月: 2021年9月

MINDHACK:楽曲紹介01

MINDHACKの世界観を語るうえで欠かせないのが、ゲームを彩る音楽です。体験版では一部でフリー音源を使用しつつ、MINDHACKオリジナルの楽曲も流れています。

本作のオリジナル楽曲を手がけてくださっているのが、アーティストの小鉄昇一郎さんです。自身の音楽活動として、Marutenn Booksより『MAVDISC(2017)』HIHATTより『Ge’ Down E.P.(2020)』などをリリース。ラッパーや企業CMなどにもトラックを提供している、プロのミュージシャンです。ライターとしても活動されており、音楽・文化系雑誌にも寄稿される文筆家でもあります。

今週から1か月にわたり、作曲者・小鉄さんのコメントとともにMINDHACKの楽曲を紹介する「小鉄さん祭り」を開催します!ぜひ、作中のシーンを思い出しつつご堪能ください。

 

【小鉄さんからのコメント】

“MINDHACK”にBGMとして楽曲を提供させていただいております、小鉄昇一郎です。私はシンガーやラッパーのバックトラック提供(カラオケの曲みたいなもんですね)、またCM音楽やジングルなどの曲を作っていて、その傍ら自分のバンドをやったり歌ったりなどもしています。何年か前までは「自分のバンドや歌の傍らCMの曲とかを作ってる」と言っていた気もするのですが、その違いは何なのかは現代の科学ではまだ解明できないそうです!!曲の解説をブログ用に書いて欲しいという事なので、以下に書きました。

 

【今週の一曲】

 

・VODKAdemo?より
先生のオフィスで流れている楽曲です。本作では珍しい、安心感のある曲ですね。ゲームで最初に流れる音楽ということで、印象に残っている人も多いのではないでしょうか。オープニングの惨劇や、悪人と対峙する現場の緊張感から一転して、ほっと一息つける雰囲気となっています。同時に、どこか寂しげな空気感も印象的。優しくも陰のある雰囲気が、MINDHACKの世界観にぴったりの一曲です。

 

・小鉄さんより
自分は制作の際に、Spliceというサービス(著作権フリーのサンプル=音素材が公開されているサイト)を使っており、このギターの音もそこで提供されているものを使っているのですが、この手のサービスで配られているギターの音って、やたら「キュイ……」みたいな、弦が手とこすれるノイズが強調されたものが多い傾向にあります。このサービスを利用する人にとって、生っぽい素材が喜ばれる(=電子的に合成した音でなく、あたかも本物の楽器で演奏したサウンドのようだから)からだと思うんですが、個人的には「実際の演奏でそこまでデカい音で『キュイ……』って言わないんじゃないか」とか思うんですけど、こと”MINDHACK”=「手」が重要なモチーフとして出てくるゲームだったら、このくらい「手」弾き感がある方が世界観に合ってる……ような気がします。何でも使いようですね~。

 

今週から一曲ずつ、小鉄さんの裏話を交えて楽曲を紹介していきます。次回もどうぞお楽しみに!

 

【小鉄さんの個人ページ】

https://kotetsu-shoichiro.com/

https://twitter.com/y0kotetsu

https://www.tunecore.co.jp/artists/Kotetsu-Shoichiro

 

MINDHACK:キャラクターのプロフィール②

【キャラクターのプロフィール②】

 

主人公である『先生』を取り巻く、個性豊かな登場人物たち。
以前の記事で彼らにもそれぞれの人生があるということをご紹介しましたが、
今日は作中ではなかなか語られない「好きな食べ物・苦手な食べ物」にフォーカスしてみます。

 

好きな食べ物:ビターチョコレート、とんかつ

苦手な食べ物:歯に挟まる野菜

 

 

好きな食べ物:じゃんじゃか焼き(※地元の定食屋「じゃかじゃん」の看板メニュー。肉と玉ねぎを醤油でベチャベチャに炒めた一皿)

苦手な食べ物:モツ

 

 

 

好きな食べ物:キャベツ

苦手な食べ物:コールスローサラダ

 

 

 

好きな食べ物:エナジードリンク、おしゃれなランチプレート

苦手な食べ物:味の濃い煮物

 

 

 

好きな食べ物:人工知能なのでなし

苦手な食べ物:人工知能なのでなし 「先生」に提供する食事にはかなり気を遣っているようです

 

 

 

好きな食べ物:自由にご想像ください!

苦手な食べ物:手袋が汚れるようなものには触りたがらないという噂……?

 

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ユーニッドの食の好みのように、食べ物の好き嫌いが人生経験に根差していることもあったりなかったり。
彼らがどんな人物なのか、施設の外ではどんな振る舞いをしているのかを想像する助けになれば幸いです。

 

かわいそロジー電子版のお知らせ& MINDHACK:三章脚本

【お知らせ】

かわいそロジー発行のお知らせ
2021年の3月に頒布した、VODKAdemo?の三名による一次創作合同誌『かわいそロジー』。
物理的な本としては品切れしておりましたが、この度PDF電子版の頒布を開始いたしました!

https://kouontashitsu.booth.pm/items/3254897

※R15G/軽微な残酷描写を含みます。
※MINDHACKとは無関係の内容となります。
※売上金は全額MINDHACKの制作費として使用させていただきます。

内容は物理書籍と同様となります。
品切れで手に入れられなかった……というかたや、VODKAdemo?メンバーによる作品に興味を持ってくださった皆様、大変お待たせいたしました。何卒よろしくお願いいたします。
内容についての裏話はこちら! 『かわいそロジー原案集』

 

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【三章脚本】

VODKAdemo?の三名ですが、今日も元気にMINDHACKの開発を進めております。
今週は三章の脚本が完成しました。ラリホ~~~~~~~🌻🌸🌼🌻

 

 

こちらは冒頭のシーン。FORMATが、先生と出会ったときのことについて思いを馳せている様子。

 

こちらでは、先生が何者かと対峙しているようです。
果たして、三章に登場する更生対象は一体どんな悪人なのか……?

MINDHACK:Steamストアページ公開

9月1日に配信された『asobu INDIE SHOWCASE 2021』にて、『MINDHACK』をご紹介いただきました!
こちらは、世界中で開発されている多くのインディーゲームを一挙に紹介する番組です。取り上げていただき大変光栄です!
YoutubeとTwitchで公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

Youtube
youtu.be/cwmU2t4uB6A
Twitch
twitch.tv/asobudev

 

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【Steamストアページ】

『MINDHACK』のSteamストアページがとうとうご用意できました!

 

 
ウィッシュリストに登録していただくと、今後ゲームが正式リリースされた際にお知らせが届きます。
まだまだ開発中のゲームではありますが、よろしければぜひ、リストへご登録いただければ幸いです!
なおasobuでも流れた作品紹介PVもこちらでご覧いただけます。1分30秒でよくわかるマインドハック。
今後とも本作品をどうぞよろしくお願いいたします。

MINDHACK:UIができるまで

【UIができるまで】

『MINDHACK』はテキストがメインのアドベンチャーゲーム。
ジャンル上、画面にUIの映っている時間が長くなるため、見ていて心地よい画面構成を目指しました。

作品の裏テーマとして「ちょっとレトロなSFっぽく見えるといいよね」という目論見があります。
そこでUIについても、ほんのりミッドセンチュリーを意識しました。

 

【初期案1】

最初期の案です。アシンメトリーなフレームや抽象的なお花のカーソルでレトロ感を意識しました。
名前フレームが灰色の枠になっている部分にも、今の名残が見えますね。
一方、選択肢が横並びになっているレイアウトだと、長い文章を表示できないなどの問題がありました。

※仮テキストで焼肉と寿司の話をしていますが、本編のキャラクターの個性とは関係ありません
なお作中での『先生』は、あんまり食に対して自分のこだわりはないようです。

 

【初期案2】

下部のメッセージウィンドウがなだらかな曲線になっています。
カラーもかなり明るくなっていますが、シリアスな世界観に比べてまぶしすぎるのでは?という意見から、ダークカラーへ変更することとなりました。
選択肢が上下の並びになったのもこのあたりからです。

 

【初期案3・4】

ガラッと色合いを変えてダークカラーが基調になっています。かなり今のかたちに近づきましたね!
最終的には初期案3・4を組み合わせたものが現在のUIとなっています。
『画面に手が映っている』ゲームである、という特徴は開発の初期から決まっていたため、先生の手を使った選択カーソルは絶対に実装しよう、とチーム内で意見が一致していました。

 

画面の左右で待機している『先生』の手についても、さまざまなバリエーションを経て現在のポーズに至っています。

B案が通常時の手、C案がマインドハック時の手になっていますね。
ちなみにこの頃進行中だったシナリオではFORMATが「AI上司」で「叩き起こし」てくるという、厳しいポジションになっていました。

様々な試行錯誤を経て決定された現在のUI。
ゲームを通じて皆さんのプレイに寄り添っていくので、よろしくお願いします!