月: 2024年11月

MINDHACK : 第5章は2025年3月2日配信!

MINDHACK第5章、2025年3月2日(日)に出ます!!

以上、解散!!

 

 

…………いやいや。

まずは皆様、大変お待たせいたしました。2023年の第4章配信から根気強く待っていただき本当にありがとうございます。ようやく第5章を皆様にお届けできる段取りが整いました。前掲の通り、配信日時は日本時間で3月2日(日)0:00となります。暖かくなりはじめる春先の日曜日、ぜひMINDHACKの新たな物語ともにお過ごしくださいね。

 

で、言いたいことはそれだけかい? 何か見せるものがあるんじゃないのかい!?

ありますとも! 第5章の新情報がてんこ盛りの特別トレイラー、どうぞご覧ください!

 

 

 

な、なんだこの映像は~~~~~~~~~~!

 

詳細が全く不明の更生対象……いったいどんな恐ろしい相手なんだ!?

 


バハァーーーーーン!! その名もパトリック・ヒューゴ! って……

 


なんかすごいフレンドリーじゃないですか? ほんとに更生対象なの?

 


えっ!? 宇宙人!? ホットフィックス隊も勢ぞろいで、ただならぬ気配!

 


なにやら雲行きが怪しい様子。結局ヒューゴはハックされてしまうのか!?

 

 

一体どうなってしまうんだ~~~~~~~~~~!

 

第5章にもサプライズを盛りだくさんご用意しました。ヒューゴとマインドハッカーの運命はどうなってしまうのか、どうぞアップデートをお楽しみにお待ちください!

最後に繰り返します!

MINDHACKの第5章アップデートは日本時間で3月2日(日)0:00配信予定!

要チェケラ注目!!

MINDHACK : 人間には尻が5つあるんだ

 

人体に存在する5つの尻が示す可能性・序論

ユーニッド

思想哲学においては、常に既存の枠組みや体系を疑うことが求められる。そこでは、伝統的に用いられてきた価値観や善悪の概念など、広く受け入れられてきたシステムそのものが揺るがされることもありうる。こうした探究の道においては既成観念の無効化に付随する混乱も少なくない。さりとて新時代を切り拓き、未来に繋がる新しい可能性に社会が出会うためには、いわば通過儀礼(イニシエーション)ともいうべき「産みの苦しみ」を避けて通ることはできないはずだ。

「尻」についての思索も、これまでの論者からは常に見放されてきた感がある。ここでは、並列された2つの柔らかい肉の塊を「尻」として仮定する。柔らかな肉の塊とは、すなわち内包性のメタファーである。他者を受け入れ、自身の内側に新しい潮流を引き込む開かれた精神性としての暗喩こそが、脂肪の塊の意味するところである。その丸い肉が2つ並んでいるということは、とりも直さず「∞(無限大)」を意味する。個としての限界に縛られた人間が、臀部に∞を備えること。それはあたかも、従来の観念から逃れて新たな地平を切り拓く思想の力を備えた人類への福音でもあるようだ。

しかし、この∞ですら、打ち壊すべき既成概念だという可能性はないだろうか。すなわち、「人1人に対して尻(メビウスの輪)は1つしかない」という固定観念こそが、我々を個体としての限界に留め置いている足枷のようなものではないか。例えば、脇を締め、握った拳を肩に付けてみてほしい。ここで注目したいのは、関節部の脂肪のダイナミクスだ。それまでは平面的だった皮膚表面に折れ目が生じ、やがて張りのある脂肪と脂肪の合間にできた割れ目になる。これを並列された柔らかな2つの脂肪の塊であると捉えれば、両腕の関節部にも尻(ウロボロス)が存在するという事実を、我々は有史以来数千年にわたり見落としてきたのではないか。無論、同様のことは両脚の関節部にもまかり通る。

思想哲学の道は、常に痛みとの戦いである。それは自身が変わること、社会が生まれ変わることと向き合い続けることにほかならない。しかしそれでも私は人類全体が幸福であると確信している。なぜなら怖れに打ち勝ち、明日へと繋がる可能性の模索こそが、人類の希望の種だと信じているからだ。

結論
人間には尻が5つある

 

謝辞
本論を著すにあたり、導きの手を差し伸べてくれたセンセイに心からの感謝を述べておく。そして、日頃私の寝食の世話をし、常に叱咤激励で私の背中を押してくれた新米くん。彼の贈ってくれたかけがえのない友情に、最大限の謝辞を送りたい。

MINDHACK : シノのバリエーション

ごきげんよう。サブシナリオ・広報担当のササン三です。今日は、自分が原案を出したキャラクターについて紹介していきたいと思います。

このひと。

 

シノといえば丸い体の一頭身なのですが、実はX(Twitter)で投稿した落書きなどで、異なるバージョンの姿も描きました。そのバリエーションをまとめつつ、デザインの裏話についてお話ししたいと思います。

 

・生前シノ

シノが死亡し、バグ変異体になる前に人間だったときの姿です。このデザインを考えるときはアート担当のホでヴからリクエストがあって、「下半身をスカート状にしてほしい! でもスリットが入っていて、キックしやすくして欲しい!」との要望を受けました。そのためボトムスの形状をいくつか検討した形跡が残っています。

上記の私服案に加えて、旧ホットフィックス隊員だったときの服装も発表しました。先にゲーム内の資料でバグ変異体だったときの姿がボンヤリ出ていたので、そのシルエットからなるべく逸脱しないように考案しました。斥候なので普通の隊服よりも身軽という設定です。

あと、お遊びで考えた冬服もありますね。全体として大きな三角形になるシルエットを意識しました。

 

・幼少期シノ

生前シノの設定画に描いた落書きをそのまま設定に活かしました。頭巾が耳当て付きの帽子にチェンジされているのが特徴です。家が貧しく服の替えがないのと、あまり両親から世話をしてもらえなかったので袖口や襟元が汚れています。

 

・ロボシノ

何だこれは。何なんだよ。ロボットのシノです。特別小説『ブラック・サンシャイン・オブ・ザ・デッド THE MOVIE』に登場しました。シナリオ担当の紅狐さんが急に小説を書き始めて、いつのまにかシノがロボットにされていました。MINDHACK第3章に出てきたフロッピーディスク読み取り装置をベースにしています。上記の絵は関節部を描くのが大変でしたが、「ロボット プラモデル 正座」で検索して参考画像を探しました。

 

・フロッピーシノ

何だかんだでこの姿が一番しっくりくる方もいるのではないでしょうか。アーリーアクセス開始後からMINDHACKを知ってくださった方はご存じないかと思うのですが、早期アクセス配信前の約1年ほど、シノはフロッピーディスクの姿でブログに登場していたのです。この姿のシノは COM_Zの胸部のユニットに格納されていました。

 

こんなところでしょうか。シノのバリエーションについては存在自体がスピンオフ作品ということで、本編には登場しない姿も楽しんでいただければ幸いです。一方でやっぱり、一頭身の姿がシノの最大の個性であるということも大切にしていきたいですね。それでは。

MINDHACK : YouTube版OST

MINDHACKの楽曲、単曲ver.をYouTubeにupしました!

 

これまでMINDHACKの楽曲をゲーム外で聴く方法は2つありました。1つは、Steamで販売中のサウンドトラックをご購入いただくこと。下記のページからサウンドトラックをお買い求めいただくと、いつでも好きな曲だけ好きなだけ聴き放題!

 

一方でもう1つご用意していたのが、YouTube版ノンストップ動画。こちらは作曲者・小鉄昇一郎さんによる特別編曲バージョンで、第3章までの楽曲をメドレー形式で聴ける! 集中力を切らさず、勉強や作業のお供に打ってつけのリミックスになっています。

 

そして今回、第3の選択肢として新たに「YouTubeで1曲ずつサウンドトラックを聴ける動画」をご用意しました。「俺は勉強している間ハック中の曲以外聴きたくねえんだ!」というコアなマインドハッカーの方にもお楽しみいただける仕様になっています。全曲通しで聴くもよし、好きな楽曲だけ繰り返すもよし。YouTube版で試聴して改めてSteam版のサウンドトラックをお求めいただくのもオススメです。ぜひお楽しみください!

 

あ、あとそういえばこんなのもありましたね。イーヴリッグのテーマ曲だけ永久に聴いていたい方はご利用ください。

 

音楽とともにお楽しみいただきたいのが、先ほどもお名前を挙げたコンポーザー・小鉄昇一郎さんによる楽曲紹介。改めてこちらに目次をまとめましたので、お気に入りのトラックを探してみてくださいね。ビートの裏に隠された意外な発見があるかも!?

 

【小鉄さんの過去の楽曲解説】
THE OFFICE(オフィスのテーマ)
HAPPY HACKING(ハック中のテーマ)
SOFTENED SPIKE(ウニを丸めたテーマ)
MINDHACK(記憶のテーマ)
THE STAIRS(タイトル画面のテーマ)
THE ARTIFICIAL PLACENTA(FORMATのテーマ)
READY TO TASK(ホットフィックスのテーマ)
FAR FROM CITY LIGHT(ユーニッドのテーマ)
GREETINGS, BUTTER KNIFE…(イーヴリッグのテーマ)
IF THOU ART HUMAN(シノのテーマ)
HA HA HA(第3章ハック中のテーマ)
THE ARTIFICIAL HUMANITARIAN(COM_Zのテーマ)
GUILTY PLEASURE(第4章ハック中のテーマ)
REVEAL(第3章会話テーマ)
PEOPLE CHANGE(第4章会話テーマ)
 
それでは!

MINDHACK : 5章のセリフ音

こんばんは。今週は5章の進捗話です。

新章でもっとも輝く存在といえば、言わずもがな新キャラクターですよね。メイン登場人物のヒューゴに加え、ホットフィックス隊からベテラン隊員やサポート隊員も出演。豪華キャストで5章をお送りする予定です。

で。新キャラクターが登場するといえば、あれを用意しなくてはなりません。何かって、そう……通称「ポポポ音」だ! MINDHACKではキャラクターのセリフの文字送りに合わせて、「ポポポポポ……」というSEが流れます。実はこの音源、話者によって異なるのだ。ひとによって「キチチチチ」だったり「ドゥドゥドゥドゥドゥ」だったりします。過去の記事でも第3章までのキャラクターのSEを紹介しました。

 

 

というわけで、5章のキャラクターのSEも用意していきましょう。音楽制作ソフトに大量に収録されている楽器の音をいい感じに加工して、キャラクターのポポポ音を作っていきたいと思います!

 

というわけでまずは5章の主役、ヒューゴから。

彼は思慮深く温厚な壮年の男性なので、SEも深みのある音にしたいところですね。そこで選んだのが、イーリアンパイプスという楽器。

アイルランドの伝統楽器で、バグパイプの一種です。室内楽用なので音は軍楽用のものより少し軽やか。この音源を加工ソフトでちょっと低めのトーンにして……こんな感じに仕上がりました。

 

適度な太さのある良い声になったのではないでしょうか!

 

続いてベテラン隊員。

このひとはホットフィックス隊でも不思議な存在感のある人物ですね。声質からもそんな年齢不詳感を出したいところです。そこで選んだのがカリンバ。

アフリカの楽器ですが、手頃なサイズで気軽に楽しめることから身近に触れたことのある人もいるのではないでしょうか。金属の澄んだ音色のなかにもどこか柔らかさを感じられるのが特徴です。カリンバの音源そのままだと、高音の音色と弾いたときの音が多重になってSEとしては複雑すぎるので、音声編集ソフトで特定の周波をカットします。そうして加工した音源がこちら。

(セリフの内容はまだ内緒だよ!)

かなり独特の響きのある声になりました。ベテラン隊員の素性の分からなさが出ていていい感じだと思います!

 

そして最後はサポート隊員。

彼の声は、若々しさのなかにも張りのあるSEに仕上げたいところです。そこで、先ほどヒューゴのSEに使った音源パックのなかから、ブズーキという楽器を選んでみました。

ギターと同じ弦楽器ですが、鋭い金属的な響きが特徴の音色です。サポート隊員くんのハキハキした口調にもきっとマッチするはず!

 

…………あれ!? この人ロボなのかな!?

なんか、ハッキリした音色が思いのほかデジタルな印象になってしまい、サポート隊員くんがロボットっぽくなってしまいましたね。機械なのは片腕だけで、ほかは生身の人間です。念のため。改めて別の楽器にしてみましょう。じゃあここはひとつ、なんかカワイイおもちゃのトランペットで……ちょっとピッチを下げて加工して……

 

低すぎず高すぎず、いい感じですね! これでいきましょう。

 

このように、5章を演出する音響面もジワジワと作り上げていっています。で、肝心の彼らのセリフは何を喋ってるの!? という点に関しては、アップデートの公開をお楽しみに。それでは!