月: 2026年5月

開発日記:イーヴリッグ立ち絵のコラム

こんにちは。MINDHACKアート担当のホでヴです。
イーヴリッグのデザインコラムの時間ですよ。
イーヴリッグは個人的にはとても描き易いです。細身でなで肩でツルツルッと描けて気持ちが良いです。


目が二つあるとこういう表現ができて楽しい。

指だけ少し特殊なデザインをしています。
これは偶蹄類の蹄をイメージして取り入れました。形は完全に人間ですが。

後ろ髪はシルエットを面白くする為に入れました。

無いとなんか……足りないよね?あんまり……面白くないというか……
イーヴリッグの設定的にはこの無個性な印象に残らない感じも良いんですけど、
むしろ「アリ」なんですけども。

でもやっぱりシルエットはちょっと印象に残る感じにしてしまいました。
後ろ髪は可愛いですね。
後ろ髪があると猫や犬の尻尾みたいに感情表現にも使えて楽しいし。

妹のミキの毛質はツヤツヤですが、イーヴリッグはガサッとした毛質になっています。
手入れが雑だからとかではなく、単にそういう毛質なんだと思っています。

イーヴリッグを描く上で意識していたのが、ポーズや絵が固くならないようにする事です。
ちょっと彼の言う無機とは遠くなりますが……

頭に被っている鉄仮面ですが、実は直線ではありません。

 

直線だと硬すぎるかも?

 

こちらがいつものイーヴリッグ。曲線を使っています。

見てくれが少し柔らかい印象になりました。
え?同じだって?
違うんだい!!!!!ちょっと違うんだい!!!!!!!!!!!
ちょっと……違……うんだい!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あと、本当は目の穴の部分に厚みがあるのだけどデフォルメしてそのまま平べったく表現しています。
立ち絵の表示が小さいのと、狙った表情にする為にそういった判断をしました。

表情に関してはとても自由にやらせて頂きました。
スパイダーマンなどの、仮面を被っているけど目がぐりぐり動くのが大好きなのでここで取り入れる事ができて嬉しいです。
仮面なのに表情が動くってやつ、子供の頃見て衝撃を受けたんですけど、あれ本当に素晴らしい発明ですよね。


同時に眉もちょいっと入れると一気に広がりが出て楽しいですね。
でも眉って個人的には最終兵器レベルにキャラクターを左右するものだと思ってます。
なのでこいつには使ってもいい。と決定された奴にしか使わないようにしています。
ピンとこなかったらすみません。
眉可愛いんですけどね。難しい。

こんな感じでしょうか。

では、まったね~

MINDHACK : シノちゃん語翻訳大作戦の巻①

MINDHACK第三章の更生対象、シノ。
祖父譲りの古風な口調が個性的な、印象に残るキャラクターの1人です。
そんなシノのセリフ回しについて、多くの方が思ったでしょう。

「難しすぎて、何を言っているのか分からない」


そこで今回のブログでは、本編第三章のシノちゃんの台詞をカンタンな言葉に翻訳してみました!
これでバグ変異体が何を言っているのか、分かるかも!?
それではいってみましょう。


 

「ハ!
声も上げぬとは。
つまらぬ」

翻訳:
ああ、
声も上げてくれないんですね。
面白みがないです。

「ヒトならヒトらしく、
血と肉で床を汚せ。
苦しみ喘ぎ、我を悦ばせよ」

翻訳:
あなたは人間なのですから、
血液と肉片を撒き散らしていただけますか。
つらそうに声を上げてもらえると嬉しいです。

「だが、我が一撃に
臆さぬ性根は
褒めてやる……」

翻訳:
ですが、私のしたことに
びっくりしなかった根性は、
とても素晴らしかったです。

「こちらへ来い。
その面、丁寧に皮を
剥いでくれようぞ」

翻訳:
こっちの方へいらしてください。
あなたの顔の皮膚を、心を込めて
剥いて差し上げたいです。

「……いつまで
突っ立っておるのだ?
来いと言っておろう」

翻訳:
どうしてずっとそこで
立っていらっしゃるのですか。
こちらへぜひ来てください。

「…………ええい!
下を見よ! かがめ!!
我はここだ!!」

翻訳:
ああ、下を見てください。
腰を低くしてくださいね。
私はここにいます。

「ハア……久方ぶりの
来訪者と思えば、
何と腑抜けた面構えかな」

翻訳:
うーん、お久しぶりに
お客さんが来たと思ったのですが、
何だかぱっとしない顔の方ですね。

「案ずるな、哀れなヒトよ。
汝も他のムシケラ同様、
我が刃で料理してくれよう」

翻訳:
ご心配なさらないでください、かわいそうな人。
あなたも他の人たちと同じように、
私のナイフで拷問しましょう。

「じわり、ねちりと、
時間をかけて……」

翻訳:
じっくり、ことことと。

「ああ、思い出すだけで心が踊る。
四肢を削がれて苦痛に呻く
ヒトの音色の愛しきことよ!」

翻訳:
ああ、思い出すだけでウキウキしてきます。
両手と両脚を切り落とされて苦しそうにうなる
人間の声はとても可愛らしいなあ。

「さあ、汝は何者ぞ。
我が刃の渇きを潤す
資格が汝にあらんや?」

翻訳:
さて、あなたはどなたでしょうか。
私のナイフを血まみれにする
価値があなたにあるのでしょうか?


選択肢
→マインドハッカーです

「ハ、笑止千万。
破壊の権化たる
我を壊しに来たと?」

翻訳:
わあ、きわめておかしいですね。
私が破壊することの代表者なのに、
私を壊しに来たとおっしゃるのですね。

「我が何者か知って
その威勢なら、大したものよ」

翻訳:
私がどういう人だか知っていて
そのような勇敢な態度をとっているのでしたら、
とても素晴らしいことです。

「10年前、
『魔王』顕現の
災厄より生まれ……」

翻訳:
10年前、
特A級バグが発生した
事故により誕生しまして、

「あらゆる全ての
ヒトというヒトを屠る
破滅の化身であるこの我を!」

翻訳:
存在するすべての
人間をいじめたいと思っている
しっちゃかめっちゃかの代表が、この私です。

「爪も牙も、剣も銃もなく
威勢と白手袋だけ持ち込むとは
あきれるほどに舐められたもの」

翻訳:
あなたは爪も牙も生えていないし、
剣や銃も持っていないようです。
勇気と白い手袋だけ身につけているなんて、
私はびっくりするほど過小評価されていますね。

「ハックとは、
切り裂き刻むと
意する言の葉……」

翻訳:
「ハック」という言葉は、
もともと「切り裂く・刻む」という
意味の単語なんです。

「その浅はかな意志、
我が刃で汝に
返してくれようぞ!」

翻訳:
そんな分別の足りない気持ちは、
私のナイフであなたに
お返しします。


選択肢

→ぬいぐるみが喋ってる

「おい……今何と申した?
見てくれで判じてくれるな
うつけ者よ」

翻訳:
ねえ、今何ておっしゃったんですか。
見た目で判断なさらないでください。
バカ。

「好き好んで
このような姿でいる訳ではない!
我が姿は奪われたのだ!」

翻訳:
そうしたくて
こんな格好をしてるわけじゃないんです。
私の姿かたちはとられてしまいました。

「そう、あの忌々しい……
このむくつけき機械の檻に
我を押し込めた『博士』に!」

翻訳:
そうです。あの憎たらしい、腹立たしい、癪に障る、
こんなうっとうしい機械のオリに
私を閉じ込めた博士にとられたんです。

「戦場でヒトを屠っていた頃の
我は、汝より背丈があったのだ。
その間の抜けた顔を見下ろす程にはな」

翻訳:
戦争の現場で人間をいじめていたときの
私は、あなたより背が高かったんです。
あなたのとぼけた顔を見下ろすくらいには高かったと思います。

「それをこのように、
いかにも矮小に丸っこく
縮めおって……博士め……」

翻訳:
それなのに、こんな風に
小さくて丸い身体に縮められて、
とても残念です。博士め。

「この檻を出たら、真っ先に
あの卑しい首をはね落として
今の我と同じ背丈に変えてくれる!!」

翻訳:
この部屋を出たら、何よりも先に
博士の品のない首を斬り落として
今の私と同じくらいの大きさにしようと思います。


 

「はて……聞いたことがある。
ヒトの中には、精神を手繰り
我らを潰す者がおると」

翻訳:
そういえば聞いたことがあります。
人間のあいだでは、精神をまさぐって
バグを除去する職業があるそうですね。

「なるほど。汝は
救国の士を気取って
我を狩りに来たというのだな」

翻訳:
なるほど。あなたは
世界を救うという意気込みで
私をやっつけに来たのですね。

「良かろう。この狭き檻の中で
我も退屈していたところ。
汝の手遊びに付き合うてやる」

翻訳:
良いですね。こんな狭い部屋で
私もめちゃくちゃ暇していました。
あなたのおふざけに付き合ってあげます。

「吟味したくば、
我が深淵を覗くがよい。
見て無事で済むかは知らぬがな」

翻訳:
味わってみたいのでしたら、
私の心の中を見てみてください。
ご覧になったらひどい目に遭うかもしれませんね。

「さあ、精神を弄ぶヒトの業、
禍きこと司るこの我に
示してみせよ!」

翻訳:
それでは、人の心をいじり回す手腕を、
悪いことを担当する私に
お見せください。

「許しを請う相手の
名もわからぬまま、
狂気に吞まれ後悔するがよい!」

翻訳:
ごめんなさいと伝える相手の
名前も分からないうちに
頭がおかしくなることを悔やんでください。

「……なに?
器の外側に『シノ』と
書いてあっただと?」

翻訳:
えっ、
フロッピーディスクの表に「シノ」って
書かれたラベルが貼ってあったんですか?

「ほざけ! そんなもの
『博士』が勝手に付けたにすぎん!
我が精髄、己が目で見よ!!」

翻訳:
何を言うんですか。そんな名前は
博士がつけた単なるあだ名です。
私の本当の気持ちはご自身の目で確かめてください。


 

いかがでしたか? シノちゃんの気持ちが少しわかったでしょうか。
次はいつ翻訳講座が登場するか、楽しみにお待ちくださいね。

それではまた!

MINDHACK : スケッチブック大公開

速報! お宝をGETしました!!

こちらはMINDHACK開発チームのアートスタッフ、ホでヴのスケッチブックです。開発に必要な資料から日ごろの落書きまで、さまざまなイラストが詰まっています。

このたび、広報・サブシナリオ担当スタッフのササンがホでヴさんから特別に盗……もとい正式にお借りして、中身を見せてもらいました。私も知らないあんな絵やこんな絵がてんこ盛りです。さっそくご紹介しましょう!

こちらは第5章ヒューゴの演出を考え中のラフ。「顔のないキャラクターだからこそ、仕草で感情を表現したい!」というホでヴの強い意志のもと、さまざまな立ち絵が考案されました。

 

続いてこちらの絵。かなり情報量が削ぎ落されていますが、よく見ると第5章シーン5のユーニッド・新米隊員のやり取りが描かれていることが分かります。ウニ、かんたんになっても分かりやすいですね。

 

ページの端に描かれていたヤマムラ兄妹。このままグッズ化できそうな、可愛いデフォルメです。

 

 

重力が強すぎて潰れてしまったシノちゃん(なぜ?)

 

コーヒーを手に持ったユーニッドと、大量発生しているたもちゃん。ウミウシを育てるのは計画的に。

 

 

アサリをはじめとして、ブラッディパエリアやMINDHACKのキャラクターがみっしり描かれているページ。本編と関係のない、こういう落書きも味わい深いですね。

 

 

久々に登場した幼少期シノと、酔いつぶれるユーニッド&ヒドラ。ヒドラはアルコール類が一切効かないタイプですが、人生楽しんでそうで羨ましいです。

 

 

ブラッディパエリアに登場するかも? な新キャラクター、サンゴのデザイン考案ラフ。いろいろな頭身やパーツの組み合わせを試行錯誤したことが分かりますね。

 

 

真っ白で誰だか分からん! と思いきや……MINDHACK第6章を遊んでくださった方ならピンときますよね。新米隊員の立ち絵を考案するラフ集です。

 

 

こちらも第6章より、魔王ルートのシーン考案図。このラフから精度を上げてチームメンバーに共有することで、本編のあの場面が構築されました。

 

 

最後に。第七章のラフページからちらっとお届け。上のコマにいるかんたんな人影は、もしや隊長? 下のコマでヌラ~っとしているのは一体!?

 

いかがでしたか? 秘蔵の資料がたくさん飛び出しましたね。これからも、ときどきホでヴのスケッチブックを借りて公開したいと思います。お楽しみに!

MINDHACK : ライチョウ

こんにちは、ササン三です。今日も第七章の進捗報告をしていきます。

今回の画像はこちら!

 

これ、何だか分かりますか? 見ての通り、ライチョウです!

 

ただし、もちろん本物のライチョウを捕まえたわけではありません。こちらは実は、羊毛フェルトによる作品なんです!

 

本作を制作していただいたのは、羊毛フェルト職人のUMA(うーま)氏。日頃からゲームや漫画をモチーフとして多彩な作品を作っています。過去には、イベントなどで皆さんにお披露目した「イーヴリッグっち」の羊毛フェルトも作ってくださりました!

今回は第七章開発にあたってどうしてもライチョウを登場させる必要があり、作品の制作を依頼しました。

 

制作過程の画像が届いているので、少しご紹介しましょう。

 

フェルトによる羽毛の表現をする前の様子。まずアルミホイルで仮の造形を作って大きさや形のイメージを大まかに決定し、それからフェルトで造形するのだそうです。この時点で胴体のもっちり感や立派な2本の脚をしっかり表現されていて、UMA氏の仕事の丁寧さが表れていますね。

こちらは脚を取り付ける直前の様子。芯材でしっかり耐久性のある両脚を作っています。

バックショット。でっかいおにぎりみたいですね。

ちなみにこちらのライチョウですが、実物大はバスケットボールサイズだそうです。両手で抱っこできる可愛らしい大きさですね。

すでに完璧な出来栄えに見えるライチョウですが、実はまだ未完成。ここから更に、足や細かい造形が追加されていきます。完成が楽しみですね!

 

MINDHACK第七章でライチョウに会える日をお楽しみに。

MINDHACK第七章の進捗をお届けしました。

 

MINDHACK : コインシデンス

こんにちは。広報・サブシナリオスタッフのササン三です。今日も第7章の開発進捗をご紹介します。こちらをご覧ください。

可愛いですね。このキャラクターの名前はコインシデンス。第7章に登場するマスコットです。先生に対して「真理」を語ってくれるとか、くれないとか。

 

それではさっそくゲームに実装するべく、コインシデンスの素材を作っていきましょう。3Dモデルで

コインシデンスのモデリングを担当したのはササン。かつて2023年に、こんな3DCG作品を作っていた実績があります。↓

 

 

が、しかし問題があって……あれから3年間、まっっっっったくBlender(3DCGモデリングソフト)を触っていなかったのである! 起動してすぐ出てくるこの白い箱の消し方すら分からん!

とりあえずネットで検索しながら格闘し、コインシデンスの原型となる円筒を作ることができました。

これをね、キュッと潰せばコイン型になるはずです。キュッと……

ア”──────────ッ!!

ウ”ワ”──────────ッ!!!!

皆さんにお伝えしたいのですが、「昔できたことがすっかりできなくなってしまうこと」って本当に情けないです。これは人類普遍のテーマ「老い」に通じる精神的課題といえます。超高齢化社会を迎える昨今、私たち一人一人が「できなくなる」ことと向き合っていく必要があると思います。Blenderはなるべく日ごろから触った方がいいです。

 

で、なんとか円筒を潰すことができました。

 

 

続いて目玉をつけていきます。球体を作って円盤の上部に取り付けましょう。うーん、この辺かな?

 

 

……角度を変えたら全然くっついてませんでした。重なっているのに本当は離れている、まるで星座か人の心のよう。

 

 

改めて位置とサイズを調整し、両目がつきました。ついでに真ん中を凹ませてコインっぽくします。

 

 

で、足を付けまして。

 

 

色を着けたら大分それっぽくなってきました。

 

で、ここまではササン三が頑張って作っていたのですが「表面に口を描く」というところでつまづいてしまいました。そこでバトンタッチ。最近めきめきと3DCG力(ぢから)をつけているアート担当スタッフ、ホでヴにコインシデンスを託します。まずは一筆、かわいいお口を描いてもらいましょう。

いい感じ!

 

モデルはこれで完成ですが、作業は終わりではありません。さらにコインシデンスにアニメーションをつけていきます。まずは動きをつけるためにコインシデンスに「骨」を入れてあげましょう。こんな感じ。

 

 

……ちょっとグニャグニャになりすぎましたね。修正しつつ動きをつけていきます。

 

 

 

コインシデンスが歩いた! 何気に足の形も整形されててホでヴの細やかさが表れています。ライティングも調整したら、かなり見栄えがするようになってきました。

 

 

最後にもうひと手間。「90~00年代のCGグラフィック風」にするために、あえて画質を落としてガビガビにします。

 

完成!

 

第七章の癒しキャラクターであるコインシデンスが完璧に形になりました!

どんなシーンで出会えるのか、楽しみにしていてくださいね。

待ってるよ。