り分を決めるために、みんなでトランプを遊んでいる。ババ抜きで上がった順番に分け前がもらえるってわけ。でも、どうしてか俺のもとにばかりジョーカーが回ってくる。順繰りでカードを引いているのに、ジョーカーがどんどん増えていくんだ。みんな上がってしまって、1人、また1人と姿を消していく。最後に残されたのは俺1人。手元に残った4枚のジョーカー。永久に上がれないババ抜き。

 

宇宙でも夢を見ることがあるんだ。アメリカに残してきた妻のサラと、双子のミアとデイジーの夢だ。海のそば、白い屋根の2階建ての家で。3人とも俺の帰りを待ちながら暮らしている。それを俺は上から見てるんだ。ドールハウスを見下ろすような俯瞰視点でさ。本当は手を伸ばして、手のひらで3人を包み込みたかった。頬ずりしてやりたかったんだ。でもそれだけはできない。どうしても。この手を伸ばすことだけはしちゃいけないんだ。視界に自分の腕が入ってきた途端、取り返しのつかないことに気付いてしまう気がして。

 

宇宙でも夢を見ることがあるんだ。最近は決まって同じ夢。何度も繰り返し見る、エルメス号で独りぼっちの夢だ。船の酸素タンクが破損してしまって、修理のために船外活動服をまとって外に出る。破損個所はすぐに見つかって、修繕も間もなく終わる。でもそのとき、背中が何だかむずむずっとするんだ。ヘルメットのせいで後ろは向けないから、代わりに袖につけられた鏡で後方を確認する。何ということだろう、船外活動服の背中が破れているじゃないか! そして、その裂け目が……裂け目が……裂け目が。

 

次回のメッセージもお楽しみに。チャンネルはそのまま!

MINDHACK:ヒューゴのわくわく宇宙通信_02

やあ、みんな。パトリック・ヒューゴだよ。元気にしてたかな? 今日も皆に、宇宙のことや俺自身の話をしていこうと思うよ。さて、宇宙飛行士っていうと、必ず聞かれる質問がある。「どうして宇宙飛行士になろうと思ったんですか?」ってね。みんなそれぞれ、インタビュー向けの回答を用意してるけど、もちろん俺にだって理由がある。俺の場合は、子どものころの思い出が強く影響してるんだ。

俺みたいなシティボーイは、西海岸と東海岸、どっちの生まれだと思う? 正解はどっちでもない。いわゆるグレートプレーンズ……君も地理の授業で習ったことがあるだろ。肥沃な大地を埋めつくすトウモロコシ畑、バイソンがあくびをする広大な草原地帯。まあ言ってみればド田舎なんだ。だから少年たちの遊び相手ってのも、大自然が一番の友達ってことになる。そして特に俺が心惹かれたのは、頭上に広がる広大な星空だったんだ。

俺の親父が人生で最も賢い判断を下したのは、お袋と結婚したときと、パトリック少年にミード社の望遠鏡を買い与えたときだ。夜な夜な屋根裏部屋に上がって、オレオやリッツなんかをお供に、無限の星々を眺めるのが至福の時間だった。ラジオからは「ラブ・ミー・ドゥ」が流れていたけど、まだまだ子どもだった俺にとって、最も愛すべき恋人は宇宙そのものだったんだ。

それからもう一つ俺に深い影響を与えた存在がある。それが、綺羅星のようなSF小説たちだ。俺の一番のお気に入りは『星を継ぐもの』。刊行されたとき俺はハイティーンだったけど、もう頭をぶん殴られたような衝撃だった。ガニメデを歩くシーンの寂寥感ときたら、涙が出るような臨場感だったよ。そして同時に、宇宙への飽くなき探求心を持つ人類という生き物に誇りを感じた。そのときが、俺がまさしく宇宙飛行士を目指そうと決めた瞬間だったんだ。

ああ、でもトラウマティックという意味では、『2001年宇宙の旅』も深く心に刻まれてるな。近所に映画館なんかなかったから、キューブリックの映画版じゃなくてクラークの小説版を読んだんだけど、子どもにとっては哲学的なテーマが難しくて……それより怖かったのが、HAL9000だ。「将来、本当に機械が反乱を起こしたらどうしよう!」って、不安で眠れなくなるくらいだったよ。もっとも、実際にそういう未来が来るのは2001年よりずっと先になりそうだけどね。コンピューターが人間のように考えて喋るだなんて、現代の技術じゃあり得ないんだから。

今回の話はここまでだ。俺自身のことについて喋りすぎちゃったかな? 次回は皆が気になる、宇宙食事情について伝えるよ。チャンネルはそのまま!

MINDHACK:ヒューゴのわくわく宇宙通信_01

やあ、みんな!俺はヒューゴ、パトリック・ヒューゴだ。このビデオは、宇宙での生活の様子をみんなにお届けするために録画してるよ。この映像を通じて、少しでも君たちの真上の世界に興味を持ってくれたら幸いだ。

俺の宇宙船での役割は、操縦士。パイロットだ。この宇宙船、エルメス号の舵取りをする大切な仕事さ。このエルメス号にはある程度 自動操縦の機能も備わってるんだが、それでもランデブードッキングとか、重要な局面では人の手がいる。操縦士に向いてるのは、細かいことに神経質で、それでいて楽観的なやつだね。色々気を遣うことは多いが、行先をライトで照らせなきゃこの海は渡れないんだから!

操縦士賛歌を伝えたけれど、宇宙船の操縦は操縦士だけが取り仕切ってるわけじゃない。むしろ主導権を握ってるのは船長、ミッションコマンダーだ。俺たちの船長といえば、ダスティン・グラッドウィン! 宇宙船では船長の命令は絶対だ。お手と言われたら、喜んでするよ。ダスティンは決断力にあふれて、それでいて思慮深い。まさに俺たちの理想のリーダーなんだ!

ほかにどんなクルーがいるかって? 搭乗運用技術者(ミッションスペシャリスト)って役割は、みんなには耳慣れないかもしれないな。彼らは、宇宙船のシステムの専門家だ。この船のことなら何でも分かる。それからロボットアームを操作したり、船外活動を行ったりするのも主な仕事だね。エルメス号では、サリー・デイビッドがこの役割を担ってる。サリーと俺は、チェスの良きライバルなんだ! 地球に戻ったら、サリーが俺にホットドッグを37回おごることになってる。覚えててくれよ? 俺からは52枚のピザだ!

もう一人重要なのが、搭乗科学技術者(サイエンススペシャリスト)のライアン・ホッジズ。彼は、この船で行う実験について並外れた知識を持ってる。言ってみれば、科学者がそのまま宇宙へ来てるようなもんだね。ライアンは、科学者でもありながらスピリチュアリストでもある稀有な人材だ。物質世界も精神世界もフェアに信じていて、常に疑問と探究の中に身を置く勇気の持ち主。彼の立場に色々と意見のある人もいるかもしれないけど、俺は彼を尊敬してるよ。

最後に、航空宇宙医師(フライトサージャン)のパトリック・ニール。そうそう、彼と俺は名前が一緒なんだ、ちょっとややこしいでしょ。だから俺はヒューゴって呼ばれてるわけ。ニールの役割は、宇宙飛行の健康を管理することだ。たとえば、俺たちの運動スケジュール。宇宙では重力がないから、だんだん骨がもろくなる。それを防ぐために、ランニングマシンなんかで運動するんだけど、ニールが課すノルマはなんと120分だ! もうちょっと軽くできないのかな? ダメかい?

とまあ、エルメス号は5人の宇宙飛行士を乗せて航行中だ。個性はバラバラだけど、みんなチームワークを重んじる良き仲間だよ。俺たちの目的はずばり、異星の知的生命体とコンタクトを取ること! 来たるべきその日に備えて、全員でベストを尽くしてるよ。今後も俺たち5人の生活をお届けするから、お楽しみに。チャンネルはそのまま!

 

MINDHACK : 楽曲紹介13 / GUILTY PLEASURE

不定期更新、『MINDHACK』楽曲紹介のコーナー! こちらの記事では、『MINDHACK』の楽曲制作をご担当いただいているトラックメイカー・小鉄昇一郎さんに、本作に収録された楽曲の紹介と解説をしていただいています。この記事を読めば、『MINDHACK』の音楽の世界がもっと分かるかも!?

サウンドトラックはこちらで販売中です。

ということで今回解説するのは、こちらの楽曲!

今週の1曲:GUILTY PLEASURE

 

・VODKAdemo?より

MINDHACK第4章で先生がCOM_Zをハックしているときに流れる1曲。FORMATの指示に従い、敵意のないCOM_Zに対するハッキングを試みる先生。FORMATは先生を肯定し、どんどん背中を押しますが、この状況を冷静に見たときプレイヤーは何を思うべきなのか? 善とされる行為の妥当性を問うような、どこか暴力的な雰囲気を出していただくように制作いただきました。

ところで上記の制作意図、どこかで聞いたような……と思った方は鋭い! 実はこの楽曲は、先日ご紹介した『HA HA HA』の制作を依頼したときに第2候補として挙がってきたトラックです。こちらの2曲は、いわば双子のような存在ですね。

なお楽曲名の「GUILTY PLEASURE」は、こっそり食べるお菓子のような、ちょっぴり罪の味がする喜びを意味する表現です。そんな含意も含めて楽曲を楽しんでみてくださいね。

・小鉄さんより

これは確か『MINDHACK』のために作っていた訳ではなく、個人的に作っていたもので『MINDHACK』の世界観に合うかも?と思って出した曲だった気がします(うろ覚え)。音そのものはマヌケな感じなんだけど、曲全体では何か急かされてるような気味悪さのある、コミカルな悪夢のような……『ガリバー旅行記』の、小人たちに地面に縛り付けられてる、あの有名なシーンのようなイメージです。

これが音楽のジャンルで言うと何、と言うのか非常に難しくて、そもそも自分が普段特に目的もなく作ってる音楽は大体こういう「よくわからないもの」がほとんどで、ジャンルがわからない音楽を作ると不便なことは、どう売っていいかわからないんですね。CD屋の様子を思い出してもらえばいいんですが「ジャズ」「ロック」「テクノ」とか何かしらのコーナーがあって、どれに入れていいかわからないものは店に置けない訳です。

ただこれ「ジャズ」とか「テクノ」は、リズムのパターンですとか楽器の構成ですとか、楽曲のそのものの様式がジャンル名になってるんですね。それに対して「アニソン」「アイドル」とかはタイアップの形態というか、ジャンルはジャンルでも楽曲の様式ではなく、社会的にというかその音楽が”どう流通しているか?”で決まっているジャンルな訳です。リズムがサンバであれヒップホップであれ、その上でアイドルが歌っていればジャンルは「アイドル」ですよね。

「ゲームミュージック」もこれに近くて、つまりゲームの中でさえ使われていれば、ジャズだろうとテクノだろうと「ゲームミュージック」のコーナーに入れて貰えますよね。何が言いたいかというと、自分のように、特に特定のジャンルに絞って音楽を作っている訳ではない、いろんなジャンルがちょっとづつ要素として入ってるような、ジャンル分けが微妙な音楽を作るのが好きな人間にとっては、ゲームミュージックのような形の仕事は非常にありがたい訳です。でもかと言っていきなり「中世を舞台とした冒険ゲームの、壮大なオーケストラ風のOPを作って下さい、ゲームミュージック作れるんでしょ」とか迫られたら結構困るな……。まあ、かように音楽のジャンル分けというのは恣意的だったりマーケットの都合だったり、という話でございました。

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Kotetsu Shoichiro / 小鉄昇一郎

ミュージシャン/ライター。ラッパーへのトラック提供やCM音楽、ゲーム音楽など様々な媒体・プロジェクトで楽曲制作を行なっている。tofubeatsとの共演(Vibration feat.Kotetsu Shoichiro)や、ラッパーへの提供曲がビルボードチャート月間1位を獲得(T-STONE”Let’s Get Eat”)するなど、話題作への参加も多数。仕事の依頼はdjakutagawa@gmail.comまで

https://kotetsu-shoichiro.com/
@y0kotetsu

 

【小鉄さんの過去の楽曲解説】
THE OFFICE(オフィスのテーマ)
HAPPY HACKING(ハック中のテーマ)
SOFTENED SPIKE(ウニを丸めたテーマ)
MINDHACK(記憶のテーマ)
THE STAIRS(タイトル画面のテーマ)
THE ARTIFICIAL PLACENTA(FORMATのテーマ)
READY TO TASK(ホットフィックスのテーマ)
FAR FROM CITY LIGHT(ユーニッドのテーマ)
GREETINGS, BUTTER KNIFE…(イーヴリッグのテーマ)
IF THOU ART HUMAN(シノのテーマ)
HA HA HA(第3章ハック中のテーマ)
THE ARTIFICIAL HUMANITARIAN(COM_Zのテーマ)

MINDHACK : ウニの犬のシャツの進化

MINDHACKの公式SUZURIショップにて、こんなグッズが売っています。

ウニの犬

可愛らしいワンちゃんのイラストですね。普段使いにもピッタリな、ユルくてオシャレな絵のTシャツです。しかし、最近MINDHACKを知ってくださった人の中にはこうお思いの方もいることでしょう。
このTシャツのどこがMINDHACKグッズなの?
なんでウニなの?

順を追ってご説明します。

 

今さら聞けない!ウニの犬とは?

①2021年、ブログにて「MINDHACKお絵描きチェック」を実施

MINDHACKの登場キャラクターたちに、抜き打ちで「犬の絵」を描いてもらう企画をおこないました。そこで、ウニことユーニッドが描いた犬の絵がこちら。

個性的で可愛いイラストですね。この絵が、(主に開発チーム内で)大好評を博しました。

 

②2022年、開発チーム内でウニの犬のTシャツがプレゼントされる

上記のイラストがあまりにも可愛かったため、開発メンバーの誕生日に、ウニの犬のシャツをプリントしたTシャツをプレゼントしました。このときのTシャツは工場で生産してもらったものです。

この様子をツイートしたところ、ユーザーの方から「このTシャツは販売しないんですか?」とお問合せをいただきました。そして……

 

③SUZURIでウニの犬のシャツが販売される

めでたくSUZURIにてウニの犬のシャツの取り扱いが開始され、現在のようにウニの犬のシャツを皆さんのお手元で楽しんでいただけるようになりました。数年前にリリースしたアパレルですが、今でもMINDHACKのリアルイベントでウニの犬のシャツを着てご来場いただける方がいらっしゃり、チーム一同大変嬉しく思っております。よかったなあ!

めでたしめでたし………

 

…………………いや。

 

いや、まだやりたいことがあるぞ。

 

こちらの漫画をご覧ください。ウニの犬のシャツ制作記念として2022年に公開された、Bloody Paellaの特別漫画です。

(フルバージョンはこちら)

ご覧の通り、フジツボがウニの犬のシャツを制作していますね……シルクスクリーンで

 

やっぱ欲しいよなあ、シルクスクリーンで!?

 

 

 

ウオオオオオオオ!!!!!

〜SURUTOCO (東京・早稲田)〜

SURUTOCOは株式会社JAMが運営するシルクスクリーンの作業場です。はじめての方でも気軽にシルクスクリーンでご自身のデザインを製版し、紙や布にその場で印刷できるスペースです。

 

シルクスクリーンの仕組みはとっても簡単! まずは、SURUTOCOさんが用意してくれる枠に特別なシートを貼ります。

一見ただの半透明なフィルムですが、実はこのシートは2層構造。網目状のメッシュの上に、コーティングが施されています。そして下絵に沿ってコーティングを溶かし、イラストの部分だけが網目状となった「版」を作成。

このイラストの上にインクを塗ることで、絵の部分だけが微細な網目の穴を通してインクを透過し、イラストと同じように印刷ができるというわけです!

 

シルクスクリーンの醍醐味は、何といってもインクを塗り、版を上げるまでのドキドキ感。きちんと印刷はできているのか……果たして!

 

ジャジャン!

できました。これぞ真・ウニの犬のシャツ。シルクスクリーンで刷った、正真正銘の一点もののTシャツです。スペシャル仕様ということで、ウニをイメージしたパープルカラーで印刷しました。まさにイメージ通り。世界に一つだけの特別なグッズですね!

SURUTOCOさんにはMINDHACK開発チームの3人で押しかけ、ウニの犬のシャツ以外にもたくさん……本当にたくさんのグッズを制作させてもらいました。やりたい放題の初心者3人を至極丁寧に、完璧にアテンドしてくださったSURUTOCOのスタッフさんには頭が上がりません。ありがとうございました!

ちなみにシルクスクリーン版・ウニの犬のシャツをはじめ、上記写真のシルクスクリーングッズを一般販売する予定はありません! イベントで開発チームが使っているのを見て、存分に羨ましがってくださいね!というわけで、開発チームの春のお出かけ日記でした。

MINDHACK : COMITIA148出展予告

MINDHACKは5月26日(日)COMITIA148に出展します!!

 

 

 

COMITIAってなあに?

COMITIA148は、日本の東京ビッグサイトで開催される同人イベントです。ファンアートではなく、オリジナルの漫画やイラスト、小説といった作品が頒布されるのが特徴です。MINDHACK開発チームも2023年のCOMITIA145に出展し、COM_Zとシノのスピンオフ漫画『Noetic Zoetic』を頒布しました(当時のレポート記事はこちら)。

 

このたび、MINDHACK開発チームがふたたびCOMITIAへ出張します! ということは当然……出るぞ! 新しいスピンオフ漫画が! 今回の記事では、5月に頒布予定のスピンオフ漫画の内容をちょっとだけご紹介します。

 

1. 中堅さんの過去について

 

ホットフィックス隊における新米隊員の先輩、中堅隊員。MINDHACK本編第4章でちらりと登場するほか、スピンオフ漫画『がんばれ!HOTFIX』でも活躍しています。

いつも穏やか、冷静沈着で頼れる中堅さん。そんな中堅さんの若かりし日、ホットフィックス隊に入る前はどんな生活を送っていたのか? そんな疑問に少しだけお答えする漫画になる予定です。

 

何やら、凍結災害の近辺で危険な仕事に就いていたようです。中堅さんの身に迫る危機! 一体どうなる!?

 

キャラクターデザインを検討中のラフ。マスクを付けたこの人物は一体何者なのか!?

 

今でこそ温厚な中堅さんも、若かりし日はちょっぴり短気だったというウワサ?

 

ぜひ本編をお楽しみにお待ちください!

 

②アサリの過去について

ユーニッド率いるギャング団、ブラッディパエリアのメンバーの1人であるアサリ。薬を調合するのが得意で、かつて中毒性のある薬を売りさばいた罪で故郷の国を追われた過去があります。今回は、そんなアサリが祖国にいたころの様子を4ページの漫画でお届け! ブラッディパエリアとは違う、ふるさとでのアサリの悠々自適な(?)生活を垣間見ることができます。

 

こちらも続報をお待ちください!

 

 

このほか、イベントではこれまでにリリースしたグッズも一部頒布予定です! また、スピンオフ漫画は後日通販などでオンライン頒布する予定もありますので、現地に来られない方も安心してくださいね。(Oversea shipping would be available, too!)

イベントの詳しい情報は、当落が発表され出展が確定したのちに改めてお知らせします。今後もどうぞチェケラ~~!

 

MINDHACK : 広報スタッフ紹介

くろ まく【黒幕】
自分は表面に出ず、かげにいて、計画を練り影響力を行使する人。

 

 

まずはこちらのデータをご覧いただきたい。

~2023年&2024年、MINDHACK in ヨカゼのあゆみ~

(※ヨカゼとは、MINDHACKが所属しているインディーゲームレーベルだ! 思わず世界に浸ってしまうような、情緒あるゲームが集っているぞ!)

 

2023年4月6日
・MINDHACK早期アクセス配信開始
・情報番組ヨカゼナイトに登場しレーベル入りを発表

2023年6月~7月
・Steamサマーセールに参加

2023年7月
・BitSummit Let’s Go!!に出展(@京都)

2023年8月
・Steamビジュアルノベルフェスセールに参加
・gamescom 2023に出展(@ドイツ)

2023年9月
・TOKYO GAME SHOW 2023へ出展(@幕張)

2023年11月
・Steamオータムセールに参加

2023年12月
・第4章アップデート
・Steamウィンターセールに参加

2024年1月
・Steam Storyteller’s Festivalセールに参加

2024年2月
・TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024に出展(@東京)

やったことが……
やったことが、多い……!!!

早期アクセス配信開始から1年足らずの間だけでも、セールは5回の実施。実はSteamのセール実施って結構大変で、毎回割引率を考えたり、セールとセールの間の期間を調整したり、告知をしたり、いろいろあるのだ。そしてイベントには4回出展(うち1回は海外)! イベント会場に足を運んだり…….試遊ブースを設営したり…….遊びに来てくれた方にゲームを設営したり……とにかく、めちゃくちゃ、大変なのだ!

さて、MINDHACK開発チームは非常に小規模なチームである。所属スタッフは弱冠3名、年がら年中ゲーム本編の開発でてんてこ舞い。そんなチームが、この怒涛のセール・イベントスケジュールに対応できるだろうか? 否……できるわけがないのだ。

それでは、指し示される答えは何か?

そう……
MINDHACKの背後にも、存在するのだ……

表面に出ず、かげにいて、すべてのスケジュールを練り影響力を行使する「黒幕」が……!!

というわけで今回は、MINDHACKの黒幕ことnakajimaさんの紹介です。

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【広報スタッフ紹介】

nakajimaさんは、ヨカゼの広報スタッフ。MINDHACKのタイトル担当として、陰に日向にゲームを支えてくださっています。そう、nakajimaさんがいなければ、MINDHACKがさまざまなイベント会場でお披露目されることも! セール価格でハッピーなプライスダウンをお届けすることも! ていうかそもそもヨカゼの末席を汚すことすら叶わなかったのだ! 本当に開発チーム一同、足を向けて寝られません。

そして、nakajimaさんの顔は、実は広報だけではない! 個人でも、インディーゲームクリエイターとして活動されているのだ! 2017年、ヨカゼよりスマートフォンアプリ『From_.』をリリース。現在はNintendo SwitchとSteam向けにリメイク版を開発中です。

From_.』は、「水の国」を舞台にしたアドベンチャーゲーム。この国で働く郵便屋さんは、人々の手紙を届けることがお仕事です。しかし、そんな彼の背後をある日、「とんでもないもの」がついてくるように。手紙を届けることで繋がる人々の想い、影を落とす不穏なうわさ。ピアノとギターの音色、とんでもないものの正体、船と電車とときどき旅情。そんな世界が、黒を基調としたミニマルなピクセルアートで描かれます。

今回は、nakajimaさんのお時間をいただき、簡単なインタビューにお応えいただきました!

Q. 自己紹介をお願いします!

プロモーションやパブリッシングのサポートとして携わらせていただいている仲島と申します。
普段はnakajimaという名前で、個人ゲーム開発者として関西で活動しています。
2017年にスマートフォンアプリで『From_.』というアドベンチャーゲームをリリースし、
現在はそのリメイクとしてNintendo SwitchとSteam向けに開発を頑張っています。
最近ハマっているゲームはダークソウルで、カービィと神座(ラーメン)への愛が止まらない…そんな人間です。

Q. MINDHACKについてひとことお願いします!

MINDHACKのことは携わる前からとても興味を持っていて、まさか自分がお手伝いできるとは!今もこうしてたくさんの方に届けるお手伝いをさせていただけているとは!!と頭の中がハッピーになっています。
国内のイベント出展をした際も、韓国やドイツで出展した際も、こんなにも沢山の方に愛されている・興味を持っていただいているのを間近で感じることができて、自分のことのように嬉しく感じております。
今後も頑張らせていただきますよ~!

Q. SNSのアカウント・Webサイト等あれば教えてください!

SNS:https://twitter.com/dev_nakajima
Web:https://www.9th-planet.com/

__________________

nakajimaさんには今年もお世話になる気満々のMINDHACK開発チーム一同!! 2024年もよろしくお願いします!!

(そして画面の前のみんなは、From_.をウィッシュリストへシュートだ!!)

MINDHACK : 楽曲紹介12 / THE ARTIFICIAL HUMANITARIAN

不定期更新、『MINDHACK』楽曲紹介のコーナー! こちらの記事では、『MINDHACK』の楽曲制作をご担当いただいているトラックメイカー・小鉄昇一郎さんに、本作に収録された楽曲の紹介と解説をしていただいています。この記事を読めば、『MINDHACK』の音楽の世界がもっと分かるかも!?

サウンドトラックはこちらで販売中です。

ということで今回解説するのは、こちらの楽曲!

今週の1曲:THE ARTIFICIAL HUMANITARIAN

 

・VODKAdemo?より

みなさまお気づきかと思いますが、FORMATのテーマと対になっている楽曲です。聴き比べると、共通したフレーズが分かるはず。出だしはあえて不穏な曲調にしてもらい、「地下室で謎のロボットと出会ったぞ!」という緊張感を演出しました(といっても、第4章以前からCOM_Zを知っている人も多かったかも?)。曲が盛り上がるパートにかけては、ポップでゴキゲンな親しみをもてる質感になっています。しかしポイントは、生物感が皆無であること。感情豊かに聞こえる楽曲ですが、よくよく聴くと人工音しかない無機質さにも注目していただきたいトラックです。

それはそうと、3月31日はCOM_Zの自称誕生日だそうです。おめでとう!

・小鉄さんより

設定資料などの棒立ちの状態だと謎めいた、いざ動き出すとコミカルな印象のあるCOM_Zらしい曲の展開でいいんじゃないでしょうか。よく聴くと『FORMAT』のアレンジになってるという。ファミコン~ゲームボーイの頃の『星のカービィ』のようなピコピコした響きですね。『カービィ』の曲はわりとハネるように軽快なリズムの曲調が多いですが、COM_Zのテーマはコミカルな雰囲気もありつつリズム自体は角ばってハネてないフィーリングで、マシーンらしさを出しています。

ちなみに自分が『カービィ』シリーズで好きな曲は、スーパーデラックスの『マシュマロ城』『セーブ小屋』と3の『Music Test』です。ゲーム音楽って思い出補正がめちゃくちゃデカいけど、この3曲は普通に今聴いてもカッコいいな~と思います。どれもちょっとブラック・コンテンポラリーというかジャズっぽい雰囲気があるのが、子ども心に「何か、他の曲と雰囲気違うな~」と思ったのかも知れない。マニアックなことやってても「よくわかんないけど、いいな」と思ってもらえるような作品が作りたいですな。

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Kotetsu Shoichiro / 小鉄昇一郎

ミュージシャン/ライター。ラッパーへのトラック提供やCM音楽、ゲーム音楽など様々な媒体・プロジェクトで楽曲制作を行なっている。tofubeatsとの共演(Vibration feat.Kotetsu Shoichiro)や、ラッパーへの提供曲がビルボードチャート月間1位を獲得(T-STONE”Let’s Get Eat”)するなど、話題作への参加も多数。仕事の依頼はdjakutagawa@gmail.comまで

https://kotetsu-shoichiro.com/
@y0kotetsu

 

【小鉄さんの過去の楽曲解説】
THE OFFICE(オフィスのテーマ)HAPPY HACKING(ハック中のテーマ)SOFTENED SPIKE(ウニを丸めたテーマ)MINDHACK(記憶のテーマ)THE STAIRS(タイトル画面のテーマ)THE ARTIFICIAL PLACENTA(FORMATのテーマ)

READY TO TASK(ホットフィックスのテーマ)

FAR FROM CITY LIGHT(ユーニッドのテーマ)

GREETINGS, BUTTER KNIFE…(イーヴリッグのテーマ)

IF THOU ART HUMAN(シノのテーマ)

HA HA HA(第3章ハック中のテーマ)

 

MINDHACK : 楽曲紹介11 / HAHAHA

不定期更新、『MINDHACK』楽曲紹介のコーナー! こちらの記事では、『MINDHACK』の楽曲制作をご担当いただいているトラックメイカー・小鉄昇一郎さんに、本作に収録された楽曲の紹介と解説をしていただいています。この記事を読めば、『MINDHACK』の音楽の世界がもっと分かるかも!?

サウンドトラックはこちらで販売中です。

ということで今回解説するのは、こちらの楽曲!

今週の1曲:HA HA HA

 

・VODKAdemo?より

第3章のクライマックスで流れる楽曲です。2ndトレイラーでも使用されたので、記憶に残っている人もいるかもしれませんね。やけに耳に残るメロディと、「ハッハー!」という楽しげな声が印象的です。楽曲の発注時には、「マインドハック処置中の、奇妙で明るいが不気味な雰囲気の曲」という内容で制作をお願いしています。そこで行われている行為は、自分を含めて周囲の全員が正義と信じ切っている。でも実際に考えてみると……? といった、危うさのようなものを表現していただきました。

実はこのオーダーに対し、小鉄さんはデモ楽曲を3曲もご用意してくださりました。その音源がどれも素晴らしく、開発チームは散々迷った末このバージョンに決定! ……しきれずに、実はそのときの音源をもう1曲作中に採用しています。そんな双子的存在の楽曲も今後ブログで紹介予定なので、お楽しみに。

・小鉄さんより

神経に直接、ロボットのアームやレーザーが触れてくるようなイヤ~な圧迫感、インダストリアルな響きに、音階だけ抜き取れば割と朗らかで、行進曲を口笛で吹いてるような明るいメロディーが鳴ってる……という、ミスマッチで居心地悪い感じが、MINDHACKの世界観に合っていてよろしいんじゃないでしょうか。

ちなみに「ハッ!ハッ!」という声は”Girl Crush K-Pop Vocals”というサンプルパック(定額制で自由にサンプリングできるライセンスフリーの音源集)に入っていて、K-Popの中でも、可愛らしいアイドルらしいアイドルではなく、力強いクールな印象のスタイルを指してGirl Crushと呼ぶようですが(NewJeansとかTWICEではなく、BLACKPINKとかITZY。と言えばニュアンスが伝わるでしょうか)そういったグループの雰囲気をイメージして作られた音源のようです。が、これを作った人も「悪人の脳みそをハッキングして更生させるゲームの、そのハッキングの最中にかかる曲」で使われるという想定は、多分してないでしょう。

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Kotetsu Shoichiro / 小鉄昇一郎

ミュージシャン/ライター。ラッパーへのトラック提供やCM音楽、ゲーム音楽など様々な媒体・プロジェクトで楽曲制作を行なっている。tofubeatsとの共演(Vibration feat.Kotetsu Shoichiro)や、ラッパーへの提供曲がビルボードチャート月間1位を獲得(T-STONE”Let’s Get Eat”)するなど、話題作への参加も多数。仕事の依頼はdjakutagawa@gmail.comまで

https://kotetsu-shoichiro.com/
@y0kotetsu

 

【小鉄さんの過去の楽曲解説】

THE OFFICE(オフィスのテーマ)

HAPPY HACKING(ハック中のテーマ)

SOFTENED SPIKE(ウニを丸めたテーマ)

MINDHACK(記憶のテーマ)

THE STAIRS(タイトル画面のテーマ)

THE ARTIFICIAL PLACENTA(FORMATのテーマ)

READY TO TASK(ホットフィックスのテーマ)

FAR FROM CITY LIGHT(ユーニッドのテーマ)

GREETINGS, BUTTER KNIFE…(イーヴリッグのテーマ)

IF THOU ART HUMAN(シノのテーマ)

MINDHACK : 多言語対応のひみつ

先日お伝えした、春のミニアップデート。COM_Zの自由入力パートにおける隠し会話が、大幅に増える予定です! すでに日本語原文のテキストは出来上がっており、現在は多言語対応に向けた最後の仕上げ中。ゲームに実装されるまで、もう少しお待ちくださいね!

 

しかし、楽しみに待ってくださっている皆様のなかには、こうお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。「翻訳した文章をゲームに入れるだけで、どうしてそんなに時間がかかるの?」と……。

実は!
ゲームに翻訳を組み込むのはめっちゃ大変なのである!!

ということで今回は、MINDHACKの多言語対応のプロセスをちらりとご紹介します。

 

1. 英語翻訳

まず日本語のテキストが確定した時点で、日英翻訳者の方に原稿をお送りします。MINDHACKで日本語から英語への翻訳を担当してくださっているのは、当ブログでもたびたび登場していただいている岩﨑さん! 日本語原文の意図を丁寧に読み解きながら、英語に翻訳していただいています。感謝に堪えません!

そして、待ちに待った岩﨑さんからの英語翻訳が届いた! さっそくゲームに英語を実装できるね! …….というわけでは、ないのだ!

 

2. 英語クエリー

ここからが翻訳の重要なパート。岩﨑さんと「クエリー」のやり取りが行われます。クエリーとは何ぞや? こちらは、要するに岩﨑さんと開発チームの間での質問のやり取りを指します。岩﨑さんが翻訳を進めていく際、細かなニュアンスの違いなどをより正確に翻訳するため、さまざまな質問を開発チームに送ってくださります。

たとえば、第2章のイーヴリッグの台詞を翻訳するときのやりとり。

岩﨑さん:
イーヴリッグの「ふふん」「フ。」などの笑い方についてですが、
英語では主に”Ha”やその亜種みたいな笑い方しかありません。なのでここでは少し上から目線やバカにしている時の”Hah”を使いました。
また、もし「ふふん」において「ふふ」より「ふん」要素の方が強かったら”Hmph”の方が適切かもしれません。いかがでしょうか?

開発チーム:
イーヴリッグの「ふふん」「フ。」「フン……」などはすべて相手より自分のほうが優れていることを主張している「上から目線でバカにしている物言い」のものなので、Hah がぴったりかと思います!

このようなやり取りを通して、英語版のイーヴリッグも絶妙に小憎らしい態度が実現されているわけです。翻訳のクエリーは、MINDHACKの世界観やキャラクター性を他言語でも表現するうえでとっても重要なプロセスなんですね!

そして岩﨑さんとのやり取りを終え、英語原稿が完成すると……

3. 簡体字・繁体字・韓国語への翻訳、クエリー

英語原稿を海外の翻訳会社、Inlingoさんに送付し、3言語への翻訳をお願いします。このあたりは、ゲームによって異なるプロセスかもしれませんね。日本語原稿から直接3言語へ翻訳する……ということも可能かもしれませんが、MINDHACKチームは台北ゲームショウのときからお世話になっているInlingoさんにお願いしているかたちです。(翻訳当時のこぼれ話はこちら

Inlingoさんとの意思疎通は、開発チームのつたない英語を通して行われます。たどたどしいメールの文章から我々の意図を汲み取っていただき、Inlingoさんには本当に頭が上がりません……。

一度、我々が完全に意図を誤って伝えてしまったことも。第2章で新米隊員が隊長の弁当の申し出を固辞する際、「あと、この弁当はもらえません。いただきます!」という翻訳になってしまう事故が発生しました。食うなよ。

*正しいセリフは「俺、走って飯買ってきます!」

 

数々の困難を乗り越え、簡体字・繫体字・韓国語の翻訳原稿が完成。そして、ついに……!

4.LQA

まだ完成しないのである!!

LQA、ここが多言語対応の実現における要といっていいでしょう。LQAってなあに? それは、「Language Quality Assuarance」の略。日本語で訳すとしたら、「言語品質保証」といったところでしょうか。ざっくり言ってしまうと、「言語に限ったデバッグ作業」のようなものです。LQAの期間は、あらかじめ3日~1週間程度を設定。この限られた日数のなかで、LQAの企業の方がみっっっっちりMINDHACKを遊びつくし、翻訳のなかでおかしな部分がないか確認してくださります。そして、開発スタッフは期間中はPCの前に貼りつき、LQAの方から質問が送られてきたら回答し……修正があれば反映して送り返し……の繰り返し!

もちろん、岩﨑さんやInlingoさんとは可能な限り自然な翻訳になるように最善を尽くしているものの…….やはり、第三者の目が入ると、いろいろな修正箇所が見つかるのだ! 「もっとこういう言い回しの方が自然です」「こちらの方が原文の意味に合っています」など、さまざまな提案をいただけるLQA。このプロセスがなければ、MINDHACKの多言語対応は崩壊していたといっても過言ではありません。

このハードなLQAを乗り越えることで、ようやく……

5. 多言語実装

5つの言語がゲームに実装されるのだ! なお、すべての言語のテキストは開発スタッフが手打ちでゲームに組み込んでいます。温かみのある翻訳ですね。

 

このように、ひとくちに「翻訳を追加する」といってもさまざまな工程がある多言語実装。気になる春のミニアップデートについては、現在「ラストスパートです」とお伝えしておきます! 詳細なアップデート日程は当ブログやX(旧Twitter)にてお知らせしていくので、どうぞお楽しみに~!

MINDHACK : FORMATの部屋

MINDHACK第4章で登場した新ロケーション、FORMATの部屋。施設全体を司る人工知能であるFORMATの本体を収容する地下室です。コンピューターを冷却するため、部屋の温度が低めに設定されています。

 

ところで、普通スーパーコンピューターの部屋というと、でっかい冷蔵庫みたいな箱がズラッと並んでいる部屋を想像しますよね。しかしFORMATの部屋はすっきりシンプル。代わりに気になるものといえば……

コレ。

このヒラヒラ、どこかで見た覚えがあるとお思いではないでしょうか? 実は、MINDHACKの作中でいたる所に登場しています。

隊長たちと雑談する廊下でも……

外の世界と繋がる玄関でも……

マインドハックを行うデバッグルームでも。

このヒラヒラ、何なのかというと、実はFORMATのセンサーです。FORMAT本体は、地下にある巨大な部屋そのもの。そこから、感覚器官であるこのヒラヒラを根っこのように施設中のあちこちへ伸ばして、建物の中の様子を感知していたのです。どこにでもヒラヒラがあって、何だかいつでもFORMATに見守ってもらえているみたいですね!

 

いわば「FORMATそのもの」といってもいいこの部屋、もちろん気合を入れて美術設計してあります。デザインとしては、現代アートのインスタレーションを参考に考え出しました。そして3DCGで部屋の内部を設計し……

作画はMINDHACKの頼れるアート助っ人である、小田ハルカさんにお願いしています。どこか神聖さも感じさせる空間を表現していただいていますね!

先生を取り巻くベールのように、あまねく施設を見守るFORMAT。その存在感にも注目して、物語を味わってみてくださいね。

MINDHACK : 楽曲紹介10 / IF THOU ART HUMAN

ゲームしてないときでもゲームがしたい! たとえば……通勤・通学のときとか。作業、勉強をしているときとか。そんなとき、あなたに寄り添うのが珠玉のサウンドトラック。どんなときでも、ゲームの楽曲を聞けば作品の世界へ連れて行ってくれます。MINDHACKも、サウンドトラックをSteamにて販売中。まだお手元にない方は、ぜひじっくり聴いてみてくださいね!

YouTubeでは特別編集のノンストップリミックスも配信中!

 

 

MINDHACKの楽曲を制作してくださっているのが、トラックメイカーであり文筆家としても活動している小鉄昇一郎さんです。当ブログでも、たびたび登場していただきました。このたび、アーリーアクセス版で追加された楽曲にコメントを寄せていただいています! あの楽曲の背景には、どんな裏話が隠れているのか? 不定期連載で更新していきますので、小鉄さんの解説とともに音楽を改めて味わってみてくださいね。

 

ということで今回解説するのは、こちらの楽曲!

 

今週の1曲:IF THOU ART HUMAN(シノのテーマ)

 

・VODKAdemo?より

破壊衝動といっても色々とあり、スカッと全部ぶち壊すような荒々しい衝動もあれば、じっとりと内に抱えた粘着質な怨念もある。シノは後者のイメージで楽曲を制作していただきました。身の丈30cmに詰まったドロドロの怨嗟を感じさせる、重々しいベースが響きます。バグ変異体のテーマなので、ノイジーさを強調していただいているのもポイント。曲を断裂させるかのような砂嵐の音にドキッとした方もいるのではないでしょうか。音のエッジを強調していただきつつ、ゲーム中の曲として不快にならないバランスを繊細に調整していただいた聴き所でもあります。

 

・小鉄さんより

呪術、日本的、ノイズ、叫び声、呻き声……といったイメージと、より具体的な所では「笙」の音色を使って欲しいというリクエストを受け、このような曲調となりました。

ずっと後ろで鳴ってる「ウア~ウア~……」というような声に関しては、お経(のような声)を、お経としても言葉が全く判別できないくらいランダムに十パターンくらい重ねて、ゾンビが呻いてるかのようなものに仕上げました(※実際のお経は使っていませんが、何をどう録ったかは企業秘密……)。キャラクターの設定資料に「祝いの品が傷つけられると、呪いに転じる」という一節があったので、そこから「本来なら非常にありがたい教えが含まれているはずのお経も、意味がわからなければただ不気味な呻き声にしか聞こえない」というような連想をし、このように仕上げました。

笙、というか雅楽についてはほとんど知識がないのですが、岡野玲子の漫画が原作の映画『陰陽師』そのサウンドトラック『Music For 陰陽師』は、2枚組のCDで、一方はアンビエント・ミュージックの開祖であるブライアン・イーノによる電子音楽が、もう一方には現代の雅楽演奏グループ伶楽舎による演奏が収録されていて、アンビエント~電子音と雅楽というその組み合わせの面白くて、印象に残っています。もう20年近く前のCDで廃盤、配信にもないようですが、YouTubeなどで検索すれば見つかるかも。

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Kotetsu Shoichiro / 小鉄昇一郎

ミュージシャン/ライター。ラッパーへのトラック提供やCM音楽、ゲーム音楽など様々な媒体・プロジェクトで楽曲制作を行なっている。tofubeatsとの共演(Vibration feat.Kotetsu Shoichiro)や、ラッパーへの提供曲がビルボードチャート月間1位を獲得(T-STONE”Let’s Get Eat”)するなど、話題作への参加も多数。仕事の依頼はdjakutagawa@gmail.comまで

https://kotetsu-shoichiro.com/
@y0kotetsu

 

【小鉄さんの過去の楽曲解説】

THE OFFICE(オフィスのテーマ)

HAPPY HACKING(ハック中のテーマ)

SOFTENED SPIKE(ウニを丸めたテーマ)

MINDHACK(記憶のテーマ)

THE STAIRS(タイトル画面のテーマ)

THE ARTIFICIAL PLACENTA(FORMATのテーマ)

READY TO TASK(ホットフィックスのテーマ)

FAR FROM CITY LIGHT(ユーニッドのテーマ)

GREETINGS, BUTTER KNIFE…(イーヴリッグのテーマ)