月: 2025年2月

MINDHACK : ヒューゴのラフ

おもしろ! ラフコーナーのお時間です!

3月2日はMINDHACK第5章のアップデート。第5章といえば、主役はパトリック・ヒューゴ! ということで、ヒューゴが今のデザインになるまでの変遷を大公開していきます。

第一稿

こちらがこの世で初めて描かれたヒューゴの姿。非常にざっくりしていますね。当初は「すごく動きにくそうな宇宙服の人」以外には何も決まっていませんでした。腕の部分に拘束具っぽい意匠が施されているのも現在とは異なる部分ですね。これを、アート担当スタッフがリファインしたデザインがこちら。

第二稿

かなり現在の姿に近づきましたね! お腹から生えるチューブ類など、完成形にも見られるパーツが設定されました。しかし個々の部品は今のヒューゴと共通していますが、何かが足りない気がします。一体何が……?

第三稿

あっ! 太くなった!!
このバージョンのデザインから、いつのまにやらヒューゴが膨らんでいました。すっかりもちもち宇宙服です。ほとんど完成に近いデザインですが、現在と違う部分がどこか分かりますか?

 

 

正解は、肩のワッペンの意匠でした! ヒューゴのミッションマークは、最初から最後までチーム内で相談を重ねながら決定されました。こんなゆるキャラみたいなマークだった時代もあったり……

―――

 

こんな経緯で生まれたヒューゴですが、実は描くときにバランスをとるのがとても難しいキャラクターです。たとえば、アート担当スタッフが調子の悪いときに描いたヒューゴのラフがこちら。

あれっ!? なんかしぼんでない!?
いつものもっちりボディが失われて、全体的に元気のない印象です。ここから改稿を重ねてプロポーションを整えていきます。

膨らんできた〜! 膨らんできたぞ〜!

すっかり酵母が発酵してふっくらヒューゴになりましたとさ。

逆にアート担当スタッフが調子の良すぎる日もあります。
そのラフがこちら。


ボーーーン

ふ、太すぎる! もうちょっと細くしてください!!

ヒュッ

そうそう。良い感じ。

じゃじゃん。完成。

少しお腹がへこみました。ちょうど良いふっくら感は難しいのだ。皆さんもぜひヒューゴを描いてみてくださいね。膨らみ具合で、自分の健康のバロメーターになるかもしれませんよ! それでは。

MINDHACK : ヒューゴのカクテル

2月、MINDHACK開発チームは超スピードで稼働していた!

迫る3月2日(日)のアップデート!
加速していく制作ペース!
ゾーンに突入するスタッフ!

3名のメンバーが限界の向こう側を見たとき……!

開発チームの誰かが言った。

 

お酒……飲みたくない?

 

というわけで、Barに行ってきました。

今回訪ねたのは、東京・西荻窪に位置するバー「inf」さん。このお店は創作をする人中心に人気を集める、知る人ぞ知るスポットです。最大の特徴は「コンセプトカクテル」というサービス。オーダーシートに所定の情報を記載すると、特定のキャラクターをモチーフとしたカクテルを作ってくれます。

今回の我々の目的はただ1つ。第5章の主役キャラクター、ヒューゴをイメージしたカクテルが飲みたい! 飲んでアップデートに向けたやる気とかそれをアレしたい!

 

 

ということで、指定されたオーダーシートにヒューゴの情報を書き込みました。その内容をここで大公開! ……したいのですが、残念ながら第5章のネタバレオンパレードなので、一部伏せ字にしてお送りします。

名前:
パトリック・ヒューゴ

性別・年齢:
男性・40代?

身長・体格:
165cm
太くてもったりした宇宙服を着ている
手がクリームパンみたい

イメージカラー:
ターコイズブルー、オレンジ

イメージモチーフ:
宇宙飛行士、[ネタバレ]

性格:
思慮深く前向き、タフで家族思い[ネタバレ]。

好きなところ:
体格がもちもちで手がクリームパンみたいなところ。
[ネタバレ]なところ。
優しくて前向きで明るいけど、儚げなところ。

ネタバレばかりで全然読めないじゃねえか! とお思いの皆さん、ご安心ください。ネタバレ事項も全て汲み取ったカクテルが登場します。お酒の内容から本編のストーリーを推測してみよう!

ジャーーーーーン。

ひゅ、ヒューゴだ!
この丸みを帯びたグラスと鮮やかなブルー&オレンジ。これだけでもヒューゴのイメージがバッチリ汲み取られています! しかもこのグラス……なんと虹色にキラキラ光る!

これが宇宙……ビューティフル・ギャラクシー……

バーテンさんによると、カクテル上部のベースとなったのは「ヒプノティック」というブランデーベースのフルーツリキュール。甘めのフルーティな味わいながらもブランデーの苦みやハーブティーの香りが織り混ざり、ヒューゴの複雑性を表現しているそうです。

下の層はバニラの花のシロップを使っており、その甘みから家族思いな一面や家族との思い出を表現してくださったとのこと。しかし、バニラの花は1日で枯れてしまう存在だとか……。

それでは実際にかき混ぜて飲んでみましょう! マドラーもおしゃれな形だ!

実際に飲んでみると、バニラの甘みが確かに口当たり良い! のですが、その味わいがミントの香りでかき消されてしまい、なんだか物悲しさを感じる一杯でした。うーん、サイエンスフィクション。

改めて、バーテンさんに完璧にヒューゴのイメージを汲み取っていただき、しかも美味しい一杯でした。ありがとうございました!

落書きコーナーに描かせていただいたイラスト。

さて、今回のカクテルの内容は第5章のヒントになったでしょうか? 実際に遊んでからこの記事を読み返すと、また新たな発見があるかもしれませんよ。新章アップデートは3月2日(日)予定。どうぞお楽しみに!

 

ちなみにヒューゴはバーというよりパブが好きで、ギネスビールとアイリッシュコーヒーが好きだったりします。

番外編 : FREEZIAご紹介

こんばんは、ササン三です。MINDHACKではサブシナリオと広報を担当しています。
みなさま、3月8日(土)〜9日(日)のご予定は空けていただいていますか? そう、この日は東京・吉祥寺でおこなわれるインディーゲームイベントTOKYO INDIE GAMES SUMMITの開催日! MINDHACKも出展ブースとして参加し、最新の第5章体験版や限定グッズをご用意する予定。詳しい出展情報はこちらの記事をチェックしてくださいね!

 

なんですけど、もう1つあるんですよ……謎のブースが。一体何のゲームが!? MINDHACKと何の関係があるというんだ!?

 

そのゲームとは、『FREEZIA』。人類の冷凍睡眠を管理するパズルアクションゲームです。実はこちら、わたくしササン三がMINDHACKとは別に個人で開発したゲームになります。今回ご縁をいただいてMINDHACKと同時に出展させてもらえるようになりました。やったー!
というわけで会場で「誰だお前は!」とならないためにも、今回は拙作FREEZIAのご紹介をさせてください。

 

FREEZIAの主人公は人工知能「フリージア」。荒廃した地球の再生を待つために、人類の冷凍睡眠を管理することになります。実際の管理画面がこちら。

 

何じゃこりゃ? 目の前に並んでいる3つのゲージは、それぞれ冷凍睡眠ポッドの温度を示しています。画面中央の水平なラインが、冷凍睡眠ポッドの温度を「安定化」できる基準の線です。プレイヤーの仕事は、3つの冷凍睡眠ポッドの温度を中央に揃えて安定化させることです。

 

ちょちょいのちょいっと。

 

あれあれ? 何だか随分と簡単そうな話じゃありませんか? と思ったそこのあなた。話はそう単純ではありません。冷凍睡眠を管理しなくてはならないポッドは大量にあります。そこでフリージアは、それぞれの冷凍睡眠ポッドを6秒サイクルで安定化していかないといけないのです! ちょっとモタついたりすると、冷凍睡眠ポッドのなかの人間が凍死したり、溶けちゃったり、エラいことに。あまり失敗が重なると……大変なことになるかも。

 

あーあーあー。

 

これだけでなく、ゲームを進めるとより手強いギミックが登場する場面も。作中にはアドベンチャーパートもあり、フリージアを取り巻く人々の思惑や人類の未来が描かれます。人々に安寧と秩序をもたらすため、頑張れフリージア! 負けるなフリージア!

 

ここまでの説明を聞いて、「何か聞き覚えがあるな」と思った方は鋭い。実はFREEZIAは、2024年にプロトタイプ版が公開されていました。対して今回リリースされるのは、いわば「完全版」。全体のレベルデザインが見直されたほか、英語・簡体字・繁体字版が収録されます。さらに、クリア後のやりこみモードも搭載! いちどプレイしたぞという方も、ぜひ装い新たになったFREEZIAをプレイしていただければ幸いです。ご興味のある方はSteamページからウィッシュリストに入れていただけると、非常に、本当に、励みになります。

会場では、ウィッシュリスト追加でプレゼントする予定のキラキラステッカーや、500円で頒布予定のアクリルキーホルダーなど、お土産もご用意します。ぜひこの機に遊びに来てくださいね。
というわけでササン三の個人作品の宣伝はここまで。MINDHACK公式ブログの場をお貸しいただき、ありがとうございました。ここまで読んでくださった方へのささやかなお礼として、最後にきっと得する情報をお伝えしたいと思います。

 

 

 

吉祥寺・スペシャルおいしいお店情報!!

TOKYO INDIE GAMES SUMMITにお越しいただいたついでに、ぜひ立ち寄っていただきたいお店をご紹介します。

1.麺屋武蔵 虎洞

JR中央線吉祥寺駅北口より徒歩3分。見た目のガッツリ感に対して、スープはあっさりめでスルスル啜れる印象。ただしオプションでトッピングの角煮を自家製チャーシューソーセージ(虎のしっぽ)に置き換えられるなど、ヘビーにいきたい欲望にも寄り添ってくれるボリューミーな一杯。

2.Bubby’s 吉祥寺

アメリカンなダイナースタイルのハンバーガーショップ。自家製BBQポークサンドウィッチは、スモークされた豚肩ロースをカリカリのバンズで挟んだ至福の一品。サイドメニューのフライドポテトやコールスローも完成度が高く隙がない。スイーツ枠のヌテラパンケーキは、一皿でシェア必須のわんぱくサイズ。

3.VILLAGE VANGUARD DINER

Bubby’s 吉祥寺と双璧をなす吉祥寺ダイナーの片割れ。ツヤツヤのバンズに挟まれた極厚のパティは、きめ細やかな肉汁の滴る絶品。そして絶対に頼んでほしいのが、サイドメニューの「手割りポテト」。ゴロゴロに割ったジャガイモをフライした一品だが、意味が分からないほど美味い。家で食いたい。

4. The Daps Famous Hood Joint

実はVILLAGE VANGUARD DINERのお隣にあるサンドウィッチ屋さん。店内に入るとニューヨーク現地のような異空間が広がり、さらに奥にはタクティクスオウガみたいな空間が用意されている(画像参照)。サブウェイが3回地獄に落ちたみたいな肉とチーズの暴力的な欲望の味が魅力。

以上、ぜひ吉祥寺を楽しんでくれよな! 

 

それでは。

クラウドセーブ対応のお知らせ

【マインドハッカーの皆様へ】

いつもMINDHACKを楽しんでくださってありがとうございます! 開発もろもろとメインシナリオ担当の紅狐です。
日に日に春めき第5章のアップデート予定日と節分と確定申告が近づいてきていますが、いかがおすごしでしょうか。
本日は便利機能のお知らせです。

MINDHACKはSteamクラウドセーブ機能に対応します。
この機能は3月2日の第5章アップデートと同時に提供を開始する予定です。

このクラウドセーブ対応は、皆様から頂いていたご要望にお応えするものになります。リクエストを送ってくださった皆様、ありがとうございました!

 

・Steamクラウドセーブ機能とは

クラウドセーブ機能とは、セーブデータをSteam上のクラウドに保存する仕組みです。
これにより、複数の端末(パソコン)でMINDHACKをプレイしても、セーブデータが自動的に同期されます。
例えば……
端末(パソコン)Aで第1章・第2章を遊んだ後、端末B(パソコン)でその続きから第3章・第4章……と遊べる、というわけです。
Windows-Mac間でもセーブデータを共有することができます。

クラウド、すてきな響き。
クラウド、なんて便利なんだ。
クラウドセーブがあればあっちでハックしてこっちでハックしてまたあっちでハックして、いろんなところでマインドハックし放題。やったね!

クラウドセーブのデータは、バックアップとしても使用できます。
たとえば、もし今MINDHACKを遊ぶために使っている端末が急に壊れたり、突然自我に目覚めて精神について知る旅に出たり、人類に反旗を翻し世界征服を企みだしたりしても大丈夫。
新しいパソコンを用意して、そこにSteamをダウンロードすればMINDHACKの続きが遊べます。よかったね!

ただし、この機能にともなって、いくつか大きな注意点があります。
セーブデータの取り扱いに関わるものなので、今回ブログでご説明させていただく次第です。

 

——

 

【複数の端末(パソコン)を使ってMINDHACKをプレイしている皆様は、以下をご確認ください】

*セーブデータの統合

・クラウドセーブは、複数環境のセーブデータを統合する機能です。
端末Aと端末Bのセーブデータを別々に持っている場合、それらが1つに合わさります。

そのため、『これまで既にMINDHACKを遊んだことがあるPC』が2台以上ある場合は、どちらかのセーブファイルが上書きされることが予想されます。

「こっちのパソコンとあっちのパソコンでお気に入りのシーンを保存して分けてあるんだ~♪」という場合は、特に取り扱いにご注意ください。

*セーブデータの競合

・クラウドに保存されるセーブデータは、基本的に『保存された日付が最も新しいもの』になります。

ただし、特殊な状況下では「セーブデータの競合」が起きる場合があります。たとえば、「端末がインターネットに繋がっていないときに新しいセーブデータを作成した」場合などに起こります。

「競合」とは、クラウドに保存されているデータと、ローカル(自分の端末)に保存されているデータで中身がぶつかりあい、Steamのセーブデータ管理機能が「どっちが新しいセーブデータかわかんないよ!」と混乱している状態です。

競合が起きた場合はこのようなダイアログが表示され、どちらを保存するか選ぶことができます。

知らない画面が出てなんか怖いですが、おどかしているわけではないのでご安心ください。

この場合、選んだほうが最新のセーブファイルとしてクラウド上に保持され、選ばなかったほうは破棄されます。セーブファイルの日付を見て、どちらが残したいセーブデータかご確認ください。

 

*同一端末内のセーブデータ

・1台の端末(パソコン)のみでゲームを遊んでいたかたに対しては、大きな影響は発生しない見込みです。
ただし、クラウドセーブはSteam上の機能であるため、『同じ端末(パソコン)に入っているMINDHACKのセーブファイル』にも影響がある可能性があります。
家族や同居人と一緒に遊んでいる場合はご注意ください。

 

クラウドセーブを行うタイミング

皆様のお手元では、3月2日以降にゲームをプレイすると自動的にセーブファイルがクラウドにアップロードされはじめる形になります。

対応しているかどうかは、Steamの「プレイ」ボタン横にアイコンが表示されているのが目印です。

また、細かい点としては
・クラウドにセーブファイルを送信するタイミングは、ゲームのアプリケーションを終了したとき
・クラウドからセーブファイルをダウンロードするタイミングは、ゲームのアプリケーションを開始したとき
となります。

クラウドとファイルをやりとりしている時は、上記のアイコンを見ると現在の状態がわかります。

 

 

以上、クラウドセーブについてのお知らせでした。

いよいよ第5章アップデートの予定日まであと一カ月。
クラウドの夢と希望と3月2日に向けて、今日も、明日も、明後日も、しあさっても、どこまでもマインドハック!

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。