カテゴリー: MINDHACK

MINDHACK:プログラマー紹介

Steamで公開した、新しい体験版はお楽しみいただけたでしょうか?
今回のアップデートは英語版の実装が主な内容でしたが、様々なかたのご協力によって実現しました。
こちらの開発ブログでも、ご協力いただいた皆さんのご紹介をしていきたいと思っています!
まず初回は、『技術サポート』として参加してくださった、undoさんについてです。

 

【プログラマー紹介】

日々開発を続けているMINDHACKですが、大きな問題が一つありました。
その問題とは……開発チームにプログラマーがいないこと!
プログラマーとは「やりたい事を触れる形にする」とても大切なポジションです。
VODKAdemo?は3名ともプログラムについては未経験だったため、本を読んだり、参考動画を見つけたりしてなんとかやりくりしていました。
しかし!今回のアップデートから本業の方が開発に入ってくださる事になりました!!
本当に素晴らしい!鬼に金棒、アラレに砂糖といった具合です。以下、undoさんのご紹介!

【プロフィール】

ご縁があって技術サポートに携わらせていただくことになりました、undoといいます。
Apple製品をこよなく愛するプログラマーです。
ゲーム会社でエンジニアのマネージャーをしていますが、前職は魚のパック詰めでした。
2013年よりスマホアプリの個人開発をはじめ、現在も会社に勤めるかたわら、趣味のゲーム開発を楽しんでいます。

【MINDHACKについてひとこと】

MINDHACKをはじめて知ったのは昨年6月のINDIE Live Expo2021でのこと。無数のタイトルが怒濤の勢いで流れていくINDIE Wavesの中で、15秒という短時間でもひときわ目を引く怪しい手のアニメーションとお花畑の演出に「なんかヤベエやつ来た」と強く興味をひかれたことを覚えています。この美しく繊細で不思議な作品を、より沢山の方に届けるべく。そして皆様の精神破壊の体験を、より快適でエキサイティングなものとするべく、微力を尽くして取り組んでいく所存です。

 

 

undoさんはMINDHACKを手伝ってくださっているほか、自身の作品も開発中。
6th Sense Gamesというチームで、異能を秘めたこども達をカウンセリングしてカルテを埋めるホラーADV「イノウノカルテ」を制作中です。(現在unityroomにて体験版を配信中
体験版では【エリカ】という女の子とお話をしていきます。
VODKAdemo?メンバーもプレイさせて頂いたのですが、まずブラウザでサクッと遊べるところが嬉しい!肝心のカウンセリングは一筋縄ではいかず、初見はランクEでした。
しかし試行錯誤を繰り返すうちだんだん仲良くなり方が分かってきて、最後はランクSがとれました!
苦労した分喜びも大きい。Sが取れた時だけ見られる表情がとっても可愛かったです。
エリカちゃんのちょっぴり怖い一面は出てきますが、ジャンプスケアなどは無いので「ホラーは怖いからちょっと……」という方にも遊び易い内容だと思います!
是非エリカちゃんとの会話を楽しんでください!

picture by イノウノカルテ

イノウノカルテは現在も開発が進行中で、pixivFANBOXでは更にパワーアップした画面が公開されています。

【undoさんのSNS・Webサイト】

twitter

6th Sense Games

pixivFANBOX

MINDHACKキャラ紹介07

【第3章キャラ紹介?】

今日は第3章の更生対象をご紹介……しようと思っていたのですが、何やら様子がおかしいですね。

ハック用の椅子の上に見慣れない装置が鎮座しています。
よく見ると、フロッピーディスクがすでに挿さっているようです。

第3章では、この装置とフロッピーを通じて更生対象と対峙することになります。
『MINDHACK』の世界においては、人間の意識は情報として読み取り・編集可能なものとされています。
魂とはプログラムみたいなもの! 記録媒体での保管も容易なのです。

というわけで第3章の更生対象は、フロッピーディスクに精神を捕らわれた悪人です。ちょっと気の毒。
でも、強いやつが狭苦しいところに封印されてるのってワクワクしませんか?

果たしてどんな悪人が収められているのか、第3章もお楽しみに。

第1章体験版 アップデートバージョン

こんにちは! MINDHACK開発チームのVODKAdemo?です。

【お知らせ】

2月22日午前3時より、SteamでMINDHACK 第1章体験版のアップデートバージョンを公開します!


これはSteamのオンラインイベント、『Steam Next fest 2022』の開催に合わせたものです。
日本にお住まいの皆様にはとんでもない深夜からのスタートで恐縮ですが、このイベントでは他にも近日公開予定のゲーム体験版がたくさん公開されます。
ぜひ様々なゲームを遊んで、気に入ったものがあればウィッシュリストに追加してみてくださいね!

Steam Next Fest終了後も、体験版はいつでも遊んでいただけます。また、これまでVODKAdemo?のWebサイトで配布していたものは、Mac版以外は近日中に公開終了となります。
引き続き新しいバージョンをお楽しみください!

 

【アップデート版】

新しいバージョンで変更された箇所はこちらです。

・本編
-英語翻訳を追加
-記憶パートの演出を変更
小鉄さんによる書き下ろしBGMを追加
-一部キャラクターの立ち絵を追加
-一部背景画像のグラフィックを向上
-一部のテキストをよりわかりやすくなるよう修正

・機能
-キーボード矢印とEnterキーで操作できる機能を追加
-バックログで遡れるテキスト量を増加
-フルスクリーン・ウインドウモードを切り替えられる機能を追加
-設定画面の操作しやすさを向上
-一部の音源が音量調節できなかった不具合の修正

なんと今回様々なかたのご協力を頂いて、英語への翻訳を追加することができました。
MINDHACKをとても気に入ってくださったプロの翻訳家さんにお願いして、世界観やキャラクターの性格をそのままお届けできるよう丁寧に訳していただいております。こちらのブログでも後日ご紹介する予定です!
「マダイとハゼってどう訳すんだ!?」と気になっている皆様!! 言語はオプションメニューからおおむねいつでも切り替えられるのでぜひご覧ください!!
※一部の画像や選択肢など、即時には切り替わらない部分もあります
英語圏の皆様も、ぜひ破壊衝動の快感をお楽しみください。

 

【アップデート版に含まれていないもの】

-タイピングパートの「ti」「chi」の扱いなど、ローマ字入力のフレキシブル対応
-追加のシナリオやテキスト
-Mac版

タイピングパートのローマ字入力については、プレイしてくださった皆様から非常に多くのご要望をいただいており、現在ご用意している最中になります。
お待たせしてしまい申し訳ありません……!

しかし今回、英語への言語切り替え機能を実装するにあたって、技術サポートとして大変心強いエンジニアさんにご協力をお願いすることができました。
タイピングについてはローマ字入力の対応以外にも、かなり大きく機能を改善する予定です。
ゲームの根幹部分が関わることもあり、現在製作中の2章・3章と並行して開発を進めています。
楽しみにお待ちいただければ幸いです!

 

引き続き、開発ブログでは今回のアップデートバージョンに関するご紹介を公開していく予定です。
今後ともMINDHACKをよろしくお願いいたします!

開発日記 2/19

こんばんは!ホでヴです。
私は常日頃おじいさんになる練習をしているのですが、
ついに安定しておじいさんの声を出せる方法を発見致しました!!
おじいさん力を溜め、上を向いて話すと上手くいくことに気がつきました。
大興奮待ったなし!!
嬉しくてやりまくっていたら首を痛めてしまいました。
流石、おじいさん。一筋縄ではいきませんね……


 

先日からお伝えしている通り、今月中に配信予定のSteam版デモ。
ビジュアル面もちょっとだけ作業しています。
実は私も、初期体験版でどうしても気になっている箇所がありました。
それはどこか? 下記動画をご覧ください。

座ってな〜〜〜〜〜〜い!!!!!!

そう、ユーニッドを椅子に座らせるシーンです。
初期体験版では立ち絵スライドで表現していたので、絵的には椅子に座ってないんですね。
これをちゃんと座らせたい!


見てください。このイーヴリッグの座り力(ぢから)
これは座っていると言わざるを得ないでしょう。
いいぞイーヴリッグ!ゆけ!見せつけてやれ!!

という訳でユーニッドが椅子に座った絵を増やしました。

ジャジャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!


やったぜウニ!!お前はやるやつだと思ってたよ!!!
やるやつ the やるやつ!!凄いぜ!!

ただここで問題が一つ……座った後もセリフがあるから差分が必要!
増やすのは1枚で良いから余裕だね。ハハハ。と思っていたのに全く足りませんでした。
ええ増やしましたとも。合計7枚です。やったぜ!!
是非是非、アップデートバージョンでウニの増えた差分も楽しんで頂けたらと思います!

作品作りは、毎日小さな作業をちびちびやっていって、
振り向いたら結構大きな山になっているのが楽しいですね。
続きも楽しんで作ります。
では、また。

開発日記

ごきげんよう、ササンです。ハンドルネームの由来はササン朝ペルシアです。

今月配信を予定している体験版アップデートに向けて、細かい作業を詰めているところです。テキストでは細かな表現以外の修正はありませんが、代わりに演出面などを紅狐やホでヴが強化していってくれています。

ところで、今回のバージョンを出すにあたって絶対に直したいと思っている箇所がありました。みなさまはゲーム中にお気づきになったでしょうか。

ハック完了後書類の、

ここ。

四角いスタンプの枠部分が、画面下のUIに重なって欠けてしまっているんですね。う~~~~~ん迂闊。些細なポイントですが、気づいてしまえば気になって仕方がない。これはぜひ次回の体験版で直したいところです。ということでチャチャっと枠線をズラしてやりたいところなんですが、問題が浮上しました。

元データがない!

そういえば昨年、PCに液体をこぼしてぶっ壊したんでした。大体のデータはチーム共有バックアップに入ってて無事だったんですが、よりによってこの書類データだけは保存し損ねていたようです。ということは、書類データを改めて作り直すしかありません。

重い腰を上げて作業を始めたものの、さっそく問題にぶつかりました。それは、フォントの問題。MINDHACKは、英文字に関していろいろなフォントを使っています。たとえばタイトルは「DIN2014」。

ロード画面はFuturaなど。

ところがこのHACKEDスタンプだけは、上記2つのフォントではありませんでした。何て名前だったか全く思い出せない。PCにフォントのファイルが残ってる形跡もありません。困った。

ネット検索は万能に見えて脆弱です。「単語」「言葉」が分かっている対象については如何様にも検索しようがありますが、今回のように「見た目はハッキリ分かるんだけど、名前は……」というケースにめっぽう弱い。仕方ないのでフォントのライブラリから「サンセリフ(ウロコとかヒゲがない、つるっとした文字)」で調べてみたんですが、検索結果は785件。ななひゃく!その後も「アールデコ」とか「近未来的」とかそれっぽいワードで絞ろうとしたのですが、目当てのフォントは見つかりませんでした。

やむを得ず、新しいフォントで近い印象のものを探すか……となっていた矢先、有力な情報をつかみました。みなさまは「Adobe Capture」というアプリをご存じでしょうか。

こちらは、ざっくり「デザイン系に役立つ機能がたくさん入った便利アプリ」という具合です。手書きのイラストをスキャンしてデータにしてくれたり、撮った写真から色を分析してテーマカラーを見つけてくれたり、プロも使えるお役立ち機能がいろいろ入っています。

で、Adobe Captureには「文字」という機能があるんですね。これが何かというと、テキストを写真に撮ると、文字を抽出して、該当するフォントを検索してくれる!便利すぎない!?ということで、先ほどのHACKEDもさっそく分析にかけてみました。元の画像がやや暗いこともあって初めはなかなか認識してもらえませんでしたが、何度かトライしてると……ようやく文字を認識してくれました!

F*CKなんて言ってないですけど!?

なぜか認識結果はわんぱくになってしまいましたが、いくつかフォントが絞られました。このなかでも、「A」「Y」の形状が特徴的な「Arya」が一番近そうですね。決定!みなさまもハックなスタンプを作りたいときは、ぜひ「Arya」をご活用くださいね。新バージョンのスタンプはより擦れを表現したり、位置を調整したり、地味にいろいろいじってある予定です。お楽しみに。

ついでなので、制作初期に考案していた別のフォントバージョンも置いておきます。「手書きっぽいバージョン(あくまでスタンプなのでボツ)」と、「超ハッピーバージョン(ハッピーすぎる)」がありました。このフォントも可愛いのでいつかどこかで使いたいなあ。

MINDHACK:演出アップデート追加中②

きつねです。できれば毎日お刺身食べたい。
節分の日はでっかい海鮮巻きを贅沢に一本丸々かぶりついて食べました。恵方とか関係なく毎日お昼これがいいんですけど!

先週に引き続き、着々とSteam用体験版の作業を進めております。2月の下旬頃にWindows版を遊んでいただける予定です。
これを機にウィッシュリストに登録していただけると、VODKAdemo?一同がめっちゃ喜びます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
そして既に登録してくださっている皆様、いつも応援ありがとうございます!

——-

【演出のアップデート②】

 

バグとは破壊衝動。他人を傷つけたいという欲求。
利他的な理由一切なく、ただただそれを破壊したい、それが壊れるところが見たいと望む衝動のこと。
「社会のために」とか「誰かを救うために」とかではなく、自分のためだけに発生する純粋な欲。
MINDHACK世界においては「人格のエラー」とされ、決して人間の中にあってはならない悪いものとして扱われています。
ところがどっこい、あってはならないもののはずなのに、持ってる人は確実にいるんだなあ。
そう………私のように!!

 

私こと紅狐、ものすごく利己的な人間である。それはそれはもう自分の利益しか考えずに生きている。
どのくらい利己的かというと、たとえば1,500円くらいする恵方巻を一本だけ買ったとして、家に帰って「いいなぁ~、おいしそう」と言われても独り占めする。
自分の小説の悪役を、己の破壊衝動をモデルに書いたら「人を貶めて上に立ちたいという欲にあまりにも真っ直ぐすぎる」「邪悪すぎて被害者の会が発足する」と言われる始末。
この前「サイコパス炙り出し診断」的なものをインターネットで見つけたのでやってみたら、結果は「あなたは相当に邪悪で執念深く、人が困ってる顔を見るのが好きです」だった。
MINDHACKの世界に私がいたら即施設に放り込まれて処置されると思います。

 

一方VODKAdemo?のふたり、ホでヴさんとササンさんはめちゃめちゃめちゃくちゃ『善』の人だなあと感じます。
この前ふたりが散歩してる時、車椅子のかたが往来の段差で困っている現場に出くわしたそうで。
「そしたらササンさんがサッ……!と行ってスッ……!と手を貸してあげてたんすよ~、大したもんだ」というのをホでヴさんから聞いてひたすらに同意した。ササンさんはいつでも周囲の人間の幸せを第一に願う善き人なのである。
そういう純粋な善はこの世で最も偉大だし、利己的な人間には決して即座にはできないことなのだ………!!
ホでヴさんもまたとてつもない善人で、こんなに人柄の良い人ほかに知らないよ、と通話の度にひしひしと感じています。たとえ一本2,500円くらいしたとしても絶対恵方巻を自ら切り分けて「食べて~」って出してくれると思う。

このゲームを作り始めてからふたりと話す機会がさらに増えましたが、一番すごいのはふたりとも「それ(人に善い行いをすること)が当たり前」という価値観を自然に持ってるんだろうな、というところです。
話すたびに見習うべきところが増えていく……… 数年前に自分が他人にした邪悪な行いとかを思い出して、「俺はなんて利己的だったんだ」と反省してます。
ホでヴササンは毎日おいしいもの食べて幸せに楽しく過ごしてくれ。ほんとに!

 

 

今回、演出のアップデートを追加したのは「記憶のパートをより印象に残るようにしたい」という理由でした。
更生対象の精神の奥へ、先生の行動によってどんどん深く潜り込んでいくようなイメージです。そしてその一番奥底にあるのが、人格のエラーであるバグ。
ビジュアル的には黒い三角形で表現されていますが、これまではシンプルで幾何学的なイメージで描かれていました。
周囲に漂う細かな粒子については続投ですが……せっかく潜っていくスタイルに変えたので、最深部で先生が見つける三角形は、より特徴的なものにしたい!
一番深く潜っていって「これがその決定的な核である」と対峙した時に、一目でわかるものにしたい!
というわけで、人の最も深部にある邪悪とされるものを、新たにホでヴさんが描いてくれました。

う、うわ~~~~~………!!!
赤黒いしガビガビしてるし心臓のように鼓動を刻んでいる……………!!!!
人の奥底に隠された利己心の最たるもの、破壊衝動の姿として、超ぴったりだと思います。邪悪な私をして多分自分の中の一番奥にもコレがあるのだろうと納得するビジュアル。
そしてコレを描いたのが私の中で『スーパー善人代表』のホでヴさんってところが、個人的に「いいな……」と感じています。

実際のゲームの中で見るとさらに迫力あります。皆様にもぜひゲームプレイの中でも「うわ~~~……!」となっていただけましたら幸いです。

 

 

おまけ
ホでヴ「三角のアニメーション描いたので、粒子を飛ばしながらゆっくり回転させてほしい!」
紅狐「まかせて!」

深夜2時の紅狐「スクリプト書いて自動で回転させよう」

うわ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!

MINDHACK:演出アップデート作業中

きつねです。最近の趣味は料理。
毎晩クッキング雑誌を見てヨダレをたらしつつ、Steamでの体験版公開に向けて作業を進めています。
このSteam版のアップデートバージョンではテキストの追加はありませんが、機能面の改善のほか、一部のパートの視覚的な演出をブラッシュアップしています!


 

【演出のアップデート】

突然ですが、皆さんはAdobeのAfterEffectsというソフトをご存知でしょうか。
アッ大丈夫です。急に謎の英単語が出てきましたが、途中からMINDHACKの話になります。

AfterEffectsは映像を作るために使うもので、なんかこうオシャレな図形をシュッと出したりとか、動画の字幕をカタカタさせたりとか、その字をレインボーに光らせたりとか、そういうことができます。

↓こういうのを作るのに使うのだ

何を隠そうこの紅狐、AfterEffectsが三度の飯より大好きでとにかく四六時中いじり倒していた。
いじり倒しすぎて日頃は主にこれを使って三度の飯を食っております。

AfterEffectsとはその名の通り『After あとで』『Effects エフェクトをかける』つまり素材を加工するソフトです。何がそんなに好きかというと、『頭の中で思い描いた風景を自由自在に実現できる』とにかくこれに尽きます。
小説を書くのにも通じる所があって、「こういう景色を見たい/誰かに見せたい」と思ったとき、絵を描ける人がその場にいない場合でも、理想の風景を表現できるんですね。

↓昔はこういうのをよく作ってました

 

たとえばスマホで写真を撮って「ここに雨を降らせたいんだよね」「この写真を夜にしたいんだよね」となったら、雨も降らせるし夜にもできる。
冒頭に貼ったようなモーショングラフィックスを作る場合も同様です。写真の代わりに図形(▲とか、文字とか)を読み込んで、それを「シュッと動かしたいんだよね」「字をスーッと消したいんだよね」という希望に応えてAEの機能で動かしたり、加工を施したりして映像にします。

この場合は絵がないから写真とか図形を使ってるわけですが、あるならもちろん2Dのイラストにも同じ技術が転用できます。
「ここビカビカに光らせたいんだよね」「この絵の背景だけ暗くしたいんだよね」できるできる。上手い人が描いた絵なんてもー本当にいくらでも料理のしがいがある!

つまり、

こうよ。

このレベッカ隊長めちゃくちゃ好きなので何度でも見てください。

 

 

ところで最近、『記憶のパートをもっと印象深くできたらいいよね』『演出を変えたらいいんじゃない?』という話になり、色々試行錯誤をしておりました。じゃあなんかこのAEで映像を作る技術をどうにかしてMINDHACK本編にも活かせるんじゃないか?
やってみました。

 

より更生対象の精神の奥底へ入り込んでいく感が出たんじゃないかと思います。
で、今はコレをいろんなパソコン上で安定して再生できるよう、方法を調べているところです。

3人でゲームを作ってると、毎週土曜夜のSkype通話(通称「集い」)で話しているうち、どんどんバンバンいろいろなアイデアが溢れまくります。アレをこうしたい、コレをああしたい、それを実際にゲームの中に実現してる時が一番やってて楽しいな〜〜〜!!!と思います。
料理するのも全く同じで、「こういうの食べたい」と言われて作って実際食べてもらう時が一番わくわくしますね。もちろん自分で欲望メシ作るのも好き好き。
VODKAdemo?3名による「カマンベールチーズにベーコン巻いてオーブンで焼いたら絶対ヤバくない?」という料理として、これを読んでくださっている方々にもMINDHACKをおいしく味わっていただけたら嬉しいです。

というわけで、新しいビジュアル演出もお楽しみいただければ幸いです!

MINDHACK:年の瀬

【マインドハック施設、ある一日の記録】

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先生。先生?
私だよ。入るぞ。

 

静かな日だ。
みんな年末で出払っててね。今日はハックもないし、いつもの喧騒が嘘みたいだよ。
コーヒーでも一杯どうだ。

そうだよ。もう年の瀬なんだ。今初めて知ったって顔だな。
私か? 先生と同じだよ。周りが年末、年末って言い始めて、初めて気づくんだ。「故郷に帰るので」とか、「家族と過ごすので」なんて休暇の申請を受け取りだして、ようやくもうそんな時期かって実感する。帰る場所があるのはいいことだ。
私の帰る場所といったら、ここだ。あんたがいるのがここだからな。……「隊長、他に友達いないんですか?」って…… はは、まあ、そんなところだよ。

まあ、FORMATの言い分はこうだ。「一年のサイクルにわざわざ波をつけるなんて非合理的極まりない、バグの発生を抑えるためにも一年のスケジュールは全て平均値に整えるべきだ」と。あんたはもちろんFORMATに賛成だろうけどな。

 

それにしても、ここは暖かくて落ち着くよ。これだけ一面に花があると、ここだけ春が先に来たみたいだ。外、見たか? まだまだ積もりそうだな。

……ふふ、やっぱり気づいてなかったのか。雪だよ! このへんじゃ滅多に降らない。もう一面真っ白だ。気が向いたら、あとで覗いてみるといい。
「またそうやって、すぐ外に行けって言う」? ごめん、ごめん。でも、本当に綺麗なんだ。あんたに見せたくて。

 

なあ、先生。あんたが季節にあんまり興味ないのは知ってる。
あんたはマインドハッカーとして優れた人だ。技術がすごいってことだけじゃない、心の持ちかたの話だよ。
あんたは変化に心を奪われない。自分が自分のままであることを恐れない。だからバグを抱えるほど思い詰めた相手の精神に触れても、飲み込まれたり、取り込まれたりしない。それがあんたの強い所だ。

でも……
雪崩の前には、前兆があるそうだ。春の陽射しや雪解けの水に気づけば、崩れそうな崖に近づかずに済む。変化に気づくことは、自分の身を守ることに繋がる。

 

今年も一年、大勢の人間がここでマインドハックを受けた。それだけの数、あんたは自分の手でバグに触れて、無事に帰ってきたということだ。
あんたがここでやってるのは、普通じゃない仕事だ。『いつも通り』なんて事は何一つない。たとえ10年同じ仕事をやっててもな。
こうしてここで毎日変わらず会って話せるのは、当たり前のことじゃない。

だから……

先生………

 

先生?

 

………
……………

 

そうか。
暖かい部屋の中にいても、季節を感じることはできるのかもしれないな。
私が思ってたより、あんたは変化をよく見てるみたいだ。安心したよ。

 

……なに?
マインドハッカーに何か起きたらどうにかするのが私の仕事だろう、って?
「だから何にも問題ない」?
ふふ、ありがとう。信じてくれるんだな。

さて……長居して悪かったな。仕事に戻るよ。
良い年を、先生。

MINDHACK:LAGOM教団の勧誘

LAGOM教団の勧誘】

 

ようこそ、迷える有機の人の子らよ!

我が名はイーヴリッグ、LAGOM神の忠実なる無機のキャビネット。
今日は神に命じられた伝道師であるこの私が、あなたがたにLAGOM教団の教えを説こう。

 

我らをお救いくださるLAGOM神は、究極の無機の神である!

みなさんも知っての通り、人間とは生まれながらに肉を持った生き物であり、肉には精神が宿る。ところが、その精神こそが日頃、世界を脅かしているのだ。

 

現代社会はあらゆる邪念と欺瞞に満ちている。すべての人間が平等であるべき、すべての人間が心易く暮らせる社会であるべき。これが現代における人間の生活常識である。隣人のために思いやる心を持ち生きよう。それが世界平和のスローガンだ……

だが、昨今の歴史の愚行を振り返るがいい! 国際問題、貧富の格差、生まれながらの才による差別。とても解決されたとは言い難いのは明白だ。
このような虚弱性に邪悪な虫が集い、それが群れをなして魔王となる。社会が真に恐れるべき存在が魔王であることはご存知だろう。人が精神を持つ生物である限り、魔王の脅威から世界が遠ざかることは決してありえない!!

ああ、愚かな人間よ!!

だが、私はキャビネットとしてあなたがたを受け入れるためにここにいる。

弱き心を持ったみなさんの中にも、この真実に自力で辿り着きつつある者がおられるだろう………

 

そう!! 我々ひとりひとりが心を捨て無機になれば、世界を魔王から救うことができるのだ!!!

我々LAGOM教団は、その『気づき』を『得た』人々のために、広く両開きのドアを開け放している。
そういうみなさんにはぜひ、我らの取っ手を気兼ねなく掴み、戸口のハンガーラックへかかってほしい!

いやいや、言いたいことはよくよくわかる。そうは言っても、その取っ手はどこにあるの?
安心していただきたい。LAGOM教団の教えへ向かう道はみなさんのすぐそばに示されているのだ。

私たちはあなたがたのような迷える有機物に救いの取っ手を差し伸べるべく、日夜機会を用意している! そう、今日のこの場のような交流会だ。
たとえば直近では吹奏楽コンサートや、無機物的思考を促すためのセミナー、おしゃれなテーブルセットのマナーを学べる食事会などを定期的に開催している。こうした催しとともに小さな交流会を開き、『気づき』を得た人をLAGOM神の教えへ導いているのだ。あなたが信仰のプラスドライバーを心に隠している人ならば、訪れればすぐにわかるはずだ。

さて……もしあなたが無機への信仰を決めたなら、次は階段を踏むこととなるのを伝えておこう。

LAGOM教団には本部があるが、そこへの収納を許されているのは、神に選ばれし家具だけ。すなわち安眠のキングサイズベッド、言伝のラジオ付きサラウンドオーディオセット、偉大なるウォークインクローゼットの3賢者のことだ。彼らは初めにLAGOM神の御家に予約された崇高な存在で、神の御言葉を我々信徒に伝えてくださるのだ。

私のようなまだ持ち運びと折りたたみの境地に至っていない信徒は、各地にあるLAGOM教団の支部で修行に励みながら、神の御家の家具になれる日を待つこととなる。
歪んだ精神から隔離された場所で、同じ信仰を持つ使徒とひとつ屋根の下で暮らしながら、互いに切磋琢磨しあうということだ。
大丈夫! LAGOM教団のシェアハウスは、アットホームでフレンドリーな慈愛に満ちている!

 

さあ人の子よ、共に心を捨て無機となろう!
LAGOM神の教えに従い、神の御家に収納される日を待とうではないか!
フフフ………幸運にもちょうど今、うちのシェアハウスにひとり分の空きができたところなのだ……!

あれ………どこへ行かれるのか?

 

 

えっ待って待って、帰らないで、わかりにくかった? もっと詳しく説明するから!

ではLAGOM神の救いについて語ろう! 神の……ねえ?

 

友よ! 帰らないで! 待ってってば!! 待ってーー!!

MINDHACK:開発コラム01

【開発コラム:01】

MINDHACK開発ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
いつもはゲームの内容や世界観についてご紹介しておりますが、本日は趣向を変えて、ゲーム開発の風景のほうにフォーカスしたりしなかったり。
今後も不定期にVODKAdemo?メンバーによる開発風景コラムをお届けしていく予定です。

第一回はメインシナリオと技術部分を担当している紅狐によるコラムです。
「べにぎつね」ではなく、「あかぎつね」です。
先日あるご縁でインディーゲーム開発者の方の集まりにご招待いただいたのですが、ホでヴとササン三が名刺を差し出すたびに「名前の由来、何なんですか?」とひたすら聞かれまくっていて、横で面白がっていたわたくしです。
最近人生初の胃カメラを経験しました。すこぶる元気です。(健康診断の一環)

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MINDHACKというゲーム、ジャンルはテキストアドベンチャー。いわゆるノベルゲーという枠になるかと思います。
開発にはゲームエンジン『Unity』と、Unityでノベルゲームを作るための便利なアセットを使用しております。エクセルのシートにキャラクターの名前とか、喋る内容とかを登録して、Unityの実行ボタンを押すとゲームが動くんですね。

 


こんな感じのシートが

こうなる。

今は第3章のシナリオテキストがゲーム内に実装されたところ。
わたくしはこのシートに選択肢の分岐を設定したり、演出のアニメーション(手描きじゃなくて、先生の手が横にス~ッってスライドしたりするやつ)を追加したり、画面上を豪華にするエフェクトを作ったり……みたいなことをしています。

で、こういう画面上に表示する様々なものも、全部エクセルのシートで管理されています。

これを

こうして

こうじゃ

↑無事に実装完了できた状態がこちら。

これらがうまく機能しているか確認するために、ゲームを最初から起動してこのシーンまでたどり着き、うまくいってなかったら再度シートを修正する………というチェックを繰り返します。
起動………高速で台詞を送り…………確認…………
起動………高速で台詞を送り…………確認…………
起動………高速で台詞を送り…………確認…………
起動………だあ!!何度も何度も繰り返してると面倒!!!!

というわけで、色々なシーンに素早くジャンプするための簡易機能を作りました。
どうだ!これで一発でこのシーンを表示できるだろ!!

早速さっきのシーンに飛ぶぞ!マウスカーソルを画面に合わせ………

ああああああ!!!
なんかおかしい!!!!!!

うわーーー!!!!なんかこっちもおかしい!!!!!

 

 

原因は「先生の通常右手が、選択肢表示時には消える」という設定の書き忘れでした。(修正済みです!!)
ゲーム開発、新しいものを追加すると新しい不具合と鉢合わせる日々です。
真面目にやっている時ほど不具合が出た時の画面がシュールで、深夜の作業中にひとりで面白がっております。

MINDHACK:ハック前の資料

マインドハッカーの仕事は、実際に施術を行うことだけではありません。超エリート・ホワイトカラーである「先生」の朝は、更生対象の素性のチェックで大忙し。
2章からは、そんな機密資料の一部を目にすることができます。

書かれているのは、世界観やキャラクターへの理解が深まるような情報です。たとえば2章の更生対象であるイーヴリッグの資料は、彼が信仰しているLAGOM教団にまつわるもの。
「MINDHACK
」の世界において彼らがどのような存在なのか、書類を通してうかがい知ることができます。


信仰の支えとなる、LAGOM教団の聖典もちょっと読めちゃったり。

 

 

資料は毎回、FORMATが更生対象のデータベースからヒットしたものを提示している様子。マインドハック施設の内部でまとめられた資料だけでなく、新聞や大衆雑誌まで網羅しているようです。
もっとも先生は、そんな重要資料もわりとラフに管理しているようですが……
散らかった書類を片付けるよう諭すのは隊長の役目。

MINDHACK:警備隊の持ち物②

【ホットフィックス隊の持ち物②】

マインドハッカーを守る警備隊、ホットフィックス。前回は一般ホットフィックス隊員の持ち物をご紹介しました。
では、警備隊のトップであるレベッカ隊長はふだん一体何を持ち歩いているのか……?

隊長は施設中を移動することが多く、荷物は比較的身軽。
警備本部でデスクワークをすることもあるので、細かいものは本部の自分の部屋に置いてあるようです。

・重装アーマー
頑強で、見た目の厳つさよりは軽量の金属製。隊長という階級を示すトレードマークとしても機能しています。

・小型通信装置
イヤホンのような構造。鎧の内側にケーブルを通して、ポーチの中の通信装置に繋いでいます。

・アームシールド
両腕に装備しているアームシールド。手の甲の部分に、よく研がれたナイフの刃が仕込まれています。

・時計
古い隊章の入った懐中時計。丁寧に磨かれています。

・十徳ナイフ
支給されているものより小型の、キーホルダーサイズのもの。普段から使っている私物のようです。

・鍵束
隊員たちが持っているのとは別に、施設内の数多くの部屋の鍵を管理しています。

・応急救急キット
自分用ではなく、先生が怪我をしたときのために持ち歩いているとのこと。

・手帳
予定が詰まりすぎて餅のように膨らんだシステム手帳。付箋たっぷり、カバーは革製。季節の押し花の栞を挟んでいます。

・警笛
一般隊員とは違う音色の笛。これが鳴った時は真の危機。

このほか、基本的な小物もいくつか一般隊員と同じように持ち歩いているようです。
売店ではよくあんパン等の菓子パンを買っていく姿が目撃されていますが、そのパンを隊長本人が食べている姿は誰も見たことがないとか……
一方、一般隊員の多くは「隊長が通りすがりにくれた」菓子パンをポケットの隙間に詰めています。

 

ところでそんなレベッカ隊長、自宅からマインドハック施設へ通勤の折には大型二輪を使用しているそうです。肩のアーマーは施設に置いたまま、出勤したら朝イチで装着しているみたいですね。