月: 2024年1月

MINDHACK:お絵描き配信2024のお知らせ

あの……伝説の企画が帰ってくる!

 

MINDHACKお絵描き配信2024
2月3日(土)15:00(JST)
開催決定!

 

みなさま、こんばんは。今回は、懐かしの企画「お絵描き配信」リターンズのお知らせです!

 

……何だそれ?

さかのぼること2年前。2022年に開催された企画が「お絵描き配信」です。本企画では、VODKAdemo?のメンバーが絵を描くところをリアルタイムでお届け。みなさんにコメントで応援してもらいつつ、MINDHACKのキャラクターの絵を描いていくプロセスをご覧いただきます。

前回のお絵描き配信では、コメント欄でみなさんからリクエストを募集しました。結果、こんなにたくさんのイラストが誕生。懐かしいなあ!

そして来たる2月3日(土)15時、ふたたびお絵描き配信を実施することが決定しました! MINDHACKの開発スタッフが絵を描く姿を、もう一度みんなで見守ろう! ただし、前回とは異なるルールもいくつかあります。下記のポイントをまとめてチェック!

 

1.開催場所はYouTube!

前回はTwitchでお絵描き配信を実施しましたが、今回はYouTubeチャンネルで配信をお届け! 会場となるURLは開催直前にX(Twitter)でお知らせするので、ぜひ確認してくださいね。


2.お絵描きするのはホでヴ&ササン三!

誰だお前ら!? MINDHACKの開発スタッフです。
前回のお絵描き配信ではアート担当スタッフであるホでヴがイラストを担当しましたが、今回の配信では広報担当スタッフのササン三を加え、2人でお絵描きをしていきます。

なお今回はスタッフ2名で分担する都合上、あらかじめ各キャラクターを担当するスタッフを決めておきました。

ユーニッド・イーヴリッグ・隊長・先生・Bloody Paellaのキャラクター・ミキ
→ホでヴ

シノ・COM_Z・新米隊員・がんばれHOTFIXのキャラクター
→ササン三

適度な役割分担でホでヴの健康を守ろう!


3.イラストのリクエストは【事前に】募集!

こちらが最も重要な変更点です!
今回のお絵描き配信でも、2022年と同様、画面の前のみなさんからイラストのリクエストを募集します。ただし、前回とは異なり、配信中にリアルタイムでのリクエスト募集はしません! 代わりに、事前にアンケートフォームからリクエストの応募を受け付けます!

リクエストの受付期間は2024年1月31日(水)まで。下記の注意点をお読みのうえ、応募フォームからぜひあなたのリクエストをお聞かせくださいね!

~注意~
・リクエストとして受付可能なのは、MINDHACK・Bloody Paella・がんばれHOTFIXのキャラクターです。
・全てのリクエストに答えられるとは限りません。あらかじめご了承ください。
・リクエストの応募はお1人につき1回までです。
・NSFW(Not Safe for Work、過度に性的かグロテスクな表現)を含むリクエストにはお答えできません。
・詳細すぎるシチュエーションの指定にはお答えできません。「料理をしている新米隊員」くらいの指定ならOK!
・「隊長のフードの中身」「イーヴリッグの箱の中身」といったリクエストにはお答えできません。リクエストを送った場合、最重要国家機密侵害としてホットフィックス隊があなたの家に派遣されます。

*English requests may not be answered. We encourage you to use translation tools. Thank you.
*한국어 요청에 대한 답변이 불가능할 수 있습니다. 번역 도구를 사용해 주세요. 감사합니다.
*我们可能无法用您的语言回答您的请求。请使用翻译工具。谢谢。
*我們可能無法用您的語言回答您的要求。請使用翻譯工具。謝謝。

 

みんなの熱いリクエスト、待ってるぜ!!

それでは、2月3日(土)にまたお会いしましょう!

MINDHACK:プログラマー紹介2024

ゲーム開発にバグはつきものである。MINDHACKもゲームなので、もちろんバグとの戦いはある。
人間の精神に潜むバグをハッキングしてお花に変えよう、というのが本作の根幹となる部分ですが、『MINDHACK』を作っている私たちには、残念ながらバグをお花に変えるパワーは授けられていないのだった。

なので、開発中はよくよくバグに遭遇します。
こういうのとか。

 

手ぇ増えてる! なんで~~!?

 

そもそも「バグ」とは何なのか?
実は、バグとは急にどこかから湧いて出てくるものではありません。多くの場合、バグは機械と人間との意思疎通がうまくいってない場合に発生します。
(※ここで話しているのは作中の「人格のエラー」ではなく、文字通りのプログラムのバグのことです)

例えば上の例では、人間側は「選択肢にマウスカーソルが乗ったら先生の手を表示する」という命令を出しています。機械(Unity)側は、言われたその通りにやってるだけなんである。
この場合の問題は、人間が「選択肢の片方にマウスカーソルが乗ってるときは、もう片方の手は出さない」という説明をし忘れたことにあります。つまり、人間のうっかりです。

上の例では齟齬が見た目にわかりやすいけれども…… 別の例もご紹介いたします。

 

こちらはアーリーアクセス版公開前に録画したプレイ画面です。
このスクリーンショットにはバグが1つあります。
さあ、一体どの部分でしょうか!

正解は…………

タイピングの単語を1つ入れ忘れている!!

おい!!
完全に開発者のうっかりミスです。具体的には「四人目」と「速達」の間に「梱包」を入れ忘れました。だがどんなに紅狐がうっかりしていてもUnityくんは言われた通り、登録されたそのまんまその通りに表示するだけなのだ。

これは開発超・超・初期のころのタイピングゲーム部分の中身。
スクリプトにタイピングの設問を直書きしているため、日本語と英語の文言があっているかどうか画面の上下を行ったり来たりしながら見比べる必要があります。こ、これは見づらい。
どこか一か所抜けていてもぱっと見ではわかりません。

さらに対応する言語が増えると、プログラムに登録するタイピング設問の数は言語ごとに倍倍に必要になる。これはつまり、人間のうっかりチャンスも倍倍になっているということ。

人間は人間である限り、必ずミスをする。うっかりをしない人などいません。
そう、バグからゲームを守るためには、ただコードを書いて動きゃいいわけではないのである。
長い期間・複数人数でプロジェクト開発を進めていくためには、そもそも人間がなるべくうっかりしない設計をしないといけないのだ。これにはもちろん知識と技術が必要です。

あーあ、タイピングの文言、イイ感じに管理したいよなー!
これエクセルシートとかで一括管理できたら便利かもしれないなー! いっぺんに見えるよう一覧化して、そのシート丸ごと読み込むだけでいけるみたいなさー!!
あー、そしたら確認も楽だしうっかりミスだって起きづらいからすごくいいなー!
そんな日が来たらいいなー! 2021年の半ば頃、「でもやり方わかんないなー! あーあ!」と空を仰いで夢見ていた。

そして2023年。

えっ! できてる!?
なんて便利なんだ!!
すごい!! どうやって!?
誰が!?

南部休みさんがやってくれました!!

 

【プログラマー紹介】

というわけで、本日はMINDHACK技術班の頼れるプログラマー、南部休みさんのご紹介です。

第4章リリースまでの道のりには、かなり困る(がここで紹介するには絵面として地味すぎる)バグだっていくつもあった。特定のボタンを特定のタイミングで連打すると何故かフリーズする……とか。
水面下で紅狐が「これどうしたら直るんだ~」と頭を抱えていたバグや根本的不具合も、南部休みさんの手によって大きく改善されたのでした。
先生の右手増殖バグも実は長い間しつこく残っていたのですが、機能改善アップデートの際にばっちり直して頂きました。バグ修正だけでなく、機能改善もたくさん!

~南部休みさんの主な功績一覧~

ゲーム起動時に出るこれ。スプラッシュスクリーンといいます。かつては日本語と英語を同時に出していたのを、スマートに直していただきました。言語を切り替えているプレイヤーに合わせて、それぞれの言葉で表示されます。

そのほかにも、例えば……

EXTRA画面でタイピングのスコアアタックしてる時、即時リトライ機能があったらなー!

→で、できてるー!

EXTRA画面のタイピング中、好きな曲かけられたらいいのになー!

→かかってるー!!

ゲーム中のテキスト、CTRLキーを長押ししたらスキップできたらいいのになー!

→スキップできるー!!!!

 

現在遊べるMINDHACKの細かい機能改善の陰には、南部休みさんの活躍がありました。いつも本当にありがとうございます。以下、ご本人からコメントをいただきました。


 

【自己紹介】
縁あって2023年春頃からプログラマーとして参加しております、南部休みです。
もろもろ作るのが好きで、クトゥルフ神話TRPG関連の同人活動やノベルゲーム制作、イラストレーターなどやってきました。
現在は個人でシミュレーションRPGの開発をしています。

 

【MINDHACKについてひとこと】
ユーニッドが丸くなるシーンから始まるあのPVをゲームメディアで目にする機会があり、
注目を集めるゲームはセンスがあるなぁ~と思ったことを覚えています。
その後自分も開発をお手伝いすることとなり、ああ、あのゲーム!と驚いたものです。

とっつきやすいキャッチコピーや設定もさることながら、
「悪人像」を多面的に映しだし、
歪みを感じる世界観に現実世界との接点を浮かび上がらせる物語が秀逸だなと個人的には感じています。
個人的にはここが推しポイントなのでプレイヤーの方々には同じエピソードを何回か遊んでみてほしいです…!

VODKAdemo?さんのこだわりや情熱を感じながら仕事ができる幸せを噛み締めつつ、
微力ながら貢献できるようこれからもがんばります!

 

【SNSのアカウント・Webサイト等】
X(Twitter)
https://twitter.com/nanbu32
Instagram
https://www.instagram.com/nanbrest/
【Indomitable Blade】Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/2679040/Indomitable_Blade/


 

※Picture by NanbuWorks

南部休みさんは個人創作サークル「Nanbu Works」にて、自身の作品「Indomitable Blade」も開発中。このブログの公開当日(1/20土曜,1/21日曜の二日間開催)、浜松町で行われている「東京ゲームダンジョン4」というイベントにも出展されています。
美麗なアートワークや、過去作からして重厚に違いないシナリオ面も個人で担当されている期待作です。プログラマーとしてただでさえこんなに優秀なかたなのに、多才!! 厚塗りの鎧甲冑と銀髪の強い美人が大好きな紅狐、キービジュアルに一目惚れしてしまいました。
シミュレーションRPGファンのかたはぜひぜひ要チェック! Steamのウィッシュリストに登録だ!

 

実はMINDHACKに助力いただいているプログラマーのみなさん、スゴイ人材揃いです。
過去にご紹介したプログラマーのお二人、『イノウノカルテ』undoさん『灯りの王子と陰りの塔』みこさんのプロフィールも、これを機にぜひご覧くださいね!

第5章の開発においても、技術班のバグとの戦いは続きます。
プログラマーの皆さんのお力を借りつつ、ゲームの機能面についてもますますパワーアップしていきたい所存です!

MINDHACK:ピンバッジ&シャカシャカアクキー再販

本日のHAPPYなお知らせはこちら!

お花ピンバッジ&シャカシャカアクリルキーホルダーを再販します!

大変……大変長らくお待たせしました。昨年のCOMITIA145で販売したこれらのグッズをようやく再入荷です。

 

MINDHACKの象徴ともいえるお花をモチーフにしたピンバッジと……

第3章のキャラクターであるシノ、第4章のキャラクターであるCOM_Zがモチーフになったシャカシャカアクリルキーホルダー。

 

どちらも2023年のCOMITIA145で販売し、完売御礼となってしまったグッズでした。このたびめでたく再入荷しましたので、まだお手元にない方は、ぜひお求めいただければと思います。

(International purchases are also available! / 한국에서도 구매 가능! / 也可以从海外购买! / 也可以從海外購買!)

より詳しいグッズの詳細は、こちらでシノとCOM_Zが紹介してくれているので、ぜひご覧くださいね。

 

そして今日のブログは、再入荷記念ということでグッズ制作の思い出を記していきます!

 

 

ピンバッジ。
現在ではグッズ制作向けの印刷所さんもかなり増え、さまざまなアイテムを作りやすくなってきました。しかし、そのなかでもピンバッジは格別プレミアムなグッズといえます。普通の印刷所さんで作れる代物ではありません。じゃあピンバッジってどこで作れるんだ? 一通り「オリジナルピンバッジ」で調べてみても、出てくるのは企業向けの社章メーカーばかりです。

そうじゃなくてもっと……もっと! 一般人が気軽にピンバッジを作れる印刷所はないのかよ〜〜〜ッ!

ありました。

今回MINDHACKお花ピンバッジ作りでお世話になったのが、「ピンバッジの達人」さんです。2021年からサービスが始まったばかりの、比較的新しい印刷所さんですね。特徴は、完全にWebからデータを送るだけでピンバッジを制作してもらえること。しかも、サイトに掲載されているデータの作り方の解説が分かりやすい! 少ない個数から製作可能! なんてありがたい印刷所さんなんだ!

ということで我々はすぐさまMINDHACKピンバッジ用のデータを作成し、ピンバッジの達人さんに試作品を製作していただきました。届いた写真がこちらだ!

……なんか……色が暗いかも?

これ、よーく確認したところVODKAdemo?による色の指定ミスが原因でした(ピンバッジの達人さんは完璧に指定通りに色を再現してくれたので何一つ悪くないよ!)。なぜそんなミスがあったかというと、実はここに落とし穴があったのです。普通、印刷所さんにグッズ制作の依頼をするときは、イラストのカラーを「CMYK」というデータで送ります。シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色の組み合わせで色を指定するわけですね。我々もCMYKの扱い方には慣れています。

しかし、実はピンバッジの達人さんに製作を依頼するときは、CMYKで色を指定することができない! 代わりに、「PANTONE Solid coated」という特殊な色の一覧からカラーを選ぶ必要があるのだ。PANTONE Solid coatedに含まれる色の数は、2390種類。…………2390種類!?!?!?

というわけで我々は、PANTONE Solid coatedの色の中から「多分だいたいこの色味なんじゃねえか?」というカラーを指定したところ、見事に見当を外して地味〜な試作版が爆誕したのであった。ピンバッジの達人さんは我々の指定通りに制作してくださったので、何一つ悪くないです。すみません……。

残念ながら、我々が使っているイラスト制作ソフトでは、色のデータを自動でPANTONE Solid coatedに変換してくれる機能はありませんでした。これは困った。もっと! 気軽に色の指定ができるツールはないのかよ〜〜〜ッ!

ありました。

こちらのサイトさんでCMYKのデータを入力すると、なんと自動でPANTONE Solid coatedの中から近い色を教えてくれるのだ! あまりにも便利な機能。救世主。

そこで、上記のサイトさんで改めて色の見当をつけてピンバッジの達人さんに再入稿し、サンプルを製作していただきました。ジャジャン!

左が旧試作版、右が新試作版。バッチリですね!

このような紆余曲折を経て、MINDHACKお花ピンバッジは皆さんのお手元にお届けできるかたちとなったのでした。何度も試作にご協力いただいたピンバッジの達人さん、ありがとうございました!

MINDHACKお花ピンバッジはこちらからご購入いただけます。同時再販のシノ&COM_Zシャカシャカアクリルキーホルダーもよろしくね!

MINDHACK:新年のご挨拶2024

新年明けましておめでとうございます! 2024年……2024年!? 日々刻刻と現代は未来になっていきますが、今年も変わらぬご愛顧のほどをお願いいたします。今回のブログは、開発チームから皆様へのご挨拶です。我々いつでも皆様にご挨拶したいと思っているので、年はじめくらいは語らせてほしい! 抱負とか! それではいってみましょう。

 

シナリオ/プログラム担当:紅狐

きつねです。2024年もどうぞよろしくお願いいたします。

大晦日に「来年の運勢」を見るためのおみくじを毎年引いています。もう十数年は同じお寺に通って同じ箱から引いてるんだけど、今回からおみくじに英語・韓国語・簡体字・繁体字が実装されていて「うわ!! MINDHACKと同じだ!!!!」と驚きました。ワールドワイド!

去年はアーリーアクセス配信開始に初の大型アップデートと盛りだくさんの年でしたが、今年もひたすらに開発や更新を進めていくので、どうぞ楽しみにお待ちくださいね!

私個人としては、今年の目標は「開発用環境(PC)をグレードアップして効率向上」することです。あと効率化して生まれた時間を使って、いろいろアウトプットを増やせたらいいなと思っています。願いは言えば叶う。おみくじに「今年はやればやるだけ大成功」って書いてあったので、走りこんでいきます。RUNRUNRUN!

 

広報担当:ササン三

年末年始はウイスキーを飲んでいました、ササンです。気になっていたジャックダニエルを買ってみたら、結構クセのある味で面食らいました。メーカーによって全然味が違うんですね。お酒で1番好きなのは日本酒ですが、こっちはもっと銘柄オンチで、居酒屋で「白鶴(はくつる)」を「ハッカク」と読んで恥をかいたことが……

そんなことはどうでもいいんだ!! 制作だ!! 開発だ!! 今はまだ何も言えないのですが、今年も色々と楽しいことの準備が進んでいます。最近の自分の作業としては、同人誌を1冊書き下ろすのと同じくらい気合を入れて、とあるコンテンツを用意しました。実装をどうぞお楽しみに(※同人誌が出るわけではないです)。

あと、去年は漫画を描いて楽しかったので、今年も何か描けたらいいなあと思っています。もっと頑張りましょう。

 

アート/アニメーション担当:ホでヴ

明けましておめでとうございます!ホでヴです。
去年は無事、MINDHACKのアーリーアクセス開始と、大型アップデートを1回することができました!
なんだかあっという間過ぎて、もう何年も前の気持ち……
今年もアップデート入れていきたいです!やるぞ!

個人の目標は、今年は自分の為に絵を描いてみようかな、と思っています。
今まで仕事の為に、ちゃんとしないといけない。ちゃんと商業の物を。みたいな事に囚われていたので、自分の本当にやりたい動きを描いていけたらな……と思っています。
それするの、なんだか怖くって仕方ないんですよね。でも頑張ってみようと思います。
ゆっくり焦らず、やっていきます。
今年もよろしくお願いします。

 

以上となります。2023年が終わり2024年を迎えたわけですが、我々としてはまだ何も終わっちゃいない! 始まってすらいない! MINDHACK開発はまだまだ真っ最中です。今年もたくさんのコンテンツをリリースしますので、どうぞお楽しみください!