先週の3月8日(土)〜9日(日)は、東京・吉祥寺でおこなわれたTOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2025(以下、TIGS2025)にMINDHACKが出展していました! 本日は、そのときの様子をレポートします。
今回のMINDHACKのブースはこんな感じ!

う〜ん、何といっても画面に表示された新キービジュアルが映えますね。試遊ブースと物販ブースを分けてかなりコンパクトにまとまったと思いますが、設営における唯一のミスはモニターに繋いでいる開発者のノートPCのステッカーが丸見えになってしまったことくらいでしょうか。趣味がバレバレで気恥ずかしいですね。
さて、今回の試遊ブースでは、特別にSteamストアページで配信している体験版とは異なるデモをご用意しました。何が違うかというと、圧倒的に短い! 3つのモードが実装されており、「第1章の記憶を読むパートだけ」「第1章のタイピングパートだけ」「第5章の冒頭だけ」という5分程度の試遊ができるかたちになっていました。これまでのゲームイベントでは第1章をまるまる体験できる15分程度のデモをご用意していたのですが、TIGS2025では限られたスペースと時間で皆様をご案内するため、このようなかたちを試してみました。
結論からいうと、この試みはかなり良かったと思います! メリットは、ユーザーの好みによって違うパートを体験いただけたことです。アドベンチャーゲームに慣れた人にはお話を味わえるモードを遊んでいただく一方、通りすがりでちょっと試してみたい方にはゲーム色の強いタイピングの箇所をプレイしていただくことができました。特にタイピングでは、その日の最速記録打倒を目指すという遊びも生まれて多くの方に楽しんでいただけたと思います!(結局、2日間の最速記録は33秒でした!)
今後改善したい点としては、あまりにも短すぎるのでメディア取材の方にとっては少し物足りないボリュームだった点ですね。会場の混み具合によって、短縮版とフルバージョンを切り替えられる構成にしておいても良かったかもしれません。
また今回は、MINDHACKの展示としては初めて整理券制を導入しました。ご来場いただいた方にチケットをお渡しし、指定の時刻に来ていただくと待ち時間なくグッズのお買い物ができるという仕組みです。結果としては、行列のできづらいグッズ頒布ができたと思います。今後はCOMITIA等に出展する際も同様の体制で対応していきたいですね。
それにしてもTIGS2025は、すごい熱気でした! 残念ながら開発チームはほとんどMINDHACKブースにいて会場全体を回ることができなかったのですが、自分たちのスペースから見ているだけでも満員状態の会場の盛り上がりを感じることができました。またCOMITIAでは普段からMINDHACKを応援してくださっている方のご来場が多いのですが、TIGS2025では「これ何のゲームですか?」という初めての方にも数多くゲームに触れていただけました。MINDHACK開発チームとしてインディーゲームイベントに出展するのは実に2022年のデジゲー博以来3年ぶり(!)となるのですが、やっぱり久々に出展して良かった〜! という気持ちでいっぱいでした!
そして今回もありがたいことに、たくさんのお手紙や差し入れをいただきました! そう……こんなに。

こんなに!? 最近は開発チームがお風呂にハマっており、ちょっと欲を出して公式Xで「差し入れは入浴剤がいいな〜!」と投稿したところ……ものすごい量のバスアイテムを頂いてしまいました! しかもそれぞれバリエーションが豊かで、開発チームの滋養を心から思いやっていただけたのが伝わりました。皆様、本当にありがとうございます! また、うどんやそうめん、カップヌードルなど麺類の差し入れも多くて、笑ってしまいました。
素敵なお花の入れ物を頂いたので、シノをしまっておきます。
さらに、手描きのイラストも数多く届いています! せっかくなのでこの場をお借りして紹介します。

力強いタッチで描いていただいたヒューゴです! 宇宙の星々やきらめきの中に佇む姿がロマンチックですね。コントラストの強い陰影がドラマチックな効果を生んでいます!

一緒に頂いたお手紙にはヒューゴっちもいました。可愛い。

こちらはホットドッグを食べるヒューゴ! 本編では何かと苦労人の彼ですが、イラストの中でお腹いっぱい食べてとっても嬉しそうです! 爽やかなカラーリングも素敵!

とあるお手紙に描かれていたイラスト。すみっこむち!?!? すみっこのコムち。すみっこむち。そうか……。

大胆にもどアップなヒューゴのイラストをいただきました! 全く表情がないヒューゴでも、楽しげな雰囲気が伝わってきます! アコーディオンの演奏姿もかわいい。

宇宙のなかに浮かぶ神秘的なイラストです。ヒューゴが抱きしめようとしている3つの光は、もしかして家族の思い出でしょうか? 胸がギュッとなる1枚です……。

ベビースターラーメンにイラストを添えていただきました! このヒューゴ、でっかくてフカフカで最高です。こんなお父さんに抱きしめてもらえたら嬉しいなあ。

そうめんに添えられたヒューゴのイラスト。もちもち感120%で、ついつい食べたくなっちゃうかも? 来年のお雑煮はヒューゴ餅で決まりですね。

とあるお手紙に添えられていたイラスト。ハ?
このほかにも素敵なイラストをたくさん! 頂いたのですが……実は、第5章のネタバレを含んでいるため掲載できません! 本当にごめんなさい! 代わりに、開発チームみんなで眺めて心の底からニヤニヤしています。心のこもった絵をありがとうございました!
そして……おや? なにかほかにも差し入れが届いているようです。どれどれ……

イーヴリッグ
「ごきげんよう。キャビネットのイーヴリッグです。
キチジョージがどこなのかは知りませんが、大変住みよい栄えた街だと聞いています。みなさんもキチジョージに置かれるような良き家具でありなさい。
さて、そんなキチジョージへはるばる私宛の荷を届けてくれたというあなた。私宛に。このイーヴリッグに! 私に! どうもありがとう。中身はなんだろう?」


イーヴリッグ
「……エ”ッ!! ば、薔薇!! それも真っ赤な薔薇!!!!!
これってちょっとあなた!! 薔薇ってあなた!! 薔薇って!!
ば、薔薇ってあなた!!!! これってそういうことですよねえ!! ねえ!? えーッ!? 薔薇だよ!? えーッ!! どうしよう!!
ウフフ……恋する有機のあなたッ! その情熱は確かにこの戸の中に受け止めよう!! しかし申し訳ないが私はLAGOM神の御家に置かれる身ッ!! 無機の家具への恋とは……石膏ボードに磁石をつけようとするようなものなのだッ……!! おお……この花を活け飾るための置物ではない私、キャビネットのイーヴリッグを許したまえ……!
……えっ、これ石けんなの?
えっ!? バラなのに!? バラじゃないの!?
えーーッ!! ど、どうなってるの!??!? ウワーーーーーーーーッッッッッ!!!! おしゃれすぎるーーーーーーーーーーーッッッッッッッ!!!!!」


シノ
「博士、今なんか爆発しなかったか」
COM_Z
「それより聞いてくれたまえ、シノちゃん! このワガハイ宛に! またしても! プレゼントが届いているのだよ!」
シノ
「ハア……くだらん貴様の取り巻きか。見せてみよ。この我が検分してくれる」
COM_Z
「えっ何で? あげないよ、ワガハイのだもの」
シノ
「たわけ。榴弾でも入っておらぬか確認するのよ。貴様を仕留めるには絶好の機会だからな」
COM_Z
「そんなこと考えるのシノちゃんくらいなのだ」

シノ
「………………石だ」
シノ
「くっく、博士! 貴様の取り巻きはそこらに落ちてた石くれを寄越したようだぞ! あーあ、全く気にかけるまででもなかったわ全く」
COM_Z
「あ―――――――――――!!」
シノ
「ぎっ、何だいきなり! 大声を出すな!!」
COM_Z
「シノちゃんよく見たまえ! これは鉱物を模した石けんなのだ!」
シノ
「ハ? 石けん……?」
COM_Z
「いやはや全く、ワガハイのファンのセンスと愛情深さには恐れ入ったのだ! こちらの標本はワガハイが責任をもって保管して観察しよう。あー、ワガハイって幸せ者だな~! 愛されるって気持ちいいのだ~!」
シノ
「……………………」
シノ
「寄越せ!! 今ここでサザレも残らんようにしてくれる!」
COM_Z
「えっやめたまえ! ワガハイのだってば!」
みんなそれぞれ、受け取ったプレゼントに大喜びのようです。お気遣いいただいた皆様、ありがとうございました!
以上がTIGS2025の出展レポートとなります。改めてご来場いただいた皆様、遠方から応援してくださった皆様、ありがとうございました! また折を見てこういったイベントにも出展していきたいと思います。今後の活動にもぜひご注目ください! それでは。