MINDHACK : シノのバリエーション

ごきげんよう。サブシナリオ・広報担当のササン三です。今日は、自分が原案を出したキャラクターについて紹介していきたいと思います。

このひと。

 

シノといえば丸い体の一頭身なのですが、実はX(Twitter)で投稿した落書きなどで、異なるバージョンの姿も描きました。そのバリエーションをまとめつつ、デザインの裏話についてお話ししたいと思います。

 

・生前シノ

シノが死亡し、バグ変異体になる前に人間だったときの姿です。このデザインを考えるときはアート担当のホでヴからリクエストがあって、「下半身をスカート状にしてほしい! でもスリットが入っていて、キックしやすくして欲しい!」との要望を受けました。そのためボトムスの形状をいくつか検討した形跡が残っています。

上記の私服案に加えて、旧ホットフィックス隊員だったときの服装も発表しました。先にゲーム内の資料でバグ変異体だったときの姿がボンヤリ出ていたので、そのシルエットからなるべく逸脱しないように考案しました。斥候なので普通の隊服よりも身軽という設定です。

あと、お遊びで考えた冬服もありますね。全体として大きな三角形になるシルエットを意識しました。

 

・幼少期シノ

生前シノの設定画に描いた落書きをそのまま設定に活かしました。頭巾が耳当て付きの帽子にチェンジされているのが特徴です。家が貧しく服の替えがないのと、あまり両親から世話をしてもらえなかったので袖口や襟元が汚れています。

 

・ロボシノ

何だこれは。何なんだよ。ロボットのシノです。特別小説『ブラック・サンシャイン・オブ・ザ・デッド THE MOVIE』に登場しました。シナリオ担当の紅狐さんが急に小説を書き始めて、いつのまにかシノがロボットにされていました。MINDHACK第3章に出てきたフロッピーディスク読み取り装置をベースにしています。上記の絵は関節部を描くのが大変でしたが、「ロボット プラモデル 正座」で検索して参考画像を探しました。

 

・フロッピーシノ

何だかんだでこの姿が一番しっくりくる方もいるのではないでしょうか。アーリーアクセス開始後からMINDHACKを知ってくださった方はご存じないかと思うのですが、早期アクセス配信前の約1年ほど、シノはフロッピーディスクの姿でブログに登場していたのです。この姿のシノは COM_Zの胸部のユニットに格納されていました。

 

こんなところでしょうか。シノのバリエーションについては存在自体がスピンオフ作品ということで、本編には登場しない姿も楽しんでいただければ幸いです。一方でやっぱり、一頭身の姿がシノの最大の個性であるということも大切にしていきたいですね。それでは。