月: 2026年6月

MINDHACK : みんなで闇鍋大会

気づけばもう7月。

日差しもすっかり夏の色……ちょっぴり汗ばんできて、今年最初のアイスを買っちゃったりして……

そんな日にピッタリな催しといえば……

鍋だ!!!!!!

 

今回はMINDHACKキャラクターたちに「闇鍋*」で盛り上がってもらおうと思います。

*部屋を真っ暗にしたなかで、参加者がそれぞれ秘密の具材を鍋に投入する禁忌の遊び。

 

鍋奉行はこの人!

 

新米隊員
「鍋!? またですか! いえ……食に関することは、人並みにできるように努力してきたんです! しっかり責任果たしたいと思います!!」


 

新米隊員
「よーし、だいぶ煮込んだから火も通ったはず。最初の具材、いきます」

 

新米隊員
「こ、これは……マカロニ?

あー、まあ確かに、鍋にマカロニねえ、意外にうまいかも」

 

イーヴリッグ
「フッ、ペーパーナプキンにも敷き紙なりの質感はあるようだな。
マカロニの硬度は茹でる前にはほぼ鋼、よって食材にしてはかなり無機!」

 

新米隊員
「あっ入れたのお前か! 人をペーパーナプキン呼ばわりすんじゃねえ!」

 

イーヴリッグ
「だがそれはただのマカロニではない! その名はファルファッレ……!!
イーヴリッグのもたらすファルファッレ……! シンクに踊る流水のような響き……!
どうだ! オシャレすぎて鍋がスポットライトを受けるが如く鮮やかに見えよう!!」

 

新米隊員
「なんか久々に見たな、この蝶みたいなタイプのマカロニ」

 

イーヴリッグ
「ちょっと! もっと驚け!! わざわざいいとこのスーパーで買ってきたのに!!」

 


 

新米隊員
「よし、どんどんいきましょう! 次!」

 

新米隊員
「あれ? なんか固いものが入って……」

 

新米隊員
アヒルちゃん!? ゴム製のアヒルちゃんだ!!

 

新米隊員
「おい!! 誰が神聖な鍋をプールサイドパーティーにしろっつったよッ!!」

 

COM_Z
「あ! それはワガハイが入れた具ではないか! やはり鍋とは不確実性の海……その波間に揺らぐシュレディンガーの渡り鳥としてアヒルちゃんを添える! これぞ詩の心なのだ! ポエティックだねえ〜。鍋に浮かぶアヒルちゃん、写真映え間違いなしなのだよ!」

 

新米隊員
「ええ、ロボ……? ロボか……うーん、ロボに強く言ってもなあ……」

 


 

新米隊員
「気を取り直して次いきます! そろそろ野菜とか欲しいな……」

 

新米隊員
「あれ? これは……」

 

新米隊員
「でけえ!!!! ホールターキーだ!! うわ〜〜〜〜〜これいい肉じゃん……! 嬉しいけど! なんで鍋に!?」

 

ヒューゴ
「ヤミナベって、要するにポットラックパーティのことだよな? みんなで持ち寄りの料理を食べ合うやつ。俺が呼ばれたときはいつもこれを持ってくと盛り上がるんだけど……どうかな?」

 

新米隊員
「いや、ありがとうございます……! 一応、まともな具……なのかな……? けど……けど……(もったいね〜〜〜〜〜!)」

 


 

新米隊員
「次! ……なんだこれ、板? 木? 皮……?

おい鍋だっつってんだろ! 誰だ食い物じゃないもん入れたやつ!」

 

隊長
「あ、すまない。好みに合わなかったかな」

 

新米隊員
「おあーーーー隊長!? すみませんバカなことを!! 悪人どもの悪ふざけとは違いますよね!!
でもこれ、何ですか……? 薄切りの岩……??」

 

隊長
「鹿の干し肉だ。この間、キャンプの時に山の売店で見つけてね。
持ち寄り鍋というから、話の種に」

 

新米隊員
「へえー、ジビエのジャーキーですね!
確かに干し肉って複雑な味出そう。ちょっと食ってみます! どれどれ」

 

ガチ”ッ…………!!

新米隊員
固っっっっっっっっっっってえ!! 全っ然、板!!!!!!

 

隊長
「煮込んだら柔らかくなると思ったんだが……」

 


 

新米隊員
「よし次! 鍋だし、ダシの出る具材もあるといいなあ。

……ん?

なんか騒がしいな……なんだ?」

 

ユーニッド
「オラァ! 黙ってこっち来いっ」

鰹節
うおおおおおお!!!! 助けてーーーーーーーーーーー!!!!

 

ユーニッド
「呼んでも誰も来ねえよ! おとなしく具材になりやがれ!!」

 

鰹節
誰かーーーーーーーー!!!! イヤアアアーーーーーー!!!!

 

新米隊員
「うわああ!! 人を荒縄で縛り上げて沈めようとしてる奴がいる!!!!

ダメダメダメ!! 何やってんだ極悪ギャング!!」

 

ユーニッド
「何って、出るだろうがよ、ダシが」

 

新米隊員
「そこらへんの湾じゃねえんだぞ!! 鍋だっつの!!」

 

ユーニッド
「あ、ワカメでもよかったな。持ってくりゃよかった」

 

鰹節はひたひたと逃げていきました。

鰹節くんはブラッディパエリアの敵対組織、デスブイヨンの一員だ!

 


 

新米隊員
「すでに可食部が半分を切ったけど、俺まだ諦めません! この状況をひっくり返す奇跡の具、来い!」

カチッ……カチャッ……

 

新米隊員
「……『カチッ』?」

 

新米隊員
まきびし!! おい!! 誰かまきびし入れたやついないか!?!?

 

シノ
「アッハハハハハハ! 惜しいことをした! 闇に紛れ、他人の器に何某を盛る……その狂気の祭宴にこの我、破滅の化身を呼ぼうとは! 少しばかり待てば、喉元を内側から刃に裂かれ苦しみ悶える人間の音色が聞けたものを! だが案ずるな! たくさん入れておいた」

 

新米隊員
「いっ……陰湿!! ちくしょう!! 菜箸でまきびしがこんなにも拾いづらいことなんて一生知りたくなかった!!」

 


 

新米隊員
「次が最後の具か……最後くらい美味しいものが入ってないかなあ……」

 

カッ!!!!!

 

新米隊員
「うおっ!?!? 眩しっ!!!」

 

新米隊員
「え……!? この具の、きわまりのなさ……果てしなく広がる永遠性……」

 

新米隊員
「まさか、─────『無窮』!?」

む きゅう【無窮】

きわまりのないこと(さま)。永遠。無限。

 

新米隊員
「ちょっと! 誰ですかお鍋に無窮入れたの!」

 

球体くん
「」

 

新米隊員
「あなたか! ダメですよ有限のお鍋の中に無窮入れたら!! 溢れちゃうでしょ!! 没収です!」

 

球体くん
「」


 

〜実食タイム〜

 

イーヴリッグ
「え……なんか食べ物じゃないやつ入れた人いるの……? アヒル入れたの誰……? ええ…… まあ僕食べないから、いいですけど……みなさんでどうぞ……」

 

シノ
「板切れを入れた愚か者がおるぞ……! 幾ら我でもここまで悪食ではないわ……!」

 

新米隊員
「まきびし入れた奴が何言ってんだ」

 

ユーニッド
「危ねェ! 何だこの子ウニみてえなトゲトゲは! おいテメェ無機とか言って変なもん入れてんじゃねえぞ!」

 

新米隊員
「お前も言える側じゃねえだろうが」

 

ヒューゴ
「わあ、これファルファッレかい? イタリアの同僚を思い出すなあ」

 

隊長
「複雑な味……なんだ? この、途方も果てもない無限の出汁は……?」

 

球体くん
「」

 

COM_Z
「わあ、豪華でステキなお肉が出てきたのだ! ワガハイがよそったからには責任もって観察と分析を進めるから安心してくれたまえ!」

 

新米隊員
「ロボ!! 食ってくれせめて! もったいねえ!!」

 

 

いかがでしたか? みんな、思い思いの具で闇鍋を楽しんだようですね。

皆さんも仲のいい友達とぜひ、鍋パーティしてみてくださいね!

それでは。

 

 

新米隊員
「……口直しに食堂でラーメン食って帰ろう…… 」

MINDHACK : シーンタイトルを振り返る

皆さんこんにちは。メインシナリオと技術もろもろ担当、紅狐です。

突然ですが、MINDHACKにはシーン毎のサブタイトルがあるのをご存知でしょうか。
本編の章名は『Case XX : だれだれ編』という言い方をしていますが、これが各話の中でScene1~5まで分かれているのです。

タイトル画面からアクセスできる、チャプターセレクト画面から見られるコレ。

うーん、今日はなんだか章だなー、章って気分だなー! せっかくなので過去のサブタイトルをまとめて振り返ってみましょう。それではレッツゴー。

※なお、この記事には本編のネタバレが大いに含まれております。ご注意ください!

 

 

Case 01 : ユーニッド編

記念すべき最初の章。

Scene1 事故のあと

オープニングムービーで発生した事故の翌日、つまり事故のあと。このお話のザ・スタート地点ですね。

 

Scene2 欠員補充

隊長に連れられてデバッグルームへ向かう先生が、新米隊員と初めて出会うシーン。新米くんがなぜ新たにやってきた「新人」なのかを示しています。前の人はどうしたって? それは……

 

Scene3 ギャングのキング

ブラックサンシャインことユーニッド初登場。
作中でも「俺はヘッド、つまり、キングだ。つまり、王だ」と親切にわざわざ言い直してくれているのでわかりやすいですね。実は「俺はギャングのキングだ」とは言ってないのであった。

 

Scene4 接続と処置

これはマインドハックという施術の流れに必ず発生する「接続」と、そこから行われる「処置」のこと。

 

Scene5 ウニを丸めた

丸めました、ウニを。そりゃあキレイに丸まっちゃってもう。「ウニを丸めた」はBGM「Softened Spikes」の曲名のもとにもなった。
MINDHACKという作品を象徴するようなシーンでもあります。最後に起きる出来事も印象的。

 

 

Case 02 : イーヴリッグ編

開発チーム(というか私)はヤマムラのことを常にヤマムラと呼んでいるせいで、とっさに第2章のことを言おうとするとつい「ヤマムラ編」と言ってしまう。イーヴリッグ編です。

Scene1 ライスかパンか

なにがライスかパンなのか? FORMATのこのセリフからです。

「ですからあなたには…… この施設で、あなたにだけ…… 選択の権利が与えられています」
「そう……」
「昼食を、パンにするか ライスにするかを!」

果たして人は主食を選ぶのか、選べないのか、選んだ気になっているだけで予め決められていることなのか。

 

Scene2 努力と才能

デバッグルームへ向かう途中、新米隊員くんと長めの問答をするシーン。第2章のテーマのひとつでもあり、第6章でもリフレインされる内容なのであった。

 

Scene3 キャビネット

MINDHACKを初めましての方に紹介する時「ギャングのヘッドを務めるウニ」はともかく、「自分をキャビネットだと信じる狂信者」については、だいぶ背景の補足が必要だよな……と毎度思っています。

 

Scene4 コウちゃんミキちゃん

「ヤン坊マー坊」「金さん銀さん」「助さん格さん」みたいな対の存在の言い方が好きなんだけど、ここで語られるヤマムラ兄妹には(兄の目線からは)差があり、対等ではない。

MINDHACKの英訳を担当してくださっている翻訳家の岩﨑さんにより、英語ではこの差を表現するため『Hopeless Ko-chan and Gifted Miki-chan(ダメダメなコウちゃん、才能あるミキちゃん)』としていただきました。

 

Scene5 人は変わる

「放っておいたって人は変わる。 どっちが正しいかは分からない。 他人に分かるのは味の好みだけだ」
「それでも、私も皆も、それを唐揚げ弁当と呼び続けるだろう。他になんと呼べばいいか、わからないから」

弁当を食べながら語る隊長の、このセリフからついたサブタイトルです。

 

 

Case 03 : シノ編

明日使えるサブタイトル豆知識:
シノ編Scene1~4のサブタイトルは、開発チームのササン三さんがつけたものだ!

Scene1 よいこのマインドハック

先生の幼少期がうっすらと明かされるシーン。果たして、少年マインドハック大会とは一体どういう何なのでしょうか。マインドハック施設には未来あるお子様が招待されることもある。

 

Scene2 お日様

ブラックサンシャインが丸まってサンシャインになっちゃった! ハック済ユーニッド(通称花ウニ)と新米隊員、ドタバタコンビ結成直後の一幕であります。

 

Scene3 最先端大容量記憶装置

つまり、フ ロ ッ ピ ーのこと。フ ロ ッ ピ ー はすごいんだぞ。窓のところをシャカシャカするのが楽しかったりとかさ(記録メディアをそんな風に乱暴に扱ってはいけない)。
FORMATはフロッピーディスクのことを「ディスク」といいます。多分現代だと、隊長はUSBメモリのことを「USB」って言うしFORMATは「フラッシュドライブ」とかで呼ぶ。

 

Scene4 小さな成れの果て

文字通りシノのことを指しているサブタイトル。第3章のクリア実績名にもなっています。
何からの「成れの果て」なのかは、本編でなんとなくわかる。
なんでこんなに小さく縮んじゃったのかは、スピンオフまんがを読むと絵でなんとなくわかる。

 

Scene5 柔らかくて曲がるもの

それは肘か、あるいは尻か。
暗に「固くて曲げようがないもの」……つまり更生対象をはじめ、人間の頑固な精神のことも表しています。

 

 

Case 04 : COM_Z編

ここまで「オフィス〜デバッグルーム〜更生対象のハック〜結果」という流れができあがってきたところですが、第4章では流れがだいぶ変わります!

Scene1 つかの間の休暇

第3章までは毎回FORMATによる呼びかけから始まっていましたが、ここでは初めてその法則が崩れます。マインドハッカーにも休みってあるんだね。そりゃ人間だからね。

 

Scene2 外へ行く人

このシーンでは施設の外の世界、すなわち玄関が描かれます。
とんかつ屋に行く隊長、ハックを受け施設の外へ帰るヤマムラと妹のミキちゃんに対し、先生は「外へ行かない人」なのだった。

 

Scene3 緊急指令!

「緊急指令」ってなんかSFっぽくてかっこよくないですか? 皆さんの初めての緊急指令はなんでしたか。私の初めての緊急指令は『メトロイドゼロミッション』のオープニングに出てくる文字列でした。FORMATによる秘密の緊急ミッションだから、やっぱ勢いつけないとね! と思い「!」がついた。

 

Scene4 アザトーサー2000

「2000」ってなんかSFっぽくてかっこよくないですか? 皆さんの初めての2000はなんでしたか。
「アザトーサー2000」は、英語では「CUTE-SY 2000」になっています。かわいいね!

 

Scene5 日頃の行い

結果に出ますよね、日頃の行いが。実はこのゲームBAD ENDがあります。

 

 

Case 05  : ヒューゴ編

明日使えるサブタイトル豆知識:
ヒューゴ編のシーンサブタイトルは全部SF作品のオマージュになっている!

Scene1 幼年期の続き

小説『幼年期の終わり』から。終わってないんですねこっちは。

 

Scene2 影が行く

ヒューゴ編の土台にあるのは映画『遊星からの物体X』。しかしこのシーンサブタイトルはちょっとヒネた引用で、『物体X』の原作小説の題名が『Who Goes There?(影が行く ……直訳は「そこを行くのは誰だ?」)』なのでした。

 

Scene3 未知との遭遇

引用元は映画『未知との遭遇』から。『E.T.』『エイリアン』とも悩んだが、どちらもあまりにも字面から思い浮かぶキャラクターのイメージが強すぎるのでこちらに。第5章のサブタイトル考えるの全体的にめちゃ楽しかった。ちなみに『エイリアン』は実績の名前になっているぞ。

 

Scene4 冴えたやりかた

小説『たったひとつの冴えたやりかた』から。「絶望的な状況から解法を考える」という点で小説『冷たい方程式』とどっちにしようか悩みましたが、追い詰められた先生がひらめく手法とは……という点でこっちになりました。
『冷たい方程式』は、その悲劇的な結末から「この状況をなんとかして解決してやる!!」という後続のオマージュ作品がいくつも作られたそうです。

 

Scene5 それでも俺は叫ぶ

小説『おれには口がない、それでもおれは叫ぶ』から。話の内容の類似というよりは、シーンの最後の展開(知的言語を話さなくなったヒューゴの叫び、そして悪人の名前を呼んでしまう新米隊員)をふまえて引用しました。
『おれには口がない、それでもおれは叫ぶ(I Have No Mouth, and I Must Scream)』は、原作者監修のもとがっつりゲーム化されている! MINDHACKもゲームなので引用としてもぴったりじゃないか! と思って……結構エグめグロめの内容なので検索時はご注意ください。

 

 

Case 06 : 新米隊員編

この章のサブタイトルは、全体的にCase 01のリフレインになっています。

Scene1 変わらぬ日常

『事故のあと』に対して、アクシデントのなかった変わらぬ日常。本当にそうか?
大きな選択肢で「マインドハッカー」であることを選ぶルートでは、特にこの章全体が『変わらぬ日常』であることが強調されます。

 

Scene2 頑張りの成果

ここはCase 01ではなく、Case 02で段ボールを抱えた新米隊員くんと対話するシーン『努力と才能』からの引用になっています。

 

Scene3 欠員ふたたび

『欠員補充』に対しての『欠員ふたたび』。

 

Scene4 お前に何がわかる

これまで、各章で『ギャングのキング』『キャビネット』『小さな成れの果て』『アザトーサー2000』『未知との遭遇(は、ちょっと変則か)』……と、その章の更生対象を指すサブタイトルをいろいろつけてきました。

そしてこの章では新米隊員ことコマゴメを一言で表すなら何だろうな……? と結構長い事考えていたのですが、本編を読み返していたら本人のこの言葉が返ってきて「これだな……!!」となりました。そしてこれは、何かと相手を断定しがちなコマゴメ自身に対して向けられる言葉でもあります。

 

Scene5 痛み

「マインドハッカー」を選んでも、「魔王」を選んでも、このサブタイトルは同じです。違うサブタイトルにすることもできるんだけど、それぞれのルートに異なる痛みを感じるような分岐になっているので、あえて共通にしました。

 

 

↑セーブファイルからもサブタイトルが見られる。

 

 

 

いやー振り返った振り返った。6章かける5シーンで30個もあったね。意外な豆知識もあったでしょうか。
さて、ここで、開発中のCase 07のシーンサブタイトルをひとつ先行オープンしてしまいます!

 

「記憶を見る」

 

だ、誰の記憶見るのお!?

 

 

この人かもしれないし、別の誰かのかもしれない……(そしてこちらはさりげなく初出しの画像!!)

一体どんな話なんだ、第7章は! 乞うご期待!! 今後ともよろしくお願い申し上げます。

開発日記:シノ立ち絵のコラム

こんにちは。MINDHACKアート担当のホでヴです。
シノのデザインコラムの時間ですよ。
シノは他のキャラクターとちょっと違って、最初に開発チームのササン三さんがラフを描きました。そのラフに沿ってホでヴが清書した形です。

じゃん。ササンさんのラフです。清書とあんまり違わないね。

清書するとこんな感じ。
全体のバランスを整えて、バグ変異体なので帽子の飾りは三角に変更しました。
以降のポーズはこれを基準に仕上げていきました。
元旧ホットフィックス隊員なので帽子に古いマークがついています。

 

COM_Zの手に付いてる旧マークと違うのは何故かというと、帽子に上から貼り付けてたパッチがバグの衝撃で焼き付いたイメージにしたかったからです。衝撃の強さを表現したかったと言いますか……デザイン的な理由ではそんな感じ。

服が残ってるのにパッチだけ焼き付くのはなんでやねんとか思ったけど、バグ変異体自体が一度バラバラになった精神が再生された形なので、細かい部分が曖昧になっているんだと思います。

清書の上で大事にして欲しいと言われたのが「表情をそのまま描いて欲しい」ということ。
なるべくそのままの印象になるように気を付けて描きました。
違いを見つつ解説を入れてみます。

 

ラフの足は細めですが、最初の基準の絵に合わせて丸っこく太めに統一しています。
ラフの時点で、帽子というより耳っぽくなっていて可愛い。
あとは正面左の耳飾り的布がシルエットを邪魔しているので体から離しました。

 

ふーんだ のシノ。ラフ時点では手が内側になっています。
内側も可愛かったのですが他のポーズとの兼ね合いで外側に移動。
ラフの表情が可愛いのでそのままいきたかったのですが、顔の部分の幅を合わせる為泣く泣く修正。顔のバランスがいきなり変わるとノイズになっちゃうからね……

 

これはラフからかなり変わったもの。
横を向いている絵でしたが、MINDHACKはプレイヤーと目の前の人がお話するゲームなのでなるべく正面からズレないように調節しました。1対1でお話しているとなかなか真横を向く事はないかな~など、どうすれば自然な表情やポーズになるかを考えています。

 

お花が咲いたシノ。こちらは後の先生の行動をやり易くする為に左目位置から右目位置へ花を移動。
一つ一つバラバラに仕上げるのではなく全体のシーンを考えつつ仕上げています。

 

それではここでお楽しみ!ラフから採用されなかった没絵のコーナーです!!

不敵に笑うシノ。こちらは似た感じの表情が他にあった為採用されませんでした。
わざわざこのポーズをとる意味のあるシーンが無かった……
躍動感があって可愛いんですけどね~

弱るシノ。こちらはポーズが少し弱かったので不採用となりました。
帽子が大きくて可愛い。
実際のポーズはこちら。

苦悩っぽくなりましたでしょうか?

こちらは超初期の、鎌が武器だった頃のシノ。

鎌は映えるしマジでめちゃくちゃ良かったんですけど、旧ホットフィックス時代斥候だった事を考えると「死神みたいな鎌持って斥候は無理だろ」となったので変更になりました。

帽子の布がナイフに変化するのはシルエットがゴチャゴチャしない為もあるけど、ちょっとしたギミックがあると嬉しくなるから(自分が)

こんな感じでしょうか?

では、まったね~

MINDHACK:プロモーション用トレイラーを振り返る

皆さんこんにちは、いかがおすごしでしょうか。
MINDHACKのメインシナリオと技術もろもろ担当、開発スタッフの紅狐です。本職が映像編集者なので、新しい章がリリースされるごとに各トレイラー映像も作っております。

第7章の開発も順調に進行中!
謎の球体やミニマスコットやライチョウが飛び出し、毎週「一体次の章はどうなっちまうんだ……!?」と、頭の上に大きなハテナマークを浮かべつつ、システム部分の開発を進めております。
(ご安心ください、第7章もちゃんと天才マインドハッカーが大活躍します!)

さて、MINDHACKも気づけば次はいよいよ第7章。なんだかんだでお話も佳境です。
ここで、これまでのトレイラーを一気に振り返ってみよう!

※なお、一部本編のネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

トレイラー(トレーラー)とは……

トレイラー、つまり映画でいう予告編。PV(プロモーションビデオ)ともいいます。

トレイラーが公開される時点では、まだ自分たち以外に章の全容を知っているかたはいないという状態です。

MINDHACKはお話がメインコンテンツになるアドベンチャーゲームなので、いかに「ネタバレを避けつつ、わかりやすく、面白そうに見せるか」がトレイラーの肝。

やっぱり一番見せたいところは一番盛り上がるところなのだが、それってお話の一番重要なシーンでもあり……! そう、トレーラーの編集とは、常に「どこまで見せていいか」……ネタバレ度合いとの戦いなのである。

 

 

MINDHACK 紹介トレーラー

 

おそらく過去もっとも多くの人の目に触れたであろう、最初にして一番スタンダードなトレイラー。

最初の15秒間でMINDHACKというゲームの雰囲気や魅力が伝わるよう、

・悪人の頭をお花畑にするよ

・手がアニメーションで動くのが特徴だよ

・こういう感じのキャラクター・世界観のテキストアドベンチャーだよ

ということがわかるようになっています。MINDHACKといえばこれ、の要素です。

手! お花! そして人格破壊!

本編の第一章自体がこのゲームの紹介そのものでもあるので、トレイラーも第一章のダイジェストのようなイメージです。最後のカットにヒキもあり、「こういうゲームですよ」が最もわかりやすいトレイラーですね。

 

MINDHACK 紹介トレーラーその2

こちらは第二弾。

さて、内容はだいたい最初の映像と一緒ですが、どこが変わったでしょうか。

正解はイーヴリッグがいる!

……だけではなく!

よく見るとマインドハック中の演出が第一弾よりだいぶ豪華なことがわかります。

最初のトレイラーの頃はまだ本当に第一章しかなかったし、なんなら遊べるプラットフォームがSteamですらなかった。(ファイル共有ストレージに体験版のZipファイルを置いていた……)

この「その2」は、晴れてSteam体験版デビューした際のもの。その際に追加された様々な追加要素が映像にも反映されたのでした。

つまり新キャラクターであるイーヴリッグと、新要素のEXTRA資料、そしてオープニングムービー! より盛りだくさんになりました。

MINDHACK 紹介トレーラーその3

 

こちらは記念すべきアーリーアクセス開始時のもの。なんだかよりゴージャスになった!

当時、Indie Live Expoというオンライン番組のプレミア公開コーナーで取り上げていただいて、「この放送のあとすぐ配信開始!」というのをやったのでした。

プレミア公開という部分をイメージして、文字の演出や全体的な雰囲気を「映画の予告編」という隠れテーマで統一しています。映画館の入り口とかにある、ポスターが暗がりでぼんやり光ってるみたいなやつね。

この時作ったぼんやり光る感じがMINDHACKのレトロフューチャーな世界観に合って気に入ったので、以降のトレイラーでも文字に同じ表現を使っています。

アーリーアクセス開始直後はまだ3章までの内容だったので、最後のヒキはシノが担当していますね。

この頃、シノはまだフロッピーに封じられた姿しか明らかになっていなかったので、ユーニッドとヤマ……イーヴリッグの二人でなんとかうまいことやっています。

そしてゲーム本編を遊んでくださったかたはお気づきかもしれませんが、このトレーラー内では、本来のキャラクターの名前表記と異なっている部分があります。

そう、この頃まだ第2章の内容も秘密だったので、動画内の「ヤマムラ」を全て「イーヴリッグ」に修正しているのである! 地道な工作。

MINDHACK 第4章リリーストレイラー

 

こちらはアーリーアクセス開始後はじめての大型アップデートにより、第4章が追加されたときのトレイラー。

トレイラーを作るとき、最初に必ず考えるのが「これは誰向けの映像なのか?」ということ。最も重要なのが「はじめましてのかた向け」なのか、「既存のファンの皆さん向け」なのか、という部分です。

ファーストトレイラー~その3 までははっきりと「はじめましてのかた向け」を想定していますが、アップデート用のリリーストレイラーは既に本編の内容をある程度知っている「既存のファンのかた向け」になるはず。そんなこんなで、このトレイラーは本編を第3章の最後まで遊んだかた向けに、シノの意味深なセリフから始まっています。

(第4章の冒頭でも同じセリフを先生が振り返っている通り、これはMINDHACKというお話の肝の部分でもありますね)

とかいってその直後、言った本人はパチ倒されているのだった。

さて、第4章の主要で目を惹きそうなミニゲームのシーンは入れ込みつつ……この時、開発ブログでもトレイラーでも特に頭を悩ませていたのは「どうネタバレを隠すか」でした。

なぜなら、この頃「この章の更生対象はCOM_Zである」ということを見せないようにしていたから! 必然的に、COM_Zが映っているシーンは使えないのでした。

さらに、マインドハックを受けたあとのヤマムラとか、ミキちゃんとかも初見で驚いてもらうために登場を伏せていたので、これもまた使えない。じゃあ第4章、どこ映すんだよ!?

結果、COM_Zのセリフを活かし、はっきりしたことは言わずに登場を醸し出す……的な演出にしました。

アザトーサー2000を破壊するシーンも、本編とは異なり背景を黒潰しにしたりしています。

MINDHACK 第5章リリース告知トレイラー

 

こちらは第5章がアップデートで追加されたときのトレイラー。

こちらは、最初の10秒あたりまでは「はじめましてのかた向け」にこれまでのMINDHACKのご紹介をしつつ、10秒以降は既プレイヤーさん向けに「さて、そして第5章の更生対象は一体どんなやつなんだ……!?」という構成になっています。

ヒューゴはこれまでの登場キャラクターの中でも特に異質な存在なので、そのキャラクター性に注目する内容にしました。

ここでも、本編をプレイするとわかる「異星人のヒューゴは使う言葉が異なり、彼のセリフは全部●▲×■で表現されている」という要素をうまいこと隠しています。

超細かいこだわりポイントとして、実はこのトレイラーの時点で、第6章の内容をうっすら感じさせる表現を入れてみていました。

新米隊員が関わるシーンの合間には、彼の内面を象徴するノイズ表現が差しこまれているのである。

宇宙空間の不明瞭な通信っぽさも醸し出されて、いい感じにミックスされたのではなかろうか。いかがでしょうか。

MINDHACK 第6章リリース告知トレイラー

 

いやいや、今現在(2026年5月末)まだまだ記憶に新しいですね。今年2026年1月に公開したばかりの、第6章追加アップデートをお知らせしたトレイラーです。

第6章はとくにショッキングなことが起きる章なので、ゲーム本編同様、冒頭に注意書きをつけることにしました。

このトレイラーは第4章のもの同様、完全に既存のプレイヤーさん向けに振り切って、今までゲーム本編の流れとともに新米隊員くんに親しんでくれたかたが見る想定で編集しています。

第6章は演出の見所も多く、象徴的なシーンをたくさん盛り込むことができました。特にノイズやバグのVFX! 見慣れた身近な人に対して、これまでMINDHACK本編でよく登場してきた演出や表現が重ねられる……という違和感を強調しました。

本編をプレイしたかたにはお分かりの通り、こちらも新米くんの名前が明らかになっているシーンを全て「新米隊員」に差し替えています。

本編では大きな決断となるシーン。このトレイラーの中では、先生はあっち側を選んだようですね。

 

余談

実はトレイラーは日本語だけでなく、毎回対応言語版のバリエーションも用意しています。

第5章からは日本語・英語・韓国語・簡体字・繁体字で、それぞれ5つもある!

こちらの再生リストに各言語版も入っているので、よかったら他の言語のバージョンも見比べてみてください。(※映像の内容は各言語版共通です)

再生リスト「トレイラー」

 

 

ところで、このトレイラーのゲーム画面ってどうやって撮影してんの?

なんかこういう、トレイラー用にサクッと欲しい画面を録画できる便利なプログラムがあるの?

……実はそんなことなく、プレイヤーの皆さんと同じようにSteamでゲームを自分でプレイしながら画面を録画しています!!

 

 

~撮影中よくあるNG集~

・あ!! やべえ、このカット名前がヤマムラになってた……!

・タイピングシーンをかっこよく撮影しようとして、ミスタイプを連発

・焦るとますますミスして、しょぼマインドハッカーが映像に記録されてしまう

・プレイ動画撮ってたらバグ(精神ではなくゲームの)見つけちゃった……

・1時間かけて通しプレイ動画を撮っていたつもりが、1時間デスクトップの虚無を撮影し続けていた。膝から崩れ落ちる紅狐

・プレイ動画の撮影中に限って宅配便が届く

・プレイ動画の撮影中に限ってメールの通知が映り込む

・あ!! マウスカーソル映ってた……!!

・プレイ動画の撮影中、横で聴いている作業用BGMが思いっきり一緒に収録されてビックリする

・あ!! やべえまたヤマムラがヤマムラになってる!!

・全てを撮影したあと、いざ編集を始めて気づく「このカット、うしろが0.5秒くらい足りない……」

 

 

トレイラーの公開前は「大丈夫か? 映っちゃいけないもの(ヤマムラとかマウスカーソル)が映り込んでないか?」をよくよくチェックします。それもこれも本編初プレイのときの驚きを皆様にお届けするのが目的です。

 

さーて第7章はどんなトレイラーにしようかな。まだまだアップデートは先のお話になりますが、ぜひともお見せしたいシーンがたくさんあるので、どうぞお楽しみに!